ディズニープラスで独占配信中のMCU初のアニメシリーズ『ホワット・イフ…?』。
MCUフェーズ3までの23作品を取り上げ、毎回ヒーローたちがたどることがなかった「もしも」の物語が描かれます。
第1話では『キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー』、第2話は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、第3話は『アベンジャーズ』、第4話は『ドクター・ストレンジ』がモチーフの物語が展開されました。
前回第5話では、コミックスでも人気が高いマーベル・ゾンビーズの世界と『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の世界が融合した衝撃的なエピソードが話題を呼びました。
そして第6話ではMCUファン待望の「あの人気ヒーロー」と「あのイケメン悪役」が登場!
マルコヤマモト
目次
海外ドラマ『ホワット・イフ…?』前回第5話あらすじと振り返り
全知全能の神・ウォッチャーが語り部となり物語が進む、ドラマ『ホワット・イフ…?』。
前回第5話では「もしもゾンビが出たら…?」という驚愕のエピソードが描かれました。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でサノスの襲来を地球に伝えにきたハルクことブルース・バナー。
しかし落下したのは別次元の地球で、そこはすでにアベンジャーズを含む人類のほとんどがゾンビウイルスに感染した世界でした。
ブルースは生存したスパイダーマン(=ピーター・パーカー)やワスプ(=ホープ・ヴァン・ダイン)らとともにゾンビの攻撃を交わしつつ、列車を使って特効薬のあるリーハイ基地へ向かうものの、そこで待ち受けていたのはゾンビ化したワンダを匿う人造人間のヴィジョンでした。
次々と仲間が犠牲になっていくなか、ゾンビ治療の特効薬となるヴィジョンのマインドストーンを手にクインジェットでワカンダへ向けて出発したピーター・パーカーとティ・チャラ、スコット・ラング。
しかしワカンダでもすでに市民の大半がゾンビとなり、またインフィニティ・ストーンを5つ集めたゾンビ・サノスが待ち構えていたのでした。
海外ドラマ『ホワット・イフ…?』第6話あらすじ【ネタバレあり】
もしもキルモンガーがトニー・スタークを助けたら?
物語の始まりは、MCUの始まりでもある2008年公開の『アイアンマン』の冒頭。
アフガニスタンの荒野を走るトニー・スタークを乗せた車が、テロ組織「テン・リングス」に襲撃される衝撃的なシーン。
映画版ではこの後テン・リングスに拉致されたトニーが、彼らのアジトで秘密裏にアーマーを完成させて脱出します。
もはやMCUの始まりの始まりと言っていいほど重要な設定ですが、『ホワット・イフ…?』では、まさかの『ブラック・パンサー』の悪役・キルモンガーが彼を助けてしまうのです…!
その後スターク救出の功績を讃えられ、オバディアによるスターク襲撃の事実を暴いたエリック・キルモンガーは、トニーからの信頼を得てスターク・インダストリーズの最高警備責任者、そして副社長に任命されます。
本来警備責任者に任命されるはずのハッピーは、トニーによるエリックの起用に不満げな表情を浮かべていました。
トニーの秘書であるペッパー・ポッツもローディにエリックの身辺調査を依頼しますが、思惑が見当たらず困惑。
なぜならエリックの本当の狙いはトニー・スタークではなく他にあったからです。
エリックはMITで卒業論文にしたドローン兵器「リベレーター(解放者)」をプレゼンし、意気投合した2人は早速試作品を作ることに。
エリックからヴィブラニウムを動力に使うことを提案されその力を目の当たりにしたトニーは、まんまと闇の武器商人ユリシーズ・クロウと連絡を取り、取引現場にローディを向かわせました。
しかし、ヴィブラニウムをワカンダに取り戻すために取引現場に現れたティ・チャラやローディをエリックは次々に排除。
ユリシーズ・クロウとエリックはグルだったのです。
そしてジャーヴィスを通して全てを見ていたトニーまでもを殺してしまいました…。
ドラマ『ホワット・イフ…?』では3度目の死を迎えてしまったトニー。
そしてトニー・スターク暗殺をワカンダの仕業であると決定したロス将軍は、スタークの資産を全て接収。
次々とドローン兵器であるリベレーターを量産し、ワカンダ攻撃へ踏み切ろうとしていました。
その頃、映画『ブラック・パンサー』と同じくユリシーズ・クロウを殺し、ワカンダへ向かったエリック・キルモンガーは親衛隊のドーラ・ミラージュたちに亡骸を引き渡しました。
ティ・チャラの父親でワカンダ国王のティ・チャカに受け入れられたキルモンガーは、アメリカが送り込んでくるリベレーターをワカンダの領域へ呼び込んで攻撃をする作戦を提案。
ラモンダ女王とシュリの反対を押しのけてティ・チャカはキルモンガーの作戦通りリベレーターをワカンダの敷地内へ招いきれて戦闘を展開し、見事ワカンダを勝利へ導きました。
勝利を収めたキルモンガーは、ハート型のハーブを飲むとブラック・パンサーを受け継ぎます。
事実上の復讐により自作自演でワカンダを乗っ取ったキルモンガー。
その頃、アメリカではロス将軍がワカンダへ向けて総攻撃を仕掛けようとしていました。
なぜか彼の軍事秘書をやらされているペッパーが、うんざりした表情を浮かべて自室に入るとそこにはシュリの姿が。
「スタークさんだけが天才じゃない」と自慢げに言うシュリと手を組む決意をするペッパー。
「お互いの国が真実を見ようとしない」と行く先を懸念するペッパーに対し、シュリは「一緒に目を覚ましてやりましょう!」と心強い言葉をかけるのでした。
海外ドラマ『ホワット・イフ…?』第6話感想【ネタバレあり】
第6話の豪華声優陣リスト
ドラマ『ホワット・イフ…?』第6話の内容は「もしもあの時、キルモンガーがトニー・スタークを助けていたとしたら…?」。
MCUの中でも人気のヒーロー・アイアンマンと人気のヴィラン・キルモンガーが共演したまるで夢のような物語?ですが、これまでの作品と同じくラストはヴィランの台頭を描いたバッドエンドものでした。
しかしながらトニー・スタークやペッパー・ポッツ、ローディやオバディア・ステインなどMCU初期作品のキャラクターと『ブラック・パンサー』のキャラクターたちも多く登場したことで見応えは十分!
マルコヤマモト
- マイケル・B・ジョーダン / エリック・スティーヴンス / キルモンガー(津田健次郎)
- ジョン・ファヴロー / ハッピー・ホーガン (大西健晴)
- チャドウィック・ボーズマン / ティ・チャラ / ブラックパンサー(田村真)
- アンジェラ・バセット / ラモンダ女王(幸田直子)
- ダナイ・グリラ / オコエ(斎賀みつき)
- アンディ・サーキス / ユリシーズ・クロウ(広田みのる)
- ドン・チードル / ローディ (目黒光祐)
- ポール・ベタニー / ジャーヴィス(加瀬康之)
- ジョン・カニ / ティ・チャカ(佐々木敏)
- ミック・ウィンガート / トニー・スターク / アイアンマン(森川智之)
- キッフ・バンデンホイベル / オバディア・ステイン(土師孝也)
- ベス・ホイト / ペッパー・ポッツ(小林さやか)
- マイク・マクギル / ロス将軍(菅生隆之)
- オジョマ・アカガ / シュリ(神戸光歩)
エリック・キルモンガー役のマイケル・B・ジョーダンをはじめ、ラモンダ女王役のアンジェラ・バセットなど豪華俳優が声の出演を果たしたものの、再演が叶わなかった出演者も。
気になるトニー・スタークの声はロバート・ダウニー・Jr.に代わって、ゲーム版でトニーの声を担当している声優のミック・ウィンガートが担当しています。
SNSでのみんなの感想・評判
完全に裏ブラックパンサーとして成立してるから面白かった。最終的な終わりもまさしく一筋の光を見せて終わるこの余韻も好き #ホワットイフ
— Kenya East (@KENYA_blueweb) September 16, 2021
6話 #ホワットイフ
さすが主役以上の人気を集めたとまで言われた名悪役で、狡猾さと人たらしな魅力を存分に見せつけてくれました👍
ご都合主義による延命展開みたいなのが皆無なのはオレの中でも賛否両論あるんですが、それにしても ”アニメ好き” と言わせちゃうのか😅
更にはトニーまでガンダム発言🤩— 多畠 栄治 (@Age_Tabatake) September 16, 2021
#ホワットイフ 6話観た!個人的には今まででの話で一番おもしろかった!キルモンガーのヴィランと言う枠にはまらない、自分の信念に従った生き方に痺れる…!一作で死なせるには惜しいキャラだしブラックパンサー2で復活しないかな~ https://t.co/crPWcGbJAw pic.twitter.com/mJ0faaZHZU
— みじんコ (@mizinko) September 16, 2021
『アイアンマン』の物語をベースにしつつ『ブラック・パンサー』のイフ・ストーリーもしっかり描かれていた『ホワット・イフ…?』第6話。
マルコヤマモト
悪役なのにルックスも抜群で強くて私服のセンスも良くて強かで頭も良いエリック・キルモンガーの再登場を願うファンは多いはず!
ですが、アニメの彼が「ワカンダ・フォーエバー」を叫ぶことには違和感があり心がざわつきました。
もし再登場の可能性があるのならば、何らかの形で心を入れ替えたキルモンガーに「ワカンダ・フォーエバー」を叫んで欲しいものです。
ちなみにキルモンガーを演じたマイケル・B・ジョーダンは再登場に意欲的ということ!?
マルコヤマモト
海外ドラマ『ホワット・イフ…?』第6話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
━━━━━━━━━━━━
『ホワット・イフ…?』
⚡第6話配信スタート⚡
━━━━━━━━━━━━もしもあの時、#キルモンガー が、
トニー・スタークを助けていたとしたら…?そんな“ありえたかもしれない”物語を今すぐ #ディズニープラス で観よう!#ホワットイフ #マーベルスタジオ pic.twitter.com/u5D9ZhNPQZ
— マーベル・スタジオ[公式] (@MarvelStudios_J) September 15, 2021
マルコヤマモト
またもやバッドエンド?いや、キルモンガー的にはハッピーエンドの今作ですが、どの話にも共通するのが「どんな困難な時代でもヒーローは必ず誕生する」というもの。
今回はラストにティ・チャラの妹・シュリがペッパー・ポッツの元を訪れたことで、新たな始まりを予感させました。
『ブラックパンサー2』の始まりを予感させるものでもあり、おそらくシュリが活躍するであろう次作への期待度も高まります。
マルコヤマモト