『A3! SEASON AUTUMN&WINTER』第17話あらすじ・ネタバレ感想!左京と太一に訪れる新たな気づきとは

『A3! SEASON AUTUMN&WINTER』第17話あらすじ・感想

出典:『A3! SEASON AUTUMN&WINTER』公式ページ

旗揚げ公演『なんて素敵にピカレスク』の開幕に向け、メンバーの絆が強まっていくMANKAIカンパニーの秋組。

あとはゲネプロと本番となった時、何者かに衣装が切り裂かれていたことが発覚します。

田中泉

あんなに公演にぴったりな衣装だったのに…何よりも、衣装を作った幸と監督が最初に発見するのが辛すぎました。

MANKAIカンパニーには、以前より公演を中止にするよう、脅迫状も届いていました。

順調かのように見えた秋組公演も、どうやらまだまだ波乱の展開です。

果たして、MANKAIカンパニーへの妨害を行なっていた犯人とは誰なのでしょうか?

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『A3! SEASON AUTUMN&WINTER』前回第16話のあらすじと振り返り

「自分を出していない」という課題に向け、「人生最大の後悔」をテーマにひとり芝居“ポートレイト”を作り上げた秋組メンバー。

中間発表で万里は適当に作ったポートレイトが嘘だといづみに見抜かれ、さらに“大根”と馬鹿にしていた十座が最も評価されたことに憤ります。

退団しようとした万里は、いづみに十座のポートレイトを観るよう諭されます。

十座の演劇にかける思いを知った万里は、改めて演劇で十座に勝つと心を入れ替えるのでした。

【ネタバレ】『A3! SEASON AUTUMN&WINTER』第17話あらすじ・感想

トラブルから始まった秋組旗揚げ公演

ボロボロになった衣装を前に、動揺を隠せない秋組。

衣装のポケットには「公演を中止しろ」という脅迫状が入っていました。

本番まではあと2日。

「嫌がらせには屈しない」「本番までに直す」と話す幸を見て、いづみは公開ゲネプロの中止に踏み切ります。

本来であれば、本番同様に行う最終リハーサルのゲネプロをもって、舞台の仕上がりを確認するもの。

ゲネプロをやらずに本番までの2日、秋組メンバー総出で衣装を直すことを優先すべきだと判断したのです。

田中泉

ゲネプロをやらないということは、いきなり本番を迎えることでもあります。秋組は本番前から試練の連続ですね。

衣装のベースとなるスーツの手配、幸からミシンを教わって衣装の作り直し…と秋組メンバーは衣装の修正を急ぎます。

彼らはほぼ徹夜状態で2日間作業を続け、衣装は何とか公演をするには問題ないレベルになるのでした。

左京の後悔

衣装が無事に直るも、秋組は徹夜明け、さらにぶっつけ本番という最悪のコンディションで旗揚げ公演の初日を迎えることとなります。

当初はそれでも問題なく進んでいた旗揚げ公演でしたが、左京は舞台上でセリフを飛ばしてしまいます。

何とか十座のアドリブで事なきを得るも、本番後の楽屋では左京は悔やんでいる様子。

劇場から寮に帰る秋組メンバーを見送ったいづみは、観客席に1人佇む左京の姿を見つけます。

「ゲネプロ無しで徹夜明けという状況は仕方ない」とフォローするいづみに対し、左京は「ずっと夢見てた舞台で無様な真似をしてしまった」「夢から目を背けていた間に、指の間からこぼれ落ちたものが多かったと再認識させられた」と悔やみます。

田中泉

ポートレイトでも述べていましたが、MANKAIカンパニーから遠ざかってしまったことを後悔している左京だからこそ、念願だった舞台での自分の失敗がなおさら許せないのでしょう。

舞台に立つ資格はないと話す左京に、いづみは「アドバイスや叱咤激励があったからこそ、まとまりのない秋組がまとまった」と声をかけます。

さらに他のメンバーと競い合うどころか、道を譲ろうとしている左京に「逃げないで、舞台に立ち続けてほしい」「秋組の誰よりも前に出て成長してほしい」と続けるいづみに、左京は心を動かされます。

いづみの言葉に発破をかけられた左京は、翌日の公演に本気で挑み、万里と十座に本気の演技を見せつけます。

田中泉

初日の演技に比べ、左京演じるマフィアのボスの凄みが感じられました。年齢を理由に遠慮していた左京が前に出てくるようになったのは、秋組に良い効果が生まれるはず!

「これからもお前らを食う演技を見せる」と宣戦布告する左京に焚き付けられる万里と十座。

「自分たちも負けてられないな」と太一に話しかけた臣は、太一の様子がおかしいことに気がつきます。

舞台に立ちたかった、ある男の告白

千秋楽を翌日に控えた夜、太一のもとに電話がかかってきます。

電話の相手は、秋組公演も観に来ていたGOD座の主宰・神木坂レニでした。

レニは千秋楽をどんな手を使ってでもめちゃくちゃにするようにと太一に指示を出します。

愕然としていた太一は涙を流しながら、声をかけてきた臣に自分が脅迫状を書き衣装を切り裂いたと告白します。

それを聞いた臣は太一を慰め、秋組全員に事実をすべて話すように伝えます。

もともとGOD座のメンバーだった太一。

レニから「スパイとしてMANKAIカンパニーに加わって公演をめちゃくちゃにすれば、GOD座のメインキャストに抜擢する」と持ちかけられたと秋組メンバーに語ります。

頭をさげる太一を見た万里は「今こそポートレイトをお互いに見せ合うべき」と提案します。

それぞれのメンバーの素顔を知ったきっかけになったからこそ、太一の本音をポートレイトで知りたい。

そんな万里の言葉から、太一は本音のポートレイトを見せることとなります。

幼い頃から、みんなに好かれたかった太一。

運動も勉強も得意ではなく、何も目立つものがなかったと話します。

それでもたった1度だけ目立てたのはエキストラでドラマに出演した瞬間でした。

子役のアカデミーに入り、オーディションを受けるも出演するのはエキストラばかり…。

そんな矢先、同じ高校のクラスメイトである天馬の出演ドラマにエキストラで参加した太一は、天馬の演技を見て絶望します。

田中泉

オーディションで太一が天馬と話すシーンがありましたが、あのとき太一はまさか「自分が演劇に向いていない」と思い知らされた相手がいたなんて思いもしなかったのでしょう。太一が少し口ごもっていたのも、伏線になっていたのですね。

GOD座になんとか入るも、小学生の頃から舞台の中心には立てない。

そんな状況の太一にレニからMANKAIカンパニーの妨害を命じられ、大好きな芝居を汚したくないという思いを抱えながらも次回公演の主役に抜擢されるという提案に頷いてしまうのでした。

太一はMANKAIカンパニーで出会った秋組メンバーの姿を見て、一緒にいればいるほど距離を感じます。

真剣に演劇に向き合う仲間を見て、ここにいる資格がないと感じながらもMANKAIカンパニーで演劇がしたいと涙を流すのでした。

ポートレイトを見た秋組メンバーは、誰1人として太一を責めません。

太一は「本当にいたい場所はどこなのか」という投げかけにMANKAIカンパニーを選びます。

「自分たちにできるのは舞台に立つことだけ」と気持ちを新たに、秋組は千秋楽を迎えるのでした。

『A3! SEASON AUTUMN&WINTER』第17話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

今回は、これまで元気いっぱいでムードメーカーだった太一の葛藤が語られるというエピソードでした。

念願の主役をエサに弱みにつけ込まれるも、太一が躊躇していたのはMANKAIカンパニーが特別な存在になっていたことの何よりの証拠です。

改めて結束が強くなった秋組は、どんな千秋楽を迎えることになるのか。

そして次回は秋組のエピソードが終わり、冬組へのバトンタッチが行われます。

冬組メンバーの登場も気になるため、見逃せませんね。

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