「若鷲の歌」を完成させるため、予科練の青年たちの生活を体験する裕一(窪田正孝)。
そして、1人の青年と話し、ついに曲が完成します。
発表の日を一日ずらしたこともあり、裕一は三隅(正名僕蔵)から、最初に書き上げた曲と今回の曲の2曲を聞いてもらい評価の良かった方を採用しようと提案されます。
予科練の光景を見る前と後、「若鷲の歌」として世に出るのはどちらになるのでしょう。
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目次
『エール』前回第17週82話のあらすじと振り返り
入隊を1日で解除されることが決まった裕一(窪田正孝)は素直に喜ぶことなどできません。
しかし、そのおかげもありさっそく「若鷲の歌」の作曲を開始。
詩のイメージから曲を作るもしっくりこないということで、「もう1度作らせてくれ。」と裕一は懇願します。
「予科練の訓練の風景を見たい。」とまで言い出すものですから、三隅(正名僕蔵)は見えないところで地団太を踏むのでした。
一方、音(二階堂ふみ)は華(根本真陽)に、歌手になる夢を今は裕一に預けて華の母親になったことを話します。
そして豊橋では新婚の五郎(岡部大)と梅(森七菜)がどんどんラブラブになっていくのでした。
【ネタバレ】『エール』第17週83話あらすじ・感想
予科練の青年たちの姿を見て曲を書きたいという裕一(窪田正孝)に三隅(正名僕蔵)からも提案が
予科練へとやって来た裕一(窪田正孝)。
海軍の生活を再現するための吊床を体験すると、慣れずに転落。
生徒たちから笑われつつも、この日は三隅(正名僕蔵)と共にここで休みます。
「曲は書けそうですか?」と聞かれ、もう一日待ってほしいという裕一。
すると三隅は曲を披露する日も、もう一日遅らせることを約束。
さらに彼は、すでにでき上がっている曲と裕一がこれから作る曲、その2曲を予科練の人たちに聞いてもらい評価の良かった方を採用しようと提案します。
KAMUI
裕一がこの提案を受け入れると、三隅は歌手と楽団を手配すると宣言します。
しかし、裕一がさらに予科練の生徒たちにも審査してもらいたいと提案。
三隅に交渉するようにお願いをするのでした。
KAMUI
予科練の生活を体験してクタクタの裕一(窪田正孝)と1人の青年との出会いが曲を生み出す。
ラッパの音と教官の大きな声で飛び起きた裕一は、予科練の生活を体験をするのですが、普段やらない雑巾がけなどでてんやわんやです。
飛行兵に憧れ、国のために命懸けで戦う覚悟を決めた青年たちはここで、体力錬成、軍事教練、機械の操作など厳しい訓練に励んでいます。
つかの間の休憩ではまだ兵士たちに幼さを感じることもある中、裕一は風間寛太(杉田雷麟)という1人の青年に声をかけます。
友達と戯れることもなく1人だった風間。
体力的なものはすぐに慣れる。辛いことといったら家族と離れることの寂しさや、訓練についていけない時の苦しさ、集団生活に馴染めないことなどがあると答えます。
なかでも辛いのは洗濯。
冷たさで指が切れるのが痛くて痛くて。
これを母は自分のためにしてくれていたと思うと、情けないと風間は語ります。
親に報いるためにも自分は立派な飛行兵になる。
風間のその言葉に、裕一は心を打たれるのでした。
5分で書き上げた「若鷲の歌」の評価は果たして!?
披露日当日、遅くまで吊床で眠っていた裕一。
三隅は「曲は書けたのか?」と焦りますが、裕一は風間の話を聞き曲が浮かんできたことによりわずか5分で完成させました。
「ああ、才能って嫌い」なんて小言をこぼしながらも、三隅は楽譜をチェックします。
「どうです?」と裕一から感想を求められますが、この三隅という男、楽譜が全く読めないので「一曲目とは正反対なところが面白い!」と適当に述べます。
すると裕一は「伝わったー!」と大喜びするのでした。
KAMUI
さっそく教官たちの前で「若鷲の歌」を披露。
1曲目は高揚感のある曲。
2曲目は短調ですが悲しくない旋律。
教官たちの答えは1曲目でした。
「どちらになっても文句は言わないでくださいね。」と言われていたことにより裕一はこの結果を受け入れようとしますが、ここで濱名中佐(谷田歩)は「予科練の生徒たちにも聞いてみよう」と提案。
KAMUI
練習生たちにも曲を聞いてもらった結果、彼らは全員一致で2曲目が良いと言い「若鷲の歌」は裕一が「これだ!」と思った曲になるのでした。
KAMUI
実のところ、濱名中佐も2曲目の方が良いと思っていたのです。
若い頃の自分のことを思うと、明らかにこちらだと。
そして「歌には心を奮い立たせる力がある。裕一にはこれからもそんな曲を書き続けてほしい」と願い、裕一もこれに応えることを握手で表すのでした。
やさしさって、時には命取りになる
裕一が予科練へ行っている間、鉄男(中村蒼)は羊羹のおすそ分けを持って古山家へ。
華(根本真陽)が羊羹に夢中になっている間、鉄男は音(二階堂ふみ)に、日本が負け続けているという話をします。
同盟国のドイツの旗色も悪い。
そして取材中に聞いた噂話で、激戦地の慰問に裕一が候補に挙がっているという話をする鉄男。
裕一は優しいから、行ってしまう恐れは存分にあると語り、音もこれを否定しません。
「やさしさって、時には命取りになるから…。」
この言葉に、音は静かにうなずくのでした。
KAMUI
『エール』第17週83話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
裕一は曲を書くために、予科練習生たちの生活を見学しに来ました。#朝ドラエール#窪田正孝#正名僕蔵#杉田雷麟#宮森右京 pic.twitter.com/GBpZhX8DhH
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) October 6, 2020
実際にそこで頑張っている人たちの声を聞くからこそ、裕一はエールの曲を書くことができるんだろうなということがよくわかった気がします。
しかし、これからも闘う人たちのためにと言われ、なんだか使命感が強くなってしまったように感じてならないのが悲しいです。
そして音は音で鉄男の話を聞いて、なお胸が痛いでしょう。
音楽挺身隊で「音楽は軍用品」と言われたこともあり、裕一も軍用品のように扱われているのでは…そんな気さえしてきました。
そして、鉄男の持ってきた情報は完全にフラグだと思うのです。
今はお国のためにと懸命に頑張る人たちを見て応援の曲を書く裕一ですが、もしかしたら戦場を見て何か変わるのでは?
「きっと変わってくれる!」という気もしております。
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