『やめるときも、すこやかなるときも』第8話あらすじ・ネタバレ感想!壱晴と桜子は別れ、それぞれ前を向けるのか?

『やめるときも、すこやかなるときも』第8話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『やめるときも、すこやかなるときも』公式ページ

壱晴(藤ヶ谷太輔)と桜子(奈緒)は松江で別れ、それぞれの生活を始めます。

壱晴は約束だからと桜子の椅子作りを続ける中、哲先生(火野正平)の過去を知り、壱晴が憧れ続けている椅子への想いを知って、自分の家具作りへの限界を感じてしまいます。

一方、桜子はそれまで壱晴の想いに共感できなかったにも関わらず、壱晴と別れたことでその想いを思い知ることになります。

今回は最後に、今まで飄々としていた優太(五関晃一)の胸の内が明かされます。

優太が抱く胸の内とは…?

『やめるときも、すこやかなるときも』前回第7話のあらすじと振り返り

壱晴(藤ヶ谷太輔)から一緒に松江に行こうと誘われた桜子ですが、真織(中井友望)のことを思い出している壱晴の顔を見るのが嫌で断ってしまった桜子(奈緒)。

しかし、今壱晴のそばにいられるのは自分しかいないと気がつき、松江に行くことを決意します。

2人で真織の思い出と向き合い、壱晴は初めて墓参りをすることができました。

これでやっと2人で前を向けると思った桜子ですが、壱晴から告げられたのは「ごめん」という言葉。

真織のことが忘れられず、桜子とは恋ではなかったと言います。

しかし桜子は、壱晴に会えてよかったと、笑顔で別れました。

2人の未来はもう交わることはないのでしょうか?

『やめるときも、すこやかなるときも』第7話あらすじ・ネタバレ感想!覚悟を決めた桜子が松江へ…そして残酷な結末。

【ネタバレ】『やめるときも、すこやかなるときも』第8話あらすじ・感想


哲先生(火野正平)の過去

「作ってね。須藤さんにしか作れない新しい椅子」

桜子(奈緒)は、壱晴(藤ヶ谷太輔)にそう告げて別れていきました。

一人宍道湖で佇む壱晴に、優太(五関晃一)から哲先生(火野正平)が退院したと連絡を受けます。

東京に戻り優太の店に行くと、退院したばかりの哲先生が店に来ていました。

しかし、すぐに妹が迎えに来て哲先生は帰っていきました。

こんな時に哲先生に奥さんがいたら…と壱晴は哲先生を案じます。

優太によれば、哲先生は昔結婚を考えた材木問屋の娘がいたらしいとのこと。

家具職人としてまだまだだった哲先生とその人は結婚することができず、彼女は親が決めた婚約者と結婚したのだそう。

いまだに独身なのは、その人のことが忘れられていないのかもしれません。

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哲先生の隠された想いが明らかになりました。独身を貫いているということは、きっとそういうことなのでしょう。だとすれば、哲先生が壱晴を放っておけない理由がわかりますね。

新しいガム

桜子は意外と冷静に壱晴との別れを受け入れていました。

真織と壱晴の間に自分が入る隙などないとわかったからです。

「すっきりした」

ただ一つ、旅行中に壱晴と同じ気持ちがわからず、もっと自分に恋愛経験があればわかってあげられたのかもしれないと考えていました。

「決めた!新しい人を選ぶ!」

桜子は唐突に宣言します。

あるキャリアウーマンは言っていました。

「男はガムと一緒。味がしなくなったら次のガムを食べればいいだけ」と。

「美味しいの探す。きちんと好きって言ってくれるガム」

「分かった。合コンしよう!」

彩芽(金澤美穂)は新しいガム探しに協力することにしました。

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突然のキャリアウーマン。一瞬、何のことを言っているのかわかりませんでしたが、ブルゾンちえみさんのあのネタですね。月日が経つというのは恐ろしいものです。あんなに見ていたネタがすぐに浮かばないなんて。

職人は木に触れ

壱晴は、せめてもの償いにと桜子の椅子作りを続けることにしました。

根を詰めて仕事をしていると、哲先生が工房に現れ、とある材木屋に連れていかれます。

哲先生は先代の葬式に出られなかったことを詫び、仏壇に手を合わせました。

仏壇には、先代ともう一人女性の写真が飾られていました。

「迷ったら木に触れよ。職人は手の仕事だからな」

哲先生は机の前で頭を捻っていてはダメだと言います。

壱晴は、一枚の桜の板に目を留めました。

壱晴は自分のせいで別れることになったけど、桜子のおかげでずっと逃げてきたことから向き合えたと哲先生に話します。

「桜子か。いい名前だ。芯が強そうだな」

「芯はめちゃくちゃ強いです」

こうして、桜子の椅子に使う材料が決まりました。

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この材木屋は例の哲先生が忘れらない女の人の家でしょう。ずっと付き合いがあったのですね。芯が強い桜の木を選んだ壱晴。果たして桜子の椅子はどんな出来になるのでしょうか?

桜子(奈緒)の椅子

「家具職人はいいよな。自分が作った家具で大切な人を支えることができる」

そう言う哲先生に、壱晴は仏壇の女性は優太が言っていた女性なのかを聞いてみますが、哲先生はそれには答えず、傷だらけの木を触ってこう言います。

「傷があっても木は成長するんだよな」

そして、桜子の椅子を桜子に見せてやれと壱晴にエールを送りました。

その後、壱晴は桜子の椅子の模型を作り、哲先生に見せます。

すると哲先生は「悪くない。お前変わったな」と評価してくれました。

しかし、まだ良いというわけではないからもっと苦しめと壱晴に告げます。

その後、壱晴は試行錯誤の末、現時点では満足のいく桜子の椅子を完成させました。

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松江に行ったことが壱晴を変えたのでしょうか。意外とスムーズに桜子の椅子を完成させることができました。壱晴も手ごたえを感じているようです。

もう誰も好きになれない

桜子は『新しいガム』を探すために彩芽と一緒に合コンに参加します。

しかし、全く乗り気がしませんでした。

そこで桜子は気がつきます。

壱晴がどんな風に真織を好きになり、その後どんな気持ちで生きて来たのか。

帰宅すると、妹・桃子(浅見姫香)が家に来ていました。

桜子が壱晴と別れたことを知ると、フラれた経験がない桃子は「もっといい人が見つかる」と慰めの言葉を絞りだします。

「見つからないよ。100年経っても」

桜子はそういう恋だったと言います。

これからはもう誰も好きになれないまま、この家で両親の面倒を見ながら生きていくのだと、桜子は絶望的になっています。

「この家で古くなって、この家で死ぬんだよ」

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桃子は桜子にかける言葉が見つかりませんでした。そして姉妹の会話を母(手塚理美)は部屋の外で聞いてしまい、複雑な表情を浮かべていました。しかし、桜子の想いは誰にも救うことはできません。桜子自身の問題だからです。

哲先生(火野正平)の代表作

桜子の椅子は完成したものの、壱晴は何か足りない気がして、以前哲先生と訪れた材木屋に立ち寄ります。

木を触りに来た壱晴を見て、材木屋の主人はあるものを見せてくれました。

哲先生が主人の母である仏壇の女性のために作ったという椅子です。

それは、壱晴が感動したという哲先生の代表作でした。

生前、彼女は事故で足を悪くして椅子に座るのもままならない中、この椅子だけは座ることができたと言います。

彼女は幸せそうな顔でいつも座っていたとのことです。

「きっと椅子に込められていた哲さんの想いを感じていたんですね」

壱晴は工房に戻り、桜子の椅子に座ります。

この最高傑作だと思われた自分の椅子のことを考えると、笑うしかありませんでした。

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哲先生の強い想いが込められた椅子を見て、壱晴は完全に心が折れてしまいました。それもそのはず、椅子に込められた想いが全く違うのです。それは相手に対する想いも同じことです。これは笑うしかありません。

優太(五関晃一)の本音

優太が壱晴の工房を訪ねた時、壱晴は「誰かのために椅子を作るということがどういうことなのか全然わかってなかった」と、桜子の椅子を投げて壊してしまいます。

もう誰にも寄り添えない自分が誰かに寄り添う家具なんて作れるわけがないと、壱晴は自暴自棄になっていました。

優太は壱晴が家具職人を辞めるのではと危惧しましたが、壱晴は他にできることもないから哲先生の家具だけを作り続けると言います。

「だったら、この工房を俺にくれよ」

やけになった壱晴に優太はたまらず気持ちをぶつけます。

優太が職人をやめた本当の理由。

それは、哲先生が工房を優太ではなく壱晴に譲ったからだったのです。

「職人は思いあがったら終わりなんだよ。だから厳しくしてるんだよ。それぐらいわかれよ!」

哲先生は、優太の前では壱晴のことをずっと褒めていたと言います。

「今のお前を俺は絶対認めないからな!」

壱晴は優太の本音を知って、今の自分に情けない気持ちでいっぱいでした。

『やめるときも、すこやかなるときも』第8話まとめ

今まで飄々とした様子で壱晴を見守っていた優太。

しかし、ずっと秘めた想いを抱いていました。

目の前でずっと兄弟弟子の才能を目の当たりにし、諦めざるをえなかった優太の気持ちは察して余りあります。

壱晴は壱晴で完全に職人として行き詰ってしまいました。

桜子も、失って初めてわかる自分の気持ちに押しつぶされそうになっています。

それぞれ傷を負った3人ですが、哲先生は「木は傷ついても成長する」と言いました。

これから最終回に向けて、3人の成長を見守っていきたいと思います。

※『やめるときも、すこやかなるときも』次回第9話も続けて読みたい方はこちら

『やめるときも、すこやかなるときも』第9話あらすじ・ネタバレ感想!哲先生の言葉で椅子づくりを再開する壱晴だが…