『美食探偵 明智五郎』第4話あらすじ・ネタバレ感想!キッチンハラスメントに耐えかねた妻の衝動的な殺人

『美食探偵 明智五郎』第4話

出典:『美食探偵 明智五郎』公式ページ

白い大きな冷蔵庫に、私の大好きな料理で一杯にしたい…そんな夢を見ていた主婦のみどり(仲里依紗)。

しかし、現実は冷蔵庫には姑が毎週大量に送ってくる料理がぎっしりと詰め込まれていました。

夫・和宏(落合モトキ)は自分のことを見てくれず、好きな料理も作れないみどりはマリア(小池栄子)に背中を押され、とうとう夫を殺してしまいます。

偶然にも和宏の同級生で同窓会の幹事だった明智(中村倫也)が几帳面な和宏が同窓会を無断欠席したことで心配し、和宏の家を訪ねますが応答はありません。

その家の中では、目を覆いたくなるような光景が広がっていました。

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『美食探偵 明智五郎』前回第3話のあらすじと振り返り

探偵事務所の近所では激安の立ち食いフレンチが流行し、すぐそばにある王道のクラシックフレンチレストラン『メゾン・ヴェリテ』は苦境に立たされていました。

そんな時、客がパンを喉に詰まらせて窒息死する事故が発生します。

警察から厨房にモナリザの絵葉書があったことを聞いた明智(中村倫也)は、この事故にマリア(小池栄子)が絡んでいると見て、小林一号(苺・小芝風花)を連れてレストランを訪れます。

シェフの伊藤(武田真治)は、自ら水を飲ませて助けようとしたと言いますが、実はそのグラスにはトリックが仕掛けられていました。

マリアを止めたいと言う明智に対し、伊藤は「俺はマリアさんの僕だ」と堂々宣戦布告をするのでした。

マリアは伊藤を使ってどんな手に出てくるのでしょうか?

【ネタバレ】『美食探偵 明智五郎』第4話あらすじ・感想


同窓会の幹事

明智(中村倫也)は、明智五郎マニアである捜査一課の高橋(佐藤寛太)に何やら手伝いをさせています。

なんと、明智が高校の同窓会の幹事をすることになり、期日までに返事がない同窓生に催促のメールを送っているのです。

明智は、桐谷和宏から出席の返信が来たと聞き、懐かしそうに目を細めました。

その頃、桐谷家では妻のみどり(仲里依紗)がタッパーでいっぱいになっている冷蔵庫を見てため息をついています。

夫・和宏(落合モトキ)はデイトレーダーをやっていて、一時も機嫌が良い時がありません。

今日も損をしたと文句を言いながら食事をしています。

食卓には、しいたけの煮物やレンコンの煮物など田舎料理が並んでいます。

これは、和宏の母が新潟から毎週クール便で送ってくる料理です。

みどりは、この真っ黒な料理にうんざりしていました。

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明智は和宏に会えることを楽しみにし、一方でみどりは毎日和宏の顔色を伺ってビクビクと暮らしています。人間誰しも二つ以上の顔があるものです。美味しそうな煮物も真っ黒な料理と言われると途端にまずそうに見えます。

甘くて真っ黒な料理

みどりは、結婚当初この大きな冷蔵庫を自分が大好きな料理で埋め尽くすのが夢でした。

しかし、現実は姑の料理が詰まっています。

食べきれないから送ってくるのを少し控えるように言って欲しいと夫に頼んでも、お前がどんどん食えばいいと、目も見ずに言うばかり。

「お前の油っこいパスタやグラタンよりよっぽどマシだ」

夫のその言葉でみどりは何かが切れ、食卓の皿を床に払い落します。

すると夫はみどりを殴りつけ、床に落ちた煮物を食べろと命じます。

みどりは泣きながらしいたけの煮物を口に詰め込みます。

その夜、相談サイトで愚痴を投稿すると、『maria』と名乗る人物から同情の言葉と共にURLが送られてきました。

「良かったらここでお話ししましょう」

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和宏と明智は偶然同級生で、偶然同窓会で会うことになり、みどりも偶然相談サイトでマリアと出会います。明智とマリアの間に不思議な縁があるのを認めざるを得ません。悪いことしか起きない気がしますね。

捨てなさい。

みどりがサイトに飛ぶと、マリアとのビデオ通話が始まりました。

みどりが床の食べ物をまるで豚のように食べさせられたと話すと、

「それじゃあ冷蔵庫も胃袋も人生も生ゴミと同じ。そんなもの捨てなさい」

マリアはそう言って、冷蔵庫を空っぽにして次の指示を待つように促します。

マリアに背中を押されたみどりは、すぐさま冷蔵庫の中の真っ黒な料理を次々と捨て始めます。

物音に気づいて起きてきた夫は、必死でそれを止めます。

「大丈夫。これからは私の料理をたくさん…」

「離婚だ。もうウンザリなんだよ。離婚してくれ…」

気がつけば、みどりは夫を包丁で刺していました。

「あらま!もう殺しちゃったの?」

マリアは嬉しそうに言います。

「良かったわね。冷蔵庫が空っぽで。真っ白で大きな冷蔵庫」

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夫が死んだ後に「冷蔵庫が空っぽで良かった」と言われたらもうどんな展開が待っているのか答えは一つしかありません。今回はなかなかヘビーです!

母からのクール便

同窓会当日、明智は桐谷と会えるのを楽しみにしていましたが、結局桐谷は現れませんでした。

几帳面な彼が連絡もよこさず来ないのはおかしいと、明智は桐谷の家を訪ねてみることに。

しかし、インターホンの応答はありません。

ただ、電気メーターや水道メーターは動いています。

部屋の中では、マリアの命令で駆けつけた伊藤(武田真治)が、みどりと共に風呂場で和宏の解体作業を行っていました。

このマンションには24時間稼働のゴミシューターがあり、そこからゴミを投げ入れると、粉砕して臭気を漏らすことなくゴミの日まで保管されることになっています。

解体した死体を捨てるには持ってこいのシステムです。

明智が桐谷家の玄関先にいると、桐谷の母からクール便が届きました。

明智は代わりにそれを受け取ります。

再びインターホンを押してみますが、応答はありません。

仕方がないので、明智は荷物を持ち帰ることにしました。

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伊藤はマリアの命とあらば、死体解体もやります。それにしてもゴミシューター…。確かに、バラバラ死体を消滅させるにはこんなに都合の良いシステムもありませんが…。現実でもトイレなどに流した事件がありましたね。恐ろしいことです。

初めてのおふくろの味

明智が偶然訪ねてきたことを知ったマリアは、やはり自分たちは運命の糸で結ばれているのだと大いに喜びます。

明智は事務所に戻って苺(小芝風花)に荷物を預かっている旨を桐谷へメールさせます。

そして荷物の中身を確認してみると、懐かしのおふくろの味が詰まっていました。

桐谷は高校時代寮生活だったため、新潟の母から料理を送ってもらっていました。

その料理は、明智が初めて知ったおふくろの味でもありました。

茶色いお弁当を見られるのが恥ずかしくて1人で食べていた桐谷に、おふくろの味を知らない明智がおかずを分けてもらった時がありました。

「その初めての味に感激して、明智さん泣いちゃったとか?」

「泣くわけないだろう」

そこへ、桐谷からメールの返信が来ます。

そこには、荷物は捨てておいてくれと書かれていました。

それを見た明智はこれはメインディッシュかもしれないと疑念を抱きます。

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返信はもちろん、伊藤が和宏の文言を真似て送ったものです。母の料理を捨てろと言われたことで、小骨が引っかかった気がしていた明智の疑念はメインディッシュに変わりました。きっと、和宏は捨てろなどと言わないのでしょう。

過去形ですか。

みどりは夫の左手にある指輪を見て、幸せだった新婚時代を思い出していました。

「あんなに楽しかったのに、あんなに幸せだったのに…」

長時間の作業に気が滅入ってきたみどりは、外の空気にあたりに行きます。

すると、エントランスで明智と苺に声をかけられます。

夫の同級生だという彼は、桐谷が母の料理を捨てておいてくれと言うはずがないと不信に思ってやってきたと言います。

一目会わせて欲しいという明智に、みどりは断固拒否をしました。

明智は、何かあったのなら話し合うべきでは?と言います。

しかし、向き合おうとしない相手とどう向き合えばよいのでしょうか。

「どうすれば良かったんですか?」

「過去形ですか」

何かを勘ぐっている明智をなんとか振り切って、みどりはその場を立ち去ります。

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人間とっさに嘘をつくことはできないものですね。何か関係が終わった後でなければ過去形にはなりません。明智は和宏の身に何かあったことを悟ります。

苺(小芝風花)、拉致される。

その後、明智は警視庁に出向き、桐谷の家の捜査令状をとってくれと頼みます。

「僕はあの部屋の中で何が起きたのか知りたいんだ。頼む。君たちの力を貸してくれ」

明智は頭を下げますが、上遠野警部(北村有起哉)はそれをきっぱりと断りました。

一方、みどりのことが気になった苺は、みどりを追いかけ話を聞きたいと声をかけると、様子を見に来た伊藤に捕まってしまいます。

みどりは、もう一度新しい人生をやり直そうとマリアに励まされ、残りの解体作業を進めます。

冷蔵庫を開けると、たくさんの肉片が詰まっています。

みどりは夫の頭部を冷蔵庫から取り出し、ゴミシューターに投げ入れます。

目隠しをされている苺は、その合間からその光景を目撃してしまいます。

1人になった時、テーブルの上に自分のスマホがあることに気がつき、AIの『クルックー』を呼び出し明智に電話をかけると、そばにあったパソコンからマリアの声がします。

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器が小さい上遠野警部は、日頃のうっぷんを晴らすためもあって令状をとるのを断りましたが、高橋に「明智さんが今まであんな真剣に何かを頼んだことがあったか」と言われ、今一度考えます。そして、音声認識システムはこんな時こそ役に立つものですね!

明智を住居侵入罪で現行犯逮捕します

その時、明智が電話に応答しました。

すると、パソコンの向こうからマリアが明智に話しかけます。

「こちらの旦那さんの同級生だったのね」

明智はすぐにその声がマリアだと気がつきます。

「嬉しい!気がついてくれた」

明智は桃子(富田望生)のバイクですぐに桐谷の家に向かいます。

その後、桃子の協力で玄関先まで来られた明智でしたが、みどりはなかなか家の中に入れてくれようとはしません。

「あなたはマリアに操られているだけだ!」

しかし、みどりはマリアは自分を救ってくれたのだと答えます。

必死でドアを閉めようとするみどりと、必死でドアに足を差し込み閉めさせまいとする明智。

そこに警視庁の2人が駆けつけ、明智を住居侵入罪で現行犯逮捕します。

「奥さん、調書を作るんで中に入れてください」

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明智と刑事は、無理矢理家の中に入ろうとする明智を捕まえることで、みどりの家の中に入ろうと考えたのです。その間、マリアと伊藤は話し合い、マリアは伊藤にみどりは諦めて1人で逃げろと指示します。

いつかあなたを殺す。

その頃、伊藤はマリアに指示されベランダから逃げ出します。

マリアは去り際に1人残された苺にこう宣言します。

「私決めたわ。いつかあなたを明智五郎の目の前で殺す。それが嫌なら彼と私の前から消えて」

明智と刑事が部屋の中に入れた頃には、マリアも伊藤も消えていました。

明智は高橋にみどりから目を離さないように命じましたが、上遠野警部が冷蔵庫の肉片を見て悲鳴をあげたことで目を離してしまい、みどりはその隙に家を飛び出してしまいます。

明智はすぐに追いかけますが、追いついた時にはみどりは自らゴミシューターに身を投じた後でした。

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みどりが頭部を投げ入れた時はゴンゴンと壁にぶつかる音が鳴りましたが、みどりが飛び込んだ時はさすがに無音でした。それがまた想像をかきたてて鳥肌が立ってしまいます。

僕は探偵失格だ。

明智はあからさまに落ち込んでいました。

苺は何と声をかけたら良いのかわからず、助けてくれたお礼を言います。

「白状するよ。僕は君に嘘をついた。」

本当は、明智は桐谷におかずを分けてもらったあの日、一口食べると涙が溢れてきたのです。

苺はますます言葉に詰まります。

「マリアに何か言われたか」

苺は答える代わりに、明日のお弁当のおかずは明智の好物であるちくわの磯部揚げにすると言いました。

「素晴らしい。僕は失格だ」

明智は苦悶の表情を浮かべます。

「助手を危険にさらし、大切な友人もその友人を殺した犯人さえ救えなかった。だから僕は探偵失格だ。」

明智にはマリアの高笑いが聞こえたような気がしました。

『美食探偵 明智五郎』第4話まとめ

今回はかなり凄惨な事件となってしまいました。

しかも、被害者は明智の同級生です。

みどりの夢の冷蔵庫は、悪夢が詰められることとなってしまいました。

基本コメディタッチの今作ですが、実はかなりシリアスな展開が含まれています。

マリアは仲間を増やしてどんどん罪を重ねていき、明智を追い詰めていきます。

マリアに己を解放しろと言ってしまったばっかりに、責任を感じている明智が気の毒でなりません。

苺や刑事たちが少しでも明智の支えになればと思います。

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