関内家へと帰って来た安隆(光石研)は、光子(薬師丸ひろ子)と再会。
最初こそ驚かれたりしましたが、音(二階堂ふみ)同様、目の前にいるのが大好きな安隆だと分かると、光子は微笑み、ふたりは生前のようにダンスを踊り出します。
また、作家を志していた梅(森七菜)が不調の様子。
話をしてみると、安隆は娘の口から光子と岩城(吉原光夫)が再婚するかもしれないと聞かされます。安隆はどう思うか…。
アナザーストーリー第一弾「父、帰る」後編、安隆らしい終わり方でした。
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目次
『エール』前回第12週56話のあらすじと振り返り
あの世では、年に2度年末ジャンボ宝くじのようなものがあり、当たると1泊2日で現世へ帰ることができるようになります。
これに当選した安隆(光石研)は、閻魔様(橋本じゅん)から注意事項を聞き、現世へ黄泉がえりを果たします。
自分が助けた子供の元や、吟(松井玲奈)の元へと行った後、子育てを頑張っている音(二階堂ふみ)の元へ。
最初こそは「ギャー!」と叫ばれ、感動の再会など味わうことはありませんでしたが、音にお団子を買ってきてほしいと安隆が言うと、彼女の中に幼い頃の父との思い出が蘇るのでした。
まもなくすると、裕一(窪田正孝)が帰宅。
お団子を見つけるなりそれを食べてしまい、安隆はちょっと苛立ち気味。
しかし、裕一が見えない安隆に向かって手を合わせ「音さんを産んでくれてありがとうございます。これからも見守ってください」と言って仕事部屋へ。
安隆は裕一を認めてくれるのでした。
今度は豊橋の実家へ行くと言う安隆を、音は惜しみながらも送り出しました。
【ネタバレ】『エール』第12週57話あらすじ・感想
豊橋へ到着。見えないハズの岩城(吉原光夫)に怯え、光子(薬師丸ひろ子)と踊る
豊橋にある自分の家に帰って来た安隆(光石研)は、作業場へと足を運び、岩城(吉原光夫)の仕事ぶりが相変わらず良いとにんまり。
血縁者にしか見えないハズの安隆ですが、仕事をするためにやって来た岩城は霊の存在を感じ取ると、木材を持ち戦闘態勢。
これにビックリした安隆は「すごいなぁコイツ」と言いつつ、岩城から目を離さないように逃げるが、見事に岩城が追ってきます。
そこに光子(薬師丸ひろ子)が登場。
安隆の姿を見てと驚くと、「大丈夫ですか!?」と言って岩城は安隆がいる場所に木材を振りかざします。
KAMUI
光子はこれをかばい、よくわからないけれど急いで安隆を家に入れるのでした。
家に入ると、事の経緯を説明する安隆。
音(二階堂ふみ)はすぐに受け入れてくれたのにと言いますが、光子からすればあの子らしい行動。
そして、裕一(窪田正孝)が良い男だなと言うと、光子は「少し頼りないけどね」と返します。
「それそれ、光の毒舌、黒蜜、なんか楽しい」
安隆がこんな言葉を言うと、光子は目の前に現れた相手が紛れもなく自分が愛した夫だと理解。
嬉しくなったふたりは、家の中で手を取り合い、踊り出すのでした。
KAMUI
梅(森七菜)の悩みに向き合う安隆(光石研)
実は、音たちが家を出て行ってからというもの、光子は梅(森七菜)との会話に悩むようになっていたのです。
小さい頃の唯一無二の友達が、16歳の時に日本で一番スゴイ文学賞を取っていたことを最近手紙をもらって知った梅。
自分は頑張っているのにどうして…そんな思いが梅の中に渦巻き、最近では小説も書いていないと言います。
「友達が賞を取ったらどう思う?」
「嬉しい!」
「そういう安隆さんが好き!」
KAMUI
安隆は梅と話すと言って部屋で待機。
帰って来た梅に「うらめしや~」と言って登場するが「お父さんでしょ」と塩対応。
文学の世界じゃ幽霊なんてありふれていると言われてしまいます。
「久しぶり」
「おかえり」
安隆は、友達の受賞作を読んだ感想を梅に聞くと、素晴らしかったと返ってきます。
「ただ…」
そう言って、梅は言葉を詰まらせてしまいます。
自分の弱みを見せたくない梅。
しかし安隆は、もう間もなく自分はあの世に帰るから正直な気持ちを教えてくれと言うのです。
「悔しい」
「どうして最初褒めた」
「新人賞だよ」
「負けを認めるということは大切なことだ。認めるから人は成長したり、違うことに挑戦できるんだ」
「お父さんもそんな経験あるの」
「岩城だ。あいつの技術には敵わないから、お父さんは職人を辞めて経営に専念した。この家にずっと仕事があるのはあいつのおかげだ」
さらに梅は、岩城が光子に思いを寄せている、再婚をするかもしれないと話すと、安隆はこれを喜びます。
それは安隆が岩城のことも光子のことも大好きだからです。
KAMUI
「お父さんって、なんか…いいなぁ」
安隆と話し、梅は今まで自分がすべてのことを斜めに見過ぎたと思い、これからは真っ直ぐに表現してみようと思うようになるのでした。
「お父さん、ありがと」
そう言って梅が自分の胸に込んでくると、安隆は声を震わせながら「梅、ごめんな」と言います。
再婚を許すと一筆残し、安隆(光石研)はあの世へと…
夕飯づくりに気合いを入れた光子でしたが、食べていたら閻魔様(橋本じゅん)に叱られると言い、別れを告げる安隆。
みんなの顔が見れて良かったと思う反面、もっと一緒にいたかったと言う安隆。
しかし、みんなそれぞれ幸せを見つけていて安心したと光子に話して家を去ります。
「また、あの世で」
光子はお笑顔で安隆に言いますが、姿が見えなくなると涙が…。
KAMUI
そして、安隆は最後に仕事場へ行き、「再婚を許す」と岩城に宛てて一筆残します。
これを見た岩城は「安隆が来ていたのでは?」と思い、辺りを見渡しますが、姿が見えることはありません。
そして岩城は、安隆の文字の横に自分の思いを書き綴ります。
安隆はそれを覗き込み、あの世へと戻っていくのでした。
その言葉とは…
「俺は安隆さんといるおかみさんが好きなんです」
KAMUI
『エール』第12週57話まとめ
梅が小学生のころに文学のことを教えていた友達の結ちゃんは、16歳で新人賞をとって作家になっていました。
自信をなくしていた梅を、安隆の優しさが包みます。#朝ドラエール#光石研#森七菜 pic.twitter.com/i2OkP6WZRR— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) June 16, 2020
事故で突然の別れをしてしまった安隆。
音たちは海に叫んでいましたが、今回の一件があってからなんか…見守ってくれてるんだなぁって気持ちになったことでしょう。
そして、ずっとモヤモヤしていた岩城の気持ちもここでハッキリと出たのは個人的に嬉しいです。
しかし、この言葉の最後、安隆の表情が微妙だったのが気になりずーっと考えていました。
そうか、安隆はここでも岩城に敵わないって思ったのかなぁなんて。
しかし、残念なことがひとつ!閻魔様の登場シーンがなかった!もったいない(笑)
次回の特別編は喫茶・バンブーの店主ふたりの恋物語。
見られるのか!?恵(仲里依紗)による恵劇場!?非常に楽しみです。
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