『ウェントワース女子刑務所 シーズン2』あらすじ・ネタバレ感想!失意のどん底のビーに新たな生きる希望が宿る

海外ドラマ『ウェントワース女子刑務所』シーズン2のネタバレ感想!

出典:FOD

シーズン1でジャックスが殺されてから3ヶ月が経ち、ジョアン・ファーガソンという新しい看守長が刑務所にやってくるところからシーズン2はスタートします。

新所長ファーガソンはすぐにフランキーの敵となる一方で、ビーは新たな目標を見つけていきます。

ポイント
  • 生きる気力すらないビー。そんなビーを奮い立たせるもの、それは何か。
  • 新所長ファーガソンの最終目的とは!?歯車が狂いだす看守たち…。
  • とうとう“クイーン・ビー”となったビーの最初の伝説とは…?

それではさっそく海外ドラマ『ウェントワース女子刑務所 シーズン2』をレビューしたいと思います。

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『ウェントワース女子刑務所 シーズン2』キャスト・キャラクター紹介

ダニエル・コーマック / 役:ビー・スミス

  • ジャックスの息子ブレイデンに愛娘デビーを殺害され、失意のどん底にいる。
  • 最終回でジャックスに復讐を果たす。

ニコール・ダ・シルバ / 役:フランチェスカ・ドイル(フランキー)

  • ジャックス死亡後、ビー不在の刑務所内を仕切る。
  • ドラッグの密売で生計を立てている。

シーリア・アイルランド / 役:エリザベス・バーズワース(リズ)

  • 世話係。
  • 仮釈放が迫っているが、刑務所の外での生活に困惑している。

シャリーナ・クラントン / 役:ドリーン・アンダーソン

  • 男性囚人と恋人関係になり、シーズン2でなんと妊娠!

ソクラテス・オットー / 役:マキシン・コンウェイ

  • トランスジェンダーで元男性。
  • 外見からみんなの恰好の餌食となるが、ありのままの自分を受け入れてくれたビーに心を許す。

パメラ・レイブ / 役:ジョアン・ファーガソン

  • エリカ辞任後、ウェントワースの新たな所長となる。
  • 独裁的で、自分の思うがままに人を動かそうとする。

ケイト・アトキンソン / 役:ヴェラ・ベネット

  • 副看守長。
  • 囚人想いの真面目な人物だったが、ファーガソンに巧みに操作され、ある事件をきっかけに豹変する。

ロビー・マガシヴァ / 役:ウィル・ジャクソン

  • 看守。囚人からも人気がある。
  • ビーに一目置いており、話の分かる看守。

アーロン・ジェフリー / 役:マシュー・フレッチャー

  • シーズン1ではメグと一瞬恋仲になるも、ウィルの妻との不倫がバレて破綻する。
  • シーズン2ではファーガソンに目の敵にされ、陰謀に巻き込まれ散々な目に遭う。一番悲惨かも…。

『ウェントワース女子刑務所 シーズン2』あらすじ


ジャックスが殺されてから3ヶ月が経ち、ジョアン・ファーガソンという新しい看守長が刑務所にやってきた。

彼女はすぐにフランキーの敵となる。一方、ビーは新たな目標を見つける。

ビーはブレイデン・ホルトへの復讐を企てる。

一方、権力を維持するためにフランキーが選んだ決断は、新入りの囚人の死という最悪の結果を招く。

ドリーンは、ウェントワースにやって来た男性受刑者と瞬間的に惹かれ合う。

ハリーにデビーを殺された復讐をするように仕向けたビーだったが、作戦は失敗に終わる。

そこで、ビーは自分で手を下せるようにブレイデンを刑務所におびき出す。
出典:FODプレミアム

【ネタバレ】『ウェントワース女子刑務所 シーズン2』感想

ビー、カムバック

シーズン1で娘のデビーを殺されたビーは、ジャックスを殺害…!

“絶対に押しちゃダメなボタン”を自ら押すことになりました。

その後、ビーは独房に入れられ朦朧として過ごしています。

薬を飲んで朦朧とすると、そこにはデビーがいるんですよ。

ビーはこんな腐った現実世界は捨ててしまって、違う世界の住人に…。

しかし、シーズン2で現れた新所長ファーガソンがビーを独房から出します!

ビー不在の刑務所内を仕切るフランキー勢力を衰えさせるためですね~。

満身創痍でフラッフラのビーは、そんな自分への期待などつゆ知らず。

「薬ちょうだい~」と廃人状態。胸が痛みます…。

そんなビーを心配し、リズは何度もビーに薬を断つように説得します。

最初は「放っておいて」と聞く耳を持たなかったビーですが、何度も諦めずに説得するリズの言葉に次第に耳を傾け始めます。

「生きがいを見つけなさい」

そんなことをリズから言われ、ハッとするビー。

ビーにはまだ生きがい、生きる目的がありました。

それは…デビーを殺したブレイデンをこの手で殺すこと…!

ビーはデビーの復讐のために、現実世界にカムバックするのです!

ビーに危険が迫る!

ブレイデンを殺害することを決心したビーですが、自分は刑務所の中。

自ら殺害は難しいということで、夫のハリーに殺害させようとしますが、このDV男ハリーは女は殴れても娘の復讐はできないチンケな奴!

殺害失敗に終わるどころか、ブレイデンに逆に返り討ちにされちゃってボコボコです。

さすがブレイデン。あの恐ろしいジャックスの息子なだけあって手強そうです。

そこでビーは、人に頼むのはダメだ!自分でやろう!と決心します。

ジャックス一派だったシモは、ジャックスの家ホルト家と繋がりがあり、シモの夫もブレイデンの仕事を手伝っている、という間柄。

ビーはこのシモを使い、ブレイデンに近づこうとします。

シモに面会に来たブレイデンを刺し殺そうとしますが、これも失敗。

シモは自分の家族やホルト家、そしてビーとの間でとても苦しい思いをしましたね~。

自分を救ってくれたビーに感謝しているんですが、家族がもちろん一番大事。

そして自分がビーから狙われていると知ったブレイデンは、逆にシモにビー殺害命令を出すんです!

さすがにそんなことできないと何度も拒否しますが、自分がビーを殺さないと家族が危険な目に遭ってしまう…。

しかも、自分の娘にブレイデンが近づいている様子…。

もし、娘がデビーの二の舞…なんてことになったら!と心配で頭がおかしくなりそうなほど悩みます。

シモが悩んだ末に取った行動は…母親ならそういう結果しかなかったかな。

ビーを殺害する仕掛けを作って、ビーの死亡を見届ける前に自殺してしまいます。

しかし、ビーを生かして色々利用したいファーガソン所長によりこの仕掛けは回収され、何も知らないビーは命拾いします。

シーズン2からトランスジェンダーのマキシンが仲間に!なんとも心強いですね。

男性のパワーに、誰よりも女性らしい優しさを持ちあわせているマキシン。

外見をバカにされ、新人イビリにあいますが、ありのままの自分を受け入れてくれ、カツラの代わりに帽子をプレゼントしてくれたビーに心を開きます。

フランキーにとってのブーマーのような存在になってくれるのかな…と期待。

ガーデニング工事の裏で起きる事件

ウェントワース刑務所では、大がかりなガーデニング園を作る工事のために、男性囚人が毎日手伝いにやってきます。

ドリーンは、男性囚人の一人と良い仲に…♡

看守の目を盗んで愛を育むうちになんと…妊娠(笑)

ほんと、ここの看守たちは何やってんだ…。

でも、ドリーンは過去に飲酒運転で自分のお腹の子を失っています。

さらにシーズン1で刑務所で出産したヤク中の囚人の子供カイアを自分の子供のように育てていました(ヤク中の母親が育児放棄していたので…)。

カイアのことが大好きで死ぬほど可愛がっていたドリーン。

だけど、カイアにとって刑務所内が危険だと判断してカイアを手放しています。

二度に渡って自分の子供と(ひとりは違うけど)今生の別れを経験したドリーンが妊娠して自分の子供をようやく持てるのであれば、こんなに嬉しいことはない!

お相手の男性ナッシュは仮出所を果たし、ドリーンに面会に行きますが断られます。

仕方ないので運動場の塀からドリーンに「来週また面会に来る」と告げるナッシュに、ドリーンは大声で妊娠を伝えます。

しばらく沈黙…。…え、逃げた?

と一瞬不安になりましたが、「ドリーン愛してる!牛乳をいっぱい飲むんだぞー!」と妊娠をめちゃくちゃ喜んだナッシュなのでした。よかったよかった。しかし、妊娠に牛乳!?(笑)

そのガーデニング造りの裏では、男性囚人と密かに危険な薬物ピンクドラゴンの取引きを進めるフランキー。

しかし、男性囚人はお金を渡すと「足りないから体で払え!」と言って襲い掛かります!

さすがのフランキーも男性の力には抗えず危ないところでしたが、男性囚人をグサグサ刺して身を守ります!

ここでもちろん捕まるフランキーですが、看守のウィルはフランキーを連行する際に「よくやった」と言ってくれるんです。

囚人である前に、女性として扱ってくれるウィルの人格がよく分かる言葉ですよね。素晴らしい。

仮出所目前のリズは、このピンクドラゴンという超危険な薬物が刑務所内で出回るのを止めるためにファーガソンに密告します。

囚人のルールで一番してはいけないこと。それは、“密告”

バレたらリズは命の危険すらあります。それでも、みんなのことを大事に想い、命を賭けて密告したんですね。

しかし、やっぱりドラマです。バレちゃいます。

しかもこの件で捕まったのは、フランキーではなくブーマー。

かわいそうにブーマーはフランキーを庇って7年の刑期が追加されてしまいました。リズに怒り狂うフランキーとブーマー。

フランキーは彼女なりにリズに対しての日頃の感謝や仲間という気持ちもあり…。

「次に会ったら殺す」と言ってリズを見逃します。

リズは自分がしたことはこれで良かったのか、と苦悩しながらも仮出所の日を迎えます。

最後に、リズはビーにある秘密を打ち明けます!

その秘密とは…“前所長メグを殺害したのはフランキー”ということ!

“クイーン・ビー”誕生!そしてビーの脱獄!

いよいよビーとフランキーの対決の時となり、一対一の戦いになります。

これに勝ったのはビー!みんなの前でフランキーにボスはビーだと言わせます。

“クイーン・ビー”誕生!

しかし、その直後にビーは、自分で手首を切り付け出血多量で病院に運ばれます。

付き添っていたウィルの隙を突き、病院を脱走!行く先は、もちろん憎きブレイデンのもと!

出所したリズに予め渡しておいた銃を持ってブレイデンに会いに行きます。

ブレイデンに銃を突きつけ殺そうとした時、ビーを追いかけてきたウィルに説得され、銃を下すビー。

しかし、その一瞬。

ブレイデンがほんの少し、分かるか分からないか程度だけど…笑うんです。ニヤっと。

それを見逃さなかったビー。ブレイデンを撃ち殺します!

ビーは捕らえられます。そこはしょうがない。

だけど、脱獄ほう助の罪でリズまで捕らえられてしまうんです!

せっかく仮出所できたのに、またウェントワースに戻ることになります。

そして、リズは出所の前にフランキーに「次会ったら殺す」と言われてますよね。

密告者となった今刑務所に戻るのは、かなり危ない~!

ビーが守ってくれると思うけど…。どうなる!?リズ!

ファーガソンの企みとは?

シーズン2ではファーガソン新所長が存在感ありまくりの狂気っぷりを堪能できます。

断片的に映し出されるファーガソンの過去が鍵。

本来の大きな目的があるんですが、そもそもの支配的で排他的な性格から行っていることもあるので分かりづらい!それがまたまた不気味なんです。

そしてデカイ!共演者の頭二つ分はいつも飛び出しているファーガソン(女性です)。

発言も目線もいつもめちゃめちゃ上から…。

ファーガソンはずっとマシューを目の敵にしていて、マシューは職を失うまで追い込まれます。

さらには重大な秘密を知ったマシューを、なんとファーガソンは協力者にひき殺させます!

死んだ!くらいの勢いでマシューは轢かれますが、生死についてはシーズン2で語られることはありません。

あの協力者とファーガソンがフェンシングするシーンが何度かありましたが、あの人は何者なんでしょうねぇ…。

ヴェラはファーガソンのコバンザメに成り果て…結果的には介護していた母親を毒殺します。

自分の親まで殺すなんてどうかしてますが、ファーガソンがうますぎるんです。

ヴェラの性格をよく分かった上で、持ち上げたり突き放したり…。

ファーガソンにとって必要な人間となるために豹変してしまうヴェラ。

そして、ファーガソンの真の目的が最後の最後に分かるんですが…。もう本当にゾッとしました!

まだファーガソンが看守だった若かりし頃に、ファーガソンはある囚人と恋をします。

その囚人は収監された時に妊娠しており、刑務所の中で出産します。

刑務所の中で子育ては不適切と判断され、子供を取り上げられ、それに絶望した囚人は自殺。

ファーガソンはそれをずっとずっと恨んでいるんです。

そして…子供を引き取りに来た福祉局の職員が…看守になる前のウィルだったんです!逆恨みもいいとこ!

ファーガソンは自分に従順じゃない人を誰彼かまわず攻撃していると思いきや…目的はたったひとつ…ウィルへの復讐だったんです!

そして、その真実まで自力でたどり着いたマシュー。あの精神状態でよくやった。

ウィルにメグとの不倫がバレて、マシューとウィルとの関係性は泥沼化していますが、ウィルに対して謝罪の気持ちや友人としての想いはマシューにはあり、ウィルに危険が迫っていることを知らせようとしていました。

そして…ファーガソンによって始末されたのか…!?

『ウェントワース女子刑務所 シーズン2』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

シーズン2はシーズン1よりさらに狂気を帯び、サスペンス要素がとっても深まったシーズンでした!

とにかくファーガソン色が濃ゆい!!

シーズン3では、ファーガソンvsクイーン・ビーの対決となるんでしょうか!?そしてリズの運命は!?

シーズン3もイッキ見確定です…。(寝不足)

それでは、シーズン3のレビューもお楽しみに!

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