映画『決戦の大空へ』が封切りされ、「若鷲の歌」が大ヒット。
裕一(窪田正孝)はさらに人気作曲家として名を馳せることになりました。
そんな中、梅(森七菜)と共に結婚の報告にやって来た五郎(岡部大)は、頭を下げて「これ以上曲は書かないでください」と言い出すのです。
珍しく大声を上げる裕一、2人の間に何が?
国のために曲を書く裕一が怖いという音(二階堂ふみ)、キリスト教に入信したことで変わっていく五郎を見て不安を抱く梅。
さらに、華(根本真陽)にも悲しい別れが…。
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目次
『エール』前回第17週83話のあらすじと振り返り
「若鷲の歌」を納得のいく形で作り上げるべく、裕一(窪田正孝)は三隅(正名僕蔵)に頼み、予科練で訓練体験をすることにしますが、大変なことばかりでクタクタになります。
予科練の訓練生である風間(杉田雷麟)は、体力的なものは慣れればついていけるがそれよりも辛いことがたくさんあると、胸の内を語ってくれました。
話を聞いたことで、裕一の中には曲が浮かびあがり、ついに納得のいく作品が完成します。
教官たちは最初の曲の方が良いと言いますが、訓練生は全員一致で後からできた方を良いと評価。
これにより「大鷲の歌」は短調でありながら力が湧いてくるような曲になりました。
裕一が予科練で濱名中佐(谷田歩)と、これからも力が出るような曲を作ると誓い合っている時、音(二階堂ふみ)は鉄男(中村蒼)から、激戦区の慰問に裕一が行くことになるという噂を聞かされ、心を痛めるのでした。
【ネタバレ】『エール』第17週84話あらすじ・感想
戦争のおかげで売れっ子作曲家になった裕一(窪田正孝)の自宅にはファンが殺到?
曲が完成してから数か月後、映画『決戦の大空へ』が封切りされ、裕一(窪田正孝)が作曲した「若鷲の歌」のレコードも発売。
映画と主題歌の双方が大ヒットしたことにより、裕一の知名度はさらに上昇します。
戦争になってから売れっ子になった作曲家と言われるようになりました。
戦う人の力になれるならそれでいいんだという裕一は、今や時の人。
古山家には子供たちが集まり「素晴らしい曲を作ってくれてありがとうございます」と敬礼をされるようになります。
裕一はこれに気を良くし、笑顔で敬礼を返しますが、家の中からこの光景を見ていた音(二階堂ふみ)に笑顔はありません。
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五郎(岡部大)の懇願に裕一(窪田正孝)は大声をあげる
結婚の報告に来た五郎(岡部大)と梅(森七菜)。
五郎は裕一の助言のおかげだと感謝し、梅も五郎といることで幸せだと言うと、音は「梅がこんな素直に…」と嘘泣き。
そして裕一は、五郎が置いていった曲を編曲したものを手渡します。
感激した五郎は、一生の宝物にすると喜びました。
作曲家にはなれなかったが、今はとても幸せだと語る五郎。
しかし、馬具職人となったことに、ちょっとした抵抗もあるようなのです。
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これを汲み取った裕一は「馬具は人や馬を守るものだよ」とフォローしますが、「先生は胸が苦しくなることはありませんか?」と言われ、言葉を詰まらせます。
五郎は手を付き、「先生には、戦争に協力する歌を作ってほしくない」と懇願し始めました。
人が幸せになる曲を書いてほしいと言われると、裕一は「今の僕の曲は人を幸せにしていない?」と返します。
裕一の曲により、お国のために頑張ろうという人たちが増えた。一見良いことですが、闘い続ければ無駄に死ぬ人が増えると五郎は言います。
すると「命を無駄というな!」と家中に響くほどに声を張り上げる裕一。
これには縁側にいた音や梅も驚きます。
今の裕一は、召集されないことを申し訳ないと思っていると語る音。
そして彼女は、そんな裕一が怖いと梅に言いました。
梅も音に不安に思っていることを告げます。
キリスト教に入信した五郎が真っ直ぐすぎて不安になるというのです。
前は言い合いをしていたのに、今はすぐに落ち着く。
これで良いのだろうかと、2人は疑問を抱きますが、あてのない答えを探すことはしません。
裕一に怒鳴られたことで外へ出ていった五郎。
そして裕一は五郎から渡された聖書を少し読むとそれを書斎の引き出しにしまうのでした。
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映画『決戦の大空へ』を見て感銘を受けた弘哉(山時聡真)の決断
五郎と梅が帰って数日後、今度は弘哉(山時聡真)とトキコ(徳永えり)が古山家に。
映画『決戦の大空へ』を見て、裕一が作った「若鷲の歌」に感銘を受けた弘哉は、自らの意思で予科練を受験し見事合格を果たしたと報告に来たのです。
裕一と音から音楽を楽しむことを教えてもらったことで、前向きに頑張るようになったという弘哉。
そんな風に前向きに頑張る息子のことだから、親として応援するしかないとトキコは語ります。
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ドロップの最後の一個が入った缶を華に渡して去ろうとする弘哉を追いかけた華は「元気でね」と言い、彼を見送るのでした。
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裕一(窪田正孝)もついに戦場へ
「悪より遠ざかりして善をおこなひ、平和を求めて之を追うべし」
聖書に書かれていたこの言葉が引っかかる中、報国音楽協会に呼ばれた裕一。
上層部から言われたのは、慰問の話でした。
軍からはぜひ裕一に行ってほしい、詳細はまた後程伝えると言われ、裕一はなにも言い返すことができませんでした。
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『エール』第17週84話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
弘哉が予科練に入隊。
「若鷲の歌」に背中を押され、旅立ちます。#朝ドラエール#窪田正孝#徳永えり#山時聡真#根本真陽 pic.twitter.com/JrynIPBz0Q
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) October 8, 2020
慰問という形ではあるものの、ついに裕一も戦場へ。
国のために戦う人の力になろうと曲を書き続けてきた裕一が、ここでどんな光景を目にし、何を思うのか非常に気になります。
第17週も次で最後。
どんな終わりを迎えるのか、音に笑顔は戻るのでしょうか。
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