『やめるときも、すこやかなるときも』第1話あらすじ・ネタバレ感想!藤ヶ谷太輔×奈緒のラブストーリー開幕

ドラマ『やめるときも、すこやかなるときも』第1話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『やめるときも、すこやかなるときも』公式ページ

広告制作会社に務める本橋桜子(奈緒)は、家族に縛られ、男には処女を捨てる前に「重い」とフラれ絶不調。

誰も自分を選んでくれないと落ち込んでいました。

そんな時に、後輩の結婚式で出会った男性とパーティーを抜け出し、一夜を共にすることに。

名前も連絡先も知らないまま2人は別れますが、仕事の打ち合せで再会してしまいます。

しかし、家具職人の須藤壱晴(藤ヶ谷太輔)は、桜子の顔を全く覚えていませんでした。

2回目の打ち合わせの最中、壱晴は突然声を失ってしまいます。

心に寂しいものを抱えた2人のラブストーリーの始まりです。

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『やめるときも、すこやかなるときも』見どころ

欠けた心を抱えた彼と彼女。

2人は相手を想う純粋な気持ちではなく、「自分のため」という少し不純な動機で恋愛を始めます。

記念日反応に苦しみ、過去を忘れられない男・須藤壱晴に藤ヶ谷太輔さん。

結婚さえすれば、今を変えられると思っている女・本橋桜子に奈緒さんを迎え、「共に生きる」とはどういうことかをテーマに物語は進んでいきます。

窪美澄氏の同名小説をドラマ化した「好き」だけでは前に進めない不器用な2人のラブストーリーの結末やいかに?

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【ネタバレ】『やめるときも、すこやかなるときも』第1話あらすじ・感想


重い女

彼(藤ヶ谷太輔)は、朝目が覚めると隣で寝ている彼女(奈緒)の脚の長さを測ります。

かかとから膝の裏まで40cm、膝の裏から足の付け根まで34cm。

彼にとって、彼女のそれ以外のことはどうでも良いことでした。

2日前。本橋桜子(奈緒)は、彼氏の家を突然訪れます。

玄関には自分のものではない女物の靴が置いてあります。

「妹さん?」

彼氏は、その場で別れを告げてきました。

結婚をするつもりが全然ないにも関わらず、桜子がグイグイくることに疲れてしまったのだそうです。

桜子はおもむろに土下座をし、おでこを床につけてこう言います。

「別れても構わないので、私の処女だけもらっていただけないでしょうか!」

「…重いです」

そう言い残して彼は扉を閉めてしまいました。

moyoko

土下座して「処女をもらってくれ」と言われたら、そりゃあ重いというものです。

奈緒さんにピンポン来ちゃったをやられると、彼女がブレイクするきっかけとなった『あな番』の尾野ちゃんをどうしても思い起こしてしまいますね。

次なんてない男

絶望のまま桜子が帰宅すると、妹が子供を連れて帰ってきています。

妹に先を越されて肩身が狭い桜子。

自室に逃げ込んで、翌日の結婚式に向けてご祝儀を3万円にするか2万円にするか悩んでいると、母親(手塚理美)が部屋に入ってきました。

「今日お給料日よね?」

桜子は慌てて封筒を渡します。

母は「いつもごめんね」と言って金を受け取りました。

とあるラブホテルの一室。

男がベッドから抜け出し、帰り支度を始めます。

女は後ろから男に抱きつきます。

「次はいつ会おうか」

「次?次なんてないけど」

その瞬間、女の掌が男の頬に飛んできました。

moyoko

桜子はまだ26歳なのに、結婚出産をしている妹に劣等感を抱いている様子なのですが、やはりそれは処女だからなのでしょうか。

母から「今日はお給料日よね?」とだけ言われて生活費をせびられるシーンは、彼女の家庭があまり良い環境ではないのを示唆しています。

結婚式にて

後輩の結婚式に出席した桜子。

二次会では手酌でビールを飲み、クサクサしています。

後輩が相手と出会ったのは、桜子も参加していた合コンでした。

桜子は、誰にも選ばれませんでした。

なぜ自分は誰にも選ばれないのかということを考えると、またクサクサしてきてしまいます。

「もう抜け出したい、こんなところ!」

結婚パーティーらしからぬ発言をしたことで、酔いを醒まして来いとテラスに放り出された桜子。

見ると、同じく酔っぱらって外に出された男性(藤ヶ谷太輔)がベンチで寝ていました。

彼は桜子に言います。

「2人で抜け出しませんか、こんなところ」

「抜け出しましょう、こんなところ」

気がつけば、桜子は彼と一緒に会場を抜け出していました。

moyoko

誰にも選ばれないという桜子の心情は根が深そうな気がします。ただ、そんな抜け出したい桜子でなくとも、藤ヶ谷くんに「抜け出しましょう」と言われたら、抜け出してしまうと思います。

消えたい…

桜子が目を覚ますと、下着姿で知らないベッドに寝ていました。

サイドボードには部屋の鍵とメモが置いてあります。

昨夜のことを思い返してみると、思い出したくない記憶が蘇ってきて、消えたい気持ちでいっぱいです。

しかし、それも去ることながら下着姿で一緒に寝ていたにも関わらず、何もされていないことも大問題です。

失意の中で桜子が帰宅すると、無断外泊したことで父親(遠山俊也)から怒鳴りつけられます。

「色気づいてフラフラしてんじゃねぇぞ!お前なんかどうせ貰い手なんかいねぇんだから」

母親は黙ってそこにいるだけです。

桜子はたまらず外に飛び出し、土手で胸の内を叫びます。

「誰があんたの借金返したと思ってんだよ!」

「親が子供に甘えてんじゃねぇよ!」

moyoko

やはり、桜子には誰にも選ばれないと寂しい気持ちになる要因がありました。

父親は朝から酒の缶を持って桜子をどやしていました。妹に劣等感を抱いているのは、結婚して外に出ているのが羨ましいというのもあるのかもしれません。これは非常に気の毒です。

変わりたい!

翌日、出社すると桜子には結婚した後輩が輝いて見えました。

「結婚相手に選ばれる人は違うね」

「選ばれてませんよ。私が彼を選んだんです」

その言葉に、桜子はショックを受けました。

その日の午後、パンフレット制作のためにとある家具工房を訪ねると、なんとそこにいる家具職人は2日前に一緒にパーティーを抜け出した人でした。

しかし、須藤壱晴と名乗った彼は、なんと桜子のことを全く覚えていなかったのです。

そのことを同僚で親友の彩芽(金澤美穂)に報告すると、一度は同じベッドで寝たのだからセックスの一回や二回できるかもしれないと言われます。

ですが、桜子はセックスがしたいのではありません。結婚がしたいのです。

そうすれば、自分で選んでいない今の生活から抜け出せるかもしれません。

「選んでもらうのじゃなくて、自分で選びたい。変わりたい!」

moyoko

後輩の言葉で考え方を変え、自分で選びたいと考えるのは良いことだと思いますが、結婚すればなんとかなると考えるのは少し危険な気がします。

それにしても、酒を飲んでいたとはいえ、桜子の顔を全く覚えていなかった壱晴。なかなかややこしそうです。

12月10日

壱晴は、元兄弟弟子(五関晃一)の店で、師匠の哲先生からこう言われます。

「12月10日、今年もダメなら連絡しろ。行ってやるから」

桜子と壱晴の2回目の打ち合わせは12月10日に行われました。

桜子は、椅子をメインで製作している壱晴の作品を見せてもらうと、数十万円もするので驚きます。

しかし、一生ものだと思えば高くはないと壱晴は言います。

一生ものを選ぶのは勇気がいると考える桜子に、壱晴は結婚と同じものだと言います。

「相手が違うと思ったら変えたって…」

結婚とはその人と一生添い遂げるものだと考えている桜子には二度目のビックリです。

壱晴に結婚を考えたことがあるか聞いてみると「結婚はしません。そう決めているんです」と。

そんな話をしていると、壱晴が突然スケッチブックに何か書き始めます。

「すみません、声が出なくなってしまいました」

『やめるときも、すこやかなるときも』第1話まとめ

突然、壱晴の声が出なくなるという驚きの展開で第1話は終了しました。

どうやら、彼はかなり強いトラウマを抱えているようです。

そのせいか、特定の女性と付き合うことはなく、どちらかというとモノ扱いしている様子がうかがえます。

桜子も桜子で、家庭に事情があることで結婚に対して大きな期待を寄せ過ぎているような気がします。

次回は桜子がだんだん壱晴に惹かれていく様子が描かれます。

2人の恋は前途多難の予感がしますが、温かく見守っていきたいと思います!

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