ラスボス・A級次元犯罪者も倒し、デラ=グラントと地球の衝突も8,000年前までずれて最悪の事態は避けられました。
今までの伏線も回収され、壮大な物語は、歴史の始まり=この世の果てへの到達という、これまた壮大な結末を迎えました。
全体を振り返ると声優さんの演技も素晴らしく、SF展開もダイナミックで、キャラクターも可愛らしかったです。
山場である異世界編が駆け足気味で、泣けるはずの場面で泣けなかったのがもったいなかったですね。
それでも、大きな流れの物語を体験した満足感は残りました。
この世の果てに芽吹いた歴史の新芽。ユーノはいったいなんと名付けたのでしょうか。
▼動画の無料視聴はこちら▼
目次
『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第26話(最終回)あらすじ
圧倒的な強さを見せつける龍蔵寺=次元犯罪者に苦戦するたくや達。
そこに現れたのは次元監査官エィッリィクと、意外な人物であった…
果たしてデラ=グラントの衝突を免れることができるのか!?
そしてたくやとユーノが導かれる運命は!?
【ネタバレ】『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第26話(最終回)の感想
A級次元犯罪者
亜由美さんを人質にとり、思念体を封じ込める結界装置を壊すようたくやに迫るA級次元犯罪者。
たくやが拒否すると、催眠によって兵士を操り装置を壊します。
最初から催眠で操ってしまえばいいのに、わざわざたくやに迫るのは趣味が悪いです。
たくやが拒否したためか、きっちり人質の亜由美さんに刃を突き立てる辺りさすがラスボス。躊躇なしでしたね。
アーベル
すっかりその存在を忘れかけていた、エィッリィクこと絵里子先生の恋人・アーベル。
思念体となり、次元の狭間をさまよっていたはずのアーベルが、運命に導かれ、絵里子先生の前に姿を現します。
結界装置が壊され、龍蔵寺の身体から思念体の姿を現したA級次元犯罪者。
絵里子先生の持つ銃は思念体に対して有効な武器らしく、再び龍蔵寺の身体に戻ろうとしますが、アーベルはそれを抑え「僕ごと撃て」と叫びます。
ためらいつつも、泣きながらアーベルごとA級次元犯罪者を撃つ絵里子先生。
アーベルも絵里子先生の演技も素晴らしく、感動的なシチュエーションも整っていたのですが、どうにもグッときませんでした。
やはり、アーベルはもちろん、絵里子先生にもあまり感情移入できていなかったのだと思います。
話は変わりますが、照準の定まらない絵里子先生にたくやが肩を貸し、肩越しに銃を構えたこのシーン。
どこかで見たことがある気がするんですよね。
なにかの映画のオマージュでしょうか。
思い出せないとちょっとモヤモヤしますね。
亜由美さんの死
A級次元犯罪者に刺され、死を悟った亜由美さんは「これが私の運命だからこれでいい」と受け入れてしまいます。
「死ぬためだけに生まれてきた人間なんていやしないんだ」
その通りです。が、その言葉「自分を犠牲にしてみんなを救うために生まれてきた」と語ったユーノにも言ってあげて欲しかったです。
それにしても、亜由美さんがデラ=グラントに飛ばされてきてからの日々は凄いですね。
政治的にA級次元犯罪者を追い落とし、神帝となり、帝都を統治する。何気にとんでもないことやっています。
中間管理職でノイローゼになって自殺しようとしていた亜由美さんとは別人のようですね。
知った人間が誰もいない世界で、政治闘争に明け暮れた亜由美さんの寂しそうな死にざまは印象的でした。
まあ、この世界での亜由美さんの死も、数ある並列世界のひとつにしか過ぎないのですが。
デラ=グラントは8,000年前の地球へ
科学者グランティアを憑依させ、デラ=グラントを制御できるようになったユーノ。
ですが、地球とデラ=グラントの衝突が避けられないと知ったユーノは衝突時期を過去の地球にずらします。
これで、剣ノ岬の地下にデラ=グラントがある事実につながるわけですね。
ユーノが衝突時期をずらした影響で、事象の狭間に流されてしまいます。
「巫女の身体は事象素子の速度を超えてしまう。巫女は事象オーダーの逆流を始める。光速を超えたタキオンが過去に向かうように。その後は神のみぞ知るだろう」
要するに時間逆行ではなく、歴史逆行=新しくできた順に並列世界を遡るってことでしょうね。
グランティアは神のみぞ知ると言っていますが、遡っていけばやがて歴史の始まりにたどり着きそうですけどね。
まあ、「歴史の始まり」がどんな場所なのかは神のみぞ知る、ということなのかもしれませんが。
救われた神奈
神奈に超念石の結晶を届け、約束を守ったたくや。
アマンダと神奈の関係も理解し、すぐにカオスの矯正でいつものように剣ノ岬へと飛ばされてします。
クライマックスなのに慌ただしかったですね。
やはり、たくやと神奈が親子というのは確定でいいのでしょうか。
そして第1話へ
夜の剣ノ岬へと戻ったたくやは、第1話と同じように裸で倒れているユーノを見つけ、抱き起します。
ですが、あの時と違うのは、異世界を経験した後だということ。
たくやは、独りで旅立とうとするユーノを「今度は離さない」と抱きしめ、「この世の果て」へと二人で旅立ちました。
第1話では、この場面でユーノとたくやがキスしていましたが、アニメ版だとこのキスの意味が回収できていませんね。
原作ゲームではユーノと男女の関係になっていたので回収されるんですが……。
そこをカットするんなら、最初のキスシーンごとカットするべきだったんじゃないかなあ。謎が残っちゃいますよね。
その新芽の名前は
事象の狭間を旅し、やがてこの世の果て、すべての事象の始まりの場所へとたどり着いた、たくやとユーノ。
ブリンダーの木の新芽を見つけ、ユーノはもう名前を考えてあると微笑んで物語は終わります。
この視聴者に正解をゆだねるラストは原作も同じなので、正解はありません。
さて、みなさんの予想はどうでしょうか。
セーレスはユーノの中にいて、隣りにはたくやがいる。
でもユーノにはもう一人家族がいましたよね。
私がユーノなら「クンクン」と名付けるでしょう。
『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第26話(最終回)まとめ
【第26話(最終話)📺あらすじ・先行カット公開!】
TVアニメ『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』
第26話「この世の果てで恋を唄う少女」のあらすじと先行カットを公開しました。https://t.co/MIu1I7QxpK #yu_no pic.twitter.com/LM0Cu68CxP— アニメ『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』公式🌟異世界編放送中! (@yuno_anime2019) September 30, 2019
- 絵里子先生とA級次元犯罪者の因縁に決着
- デラ=グラントは8,000年前の剣ノ岬へ
- そして第1話へ
- その新芽の名前は…
アニメはアニメで面白かったのですが、情報量はゲームの方が圧倒的に多いです。
時間に余裕があるのなら、ぜひゲームもプレイして欲しいですね!
▼動画の無料視聴はこちら▼