『やめるときも、すこやかなるときも』第2話あらすじ・ネタバレ感想!桜子の父に壱晴が放った意外な一言

ドラマ『やめるときも、すこやかなるときも』第2話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『やめるときも、すこやかなるときも』公式ページ

桜子(奈緒)との打ち合わせの途中で、声が出なくなった壱晴(藤ヶ谷太輔)。

壱晴は『記念日反応』と呼ばれるもので毎年同じ時期に声を失っていました。

心配でたまらない桜子ですが、重いと思われたくなくて何もできないまま1週間が過ぎ、声が出るようになった壱晴に、桜子は思い切って自分の家に招きます。

しかし、仕事に行っているはずの父(遠山俊也)が帰宅し、壱晴と鉢合わせしてしまいます。

桜子と付き合ってるのかと詰め寄る父に、壱晴はまさかの返答をしました。

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『やめるときも、すこやかなるときも』前回第1話あらすじと振り返り

広告制作会社に務める本橋桜子(奈緒)は、家族に縛られ、男には処女を捨てる前に「重い」とフラれ絶不調。

誰も自分を選んでくれないと落ち込んでいました。

そんな時に、後輩の結婚式で出会った男性とパーティーを抜け出し、一夜を共にすることに。

しかし、桜子は指一本触れられず落ち込みます。

名前も連絡先も知らないまま2人は別れますが、仕事の打合せで再び再会してしまいます。

けれど、家具職人の須藤壱晴(藤ヶ谷太輔)は、桜子の顔を全く覚えていませんでした。

2回目の打ち合わせの最中、壱晴は突然声を失ってしまいます。

壱晴はなぜ声が出なくなってしまったのでしょうか?

【ネタバレ】『やめるときも、すこやかなるときも』第2話あらすじ・感想


記念日反応

桜子(奈緒)とのパンフレットの打ち合わせの最中、壱晴(藤ヶ谷太輔)は突然声を出せなくなってしまいました。

慌てて救急車を呼ぼうとする桜子を、壱晴はノートに「大丈夫です」と書いて止めます。

壱晴によれば、この時期にこうなることが多く、1週間で治ると言います。

それでも桜子は心配でたまらず、ネットで調べてみると『ストレス』『心因性』『心の傷』という言葉が出てきました。

壱晴の症状は『記念日反応』と呼ばれるもので、トラウマになるような出来事が起きた時期に起こる反応だと言います。

医師からは、トラウマになった出来事を自分の中で整理して根本的な解決を図らないと、この症状はずっと出続けると言われています。

「できるわけないと思うかもしれないけれど、その出来事と正面から向き合わないといけない時が必ずやってくる」

しかし今の壱晴には、それができそうにありません。

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壱晴が度々思い出している自転車に乗る制服を着た女の子の記憶が、壱晴の声を失わせているのでしょう。声を失ってしまうほど辛い思い出とは一体どんなものなのでしょうか?

河川敷にて

桜子は、壱晴のことが心配でしたが、重い女だと思われたくなくて1週間やきもきしていました。

しかし、とうとう工房に様子を見に行ってみると、壱晴の師匠である哲先生(火野正平)だけが作業をしています。

「壱晴の彼女の1人?」

と、哲先生がとても気になることを言った矢先、壱晴が買い物から戻ってきました。

もう声は元に戻っています。

哲先生は昼食は2人で食えと言って送り出し、2人は河川敷でパンを食べます。

壱晴の声が初めて出なくなったのは19才の時で、それから7年も経っているとのことです。

打ち合わせは別の日にするべきだったと反省する壱晴に、桜子は突然お酒を飲みに行かないかと壱晴を誘います。

「いいですね」

「いいんですか?」

まさか受け入れてくれると思っていなかった桜子は、ドギマギしてしまいます。

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毎年12月10日から1週間声が出なくなることがわかっていたのに、壱晴はなぜ10日に打ち合わせを入れたのでしょうか。桜子もそれを聞こうとしましたが、聞けませんでした。

しかし、プライベートで会う約束をとりつけたのはナイスプレーでした。

桜子(奈緒)の変化球

その時、突然桜子の脳裏に哲先生が「彼女の1人?」と言っていたことが浮かび、お酒の約束から一転、家に来て模様替えのアドバイスが欲しいということにしました。

「実家ですが、両親は仕事でいません」

「ご迷惑でなければ」

この誘いにも、壱晴は快諾しました。

桜子は、お酒を飲んだらその日で終わってしまいそうな気がしたので、他の女がやらない変化球にしなくてはと思い、自宅に誘いました。

「変化球というか、剛速球だから」

同僚で親友の彩芽(金澤美穂)は呆れかえっています。

「結婚したいんでしょ?なのになんで女にだらしない男選ぶかなぁ」

「こんなに誰かのこと知りたいって思ったの、初めてだったから」

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何もないとはいえ同じベッドで寝て、突然声が出なくなったことで1週間ヤキモキさせられ、その相手がイケメンと来たら、それはもう好きになるしかありません。桜子のような恋愛初心者であればなおさらです。こうなったら痛い目を見るまで止まりませんね。

誰かに支えてもらえ

哲先生は、壱晴の工房で手伝いをした後、壱晴を優太(五関晃一)の店に誘います。

「俺が死んじまったら、誰がお前の面倒を見るんだ」

哲先生は、時々そんなことを考えると言います。

「壱晴はもう子供じゃないんだから大丈夫」と答えますが、哲先生は壱晴が適当に女遊びをしていることに触れ、そんなことは若いうちだけだと釘を刺します。

「何が言いたいんですか?」

壱晴が語気を強めて尋ねると、哲先生はお前が背負っている荷物のことだと答えます。

哲先生には、壱晴がそれを1人で背負い切れてないと思っています。

「頭を柔らかくしろ。誰かに支えてもらえ。いるだろ、そういう人が。」

「いません…もうどこにもいないです。」

1人で大丈夫だと頑なな壱晴に、哲先生はお前のその頑なさが作品に出ていると指摘します。

「お前の作ったものは人を緊張させる」

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「もうどこにもいない」ということは、恐らくあの自転車の女の子は亡くなってしまっているということでしょう。もしかすると、壱晴の目の前で事故か事件が起きたのかもしれません。でも、彼の作品が人を緊張させるとは、哲先生も手厳しいですね。

桜子(奈緒)の机

哲先生に厳しいことを言われ、やるせない気持ちになって帰宅した壱晴。

そんな時に、桜子から週末は手ぶらで来て欲しいとのメールが届きます。

「手土産が欲しいというフリではないので」

その一文に、壱晴は思わず吹き出してしまいます。

土曜日、桜子は自室に必死で消臭スプレーをかけまくります。

窓を開けると、ちょうど壱晴がやってくるところでした。

桜子はその姿を手を望遠鏡のようにして眺めます。

壱晴は、桜子の家を腕のいい大工が作った立派な家だと褒めてくれました。

桜子はそれだけで汚くて狭いと思っていた家が好きになりました。

壱晴は桜子の自室にある椋木の一枚板で作られた立派な机に感動します。

机は、桜子の小学校入学祝いに父が買ってくれたものでした。

「愛情をたくさん受けて大事に育てられたんですね。良いお父さんですね」

壱晴がそう言うと、桜子はとっさにそんなことないと強めに否定してしまいます。

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高級な机をプレゼントしてくれたということは、桜子が小さい頃は父親は羽振りが良かったということでしょう。何かのタイミングでドロップアウトしてしまい、酒浸りの日々を送っているのかもしれません。

壱晴(藤ヶ谷太輔)の衝撃発言

気まずい空気が流れたその時、仕事に出ているはずの父(遠山俊也)が帰宅する声が聞こえました。

父は仕事を途中で放り出してきてしまったようで、すでに酔っぱらっています。

父は、桜子と共に下に降りてきた壱晴を見て、なんで俺の家に男がいるんだと怒り出します。

「まさか桃子みたいに子供ができたんじゃねぇだろうな!」

「馬鹿なこと言わないでよ!ほんとみっともない」

桜子が反発すると、父のビンタが飛んできました。

壱晴はその様子を見て、過去のことを思い出してしまいます。

桜子と付き合っているのかと詰め寄る父に対し、壱晴はこう返します。

「付き合ってはいません。今はまだ。でも、お付き合いするつもりでいます」

『やめるときも、すこやかなるときも』第2話まとめ

第2話は壱晴の衝撃発言で終了しました。まさかの急展開。

何か思惑があってのことでしょうが、桜子にとっては渡りに船、飛んで火にいる夏の虫といったところでしょう。

他の女と一線を画す剛速球が功を奏しましたね!

次回予告ではさっそく「結婚式のスピーチよろしくね」などと言って浮かれまくる桜子の姿が見られましたが、そう簡単に話が進むと思えないので心配です。

家庭環境は複雑で、結婚願望が強くちょっと重いけれど、決して悪い子ではない桜子が頑なな壱晴の心を柔らかくしてくれることを期待しています!

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