『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第2話あらすじ・ネタバレ感想!並列世界とリフレクターデバイス。

出典:『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』公式ページ

第2話の前半は、並列世界や400年周期説の説明が中心で、後半は「リフレクターデバイス」を使ったアクションが中心でした。

前半は難しい話が多かったですが、説明してくれたのが『世界の果てまでイッテQ』のナレーションでおなじみの立木文彦さんが演じる有馬広大(ありま こうだい)と、釘宮理恵さん演じる島津 澪(しまづ みお)という、レジェンド級のお二人だったので文句ないです。

特に立木さんの有馬広大は、いい味出してましたねえ。

「お前のノミのごとき脳みそでは理解できんだろうがなあ」というセリフが、やけに耳に残っています。

後半のアクションシーンは、一応のサービスシーンもありましたが、なによりコメディっぽい演出が面白かったですね。

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『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第2話あらすじ

『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第2話あらすじ①

『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第2話あらすじ②

剣ノ岬での出来事を、たくや以外覚えていない世界。

たくやは並列世界とリフレクターデバイスについて理解する。

そんな中、継母の亜由美が、彼女の持つ機密を狙う人物に襲われる。

たくやはリフレクターデバイスを使い、亜由美を助け出そうとするが…

『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第2話あらすじ③

出典:『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』公式ページ

【ネタバレ】『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第2話の感想

並列世界

『STEINS;GATE』の大ヒットもありますし、近年では馴染みのある世界観ですね。

「時は可逆、歴史は不可逆」

主人公・有馬たくやの父親である有馬広大の言葉で、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』でのパラドックスの解決方法です。

そのため、有馬広大が「歴史」という言葉を用いるとき、そこには「並列世界」という意味が込められています。

400年周期説

  • 400年頃 ヤマト王権が日本統一
  • 800年頃 平安京に遷都
  • 1200年頃 鎌倉幕府
  • 1600年頃 江戸幕府

こういう、自分が知っている歴史と物語の事象を絡めると、一気に作品との距離が縮まるんですよね。

ゲームをプレイした当時、めちゃくちゃ感動したのを覚えています。

渡来人、並列世界の研究をしていた父親、400年周期説、1995年という舞台。

この時点でも、出てきた材料から、いろいろと想像が膨らみますね。

ゲームとアニメの違い

2011年に亡くなられた、菅野ひろゆきさんが考えた、マルチエンディングのゲームに最適化されたシステム「A.D.M.S」。

これを一本道のアニメでどう表現するのかと思ったら、一瞬だけ見える感じにしたんですね。

ゲームの場合は、主人公もプレイヤーも、じっくりと並列世界マップを確認しながら行動することで、両者の視点を一致させていました。

アニメの場合は、世界を飛ぶときに一瞬だけマップがみえていましたね。

主人公と視聴者の感覚を一致させるという点では、アニメに適した変更点ですね。

チートアイテム「リフレクターデバイス」による宝玉セーブ

宝玉を押すと、その世界のその時点が記録され、どこからでも宝玉に記録された場所に飛ぶことができる。

視覚的に表現されると、めちゃくちゃなチートアイテムですね(笑)

今回、チンピラに絡まれた継母の亜由美さんを助けるために、たくやはこのチートアイテムを使用して時間を戻り、チンピラをやっつけようと試みます。

ですが、何度戻っても、亜由美さんを助けることができません。

この辺は、『Re:ゼロから始める異世界生活』ぽかったですね。

あと、リフレクターデバイスを取り出して戻るのが、ゲームでセーブ・ロードを繰り返す作業っぽくて笑えました。

「もっと前に戻れないのか」という疑問がありますが、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』の場合、宝玉をセットする以前には戻れないんですよね。

結局、たくやは亜由美さんを助けることができず、最後はわざとらしく歯をきらりと光らせながら止めに入る豊富が登場し、第2話は終了でした。

チンピラの「こんなのシナリオに」というセリフもあったので、この騒ぎが豊富演出の茶番だったことが分かりますよね。

豊富 秀夫、なんて分かりやすく嫌な奴なんだ……。

ちなみに、舞台が90年代なので、携帯電話がなく、固定電話がないと警察を呼べないんです。

千円札も、夏目漱石じゃなく野口英世でしたしね。

島津 澪

今回は、釘宮理恵さん演じるツンデレお嬢様、島津 澪(しまず みお)の出番が多かったです。

まあ、アニメだと第2話の時点で、すでにけっこうデレており、ツンデレ感は弱いですね。

澪はずっと制服姿だったのですが、「乳袋」がやけに目立つデザインでした。

胸に服が張り付いて、胸のラインがくっきり出るタイプの、現実にはあまり存在しない制服です。

「乳袋」は、煽情的になるので、エロを主目的にしたアニメ以外で見るのは好きじゃないんですけど、原作がそうだから仕方のないところですかね。

「乳袋」は別として、澪は好きなキャラなので、お当番回が待ち遠しいです。

ただ原作だと、澪は神奈にもっときつい感じでしたし、全体的に優しくなっている気がします。

しかし、「しまず みお」ってかわいい名前ですねえ。

次回以降への謎

まずは波多乃 神奈(はたの かんな)。

第1話のラストでも、世界を飛ぶ際に視界の端にいましたし、今回もリフレクターデバイスの実験の際に登場しています。

「芳しくない噂」や「剣乃岬の双子岩に花を供える」など、かなり気になる存在です。

次に、父親の書斎の「鍵のかかった引き出し」と不自然にカメラが向けられた「振り子時計」ですね。

あとは、頭と手足が発見されていない、バラバラ殺人の報道ですかね。

エンディングテーマ

志倉千代丸さん作詞作曲で、鈴木このみさんが歌われている「真理の鏡、剣乃ように」。

この第2話で気づいたのですが、「剣乃ように」なんですね。

菅野 ひろゆきさんが、「剣乃 ゆきひろ」名義で活動されていたことと関係があるんでしょうね。

なんにせよ、故人に礼を尽くすのは大事なことですね。

『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第2話まとめ

以上、ここまで『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第2話について感想を述べさせていただきました。

要点まとめ
  • 並列世界とリフレクターデバイスの説明
  • カギのかかった引き出しと振り子時計
  • 宝玉セーブ

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