『ウェントワース女子刑務所 シーズン1』あらすじ・ネタバレ感想!豪州で歴代No.1視聴率を記録!女の刑務所ドラマ

『ウェントワース女子刑務所 シーズン1』

(c)2012 Fremantle Media Australia Pty Ltd, Foxtel and Screen Australia

『ウェントワース女子刑務所』は、普通の主婦だったビーが刑務所内で伝説のリーダーとなる記録的ヒットを飛ばした海外ドラマです。

オーストラリアでは、歴代No.1の視聴率を叩き出しています。

ポイント
  • 緩すぎる刑務所『ウェントワース女子刑務所』(笑)ガーデニング、子育て、ヘアセット…女性ならではの刑務所での生活が意外と楽しそう。
  • シーズン1の見どころは、ジャックスvsフランキーの抗争。新人のビーはなぜだかいつも抗争のど真ん中に放り込まれてしまいます。
  • 全員裏ありまくりの看守たち。

それではさっそく海外ドラマ『ウェントワース女子刑務所 シーズン1』をレビューしたいと思います。

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『ウェントワース女子刑務所 シーズン1』キャスト・キャラクター紹介

ダニエル・コーマック / 役:ビー・スミス

  • この物語の主人公。DVの夫の殺人未遂で服役中することとなる。
  • 真面目で正義感あふれる性格。
  • 娘のデビーが何よりの宝物。

ニコール・ダ・シルバ / 役:フランチェスカ・ドイル

  • 傷害罪で服役中。愛称はフランキー。
  • ウェントワース女子刑務所の新たなボス。
  • レズビアンで、囚人の一人と恋人のような関係があるが、所長のエリカに惹かれている。

シーリア・アイルランド / 役:エリザベス・バーズワース

  • 愛称はリズ。
  • アルコール依存症の過去を持ち、飲酒運転をして義母を轢き殺してしまった過去を持つ。
  • 根は優しく争いを好まない性格で、みんなの世話係。

シャリーナ・クラントン / 役:ドリーン・アンダーソン

  • ドラッグと酒の過剰摂取で事故を起こして服役中。
  • 妊娠中だったドリーンはお腹の子を失う。
  • 他の囚人(ドラッグ中毒)の娘カイヤを我が子のように育てる。

カトリーナ・ミローズビック / 役:スー・ジェンキンス

  • 愛称はブーマー。
  • フランキーの舎弟的存在。
  • ガタイが良く、フランキーの命令で時に他の囚人に制裁を加えたりもするが、本人は単純明快でそんなにワルい奴じゃない。

クリス・マクウェイド / 役:ジャクリーヌ・ホルト

  • 殺人罪で服役中。愛称はジャックス。
  • フランキーが頭角を現すまでこの刑務所を仕切っていためちゃくちゃ怖いオバちゃん。
  • とんでもない暴力性と計算高い頭脳を併せ持つ。新人のビーに目を付ける。

ロビー・マガシヴァ / 役:ウィル・ジャクソン

  • 刑務官。
  • 囚人想いの人格者だったが、ある事件をきっかけに豹変する。

ケイト・アトキンソン / 役:ヴェラ・ベネット

  • 仕事命の真面目な刑務官。
  • 母と二人暮らしで母親のいいなり。

リーアナ・ワルスマン / 役:エリカ・ダビッドソン

  • 新刑務所長。
  • フランキーに口説かれる。

『ウェントワース女子刑務所 シーズン1』あらすじ


主人公のビー・スミスは、虐待を続ける夫への殺人未遂の容疑で、ウェントワース女子刑務所へ収監される。

主婦から一転、囚人へと転落した気弱なビーは過酷な刑務所生活を身をもって知ることになった…。

海外ドラマ『ウェントワース女子刑務所』シーズン1のあらすじ①

女囚人たちが独自の社会を築くその小さな塀の中では、外の世界の常識は一切通用しない。

ビーは娘に再会できることだけを励みに、身体と頭脳を使い、巻き起こる激しい権力争いをうまく利用しながら、曲者だらけの刑務所生活を生き抜くことを決める。

海外ドラマ『ウェントワース女子刑務所』シーズン1のあらすじ②

だが、ある日、刑務所の看守長が何者かに殺害され、ビーは殺害容疑をかけられてしまう…。
出典:『ウェントワース女子刑務所』公式ページ

【ネタバレ】『ウェントワース女子刑務所 シーズン1』感想

海外ドラマ『ウェントワース女子刑務所』とは?

今回ご紹介する海外ドラマは『ウェントワース女子刑務所』。

1970年代にオーストラリアで放映され、オーストラリアドラマの数々の記録をぬり替えた伝説的ドラマ「Prisoner Cell Block H」の現代版リメイクです。

原作は1970年代ということで、約40年後にリメイクとなった本作。

女版『プリズン・ブレイク』と言われ、超ヒット中です!

夫の激しいDVに耐えかねた主人公ビーは、ある日に夫の殺害を決意。

しかし、その計画は愛娘デビーに目撃される、という最悪な形で未遂となります。

夫の殺人未遂でこのウェントワース女子刑務所に収監されることになったビーは、それまでの生活とは180度違う生活を刑務所内で過ごすことになります。

1970年代のドラマのリメイクなので、現在のオーストラリアの刑務所はまた少し雰囲気が違うのかもしれませんが、「こんなに自由でいいの!?」と初めは驚くと思います。

コーヒーも自由に飲めるし、自分の部屋と共有スペースへの行き来は自由。

運動場でスポーツをしたり、ガーデニングなんかしちゃってる囚人も。

そして、そんなウェントワース女子刑務所の囚人たちは、一癖も二癖もある人物ばかり!

そんな自由過ぎる刑務所内では、派閥争い、ドラッグの密売、武器の売買などが横行し、頻繁に暴動が起きていました。

看守たちは何をやっているんだ?と疑問に思っちゃうくらい自由。

刑務所内では新人で、それまで犯罪とは全く無縁の生活をしてきたビーは、このクセもの囚人たちのトラブルにいつも引きずりこまれてしまいます。

そんな真面目でおとなしいビーが、“クイーン・ビー”と呼ばれ、この刑務所の伝説のボスに登りつめるまでを描くドラマ、それが海外ドラマ『ウェントワース女子刑務所』なんです!

刑務所の中でのトラブルはいつも暴力的ですが、その内容は女性ならではのトラブルも多く、女性なら共感できることも多々あります。

それ以外にも、母娘の絆や仲間との友情が盛りだくさん!

どんな時にも自分を貫くこと、どんな場所でも生きる希望を失わないこと。そんなことを教えてくれるドラマです!

ここからは、シーズン1での重要なエピソードをご紹介いたします!

ジャックスvsフランキー

刑務所に収監されたビーは、これまでの生活とまったく真逆の生活をすることになります。

何もかもがとまどいの連続で、おどおどしながら生活するビー。

しかし、リズやドリーンなどの優しい囚人も中にはいて…ビーを何かと気にかけてくれます。

私はこのリズが大好き!元アルコール依存症で、酔っぱらって義母を家族の目の前で轢き殺してしまったリズですが、今はこの刑務所内でのお母さん的存在。新人や、弱い囚人の世話係です。

この刑務所内の囚人を仕切るのは…フランキー。

ビーも流れのようにフランキー一派に入る訳ですが…。

実はフランキーがリーダーとなったのは最近のこと。

その前に刑務所内のリーダー、というかドンだったジャックスが独房に入った後で頭角を表してきたのがフランキーだったんです。

フランキーはシーズンを重ねるごとに人気が上がり、一番人気のキャラですね!

ジャックスはまさに、“オーストラリア版極妻”

めちゃくちゃ怖いオバちゃんなのですが、ビーが入所してすぐ、独房から一般房に戻ってくるんです。

もちろん、フランキーを黙って見過ごすはずがないジャックス。

フランキーvsジャックスの小競り合いが日々勃発。どデカい抗争へと発展して行きます!

そしてジャックスは、新人のビーに目を付けます。

おとなしいながらも正義感があり、ジャックスにも意見し、刑務所の中でどんどん人気が出ていくビーをジャックスは脅威と見なしているようなんです。

刑務所長メグの死

フランキーとジャックスの大抗争が勃発し、刑務所の中でビーはカイアと身を潜めていましたが…カイアがいなくなっちゃた!ということで、ビーはカイアを探しに行きます。

やっと、見つけて駆け寄ろうとした時、何かにすべって転んでしまうビー。

床には、刑務所長メグの死体が…!

刺されて血を流し、明らかに死んでいるメグ…!

この事件で、メグの血で転んで血まみれのビーに容疑がかかりますが、容疑は晴れ、誰の犯行か分からないまま新所長のエリカが現れます。

メグの夫のウィルは、囚人想いで、囚人たちからも人気があった刑務官でしたが、メグの死をきっかけに豹変…!

酒とドラッグに溺れ、メグを殺した犯人を血眼で追います…!

カイアがウィルに絵を描いてプレゼントした時も、その絵を目の前でビリビリに…!

小さなカイアにまで酷い態度を取ります。気持ちは分かるけど、カイアは関係ないだろー!

新所長エリカはフランキーに言い寄られて、もちろんつっぱねますが、まんざらでもない様子。

モニターでフランキーをジーっと監視したりして…。

フランキーのことが気になって夫ともなんだか不仲に…。

刑務官たちも全員変で、全員人間臭くて面白いんですよね~。

ジャックスの非道な決断

一方ジャックスは、夫が若い女と不倫しているのを知り、さらに夫から離婚を申請されブチ切れます。

鏡の中の自分を見つめ…発狂するシーンは、失ったもの全てに対する怒りや悲しみの叫びのようでした。

刑務所で長いこと過ごしたジャックスは、美しさや時間、家族までも失い、もう守るべきものは、この刑務所内の自分の地位だけ!

ジャックスはビーに面会に来ていたデビーを見つけて、とんでもなく惨い計画を実行します。

デビーに近づいたのは、ジャックスの息子のブレイデン。

デビーは母親の逮捕でポッカリ空いた穴をブレイデンに上手く利用され、あっという間にブレイデンと恋仲になってしまいます。

ブレイデンに薬漬けにされ…過剰摂取により、なんとデビーは死んでしまいます…。

この時のビーの悲しみは見ていられないほどでした。

お葬式にも参加できないと知ったビーは全てに絶望し、自殺を図ります。

これはリズが発見し、みんなに助け出されて未遂で終わります。

ジャックスがデビーの死の関与を認めると、逆上したビーはジャックスの首元にペンを突き立てます!

ジャックス殺害で捕らえられるビー。

今までどんなことがあっても暴力で解決することを頑なに拒んできたビー。

その信念は、今まで最悪の夫から受けていた虐待も原因のひとつだと思いますが、愛するデビーの死でついにその信念を曲げて復讐という結末を迎えてしまいました。

首から血が吹き出したジャックスは笑いながら逝きました…。こっ…怖い。

メグを殺したのは…?

ここでシーズン1が終了。

シーズンの最後には、衝撃的な事実がリズから語られることになります。

刑務所長のメグ殺害犯はまだ捕まっていなかったのですが、リズはその殺人の現場を目撃していたんです!

犯人は…フランキー!

これは故意の殺人ではなく、後ろからメグに肩を捕まれたフランキーは、敵だと思って咄嗟に刺してしまったのでした。

リズは誰かに言ったり、脅したりするつもりはもちろんないと思いますが…。

てっきり、メグ殺害もジャックスの指示なのかと思っていたので、これはびっくりですね~!

メグは割とすぐ死んでしまうキャラなのですが、死後だんだんとどんな人物だったのか分かってきますね。

マシューとも関係を持っていたようだし…。

メグとウィルは子供を望んでいたのに、死後、ウィルはメグが子供を堕胎していたことも知ることになります。

ウィルの気持ちを想うと…どんな真実も自分一人で受け止めなくてはいけない。

もう真実を語ってくれるメグはいない訳ですから。

さらに、マシューとの不倫、そしてフランキーがメグを殺害したことまで知ってしまったら…二人を殺しちゃうんじゃないでしょうか…!

『ウェントワース女子刑務所 シーズン1』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

面白すぎてイッキ観してしまったシーズン1でした~!

ジャックスを殺したビーは、これからどうなってしまうのでしょうか。

ビーは殺人未遂容疑だったので、ジャックス殺しが最初の殺人だった訳で…大きく刑期も延びてしまうでしょうし…。

そして、刑務所内の派閥争いはどうなっていくのでしょうか!?

ジャックス亡き今、フランキーの地位が揺るぎないものに変わるのか、フランキーvsビーなんてことも今後あるのか…。

最高にハラハラする展開で終わった『ウェントワース女子刑務所 シーズン1』。

期待が高まる中、シーズン2へ続きます!

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