姉の吟(松井玲奈)に頼まれ、音(二階堂ふみ)は野島夏彦(坂口涼太郎)と見合いをすることになったのですが、彼の発言に激怒し、まさかの事態を引き起こします。
男にこびない言動を見た母・光子(薬師丸ひろ子)は、昔の自分を重ねます。
そして、夢を追い続けると宣言する音に、光子はある想いを託すのでした。
一方、交響曲を書こうと必死に頑張る裕一(窪田正孝)ですが、考えても考えても曲が降りてきません!
行員+鉄男(中村蒼)と共に作戦会議をしますが、それでも苦戦。
しかし、鉄男が夜の月を見てふと詠んだ詩から、とある題材に辿り着き、作品を完成させます。
そして、その結果は……。
裕一と音の運命が、少しずつ近づいているのを感じる回でした。
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目次
『エール』前回第4週16話のあらすじと振り返り
初恋の相手、志津(堀田真由)にヒドいフラれ方をした裕一(窪田正孝)はその傷を抱えたまま仕事に没頭し、あっという間に1年が過ぎていきました。
裕一らしさを失ったことで行員たちは心配し続け、彼の元気が出るものはなにかを模索し始めます。
そんな時、オペラ歌手・双浦環(柴咲コウ)の取材を任された鉄男(中村蒼)は音楽雑誌を片手に裕一の元を訪れ、そこに記載されていた「国際作曲コンクール」の記事を見せます。
音楽から目を背け続けた裕一。
しかし、落合(相島一之)たち行員からも背中をおされたこともあり、1年半年ぶりに音楽と向き合うことを決意します。
一方その頃、音は御手洗(古川雄大)というミュージックティーチャーに出会い、歌手への道を邁進するのですが、姉の吟(松井玲奈)から突然見合い話を持ち掛けられるのでした。
【ネタバレ】『エール』第4週17話あらすじ・感想
女は男の三歩後ろを歩け?激怒した音(二階堂ふみ)は見合い相手の胸倉を掴む大事件を引き起こす
家に帰ってくるなり突然見合いをするように言われた音(二階堂ふみ)。
どうやら、吟(松井玲奈)は野島春彦(永田成哉)に恋をし、彼と結ばれるため、弟の夏彦(坂口涼太郎)と音を近づけさせようと考えたのです。
いやいや見合いの席に足を運ぶ音。
しかし、最初から夏彦のことを気に入ることはありませんでした。
それどころか、「女は男の三歩後ろをあるけ」「女は男を支えていればいい」と言ったことで、音のスイッチがオン。
「違う!違う!」と言って立ち上がると、夏彦の胸倉を掴み「私は一緒に隣を歩いてくれる人がいい」と言い放ちます。
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お見合いをぶち壊した音に吟は激怒しますが、これを聞いた母・光子(薬師丸ひろ子)は大笑い。
どうやら光子にも過去に男尊女卑の発言をした男性の胸倉を掴んだことがあったそうです。
「こんな女、貰い手なんていない」と蔑まれると、亡き夫・安隆(光石研)が「貰い手ならここにいるよ」と登場し、ふたりの恋の始まりになったそうです。
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間もなくすると、春彦が関口家を訪問。
まさかの音に交際の申し込みです。
吟は絶句し、おいおいと嘆くのでした。
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母にも夢があった。そして音(二階堂ふみ)は、「結婚」よりも「夢」を選ぶ
それから幾度も春彦に交際を申し込まれる音。
しかし、音はこれを断り続けます。
音は常々、どうして女は「結婚」と言われるのか、それが納得できませんでした。
男ならば仕事をし、夢を追いかけることも許されるが、女は必ずと言っていいほど「結婚しろ」と言われる。
やりたいことを否定されることが許せないと思うのです。
これを光子に話すと、彼女も実は歌劇団で踊りたかったという夢を持っていたと言います。
しかし、安隆と出会い、結婚をしたときに折り合いをつけたそうです。
そして、3人の娘との日々が幸せになったと語ります。
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光子のこの話を聞いた音は、母に対し「幸せを捨てて夢をとる」と宣言。
すると光子は、音に私の分も頑張って!と夢を追いかけることを託すのでした。
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音楽が降ってこないと悩む裕一(窪田正孝)が題材に選んだのはまさかのあの作品。そして驚きの結果発表!
「国際作曲コンクール」に応募することを決めた裕一(窪田正孝)。
締め切りまであと2ヶ月で30分以上もある交響曲を書き上げなくてはいけないのにも関わらず、考えても曲が降ってこないと困り果てます。
すると、川俣銀行の行員たちはどうしたら裕一が曲を作ることができるかと、鉄男(中村蒼)を交えた主題会議を開くのですが…取り留めのない話を2時間かけてするだけでした。
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これだというものが見つからずすっかりと日が暮れると、月は出ているだろうかと言い出す行員たち。
外に出て月を眺めていると、鉄男はこんな詩を詠います。
「今はとて 天の羽衣着る折ぞ 君を哀れと 思ひ知りぬる」
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これを聞いた裕一は、竹取物語を題材に歌のないオペラを書こうと決意。
日本の童謡を交響曲に盛り込むことを決めたのです。
「鉄男くんありがとう」と喜ぶ裕一。
鉄男としては、裕一が音楽に戻ってきてくれたことが嬉しいのですが、どうやら裕一はこれで音楽と区切りをつける気で筆をとったのです。
つまりこれは、裕一にとって別れの儀式。
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締め切りに間に合うように曲を完成させた裕一は無事に応募を完了。
そして時は経ち、裕一の元に結果が記された手紙が到着。
そこには裕一の名前が!入賞したことで裕一は高く飛び上がるほどに喜びました。
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『エール』第4週17話まとめ
この時代に日本人が国際コンクールで受賞するのは初のことでした!
受賞の喜びが抑えきれない裕一💨
「こんなに飛んでたかな?」と窪田さん本人も驚きの跳躍でした🐇#朝ドラエール#窪田正孝 pic.twitter.com/8zrqLOdc80— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) April 21, 2020
別れの儀式と言った曲が見事入選したわけですが、これで本当に辞められるでしょうか?
きっとそんなことはないでしょう。
しかし、双浦環(柴咲コウ)と言い、「竹取物語」と言い、着実に裕一と音を繋ぐものが出てきているように感じました。
夢を掴む、支え合って生きていきたいとすでに望んでいた音。
未来の姿では、しっかりと裕一の隣を歩いていますし。
ここまでくると早く出会わないかなぁと期待に胸が膨らみます!
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