『デンキ街の本屋さん』は、「日本のとある電気街」の本屋「うまのほね」で繰り広げられる、オタクたちのラブコメです。
ギャグ要素も多いですが、基本はカップリングが成立している恋愛が主軸なので、日常系アニメとはちょっと系統の違う作品となっています。
- 秋葉原にある某本屋さんがモチーフ
- アキバらしいギャグが満載
- ラブコメ!
それではさっそくアニメ『デンキ街の本屋さん』をレビューしたいと思います。
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目次
『デンキ街の本屋さん』作品情報
作品名 | デンキ街の本屋さん |
放送年 | 2014年10月〜2014年12月 |
話数 | 全12話 |
原作 | 水あさと |
監督 | 佐藤まさふみ |
声優 | 高森奈津美 津田美波 竹達彩奈 相沢舞 逢坂良太 松岡禎丞 富田貴洋 川原慶久 |
音楽 | 高木洋 |
主題歌 | オープニング「齧りかけの林檎」 エンディング「two-Dimension’s Love」 |
『デンキ街の本屋さん』声優・キャラクター紹介
ひおたん(声優:高森奈津美)
- ドジっ娘金髪ロングの巨乳の新人女性店員
- オタク的な知識には疎く、ひおたんは「非オタ」からきていたが、 徐々にボーイズラブ趣味に染まっていく
- 次第にカントクを意識するようになる
先生(声優:津田美波)
- 黒髪ロングの眼鏡で、常に色落ちした作業着を着ている女性店員
- 同人活動を行いながら、プロの漫画家を目指している
- 女子力に欠けることが悩みだが、夢と趣味で忙しく両立が難しい模様
- 海雄のことを意識している
腐ガール(声優:竹達彩奈)
- ツインテールで小柄で貧乳、ノコギリのような歯が特徴的なロリ系女性店員
- 16歳の女子高生
- ゾンビが大好きで、ゾンビっぽいものを見るとバットなどで殴ろうとする
カメ子(声優:相沢舞)
- キャスケット帽子を被ったアフロっぽい癖っ毛の女性店員
- 写真が趣味で、常に一眼レフカメラを携行している
- 語尾に「~ですぞ」を付ける
- メインの中ではカントクに次いで勤務歴が長い
海雄(声優:逢坂良太)
- 眼鏡をかけた、学生アルバイトの新人男性店員
- 一応、主人公らしいのだが、カントクの方が主人公っぽい
- 熱血系オタで、語り始めると止まらない
カントク(声優:松岡禎丞)
- うまのほねの正社員で、他のアルバイト店員を統率する立場の男性
- 飄々としており、つかみどころが無い
- 「つもりん」という元カノもおり、けっこうモテる
- かなり豪華なマンションに住んでいる、元映画監督志望
ソムリエ(声優:富田貴洋)
- 眼が隠れるほど長い前髪の、長身でガチムチで無口な男性店員
- 客の望む漫画を的確に勧める特技があり、「漫画ソムリエ」としてイベントも行っている
- 巨乳好きだが、ロリ系の腐ガールに好意を寄せている
- なにかと裸になることが多く、その度に警察沙汰になっている
【ネタバレ】『デンキ街の本屋さん』あらすじ・感想
柔らかそう
キャラクターデザインは、いかにも柔らかそうで優しそうな絵柄ですし、声優さんも柔らかく声をあてている感じですね。
ふわふわ、ほわほわ、ぷにぷに、という形容詞が似合う女の子たちが、『デンキ街の本屋さん』最大の魅力でしょう。
ただ、女の子の視点で描かれた恋愛話が多く、「カワイイ女の子を愛でる」というよりは、「不器用なオタクたちの恋模模様を見守る」感じです。
カントク以外は、恋愛経験のないオタクたちなので、色恋沙汰に不器用な感じがカワイイですね。
オタクの恋愛物語と言えば『げんしけん』を思い出しますが、あちらは男性視点でしたし、『デンキ街の本屋さん』はもっと恋愛色が強いです。
『げんしけん 二代目』の方が近いかもですね。
下ネタとパロディが多い
同人文化とエロは切り離せないモノだし、どこかで見たことがあるような、アキバらしい下ネタが多かったですね。
「パン食い競争」が「パンツ食い競争」だったり、「大玉転がし」が「金の玉転がし」になっていたり…。
特に第2話「デンキ街は燃えているか」は、下ネタ度がすごかったですね。
「くだらねえw」と思いながらも、笑っていました。
また、随所にパロディ要素が盛り込まれており、とくに最終話では各キャラが「中の人(声優)」の出演作品のコスプレをしていました。
こういう小ネタも『デンキ街の本屋さん』の面白いところですね。
ただ、ソムリエ役の富田貴洋さんは、コスプレしたキャラが分かりませんでした。
どうやら『アウトブレイク・カンパニー』の、「ブルーク」というリザードマンだったようです。
かじらんのかいっ
竹達彩奈さんが歌う、オープニングテーマ「齧りかけの林檎」。
本編ともマッチした、ふわふわの雰囲気が魅力的な曲です。
歌詞に合わせて、オープニングアニメにもリンゴがたくさん出てくるのですが、キャラクターがかじろうとしてかじらないのが、放映当時ネタになっていました。
なんと、「齧りかけの林檎」なのに、結局は最後まで丸いままのリンゴだったのです!
…こうやって書き出すと、あまり面白い要素にも思えないのですが当時はやけに笑っていた記憶があります。
ニコニコ動画で視聴していたため、コメントに笑っていたんでしょう。
やはり、ギャグアニメはコメントの有無がかなり重要ですね。
エロ本Gメン
初登場は第1話でした。
「成人向け図書の管理状況を調査する役人」というオタクの敵の立場でありながら、実はエロ本好きという、ギャップのある設定だったエロ本Gメン。
第11話「小さな頃から」で明かされた、エロ本Gメンの過去。
エロ本を守れなかったトラウマがあったからこそ、エロ本を守る立場のエロ本Gメンになったことが分かる良い話です。題材はともかく。
そんな感動的な良い話なのですが、エロ本Gメン役の小林ゆうさんの、かすれ声の幼女のインパクトがすごくて、あまり集中できませんでした(笑)
悲鳴のシーンとか、ほとんど声になってないです!
よく音響監督さんがOK出したなぁ…というレベルでした。
感動させたいのか笑わせたいのか、よくわからない話でしたが、とりあえずインパクトのあるお話でした。
不憫なカメ子
舞台はお店で、メインキャラは7名の店員。
そして、カップリングになったのは…
- ひおたん×カントク
- 先生×海雄
- 腐ガール×ソムリエ
カメ子……。
リア充だらけの『デンキ街の本屋さん』において、本当の非リアはカメ子だけでしたね。
しかも、何年も前からカントクに片想い中で、カントクが彼女(つもりん)と別れて、次の彼女候補(ひおたん)を見つける間、ずっと何もできずに傍らで見ているだけ…。
『げんしけん』でいうところの、斑目的な立ち位置で胸が痛いです。
女子力の足りない先生が、海雄のために頑張る感じも面白くて好きですが、カメ子が一番のお気に入りです。
いじらしい感じも好きですし、語尾の「ですぞ」もかわいいですが、相沢舞さんの声が特にいいですねぇ。
ダミってるのにカワイイという、本当に特殊な声質だと思います。
カメ子は相手がいないためか、メインの話が少ないです。
推しキャラの出番が少ないというのは、なんとも寂しいですね。
『デンキ街の本屋さん』声優/キャラ・あらすじ・ネタバレ感想まとめ
どのエプロンも似合っています!! #denkigai pic.twitter.com/fGbG4g9Vr9
— アニメ「デンキ街の本屋さん」公式 (@anime_denkigai) 2014年10月31日
以上、ここまで『デンキ街の本屋さん』について紹介させていただきました。
- 柔らかそうな女の子たち
- 1つの話が短く、テンポがいい
- カメ子がカワイイですぞ
1話あたり、2~3のストーリーが入っている短編集のような作りで、かなりテンポが良かったです。
ギャグあり恋愛ありで、女の子もかわいいし、最後までサクッと見れました。
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