今回は、新たなルートの入り口となる話で、特に大きなドラマはありません。
たくやは、カオスの矯正によって亜由美ルートの記憶を失い、物語の開始地点に戻され、新たなルートを進み始めます。
メインとなるのは、龍蔵寺 幸三のようですね。
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目次
『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第7話あらすじ
無実を証明し、亜由美を救ったたくやであったが、カオスの矯正により再び新しい並列世界へ。
澪・結城とともにタタリ騒動の噂がある龍蔵寺学長の家を尋ねる。
そして龍蔵寺は、たくやと2人で話がしたいと申し出る…
出典:『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』公式ページ
【ネタバレ】『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第7話の感想
因果律の解明
「この世は因果律で支配されている。その解明こそが歴史の探究なのだ」
冒頭の夕日をバックにした、有馬広大とたくやの書斎での会話。
もうすっかりおなじみですね。
広大が「歴史」という単語を使う際には、「並列世界」という言葉に置き換えられます。
因果律は、「結果には原因がある」ってことです。
難しい言葉を使っていますが、「どの行動が原因で、どの並列世界にいくのかを紐解いていくと、やがて誰も辿り着いていない並列世界に辿り着ける」ってことでしょうか。
1995/07/26(水) 午前8:34
カオスの矯正によって、起点となる時間に戻されたたくやは、第1話ラストと全く同じ時間に結城からのモーニングコールで目覚めます。
- 結城からのモーニングコール
- 龍蔵寺と亜由美との会話
- 見覚えのあるペンダントを付けている保健室の神奈
- 屋上での美月の相談
見覚えのあるシーンが連続しましたが、時系列やシチュエーション、会話の内容は変わっていました。
もっとも大きな変更は、「亜由美から電話で、書斎の資料整理を頼まれた」件が、「龍蔵寺の屋敷へ資料を届ける」件になったことですね。
「これからお前は同じ出来事を繰り返すだろう。だがそれはわずかに異なることを忘れるな」
いや、わずかどころの違いじゃないんですけど……。
変わったきっかけは、亜由美からの電話の有無なのですが、亜由美ルートが終わった直後だけに何か因果を感じますね。
情報過多
龍蔵寺の屋敷を訪れたことで、非常に多くの情報が出てきました。
- 400年前に建てられたものを改築したらしい屋敷
- 意味深な土蔵と井戸
- 美月と同じく、息子が変わってしまったという認知症の龍蔵寺の母
- 床に直接寝るようになった龍蔵寺
- タペストリーに描かれた剣ノ岬のような風景と、裁かれている様子の民衆
- 龍蔵寺による催眠術と「ナイアーブ」という単語
- 有馬広大、龍蔵寺幸三の共同研究者である、物理学を専門とする今川由利香
- 不老不死を研究していたという有馬広大
- 白い肌に金髪の「ケイティア」という女性が、たくやの母
- 幼いころ、よく熱を出していたたくや
多すぎですね。
保健室に脱ぎ散らかされた絵里子先生の服と、たくや達の後をつける謎の女性の件もありますし。
「広大の跡を辿らせるのもひとつの手か」
龍蔵寺がぽつりと言った言葉も気になります。
燕雀鴻鵠
「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」
龍蔵寺の母が残したこの言葉。
次回のサブタイトルも「燕雀いずくんぞ」なっていますし、重要なキーワードっぽいです。
燕雀はスズメやツバメなどの小さな鳥のことで、鴻鵠はオオハクチョウなどの大きな鳥のことです。
「小さな鳥は、大きな鳥が考えていることの想像もつかない」という言葉ですね。
意味は、「凡人には大人物の考えてることが分からない」ってことです。
これが、どう物語に関わってくるのか。
鴻鵠がいったい誰を指すのか、もしくは全く別の意味があるのか。
今の時点からはちょっと推測できないですね。
『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第7話まとめ
【YU-NO解説「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」】
読み方:えんじゃくいずくんぞ こうこくのこころざしをしらんや
小さな鳥には大きな鳥の志は理解できない。
転じて、小人物には大人物の考えや志がわからない、というたとえ。
「史記」陳渉世家から。#yu_no pic.twitter.com/RMUjUXnc7v— アニメ『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』公式 (@yuno_anime2019) 2019年5月15日
- 物語の開始地点に戻されたたくや
- 謎だらけの龍蔵寺 幸三
- 情報過多!
この第6話の冒頭で登場したリフレクターデバイスの宝玉の数は変わっていませんでした。
亜由美ルートが終わっても増えないとなると、いったいどのタイミングで増えるのでしょうね。
まあ、ゲームと違って宝玉の数だけ並列世界を記録できるというシステムではないので、あまり重要ではないんでしょうけど。
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