『エール』第1週1話あらすじ・ネタバレ感想!オリンピックイヤーに向けた、新しいスタイルの朝ドラスタートか!?

『エール』

出典:『エール』公式Twitter

音楽は人類が始まった時からずっとそばにあったもの。

過去の朝ドラとはどこかスケールが違う始まりをした『エール』。

オリンピックイヤーということもあり(ウイルスの影響により延期になりましたがそこは指摘してはいけません)、日本の歴史の中の一大イベントである「東京オリンピック」の影で輝く一人の作曲家としっかりとした奥様の物語。

なかなかオープニングが始まらないと思えば、意外なところで流れ出したりと驚きの連続がありながら、ついに物語がスタートを切るのでした。

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『エール』のモデルについて

古山裕一

出典:Wikipedia

今回の朝ドラは珍しく男性が主人公。

そして、その主人公である古山裕一(窪田正孝)のモデルとなった人は、作曲家・古関裕而さんという方です。

福島県福島市の呉服屋の長男として生まれた青年は、音楽好きの父親の影響により、音楽の世界にどんどん惹かれていきます。

多くの曲を作曲しており、阪神タイガースの歌として有名な「六甲おろし」や早稲田大学応援歌「紺碧の空」、そして1964年に開催された東京五輪のために作られた「オリンピック・マーチ」も彼の作品です。

その奥さんである古関金子さんは歌手として活躍していた女性。

つまり、これから語られる物語は音楽と共に生きて来た夫婦の物語だと言ってもいいでしょう。

【ネタバレ】『エール』第1週1話あらすじ・感想

音楽は常に人と共にあった…。旧石器時代から突然のダンスシーンで朝から華やか

ドラマの始まりはまさかの紀元前1万年前。

古来 音楽は人と共にあった

以来 人は音楽を愛した

KAMUI

この文章が旧石器時代を思わせる格好で魚を捕って喜ぶ窪田正孝さんと二階堂ふみさんと共に出てくるわけですが…え!?なんだこのドラマは!と度肝を抜いてきました。

時に音楽は、人の悲しみに寄り添ってくれます

時に音楽は、折れかけた心に力を与えてくれます

時に音楽は、現実逃避の手助けをしてくれます

時に音楽は、人生を賭けた一大事に力強い武器となってくれます

古いアメリカ映画のようなワンシーンが流れたり、テニスの大事な試合の最中を表現するシーンが流れたり、はたまた90年代の失恋をした男の嘆く姿が描かれたと思ったら、今度一人の男が好きな女性にプロポーズをするために街の人たちを巻き込んでのキレッキレのダンスを披露!

しかも彼氏がいるからと言われて大失敗。

KAMUI

一瞬このダンスの曲が今回のオープニングなのか!?と思いもしました。音楽が奏でる人生の物語。期待が高まります。

時は東京オリンピック。裕一(窪田正孝)に寄り添い歩く音(二階堂ふみ)の姿が素敵

東京オリンピックがまさに開催されようとしているその時、オリンピックのために曲を作った古山裕一(窪田正孝)は緊張のあまり建物の中をウロウロとします。

裕一が曲作りをする際に課せられたオープニング曲は、戦争で敗北し、力を失っていた日本が元気になれるようなものにしてくれと言われて筆をとり、ようやく完成させたもの。

『エール』第1週1話

出典:『エール』公式ページ

しかし、大事な開会式当日になると、裕一は緊張のあまりトイレにこもり、関係者や妻の音(二階堂ふみ)は大急ぎで彼を探します。

関係者用の手洗いがあることを知ると、音は急いでそこへ。

吐き気を催す裕一に対し「あなたの曲は素晴らしいから大丈夫」と言って、手を引いて行くのでした。

しかし、緊張のあまり弱気になる裕一は会場に行かないとダダをこねます。

また開会式を待つ人から裕一が作曲した「長崎の鐘」を聞いて生きる希望を貰ったと言われ、裕一は会場へ行く決意をしました。

『エール』第1週1話

出典:『エール』公式ページ

KAMUI

明らかに自分に自信のないタイプ。しかし、音というしっかりした奥さんの存在に支えられている感がものすごいです。まさにおしどり夫婦。新しい夫婦の形が見られると思うと楽しみになりました。

夫婦の起源は裕一(窪田正孝)の誕生までさかのぼって始まる

この夫婦がいかにしてこうなったのか?

またもタイムスリップするかのように時間が遡ると、今度は明治時代に。

福島の呉服屋の店主である古山三郎(唐沢寿明)は長男の誕生に喜び、勢い余って家を飛び出して行くのでした。

『エール』第1週1話

出典:『エール』公式ページ

KAMUI

というところで今回終了!あっという間の15分!しかも最後にいたっては、生まれたばかりの裕一の姿が一瞬出るだけ。唐沢さんが大喜びで駆け抜けていったという印象だけが強く残りました。

『エール』第1週1話まとめ

本当に15分も経った!?と何度も時計を確認してしまいました。

ですが、しっかり15分。

楽しいと時間が過ぎるのが早いと言いますが、これが第1話。

しかも最後の最後にオープニングを持ってくるという驚きのやり方も展開。

朝ドラが毎回オープニングを入れるのは、朝の支度で忙しい人のためにドラマの本編が始まりますから準備してーという合図だと聞いていましたが、今回は待ったなしで旧石器時代やダンスシーン。

なかなかにすごい勢いだという印象が残ると共に、裕一と音がどうやって結ばれていくのかを見るのが楽しみです。

そしてすでに父・三郎が良いキャラな予感。

前作朝ドラ『スカーレット』に続き、父親が話題をとっていく予感がします。

また、突然の訃報により世界中に衝撃を与えられた志村けんさん。

実はこのエールに出演しているらしいのです。

そして公式では、志村けんさんの登場したシーンはカットせずに放送するとか…これが遺作となるわけなんですね。

日本が誇る素晴らしいコメディアンの1人の姿は、この先しっかりと見届けないといけないと思いました。

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