『エール』第8週38話あらすじ・ネタバレ感想!作品を認めてもらえず、応援歌の必要性にさえ疑問を抱く

『エール』第8週38話

出典:『エール』公式ページ

仕事も応援歌作曲もそっちのけで作った「反逆の詩」を小山田(志村けん)に見せたが「で?」の一言で突き返されてしまい、裕一(窪田正孝)はまた失意のどん底に陥ります。

音(二階堂ふみ)はそんな裕一を励まそうとしますが、彼のとある一言により、思い切った行動に。

また、慶応義塾応援部団長が喫茶・バンブーにやってきて早稲田大学応援部と衝突すると、店主妻・恵(仲里依紗)の劇場がまた始まるのでした。

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『エール』前回第8週37話のあらすじと振り返り

『エール』第8週37話

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応援歌を頼まれたものの、曲が上手くできず、詩を少し変えちゃダメかと言ったら怒られ、裕一(窪田正孝)はまた悩みます。

自分の曲を書こうとしているのでは?と保(野間口徹)に言われた裕一は、どうして自分の曲を書いちゃダメなのだと激怒。

さらに、音(二階堂ふみ)の口から廿日市(古田新太)の言葉を聞き、へそを曲げた裕一は部屋に引きこもり、応援歌・流行歌そっちのけで曲を書き始めてしまいました。

その名も「反逆の詩」。渾身の一曲だと自画自賛する裕一は、これを小山田(志村けん)に見せに行きます。

そして、音は恵(仲里依紗)から徳川家康の言葉を教えてもらい、怒らないように怒らないようにと我慢!

果たして、早稲田大学の応援歌は完成するのでしょうか!?

【ネタバレ】『エール』第8週38話あらすじ・感想

「反逆の詩」に対する小山田(志村けん)の反応は裕一(窪田正孝)の望むものにはならず、失意のどん底に陥る。

自分の持てる力を出し切って書いた「反逆の詩」。

これを小山田(志村けん)に見せたところ、「で?」の一言で突き返されてしまいました。

『エール』第8週38話

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渾身の一作を鼻で笑われ、褒められることもなく、裕一(窪田正孝)は打ちのめされて家に戻ってくると、「掃除しなきゃ」と言いながら本棚から本を取り出し、譜面を破り捨ててすすり泣きます。

KAMUI

憤りを感じると裕一は譜面を破るタイプ。もうこれで何度目でしょう。そしてこれからも続くだろう…。

音(二階堂ふみ)は、そんな裕一を背中からギュッと抱きしめて励まします。

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KAMUI

この音の優しさにはウルッとしました。

早慶応援部合戦から始まる恵(仲里依紗)劇場

締め切りまであと3日。

久志(山崎育三郎)のいとこの幸太郎(斎藤嘉樹)は、裕一が書き上げるのを待つため、何日も喫茶・バンブーに居座ります。

KAMUI

これはまるで作家が原稿を書き上げるのを待つ編集者。しかし、バンブーからすれば迷惑極まりない。何も注文しないのですから。

待てど暮らせど裕一から曲が出来上がったという報告は来ず、田中隆(三浦貴大)をはじめとした他の応援団がやってくると、幸太郎は裕一の家に様子を見に行きます。

団員たちはミルクセーキを飲みながら、裕一の仕事は曲が書けずに契約金泥棒状態だと聞かされ、改めて裕一に頼んで良かったのかと不安になります。

そんな時、慶應義塾大学応援部部長・御園生新之助(橋本淳)がやってきます。

ミルクセーキを飲む早稲田大学の生徒たちのとなりでブラックコーヒーを注文する御園生。

そんな苦いものは飲めんわと田中たちが笑うと「本場はブラックさ」と返します。

『エール』第8週38話

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本場アメリカの大学で数々のことを学んできた御園生は、田中たちが新しい応援歌を作ったところで慶應に勝てるはずないと言うと、突然恵(仲里依紗)が笑い出します。

KAMUI

今まで割愛してきましたが、恵はときどき嘘か本当かわからない昔話を語り出します。その姿はまるで演劇。『バンブーの恵劇場』はこれからも注目ポイントかも!

「なつかしいわ。私がオックスフォード大学で法律を学んでいた時のことよ」

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これには誰もが驚きますが、夫の保(野間口徹)が一番ポカーンです。

完璧だったのに、底抜けのバカに負けたことで自分は論理がすべてじゃないと知り、違う生き方をすると決めた恵は、御園生に対し「あなた、負けるわよ」と言ってやりました。

応援歌って重要だろうか?裕一(窪田正孝)の言葉を聞いた音(二階堂ふみ)は「豊橋に帰ります」の置手紙

恵の言葉により、御園生は店を後にしましたが、早稲田大学の生徒たちの悔しさはぬぐえません。

すると生徒たちは裕一を応援するため、家に乗り込んだのですが…。

「ううん、一音も書いてない」

「えー、あと3日しかないとです」

あっさりと他の人に書いてもらってくださいと裕一は言いますが、田中たちは譲りません。

慶應に勝ちたいという思いを裕一に伝えますが、

「応援歌って勝ち負けに関係ありますか?」

『エール』第8週38話

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早稲田が負けるのはただの実力不足。

裕一から言われた田中は、応援は自分たちの自己満足なのかと悩み始めるのでした。

そして翌朝、居間のちゃぶ台には「豊橋に帰ります」という音の置手紙

裕一は驚くのでした。

KAMUI

音楽の力を信じていないなんて言うのは裕一に一番あってはならないことでしょう。実家に帰らせていただきます。という音の思い切った決断は裕一を変えそうです。

『エール』第8週38話まとめ

音が突然「実家に帰ります」という意味の置手紙をしたのはきっと第8週37話の言葉に倣ってのことでしょう。

裕一に大事なものを思い出させるために、あえていなくなる。

音を追いかけて豊橋に行けば、きっと光子(薬師丸ひろ子)が黙っていないでしょうが、これは音楽家・古山裕一にとって大事なこと。

果たして裕一は自分の殻を破り、曲を完成させることができるのでしょうか。

第8週『紺碧の空』もあと2話。どんな展開になっていくのか楽しみです。

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