『エール』第15週73話あらすじ・ネタバレ感想!鉄男は作詞に奮闘するものの…ついにギブアップ!?

『エール』第15週73話

出典:『エール』公式ページ

武田少佐(斎藤歩)から詩のダメ出しをされること早5回。

鉄男(中村蒼)は頭を悩ませて作詞に取り組みますがなかなか良い詞が書けません。

バンブーやおでん屋で詩を書こうと奮闘すると、鉄男は1人の兵士の言葉を聞きます。

そのうえでまた書き上げるも認めてもらえず、陸軍は別の作詞家を紹介するよう裕一(窪田正孝)に言い出します。

しかし裕一も、福島三羽烏で作らせてもらえないのなら自分も降りると言い出し、智彦(奥野瑛太)は大慌て。

吟(松井玲奈)から音(二階堂ふみ)に頼み、裕一を説得しろと言うのです。

かく言う吟も、国防婦人会であれこれ言われ、ちょっと化粧をしてみれば怒られ、心に余裕がなくなってきます。

そして、音痴であることを笑われた弘哉(外川燎)はハーモニカを吹くようになってからスゴイと褒められ、彼自身も明るくなりました。

そんな彼は、庭で一人遊ぶ華(田中乃愛)の存在が気になるようになるのでした。

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『エール』前回第15週72話のあらすじと振り返り

『エール』第15週72話

出典:『エール』公式ページ

智彦(奥野瑛太)が務める陸軍馬政課では、軍馬の素晴らしさを国民に知ってもらうための映画「暁に祈る」の制作を決め、その主題歌を裕一(窪田正孝)に依頼。

すると裕一は、作詞に鉄男(中村蒼)、歌を久志(山崎育三郎)、福島三羽烏が作らせてもらうことを条件に出し、陸軍はこれを承諾した。

やっと巡って来た作詞家へのチャンスに鉄男は奮闘。

しかし、いざ出来上がった詩を見た武田少佐は「軟弱ですな」と言い、これを受け入れはしませんでした。

一方、音(二階堂ふみ)の音楽教室は、恵(仲里依紗)が一肌脱いだことで5人もの子供が生徒としてやってきてくれました。

しかし、そのうちの1人、唯一の男子である弘哉(外川燎)は音痴ゆえに他の子から笑われたり、怒られたりしてしまうのです。

母・トキコ(徳永えり)に言われて通うも、嫌な思いをするなら辞める!と言い出しますが、そんな弘哉に裕一はハーモニカを手渡し、浜辺の歌を隣で吹いてやるのでした。

【ネタバレ】『エール』第15週73話あらすじ・感想

鉄男(中村蒼)、奮闘する

「軟弱ですな」と言われてから幾度も書き直した早5回目。

喫茶・バンブーで頭を抱えつつ鉄男(中村蒼)は詩を書くことに奮闘をします。

裕一(窪田正孝)もそんな鉄男を見守るのですが、保(野間口徹)や恵(仲里依紗)がどんな詩を書いているのかと覗き込むと、なんとも艶めかしい。

『エール』第15週73話

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馬への愛を書こうと奮闘するも、書けば書くほど訳が分からなくなってきたと困り果てる鉄男でした。

KAMUI

いやー、これは「軟弱ですな」って言われても仕方がない。

「音楽の力ってすごいですね」

音痴だと笑われた弘哉(外川燎)でしたが、裕一からハーモニカを教えてもらい、音(二階堂ふみ)のオルガンと他の生徒の歌と合奏をすることでだんだんと笑顔が増えていきました。

弘哉のハーモニカの音はとてもキレイだと言われると、彼自身もこれに満足し、もっと他の曲を練習したいと思うようになります。

裕一から古い楽譜を貰うと、彼はまた喜んで練習を始めるのですが、その傍らでつまらなさそうにする華(田中乃愛)。

やっぱり音楽が嫌いなのだろうかと裕一と音が話していると、弘哉が言います。

どうやら彼は華に一緒にやらないのかと聞いたのです。

すると華は「やらないって言っちゃったから」「華のお母さんなのに…」と言葉をこぼしました。

KAMUI

みんなの先生になった母が離れた感じがして、やっぱり嫉妬して拗ねちゃったらしいですね。

弘哉を迎えにとやって来た母・トキコ(徳永えり)は、ここでハーモニカをやるようになってから息子が前よりもずっと笑うようになったと喜ぶと、音にこう言うのです。

「音楽の力ってすごいですね。」

KAMUI

しかも、今は母のためにハーモニカを練習したいって…良い息子さんだ!確かに音楽の力はすごい!

愛軍精神を伝えたい陸軍。戦場の辛さを知る一人の男

おでんを作りながらも作文用紙と向き合う鉄男。

愛軍精神をもっと出すようにと言われるも、どうすれば…そんな風に悩んでいると、お客たちが日本軍が勝ち続けていることを喜びます。

しかし、店の傍らにいた男は「わかったような口をきいてる」と吐き捨てるように言ったことで、客同士で喧嘩が。

『エール』第15週73話

出典:『エール』公式ページ

鉄男が急いで止めに入ったことで大事になりませんでしたが、お客が帰ってもなお男は言います。

「戦場がどんなところか知らないクセに」

負傷して除隊をした男は、戦争というものは心を殺さないとやってられない、そう鉄男に話すのでした。

KAMUI

見送る人間はのんきですが、実際に戦場に行く人間はこうなるわけですよね。これが現実だよ…って思ってしまう。

そして、6度目の提出。

武田少佐(斎藤歩)からは「話しにならない。心から理解していない」というもの。

さらに彼は、別の作詞家に頼むとまで言い出しました。

拳を握りしめながらも、鉄男はそうしてくれと部屋を出て行ってしまうのです。

KAMUI

鉄男…できないことが悔しい。そんな感情が出てきたように感じます。

鉄男(中村蒼)が降りるなら裕一(窪田正孝)も降りる!誰もが自分のことばかりと苛立つ吟(松井玲奈)

鉄男を降ろして他の作詞家を紹介してほしいと言われたものの、「福島三羽烏」で曲を作らせてもらうという約束が前提の話。

そのため鉄男が降りるなら自分も降りると言い、裕一も出て行ってしまいます。

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裕一まで降りたら自分のメンツに影響が出ると思った智彦(奥野瑛太)は、音に言って説得をするように吟(松井玲奈)に言うのです。

国防婦人会でも妹が来ないことや、子供がいないことを理由に仕事を増やされる吟。

ちょっと紅をつけてみれば、智彦に派手なことをするなと怒られます。

『エール』第15週73話

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音に話をしに行くも、彼女は裕一の仕事に対して口出しをしないので何もできないと言うのです。

KAMUI

智彦ってもっと優しいイメージがあったんですが…戦争がそうさせているのでしょうか。

みんなが自分のことばかりと苛立つ吟。

だんだんと不満が沸き上がってきて、音に対し「音楽教室なんて役に立たないものをやって」とまで言い出します。

イライラする吟に対して、音は「こんな時代だからこそ、音楽が必要でしょ」と優しく返すのでした。

KAMUI

誰かのためにと強制されて我慢するのと、誰かのためにと自らの意思でやれることをする。この違いかなと思えました。

智彦(奥野瑛太)は裕一(窪田正孝)に頭を下げ、軍は小山田(志村けん)に…

音が説得することはしませんが、智彦と裕一が話す場は設けられたので、智彦は裕一に再びお願いをします。

もう一度、鉄男の詩を見るという形でお願いしたいと言う智彦。

さらには頭を下げ「あなたに書いていただかないと困るんです!」と言うのです。

一方、軍の上層部では、裕一は調子に乗っていると判断したことで、今回の曲を小山田耕三(志村けん)に願い出ます。

『エール』第15週73話

出典:『エール』公式ページ

そして、小山田自身もこれを快く引き受けようとするのでした。

KAMUI

あれ!?小山田さんがまだ出ている!不謹慎ですが、一瞬生き返ったのかと思ってしまいました。

『エール』第15週73話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

戦争という時代に入ってきたせいが、なんだかギスギスした感覚が作品の中にも出てきたように思います。

お国のために、お国のためにと盛り上がる国民。

しかし、戦場の恐ろしさもちらほら見えてきたように思います。

負傷した男があそこで出てきたということは、鉄男の詩になんらかの影響を与えるのではないかと思っているのですが、果たして…。

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