エッチに誘うウサギと、そこから逃げ出すオオカミ。
ハルは肉食系ウサギ、レゴシは草食系オオカミですね(笑)
いやあ、シャレが効いてて実に面白い!
ルイのレゴシに対しての当たりの強さは、「コンプレックスの裏返しなのでは?」と感じました。
勝気な態度は、強がりのように見えましたね。
この辺りの秘密も気になるところです。
目次
『BEASTARS』第3話「オスオオカミ出生のとき」あらすじ
演劇部の公演の本番を前にして、報道部はルイのスキャンダルを狙っていた。
稽古中に足を怪我したことを周囲に隠しているルイは、自分の身体の脆弱さに苛立ち、肉食獣の強い体を持つレゴシに「どうして君は自分の強さに責任を持たないんだ」と詰め寄る。
しかしレゴシは「オオカミが強いことに希望はないが、あなたの強さに意味はある」と返し、それぞれの本音がぶつかる。
ルイは本番一日目を成功させるが、幕が下りた直後に倒れてしまう。
【ネタバレ】『BEASTARS』第3話の感想
肉食系女子のウサギと草食系男子のオオカミ
動物としての種と、社会的な振舞いの比喩の対比が面白いですね。
ウサビッチなハルは、現実にいるとちょっと敬遠してしまいそうなタイプの女性ですが、こうやってモノローグなどで補完してもらえると、内面を評価できて好感が持てます。
ハル役の千本木彩花さんによる「すれていながらも可愛いさを残した演技」も好感が持てた一因だと思います。さすが学園の心臓部です。
ハルにオスとして迫られたことで、少しだけ前向きなれたレゴシ。
しかし、レゴシがここまで自分の生物としての強さを隠すのは、少し不自然な気がします。
おそらくは、レゴシにも何かきっかけとなる出来事があったんでしょうね。
訳あり演劇部
顧問にスカウトされたという演劇部メンバー。
- SMクラブでバイトしていた女豹
- 集合体恐怖症のキリン
- 視界に入る自分のツノを守護霊だと信じているサイ
- ハイエナに育てられたマングース
なかなか濃いメンバーですね(笑)
もちろん、ルイやレゴシもスカウトされたんでしょう。
どうやら顧問にも一癖ありそうです。
ゾウを叱るネズミ部長
新聞記事にダメだしする部長ネズミと、叱られるゾウなどの部員。
上下関係と、サイズの対比が面白かったです(笑)
力が資本じゃなくなると、こうなるんですね。
しかし、これだけサイズが違うと日常生活で支障が出そうです。
ゾウとネズミでは、同じ1時間でも体感時間は全く違いますよね。
ゾウの寿命は60年、ネズミは3年ですからね。
『BEASTARS』の世界では、脳のサイズと知能には関係はないようですが、寿命の長さなどは変化があるのでしょうか。
オオカミが強いことに意味はない
お金の概念が存在するこの世界では肉食獣は狩りをしなくても食べていける。
むしろ狩りをすることが許されない。
だから、オオカミの強さには何の価値もない。
だけど、肉食獣と草食獣が共存する世界では肉食獣と対等以上に話し合える草食獣の強さには意味がある。
- オオカミが強いことに意味はない
- ルイ先輩の正しい強さ
レゴシの言う強さの意味は、この辺りに根差している気がします。
健常者と障碍者、男性と女性など、現実世界にも置き換えて考えられる話ですね。
法律はあるの?ないの?
ルイに「牙を見せてみろ」と迫られたレゴシの言い訳。
「肉食が草食に牙を向けるのは法律で禁じられて…」
ん?けっきょく法律はあるの?
第2話で、「テムはこの学校の肉食獣の誰かに襲われて死んだ。この世界におけるもっとも重いご法度だ」と「法律」ではなく「ご法度」という言葉を使っていたので、てっきり法律はないと思っていたのですがどうやら存在するようです。
意図的に法律とご法度を使い分けているんでしょうか。
生態時間
各種族ごとに野生に近い環境で過ごすことで、日々のストレスを軽減しようという試みとして「生態時間」というものが設けられているようです。
人間でいうところの、キャンプや森林浴みたいなものでしょうか。
- 湿度の高い環境を好む爬虫類
- 縞模様で景色に溶け込むシマウマ
- 氷点下の環境で過ごすシロクマ
シロクマや爬虫類は分かりますが、シマウマは合ってるんでしょうか(笑)
そしてオオカミは「月光浴」。
月明りなら普通に浴びれると思うのですが、まあ地球ではない可能性も高いですしね。
倒れてしまったルイ
足を痛めていたルイは気合いで初日の舞台を乗り切りましたが、幕が下りた後、痛みで気を失ってしまいました。
主役が倒れてしまった演劇部。
2日目をどうやって乗り切るのでしょうか。
代役を立てるのかどうか。
さすがに、その代役にレゴシはないですよね(笑)
しかし、代役をあのルイが納得するのかどうか。続きが楽しみです。
『BEASTARS』第3話まとめ
【今夜放送!】25:05〜フジテレビ「+Ultra」にて第3話をOA✨
園芸部の部室でハルに迫られるレゴシは状況が飲み込めず、その場を逃げ出してしまう。一方、演劇部の定期公演は二日後に迫っているが、稽古中に負傷したルイの怪我はますます悪くなっていた。なんとか隠し通そうとするルイだが…#bstanime pic.twitter.com/9cK6CI1t9d— TVアニメ「BEASTARS〈ビースターズ〉」 (@bst_anime) October 23, 2019
- 肉食系ウサギと草食系オオカミ
- 訳あり演劇部
- オオカミが強いことに意味がない世界
相変わらずCGとは思えないようなアニメーションの細かさでした。
ルイが「牙を見せてみろ」とレゴシの口を掴むシーンなどは、映像の細かさに思わず「すご」と呟いていました。素晴らしいですね。
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