吉高由里子出演ドラマおすすめランキングTOP10!かわいい笑顔と幅広い演技が魅力の女優の代表作を総まとめ!

吉高由里子の出演ドラマおすすめランキングTOP10!かわいい笑顔と幅広い役柄が魅力の女優の代表作を総まとめ!

出典:『わたし、定時で帰ります。』公式Twitter

吉高由里子は2007年『蛇にピアス』の劇場版に主演し、ブレイクを果たします。

吉高由里子には不思議な魅力があり、清楚に見えるけれど、奔放なエピソードには事欠きません。

吉高の笑顔が好きだという声が多いですが、彼女が時おり見せる、ダークで物静かな表情も魅力的です。

吉高は単独主演もありますが、同世代の女子達とダブル・トリプル主演で出ている作品も多いです。

男ウケも女ウケもばつぐんの彼女だからこそのキャスティングなのでしょう。

そんな吉高由里子の出演ドラマ、選りすぐりの10作品をランキング形式で見ていきましょう。

吉高由里子出演ドラマおすすめランキングTOP10

10位:『白い春』

『白い春』

出典:U-NEXT

『白い春』は関西テレビとMMJの共同制作によりフジテレビ系列で2009年4月期毎週火曜日に放送されました。

主演は阿部寛で、娘役・大橋のぞみと共に親子愛を描いています。

キャッチコピーは「血はつながってる。心はどうだ。」でした。

このドラマの主人公は殺人罪で9年間服役していた元暴力団員・佐倉春男です。

彼は出所後、今は亡き恋人との間に生まれた娘・さちと、そうとは知らずに運命的な出会いを果たします。

2人が育んでいく温かな絆を軸に、彼らを取り巻く人々との切なく心温まる日々を描いた感動作です。

吉高由里子はフリーター・西田栞役で出演します。

ミルトモ 編集部

脇役ながら好演した吉高由里子はこのドラマをステップに着実に人気女優に成長していくことになるのです。

吉高演じる栞はネットカフェで知り合った春男に興味を抱いて同居を提案します。

興味本位で春男を調べているうちに衝撃的な事実を知ってしまい、不器用な春男とさちの仲立ちになるべく奔走します。

口では強がり、独り善がりを気取っていますが、本当は心優しい春男を本気で好きになっていきます。

そんな役を吉高は時に切なく時にコミカルに演じました。

栞は最初は阿部寛に父親と名乗り出るのはいけないと言ってみたり、後で名乗り出ればとそそのかしてみたりします。

ミルトモ 編集部

終始一貫しないキャラクターを演じ、このドラマの深刻さを救っていました。

栞はフリーターとして大きな成功を狙っている少女です。

日本人の建前だけの生き方に疑問を感じて、大人たちを見返すために何かをしようと狙っている役柄を吉高は見事に演じています。

何かを計算的に考えて狙っている演技も見ものです。

わき役ながら、肩の力を抜いた自然な演技でその注目度が上がりました。

ミルトモ 編集部

助演もできる吉高由里子の実力が知れ渡ったドラマです。

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9位:『東京DOGS』

『東京DOGS』は2009年10月期フジテレビ系列「月9」枠で放送された小栗旬主演の刑事ドラマです。

福田雄一脚本によるオリジナルストーリーで、ニューヨーク市警察のエリート刑事・高倉奏と、血の気が多い暴走族上がりの刑事・工藤マルオがバディを組み、数々の事件に挑んでいきます。

タイトルの「DOG」の意味は警察犬と、スラングで「ダメな奴」というダブル・ミーニングです。

幼い頃に目の前で父親を殺された主人公・高倉奏は父の死の真相を追うために渡ったNYで、後にバディとなる工藤マルオと出会い、帰国後とある事件に遭遇します。

2人は事件の目撃者と思われる記憶喪失の少女・松永由岐を警護することとなり、いつしか3人は行動を共にするようになります。

由岐が失った記憶を取り戻すたびに少しずつ明かされていく事実と、それによって変化していく3人の関係が話題となりドラマは大ヒットを記録しました。

主人公・奏を演じたのは小栗旬。

そしてバディであるマルオ役には水嶋ヒロが起用されました。

吉高由里子は記憶を無くした少女・松永由岐役で出演し、苦悩しながらも記憶をたどり、真相に近づいていくキーパーソンを熱演しています。

吉高由里子が演じるのはキャストが絡みあう難解な事件のキーマンとして登場した記憶を失っている謎の女性です。

NYの麻薬捜査の現場に取り残されていたものの、日本で治療を受けることになります。

ミルトモ 編集部

その過酷な境遇で徐々に自分と向き合っていくという人物を演じていて、その演技力がさらに磨かれました。これまでの作品はヒロインというよりも、個性的な役が多かったのですが、この作品で王道のヒロイン役でありながらも謎に満ちている難しい役を演じました。

小栗旬、水嶋ヒロという2人のイケメンとの三角関係は見ものです。

吉高の可愛さが引き立ちます。

ミルトモ 編集部

堅物の小栗旬に投げられたりするところは面白かったです。また記憶喪失の彼女が部分的に思い出した時、小栗旬が「全部思い出したか、じゃあのび太の孫の名前は」といい、独り言で「せわしなんだけどな」って、セリフにウケました。

余談ですが、吉高由里子はピンチヒッターとしてこの役を受けています。

実は久々のドラマ復帰となる矢田亜希子が「麻薬捜査官」の役で予定されていたのですが、夫の押尾学が「麻薬取締法違反」で逮捕されてしまったため出演は取りやめとなり、ヒロインは21歳の吉高由里子に変更となりました。

ミルトモ 編集部

そのキャラクターも麻薬捜査官ではなく「謎の女」に変えられました。その後の芸能界の勢いの差をまざまざと見せつける交代劇となりました。
『東京DOGS』が見れるサービス一覧

8位:『ラブシャッフル』

『ラブシャッフル』

出典:U-NEXT

『ラブシャッフル』は2009年1月期TBS系金曜ドラマ枠で放送されました。

脚本家・野島伸司と伊藤一尋プロデューサーのコンビによる、ラブシャッフル(恋人交換)を実施することになった4組のカップル達の恋愛模様を描いたオリジナルラブコメディとなっています。

高級マンションの同じフロアに住む、20代半ばから30代の男女4人が、ふとしたことから顔見知りになり、「運命の人は本当に1人だけなのか」という疑問を確かめるために、なんとそれぞれの恋人を「恋人交換=ラブシャッフル」します。

主演の玉木宏はセレブな恋人のコネでエリートサラリーマンの地位を得たものの、その恋人から突然婚約解消を告げられ地位と愛情を失う危機に陥る主人公・宇佐美啓を演じています。

啓と同じ高級マンションに住み、啓と共に「ラブシャッフル」を試みる住民仲間に香里奈、松田翔太、谷原章介です。

またそれぞれのパートナーとして 貫地谷しほり、DAIGO、小島聖、吉高由里子という豪華な顔ぶれが揃っています。

『ラブシャッフル』

出典:U-NEXT

この作品で吉高由里子はラブシャッフルのメンバーで自殺願望の強い美大生・早川海里を演じました。

ラブシャッフル参加者のなかでは最年少です。

常に退屈そうな顔をしており、感情表現が疎いせいか、何を考えているのか分からりません。

『ラブシャッフル』

出典:U-NEXT

ミルトモ 編集部

とても不思議ちゃんな役どころなのですが、吉高らしくて好きです。可愛らしくて不思議で素敵なのでした。

「死」というものに憧れを抱き、自殺願望が強く、手首には無数のリストカットの傷があります。

主治医の正人(谷原章介)とは「3ヶ月後の二十歳の誕生日までは死なない」と約束をしています。

他人の前世や未来・幽霊を見ることができます。

ミルトモ 編集部

この辺は野島伸司テーマであるのタナトス(死への欲求)をからめた展開がしこまれているのでしょう。

母親は彼女を産んで数日後に亡くなっています。

厳格な父親から絵を描くこと以外の全てを禁止されているせいで、描画活動に嫌気がさしており、描こうとすると頭痛や幻覚が起こりますが、天才的な絵画の才能を持っています。

ミルトモ 編集部

意外と食べることが好きです。ひたすら氷を無言で食べ続けるシーンにはびっくりしました。

相手がグラビアカメラマンの旺次郎(松田翔太)になった時に彼と肉体関係を築き、以降は旺次郎に興味を抱くようになり、他の相手とペアになっている期間でも彼に会いに行くことありました。

その後旺次郎の部屋に居候するようにもなりました。

旺次郎と生活するようになってから、徐々に感情表現が豊かになっています。

旺次郎となかなかお似合いでした。

旺次郎は暴走族初代総長を務めていたという経歴を持つ一方、幽霊が苦手で繊細です。

ミルトモ 編集部

旺次郎と海里の2人が放つ独特の空気感がとても好きでした。4つのカップルの中では一番愛が深く見えてよかったです。

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7位:『美丘-君がいた日々-』

『美丘-君がいた日々-』

出典:Hulu

『美丘-君がいた日々-』は2010年7月期日本テレビで放送されました。

石田衣良の小説「美丘」をドラマ化したものです。

難病を発症した女子大生・美丘と、彼女に恋をした太一の13か月間の恋の物語で、太一の視点から描いた回想録という形式を取っています。

吉高由里子はこの作品でヒロイン・峰岸美丘を熱演。

橋本太一役を演じた林遣都とともに、その演技力を高く評価されました。

平凡な大学生だった太一(林遣都)はある日、激しい個性と奔放な行動力を併せ持つ同級生の峰岸美丘(吉高由里子)と出会い恋に落ちます。

ところが、美丘は脳に不治の病を抱えており、その強烈な性格は残りわずかな命を燃やしつくすためだったことが分かります。

太一は愛を全身で受け止め、美丘の生の証人になろうと決意しますが、美丘の病気は進行していき体が不自由になるだけでなく大切な記憶までもが失われていくのでした。

ヒロイン・峰岸美丘を演じた吉高は自身も一度生死の境をさまよう事故に遭っています。

2007年9月交通事故に遭い、顎の骨折など重傷を負った経験を持つ吉高は人は“死ぬ”という崖っぷちに突き出されないと、生きたい気持ちや生きることに関して、感じないことを知ったと言います。

ミルトモ 編集部

足元が安定しないところに立って、初めて必死でもがいて生きようとした自分がいました。美丘を演じるにあたってそうした経験も役にたっているのでしょう。

刹那的で衝動的に生きる美丘は一見、何を考えているのか分からないところがありますが、彼女の周りからは人が離れません。

美丘は病気に対しても“なぜ私が!?”って怒りや不条理を抱えつつ、全てに対してふてくされたり、投げやりな気持ちになったりはしていません。

逆に、病気をバネに精一杯生きようとするその強さが魅力であり、人を惹きつけるのです。

ミルトモ 編集部

吉高はマイナスな面を忘れるぐらい魅力的な美丘を大切に演じようとしています。

彼女の一瞬を熱く強く演じています。

どんどん病状が悪化し壊れていく自分を見据えながら、最期まで自分を大切にしたいという彼女の想いを丁寧に表現しています。

人は大切なモノだからこそ、自分の手で壊したい衝動を抱えたり、大切に守りすぎて自分の手の中で壊れてしまったりすることがあります。

吉岡は「今回はそんな“大切に壊しながら生きていく”美丘の姿を見てほしい」と語っていました。

ゆるやかに死に向かっていく中、美丘が出会った“最後の恋”は命をローソクの火に例えるなら、最期のその時まで一緒に心を燃やしてくれるものです。

愛している人と一緒に自分の火が消えていくことを見守る方が、すごく暖かい気持ちになれます。

ミルトモ 編集部

よく『1リットルの涙』と比較されリアルに欠けるなどと言われていますが、ドラマである以上、ある程度は仕方のないことです。

現実を生きる私達受け手がドラマという非現実の中で何かを感じればそれで良いのです。

太一や家族、周囲の人々が必死に病気と向き合おうとしている美丘と接し、気持ちや行動に変化が現れてきます。

限りある命を一生懸命生きるという、そんな強い意志が伝わって来ました。

ミルトモ 編集部

命の大切さを実感できる、素晴らしいドラマでした。そして吉高由里子の演技は人を引き付けるものがありました。吉高の演技力の高さなのでしょう。

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6位:『正義のセ』

『正義のセ』

出典:Hulu

『正義のセ』は2018年4月期に日本テレビ系で放送されました。

阿川佐和子の同名人気小説のシリーズをドラマ化しました。

吉高由里子演じる主人公・竹村凜々子は横浜地検で働く2年目の検事です。

まだまだ駆け出しの凜々子は不器用だけど何ごとにも一生懸命で周りを巻き込みながらも、まっすぐに事件に取り組み、検事として、そして女性として成長していきます。

新しい職場の先輩達は自分をのっけから「戦力外」扱いする厳しい実力派検事・大塚(三浦翔平)や何かと小言の多い担当事務官の相原(安田顕)など、一筋縄ではいかない面々です。

被疑者に侮辱されれば怒ってしまい、おだてられれば乗せられてしまい、被害者の話に感情移入して泣いてしまう凜々子。

自分の思ったことがすぐ顔に出てしまい、事務官の相原にきつく注意されてしまう日々です。

そんな凛々子を吉高が熱演しています。

仕事に恋に悪戦苦闘し、ひたむきに努力するヒロインを清々しく演じました。

もちろん、仕事だけじゃなく恋にも悩みます。

ミルトモ 編集部

喜び、笑い、泣き、怒り、そしてよく食べ、よく飲み、よく働きます。『正義のセ』は見た人がきっと元気になれる痛快お仕事ドラマです!

検事とはいえ吉高が演じると、お堅いイメージではなく色々な出来事に体当たりでいどんでいく姿勢に親近感すら沸いてきます。

赴任間もない若手検事が、周囲に支えられて成長していく様をみごとに演じています。

ミルトモ 編集部

共演者との呼吸の合わせ方もいいですね。

凜々子の実家は豆腐屋です。

凜々子が落ち込んで家に帰ると家族がごちそうを作って待っているのはとても心温まるシーンでした。

思いやりや正義は愛情いっぱいの家庭環境で育まれるとわかります。

ミルトモ 編集部

職場のみんなからも助けられる凜々子の魅力はこんなところからきているのかもしれません。

「正直、今日は会うのしんどいなぁって思ってた。もし会ったら気遣って明るくして普通に話さなきゃいけない。でも今、そんなことできる自信はない」

仕事でゴタゴタがあって、恋人との約束もドタキャンされた凜々子の心の声はまさに世の女性達のあるあるです。

仕事量の多さに泣きそうになり、ダメ出しの多さに泣きそうになり、恐喝犯を前に「こっわ~」と呟いてしまいます。

ミルトモ 編集部

これまでの検事のイメージを上塗りしていく凜々子の普通さはこんな検事いたら面白いだろうな、と思えるほっこり感に溢れています。

「個人的にはこいつ絶対やってるなーって思っても、確実に有罪だと立証できる証拠が無ければ起訴はできない」という先輩からのアドバイスが、けた外れの正義感をもつ凜々子の立証熱を掻き立てていくシーンはまさに見ものです。

上辺で物事を判断しがちな凜々子が、被疑者や被害者を深く知るうちに人間の心や検事という仕事の複雑さに気付き成長していきます。

凜々子と一緒に一喜一憂できる楽しさが最大の魅力です。

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5位:『私が恋愛できない理由』

『私が恋愛できない理由』は2011年10月期フジテレビ系列の月9枠で放送されました。

香里奈の月9枠ドラマ初主演作で吉高由里子は『東京DOGS』以来、2年ぶりの月9枠出演となりました。

幸せな恋愛に巡り会うことが困難な「恋愛超氷河期」の現代に生きる「恋愛できない女性たち」が、女性が直面する様々な悩みを本音でぶつけ合い、不器用ながらも幸せを模索するラブストーリーです。

ルームシェアを始めた高校時代の先輩・後輩の女性3人(藤井恵美役・香里奈、小倉咲役・吉高由里子、半沢真子役・大島優子)の恋模様を描いています。

こちらは吉高が香里奈、大島優子と共にガールズトークを繰り広げ、20代女性の赤裸々な本音を語ってくれました。

ミルトモ 編集部

同年代の視聴者はみんな同じようなことに悩んでいるんだなぁと、勇気づけられたのではないでしょうか。

女性扱いに違和感を持つ藤井恵美、勝気でプライドが高い小倉咲、恋愛に奥手な半沢真子。

高校の先輩・後輩同士でもある恋愛できない彼女たちはひょんなことから真子の伯母が住んでいた一軒家を借り、ルームシェアを始めます。

「男を泊めたら終わり」「女子会貯金に手を出したら終わり」「恋人ができたら終わり」という3か条を作ります。

同居生活の中、時に叱咤激励し時に喧嘩をしながらも、それぞれ必死に恋愛にもがいていきます。

ミルトモ 編集部

とにかく咲役の吉高由里子の等身大の演技が抜群にいいです。

吉高演じる小倉咲は恵美の青葉女子高校演劇部後輩です。

不況の煽りを受けて就職活動に失敗します。

大手出版社に勤めていると嘘を吐き、新卒資格を失わないように留年しており、学費と実家への仕送りを工面するためキャバクラ「CLUB Fairy」に勤めています。

クリーニング店を切り盛りする母や姉には大手出版社に就職したと嘘を付いています。

プライドが高く、勝気な性格で男に不自由しないが、本気で恋をしたことがありません。

しかし白石拓海(萩原聖人)と出会い、美鈴(稲森いずみ)という妻がいることを知りながら、恋に落ちていきます。

それまで本当の恋をしたことがなかった分、戸惑い苦しみます。

ミルトモ 編集部

不倫否定派の人でも、思わず恋の成就を応援したくなります。

リアルな描写が話題となった本作、名言もたくさん飛び出しています。

その中で「女の友情はハムより薄い」は部活の同窓会で、「旦那が~」「彼氏が~」と次々に帰っていく女友達を見て、お皿に盛られたハムをさしながら咲がつぶやいた一言です。

ミルトモ 編集部

上手いこというなあ…と思うと同時に、「たしかに年を重ねるにつれて、恋愛や結婚の優先度が上がってきたな」と納得してしまいます。

毎回物語の途中に挟まる女性がパソコンに文字を打ち込むシーンがあります。

これはおそらく咲です。

ミルトモ 編集部

心当たりがありすぎてグサッとくる名言がたくさんありましたね。
『私が恋愛できない理由』が見れるサービス一覧

4位:『花子とアン』

『花子とアン』

出典:U-NEXT

『花子とアン』は2014年の上半期に放送された、NHK朝の連続テレビ小説です。

日本でも多くの人々に愛される物語『赤毛のアン』の翻訳者・村岡花子の生涯を原案としたフィクション作品です。

平均視聴率は22.6%を記録し、朝ドラでは過去10年で最高の記録となりました。

吉高由里子はこの作品で、ヒロイン・村岡花子役を好演しました。

『花子とアン』

出典:U-NEXT

ミルトモ 編集部

この連ドラで一気に多くの世代に幅広く認知されたのではないでしょうか。

それまで一般的だったオーディションではなく、直接オファーを受ける形でヒロインの座を射止めたことでも話題となりました。

村岡花子は少女時代に単身山梨から上京し、東京の女学校で英語を学びます。

故郷での教師生活を経て翻訳家となった花子は震災や戦争を乗り越えて子供たちに夢と希望を与え続けました。

やがて「赤毛のアン」の洋書を翻訳し、世の中の女性たちに届けるのです。

明治から昭和の混乱期に翻訳家として活躍した村岡花子の半生をもとにした物語となっています。

『花子とアン』

出典:U-NEXT

本作では実在の村岡花子を主人公のモデルとしながらも、彼女と「赤毛のアン」の主人公アンとを重ね合わせ、随所に「赤毛のアン」を彷彿とさせる場面をちりばめるといった脚色がなされています。

吉高由里子の人選について、製作統括の加賀田透は映画『横道世之介』を見てお嬢様育ちのヒロインを演じた吉高がいいのではないかと思ったということでした。

この時代の女性の中では知力があり、翻訳をする職業婦人という少数のエリートとしての存在はただ可愛い美しいだけでは絶対に生き延びることはできません。

吉高のような楚々として綺麗でも、内に秘めた断固とした強い信念がある女優でなければ、自立した職業婦人足りえなかったのではないでしょうか。

ミルトモ 編集部

着物姿もとても似合っていました。吉高はきれいな和顔の“日本美人”なのだなぁと思いました。

また、脚本を書いた中園ミホが吉高に白羽の矢を立てたのは表情の豊かさ、特に笑顔にあったと聞きました。

魅力的な笑顔を作るのは泣く演技よりはるかに難しいのです。

『花子とアン』

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ミルトモ 編集部

この作品では吉高の清楚な顔立ちがとても生きています。朝、あの笑顔を見ると今日は昨日より良い一日になる気がしました。

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3位:『ガリレオ』

『ガリレオ』は東野圭吾原作の推理小説「ガリレオ」シリーズをフジテレビ系列で映像化した作品です。

連続ドラマのほかにも劇場版が2作公開されるなど人気を博しました。

主人公は明晰な頭脳と一風変わった感性を持ち合わせる、帝都大学理工学部准教授・湯川学です。

時に“変人”と称される彼が、警察の依頼を受け、事件のさなかに起きる超常現象を解き明かしていく姿を描いています。

主人公・湯川を演じるのは福山雅治です。

床や壁など所かまわず計算式を書くお決まりのシーンや、「実に面白い」などの決めゼリフ、ヒロイン役の女優とのコミカルなやり取りが話題となり、高視聴率を記録しました。

この大ヒットドラマの続編にヒロイン役として吉高由里子が大抜擢されました。

吉高は2013年に放送された第2シーズンのヒロイン・岸谷美砂役で出演しました。

第1シーズンでヒロインを演じた柴咲コウとはまた違ったヒロイン像を作り出し、注目を集めました。

吉高のヒロインに違和感を感じた旧作からのファンが多かったのも事実ですが、ギャーギャー言ってうっとおしく思われながらも、作品の中ではかなり大事なポジションで楽しませてくれました。

ミルトモ 編集部

吉高にとってはこれが初めての刑事役です。

さらには人気シリーズへの途中参加ということで、重圧もあったようです。

吉高が演じるドラマオリジナルキャラクター・岸谷美砂は“デキる女”であることを前面に押し出したSキャラです。

変人・湯川を時に振り回すほど個性的で、頭も良いものの、どこかおっちょこちょいで憎めないところもある役柄です。

福山もこの新相棒には太鼓判を押しており「天才肌の女優さんだと思います。初の刑事役ということもあり、言葉が難しい中現場で苦戦していたようですが、仕上がりはそれをまったく感じさせない」と絶賛していました。

警視庁より任命されたエリート新米刑事である岸谷は人のことを見下す態度が多く、年長者や上司にもひるむことなく食って掛かります。

ハライチの澤部佑が演じる太田川も彼女の直属の上司でありながら完全になめられていて、ため口で馬鹿にされています。

ミルトモ 編集部

この掛け合いが面白いです。そして、湯川に対しては彼の言動にいちいちしつこく食って掛かり、見ようによってはイラっとくるかもしれません。

しかしながら吉高は「おしゃべり」だったり「高飛車」だったりする役が多いですが、嫌悪感を抱かないという人も多いです。

「演じてる感」が少なく「地」なのかも、と思ってしまうほどです。

そう思ってしまうほど、演技が上手いということなのかもしれません。

西谷弘監督も彼女の表情による演技を次のように高く評価しています。

ミルトモ 編集部

シリアスな顔をしたかと思うと、くしゃくしゃの表情を見せたり、時には高飛車な一面を見せたり、優しかったり、あの七変化ぶりは彼女ならではのセンスでしょう。取調室のシーンで、犯人の家庭の事情などを知った時、目だけで感情を表すのがすごく上手かったです。
『ガリレオ』シーズン2が見れるサービス一覧

2位:『わたし、定時で帰ります。』

『わたし、定時で帰ります。』は2019年4月期TBSテレビ「火曜ドラマ」で放送された吉高由里子主演のドラマです。

原作は朱野帰子の同名人気お仕事小説です。“

定時で帰る!” をモットーに生きる新世代のOLが、“残業が当たり前”な現代の日本社会に一石を投じる物語でテーマはズバリ、いま話題の“働き方改革”です。

吉高演じる主人公・東山結衣は過去にあるトラウマを抱え、以来「残業ゼロ!定時で帰る!」というモットーを貫くワーキングガールです。

「仕事は命を懸けるものではない」という思いを持ち、誰よりも集中して仕事を終わらせ、プライベートも大切にしています。

美味しいものを食べて美味しいと感じるといった“普通の感覚”をきちんと大事にする32歳の独身OLです。

結衣は同僚たちの様々な悩みに寄り添い、時に振り回され、そして解決していきます。

そんな彼女の背景には新人時代のトラウマや、ワーカホリックだった元婚約者の存在があったのでした。

吉高は小さな幸せを感じて日々を大事に過ごすという、当たり前のようで実は難しい生き方を実践していく主人公を軽やかに演じ、「彼女のように生きたい」と思えるような女性を作り上げています。

主人公の結衣は決してスーパーウーマンではありません。

ミルトモ 編集部

不器用で自分の身の丈も分かっている優しい人だからこそ、そっと悩める人に寄り添い心を軽くしていくのです。そこら辺の演技も自然体で実によいです。

吉高自身は会社員の経験が一度もなく、不安もあったようですが、一般の企業に勤めている会社員の友人に話を聞いたりしながら役のイメージを膨らませていったようです。

ついつい正義感を発揮して、理不尽な上司に突っ張ってしまう役柄がすごく上手です。

ミルトモ 編集部

吉高の演技で特に好きなのは酔っぱらったシーンです。今回の彼氏と喧嘩をして、やけ酒をして酔っ払ってしまう演技が、本当にうまいなあ~と感心しました。何故かとても可愛らしく見えるのです。

口をとがらせるような表情の演技も好きです。

また、声はすこし平べったくて特徴的ですが、そこが逆に魅力的です。

恋愛シーンの時に「この2人付き合ってなかったよね?」と思わせるぐらい自然な空気を出すところが凄いです。

ミルトモ 編集部

相手役の方の緊張をほぐすのが上手なのだと思います。

最近では吉高と共演する男優は大成すると言われています。

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1位:『東京タラレバ娘』

『東京タラレバ娘』は2017年1月期、日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送されました。

原作は東村アキコの同名人気コミックです。

吉高由里子は2014年の『花子とアン』以来の連続ドラマ主演となりました。

吉高由里子は仕事も恋愛も上手くいかない売れない脚本家・鎌田倫子を好演しています。

親友たちとの女子会を楽しむあまり、恋愛からはしばらく遠ざかっているという役どころです。

倫子の親友は榮倉奈々演じる元カレとの関係に悩むネイリスト・香、大島優子演じる常連客と不倫の恋に落ちる居酒屋のひとり娘・小雪です。

様々な悩みや葛藤を抱えながらも、幸せを求めて突き進む3人の等身大の演技が高く評価され、ドラマは主に女性からの支持を集めました。

中でも、吉高の自然体の演技はピカ一でした。

吉高由里子が、榮倉奈々と大島優子とあーでもないこーでもないとアラサー女子の本音や悩みを面白おかしく演じてくれています。

ミルトモ 編集部

笑って見ているこちらも本音は笑えなかったり、案外考えさせられたものです。

「タラレバ」という言葉は「あの時、あーだっ“たら”」「もっと、こーして“れば”」というアラサー女子3人の妄想です。

誰もが思う心の声をアラサー女子3人が声を上げることで「あー分かるわ、これ。」と共感を得る部分もあるのかもしれません。

倫子、香、小雪の3人は「キレイになったらもっといい男が現れる、好きになれば結婚できる」と愚痴ばかりを言っています。

そんな中、小雪が働いている居酒屋「呑んべえ」に客としていた金髪の美青年に「タラレバ話でよくそんなに盛り上がれるな!このタラレバ女が!」と叱咤され、いきなり現実にぶち当たります。

後日、倫子は金髪の男が人気モデルのKEY(坂口健太郎)であることを知り、彼女が脚本を担当するドラマにキャスティングされることになります。

いつのまにかKEYは「呑んべえ」の常連となり、倫子たちと何かしら関わってくるようになり、次第に凛子とKEYの距離は縮まってきます。

ミルトモ 編集部

このドラマのもう一つの魅力は倫子にだけ見える幻想のキャラクター「タラ」と「レバ」です。

「タラ」は語尾に「タラ」を付けおしゃべりをする鱈の白子がモチーフとなっているキャラのようで、  加藤諒が声を担当しています。

「レバ」は語尾に「レバ」を付けおしゃべりをします。

レバテキがモチーフ、声 はPerfumeの あ〜ちゃんです。

見かけはゆるキャラっぽくて可愛いタラとレバですが、正論すぎる言葉に「やめてくれ!」「心当たりある、ほんとごめんなさい!」と多くのアラサー女子たちから悲鳴が上がっていました。

ミルトモ 編集部

吉高が演じると、合成にもかかわらずほんとにタラとレバが居て会話をしているようで面白かったです。

また、吉高の体を張っている演技には感心しました。

妄想のシーンでたらいが落ちてきたり、居酒屋で机に頭を打ちつけるシーンは凄かったです。

ミルトモ 編集部

泣いたり笑ったり、喜怒哀楽のある役柄を完璧にこなしていてすごいです!

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吉高由里子出演ドラマおすすめランキングTOP10:まとめ

  1. 『東京タラレバ娘』
  2. 『わたし、定時で帰ります。』
  3. 『ガリレオ』
  4. 『花子とアン』
  5. 『私が恋愛できない理由』
  6. 『正義のセ』
  7. 『美丘-君がいた日々-』
  8. 『ラブシャッフル』
  9. 『東京DOGS』
  10. 『白い春』

以上、ここまで吉高由里子のおすすめドラマをまとめてきました。

気になる吉高由里子の今後の出演作ですが、韓国映画『ただ君だけ』をリメイクした横浜流星とのW主演作『きみの瞳が問いかけている』が2020年秋に公開予定です!

楽しみに待ちましょう。