『四月一日さん家の』第10話あらすじ・ネタバレ感想!声優業が不調な一花に姉妹が愛のシナリオ制作

ドラマ『四月一日さん家の』第10話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『四月一日さん家の』公式ページ

一花の不幸体質がフルマックスで露呈…思わず同情し、かわいそうと思ってしまった一花のエピソードの数々は必見。

このところ仕事がうまくいっていない長女・一花のために、三樹が「一花主役のシナリオを書こう!」ということになるのですが…めちゃめちゃ斬新な三樹の描くシナリオに注目です!

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『四月一日さん家の』第10話あらすじ

ドラマ『四月一日さん家の』第10話「四月一日さん家のシナリオ」あらすじ

長女・一花(ときのそら)、次女・二葉(猿楽町双葉)、三女・三樹(響木アオ)の3姉妹が暮らす四月一日家。

声優の仕事をしている一花は、いつも脇役しか回ってこない事を不満に思っていた。

そんな一花を勇気づけるため、二葉は三樹に「一花が主人公の物語」を書き、シナリオコンペに応募することを提案する。

さっそく筆をとるも思うように進まず悩む三樹。

見かねた二葉が加担するが、物語はどんどんおかしな方向へ…!?
出典:『四月一日さん家の』公式ページ

【ネタバレ】『四月一日さん家の』第10話の感想

脇役ばかりの仕事に一花が不満を抱え落ち込む…見かねた二葉の出した案とは?

四月一日家リビング…テーブルに突っ伏している長女・一花。

三樹が彼女の状況を代弁するには「オーディション受けても回ってくる仕事が小さな脇役ばっかりで不満」ということらしい。

「さえない人生を送ってきた私がせめて…物語の中だけでも一度でいいから主役を演じてみたい」

こう言った方が感じいいでしょ?と冗談交じりで妹たちに言います。

実はこれ、あながち冗談でもなかったのでは…と終盤で思わせます。

一花の歩んできた修羅の道が今回明らかになります。

「主役がほしい」

姉の切実な願いを聞いた二葉は「三樹がいち姉にぴったりの主役が出てくる話を書いてあげたら?」と言い出します。

もし三樹の書いたシナリオが賞を取ってアニメ化されたら、キャスティング権は原作者にもあるのでは?と、壮大な計画を立て出しました。

それだっ!と一気に盛り上がる一花。

さっそく心当たりのある「ショートアニメ用のシナリオ募集」を探しに自室へ走っていきます。

渋る三樹…漫才があんなに書けるんだから平気と説得されます。

二葉「三樹には、物を書く才能があると思う」

そこへ戻ってきた一花、募集要項の画面を2人に見せます。

【応募概要】

<ショートアニメシナリオコンテスト>

金賞1名…賞金100万円および作品のアニメ化

銀賞1名…賞金50万円

応募資格:不問

「絶対できるって」という二葉の言葉に背中を押され…「ショートアニメね。ちょっと時間もらえる?」と。

やる気になったときの三樹の決め台詞、出ました!

夜鍋で行き詰った三樹…二葉の与えたアイデアで閃く!

朝、四月一日家のダイニングテーブル。

起きてきた二葉は様子を見てビックリ!

寝ずにシナリオ製作に励んでいた三樹、しかもうまくいかないようで「情けない…」と落ち込んでいました。

続編やリメイク流行りの現代に合わせて「有りモノを現代版にリメイクする」というアイデアを出す次女。

古い物なら著作権が関係ないらしい…参考までにと持ってきたのは昔父が読んでくれていたフィリピンの童話の絵本。

【アジア童話集「三人兄弟」】

ある田舎の家でお父さんが亡くなって

三人の息子たちは 外の世界を知るために旅に出ました

7年経って 息子たちが手に職をつけて 家に戻ってくる

長男はガラス職人 次男は船大工 三男は泥棒になって戻ってきます

そんなある日

お城のお姫様が 悪い魔法使いにさらわれて ひどく悲しんだ王様は

助け出してくれた者を お姫様と結婚させると約束しました

まずは ガラス職人の長男が作った望遠鏡で お姫様の居場所をつきとめて

船大工の次男が作った船に乗って その島にたどり着きます

お姫様は人間が立ち入ることができない 怪物だらけの城にとらわれていましたが

三男の泥棒の技術で 堅く閉ざされた扉を開けて 怪物たちの目を盗んで

お姫様を連れ出すことに成功

無事、お姫様を救い出し お城に連れ帰ることができました

二葉の読み聞かせを聞いていた三樹は「上手く変えられる気がする」と俄然意欲みなぎります。

現代っぽくアレンジ入れて、男女逆転させて、長女を主役にフューチャーし、四月一日姉妹に置き換える感じで書くとのこと…。

姉妹で協力したシナリオ作りがはじまります。

どんな作品になるのでしょうか?

現代版リメイク「三人姉妹」は壮大な傑作に…

その日の四月一日家、夜のダイニング。

四月一日姉妹のシナリオ製作が開始されました。

【「三人姉妹」四月一日さん家バージョン】

ある田舎の家でお父さんが亡くなって

三人の娘たちは 外の世界を知るために旅に出ました

7年経って 娘たちが手に職をつけて 家に戻ってくる

長女は売れない声優 次女はアパレル店員 三女はIT系の研究している学生になって戻ってきます

※そこ「売れない」ってつける意味ある?と一花…の苦言は完全スルーされてしまいます。

そんなある日

お城の羽生くんが よその国のコーチにさらわれて ひどく悲しんだ国は

助け出してくれた者を 羽生くんと結婚させると約束しました

※イメージ的な意味で王子様ということで、王子様の代わりに「羽生結弦」が抜擢w

まずは 売れない声優 の長女が海外のスケート場にしらみつぶしで電話して

羽生くんが来たかどうか聞いてみたことで 羽生くんの居場所をつきとめて

お店のお客さんにクルージングに連れて行ってもらったことのあるの次女が

調達した船に乗って そのスケート場にたどり着きます

羽生くんは立ち入ることができないスケート場にとらわれていましたが

三女の天才ホワイトハッカーのプログラマー技術で 堅く閉ざされた扉を開けて さらったコーチたちの目を盗んで羽生くんを連れ出すことに成功

一国家のセキュリティ―システムを突破して救いだすことは暗黙のタブー、それでも彼女は救うことを選んだ…それが自らの死を意味することを理解した上で…

無事、羽生くんを救い出し 連れ帰ることができました

彼女の墓に手を合わせる羽生くんをバックにエンドロール!

おおまかに説明するとこんなシナリオ展開に(笑)

三樹のヒートアップで、三女が主役にすり替わってしまったのでした。

なぜか始まる一花の切ないエピソードトーク

「ヤバい、そのラスト!超アガルし泣ける!」

そう褒め称えた二葉でしたが…

「…私、結局電話かけただけじゃん…」

と、消え入るような声でつぶやく一花を見て、話が違う方向にいってしまったことにようやく気づきます。

慌てて修正を求めた二葉に、ストーリーは盛り上がったほうがアニメ化できると譲らない三樹。

「いち姉を主役にするストーリー」だったはず…二葉は役を膨らませようと、一花の実際にあったエピソードトークから反映させようとし、「一花が主役になった瞬間」を聞いてみます。

  • 質問:人をどこか遠くまで連れて行ってあげたこととかない?
  • 答え:ヤマダ電機でバイトしたとき…一花のミスで社員が地方に飛ばされたことがある
  • 質問:何か盗み出したことは?
  • 答え:社員さんが飛ばされた理由が、一花が倉庫に鍵をかけ忘れてパソコンを盗まれた責任を取らされたからだった
  • 質問:救い出したことは?
  • 答え:知り合いの子に怪しいセミナーに勧誘された…200万の壺を勧められたが本当に効果のある壺はもっと値が張ると助言して、その子を怪しい団体から救いだした経験がある
  • 質問:素敵な恋のエピソードは?
  • 答え:好きでもない人から一方的にフラれたことがある…バイト先の守衛のおじさんに「今は無理だけど生まれ変わったら一緒にいよう」と言われ、奥さんに誤解され「この泥棒猫!」と罵られたという悲しい話

次々出てくる一花修羅エピソードに驚きました。切ない…かなり苦労人ですよね。

ラスト、三樹が見事なエピソード全部づめの物語に集約させます!

「三人姉妹」作:四月一日三樹…が、はちゃめちゃだけど良いシナリオ!

一花は魔法にかけられて猫となりながらも、紆余曲折を経て、羽生くんを見つけだし救いだすという感動のシナリオが完成し、三樹によって読まれ披露されます。

最後猫になった長女に羽生くんはこういいます。

「ありがとう。今はかなわないけれど、もし生まれ変わることがあったなら、そのときはずっと一緒にいるよ。」

報われた彼女はこう思います。

「もしまた人間に生まれ変われたら、私はまた声優になりたい。どんな小さな役でもいい。たとえ、たった一人でも、誰かの心に私の声が届いてくれたなら…」

一花は泣きます。最後の猫のセリフが心に沁みたのです。

名作誕生!

さて、応募しようと三樹が確認すると…

<応募期間:2018年7月~10月末日>

※本コンテストの募集は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。

まさかの応募期限が切れまくり…でした。

『四月一日さん家の』第10話まとめ

「みんな誰しも人生で主役になった瞬間ってあったと思う」

という二葉の言葉が印象に残っています。

いつだったかな~そう考えると記憶引きだすのに時間かかります。

これを機に主役になった大切な記憶はきちんと覚えておきたいなって思いました。

一花の苦労が報われる日が来ますように、と願わずにはいられないお話でした。

要点まとめ
  • 一花、小さな仕事ばかりで主役になれない不遇の日々を嘆く…主役になるために三樹がアニメ化が商品のシナリオコンテストに応募する
  • 二葉のアイデアが閃きを生む!シナリオの方向性が現代版リメイク路線で決定!
  • 名作シナリオ誕生!しかし、シナリオコンテストの応募期限は去年で終わっていた…

「どんな小さな役でもいい。たとえ、たった一人でも、誰かの心に私の声が届いてくれたなら…」が、一花の心に響いたようです。

最後にスッと一花の抱えていたモヤを晴らしてくれた感じが素敵でした!

そしてオチはコミカル、いつもよくできていると思わされます!

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