アニメ『天地創造デザイン部』第10話あらすじ・ネタバレ感想!下田は完璧な社会が形成された王国に迷い込み…

『天地創造デザイン部』

出典:『天地創造デザイン部』公式Twitter

神様からの依頼に応え、今日も仕事に励む天地創造社のデザイン部。

ある日、下田は地下にある「完璧な社会を造る動物」の国に迷い込んでしまいます。

見た目の差が少なく、老化もなく、個よりも全体の幸せを優先する社会…。

あまりに理想的な場所でしたが、そのシステムには隠された真実がありました。

女王を頂点とした謎の地下王国に迷い込んでしまった下田は、一体どうなるのでしょうか?

そして、そこから生まれる生き物とは?

さっそく、『天地創造デザイン部』第10話をレビューしていきたいと思います。

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アニメ『天地創造デザイン部』前回第9話のあらすじと振り返り

神様からの新たなオーダーは「母性本能を刺激する動物」。

下田は冥戸と一緒に様々な生き物たちの母性、すなわち「愛情」とは何なのかをリサーチしていました。

独特なセンスの持ち主であり、今回のオーダーとは最も相性が悪そうな冥土を見かねて、海原と金森はアドバイスをします。

海原は「抱っこ」から伝わる愛情、金森は「母親だけでなく父親が子育てに参加する」ことの大切さを教えました。

ところどころで木村が妨害してきましたが、そんな木村からは「監禁」こそが愛だという危険なアドバイスが…。

周囲の心配をよそに、冥土は何かを見出した様子。

やがて冥土が思いついたのは、他の生き物に寄生して卵を産みつけ、錯乱状態にさせることで自分の子供だと勘違いさせ、代わりに子育てをしてもらうという不思議な性質を持つ寄生生物でした。

予想外の生き物に驚愕する一同でしたが、この寄生生物は寄生先となる生き物が決まる前に採用されてしまいます。

名を“フクロムシ”といいます。

冥土はアドバイスをくれた上にプレゼンにも立ち会ってくれた金森に感謝を込めて、金森がデザインしたスズメに寄生させようとしますが、何とか阻止したい金森は他のアドバイザーたちを巻き込むことにしました。

フクロムシの性質上、冥土は卵を優しく抱えてくれる生き物に寄生させようとしていたため、「抱っこ」のアドバイスをした海原は自らがデザインしたクマが選ばれてしまうのではないかと怯えます。

しかし、選ばれたのは木村がデザインした「長い手足」を持つカニでした。

木村は冥土に危険な考え方を与えていたので、自業自得かもしれませんね…。

今度はどんな生き物が誕生するのでしょうか?

【ネタバレ】アニメ『天地創造デザイン部』第10話あらすじ・感想

地下の王国

ある日、下田は全く知らない地下の王国に迷いこんでしまいます。

そこで、この王国から出て行こうとしている黒装束の人物を、213番と呼ばれる人物が引き留めている場面に立ち会いました。

とんでもない修羅場に居合わせてしまったと思いましたが、意外にも213番はケロッとしており、下田の姿を見て「旅のお方」と歓迎します。

立派な女王を中心に成り立っているこの王国は完璧なものだと話す213番ですが、先ほど出て行った黒装束の人物のように、たまに女王に逆らって国を離れるものがいると言います。

213番は別れ際に男性から言われた「洗脳されている」という言葉を気にして、どこか落ち込んでいるようでしたが、気を取り直して下田を女王のもとへ連れて行こうと案内してくれました。

その道中、下田は姿形がそっくりな人々に出会います。

皆が女王から生まれて性別という概念を持たない王国の人々は、姿形が似ており、それぞれに任された仕事を遂行しながら生活していました。

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完璧なように見えますが、どことなく違和感を覚えます。

食料庫に辿り着くと、213番は腰に携えていた剣を抜いて、下田に向かって斬りかかってきます。

下田は慌ててその場にしゃがみこんで剣を避けましたが、213番の狙いは下田ではなく、下田の後ろの壁にありました。

実は、この食料庫は部屋全体が食料になっていたのです。

地下にあるこの王国では、国を拡大していく中で、地中に埋まった野菜などにぶつかることがあります。

そのため、ぶつかった野菜を通り抜けるように道を作って、野菜の内部から食べ進めていけるようにしているのでした。

この食料庫は、芋を貫通してつくられた場所でした。

下田がものしりな213番を褒めると、213番は「全て72番の受け売り」だと言います。

72番は213番が現在就いている役職に、以前就いていた人物だそうです。

213番は、その72番が残した手記をもとに行動して、部下に指示を出したりしていました。

しかし、72番はいつしか女王に逆らうことを決めたようで、その想いをしたためた後に姿を消したそうです。

手記のそのページには血痕が残っており、女王に逆らうことへの恐怖が感じられました。

その矢先、下田と213番は女王と鉢合わせます。

女王はいつも王国内を巡回しているそうで、現在もその途中でした。

優雅で立派な女王は取り巻きから一粒の錠剤を受け取ると、開拓を職務としている213番を労って錠剤を手渡しました。

栄養サプリのようなものだという錠剤は、女王から支給されるものですが、直接手渡されることは貴重なようで213番は有り難そうにしています。

女王は旅の者である下田にも優しく声を掛け、取り巻きたちと一緒にその場を去りました。

立派な女王だと驚き感心する下田に、213番はせっかくだからと錠剤を渡します。

下田は、素直にそれを受け取るのでした。

王国案内で下田が新たに見たものとは?

次に、下田は王国の子供たちを育てる部屋に案内されます。

すると、姿形がそっくりな人々がぎっしりと並んで積み重なり、その上に赤子が寝転がっているという異質な光景が飛び込んできました。

下田は驚愕し、下の方の人たちは息ができないのではと心配しますが、213番は確かにできていないだろうとあっさり認めます。

赤子の布団となることが仕事である人々だから、この光景は当たり前だというスタンスのようです。

一方、部屋の外が何やら騒がしい様子なので覗いてみると、どうやら敵襲のようでした。

勇ましく走っていく兵士たちは、王国を守るため、敵に食べられる役目を果たしに行くそうです。

下田は愕然としますが、213番は与えられた仕事がそれならば、自分でも食べられに行くだろうと話しました。

性別の概念もなく、老いもなく、完璧な構造の王国のために働き、その頂点に立つ女王のことを信じて疑わない…。

下田は少しずつ違和感を確信に変えていき、213番にそのことを訴えます。

すると、王国から出て行った黒装束の人物や、姿を消した72番が女王に逆らったことを信じられなかった213番は、ようやく王国の構造について不思議に思い始めました。

「洗脳されている」とはそういうことなのかと考えたその時、どこからともなく女王が現れます。

「気づいてしまったのね」と言わんばかりの女王は、213番に剣先を向けました。

今まで栄養サプリだと思っていた錠剤は、女王が王国の人々を洗脳するために飲ませていたものだったのです。

213番は下田に渡してしまったので飲んでおらず、洗脳が解けてきた頃でした。

王国から出て行った黒装束の人物も、女王と会わず錠剤を飲まない期間が長かったために洗脳が解け、王国の違和感に気づいて出て行ったのです。

213番はそう気づくと剣を引き抜き、女王の支配から脱するため、自分が女王になるのだと宣言して女王に斬りかかります。

1対1の真っ向勝負、下田は息を飲みました。

次の瞬間、213番の剣が女王の胸を引き裂きます。

引き裂かれた女王の胸元には、「72」という数字が描かれていました。

213番が尊敬していた72番とは、現女王のことだったのです。

72番は前女王の支配に気づいて立ち向かった結果、自身が女王に成り代わっていました。

世襲制ではなく実力主義の王国で、こうして女王が変わっていくのだと判明した途端、下田は目を覚まします。

実は、下田は新たなシステムである「動物たちの巣や社会構造を体験することができる」機械の被験体となっていたのです。

あまりのリアルさに呆気に取られる下田でしたが、冥土や火口は満足そうでした。

冥土が取り掛かっていた今回のオーダーは、下田の体験を通して採用されます。

名を“ハダカデバネズミ”といいます。

無事に採用され、オーダーから解放された冥土はすぐその場を離れようとしますが、下田には気になることがありました。

あの栄養サプリの中身は何だったのかということです。

すると、冥土はキラキラした笑顔でこう答えます。

「女王のうんこだよ」

下田は「飲まなくて良かった~」と安堵の涙を流すのでした。

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下田の危機回避能力が確実に上がっていますね…。

生き物が若返ると…

下田が差し入れのアンパンを持ってデザイン部へと向かうと、巨大な猛獣を取り囲んで怪しげな儀式が行われていました。

小さなナイフを取り出した土屋を見た下田は、危ないことをしているのだと思って必死に土屋に飛び掛かって儀式を止めようとします。

しかし、その儀式は怪しいものではなく、地獄からのオーダーを納品するためのものでした。

以前やり取りをしたことがある地獄勤務の横田からのオーダーだそうで、土屋や虫部の渾身の作品だったのですが、下田が飛び掛かったせいで納品が中止されてしまいます。

申し訳なさそうな下田と同じく、中途半端に納品口に残された猛獣も申し訳なさそうにしていました。

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魔方陣に詰まってしまった巨大な猛獣は、シュールで可愛いです(笑)

今すぐに解決できる問題ではないと判断した一同は、少し休憩を挟むことにしました。

そして、下田はそこで新しいオーダーを発表します。

それは「若返る動物」というオーダーでした。

若返ると聞くと、下田はこないだ出会ったハダカデバネズミのことを思い浮かべます。

正確に言うと若返るわけではないですが、老いを知らないという点では共通していました。

すると、木村は“ウニ”などの海洋生物も老化しないと教えます。

ただ、老化しないということは世代交代もしないということなので、とても美味しく造られており、他の生物に食べられやすくしているとのことでした。

「老化しないと世代交代をしない。つまり繁栄しない」という流れがよく理解できなかった下田のために、土屋と火口はあるものを用意します。

それは「生物の一生のデモンストレーション」が可能な機械でした。

大爆発

デモ用の生物とその天敵となる生物が入ったフィールドを2つ用意して、片方は老化する、もう片方は老化しないように設定します。

老化するフィールドの生物は、子供が生まれて繁殖していく一方で、1番弱い存在である老いていったものたちが天敵に食べられていきます。

そして、子供はまた成長して子供をつくるので、どんどん繁栄していきました。

しかし、老化しないフィールドの生物は老いたものがいないので、生まれたばかりの子供たちが1番弱い存在となり、真っ先に食べられてしまいます。

よって、繁栄しない上に多様性が乏しいため、やがて全滅。

これは子孫繁栄のうちに広がっていくはずの多様性が、確立されないから起きてしまう現象でした。

土屋は「若返る動物」のヒントを探すために、小さなサイズのウマをデモ用の機械に通してみます。

結果的にウマは上手に若返ることができず、クラゲのような形の何かになってしまいました。

火口によると、もともとちゃんと形になっているものほど上手くいかないそうです。

「じゃぁ、クラゲでいっか」と土屋が呟くと、水島と金森がクラゲは理にかなっていると言って、あっさりとデザインを考案します。

次の瞬間、下田は天啓を受け「若返る動物」は採用されました。

名を“ベニクラゲ”といいます。

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普段は対立が多めな水島と金森ですが、タッグを組むと強いですね!

今度は納品途中の猛獣を機械に通せば、元に戻るのではないかと考えて、一同は試してみることに。

その時、木村が勝手に機械の設定を変えてしまいました。

火口が制止するも間に合わず、機械が唐突に大爆発します。

下田が驚いて振り返ると、そこには若返った土屋がいました。

他のデザイナーたちの姿はなく、どうやら1つだけ開いていた「ガラパゴスへの扉」の先に飛ばされてしまったようです。

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デザイナーたちは無事なのでしょうか…?そして、土屋は元の姿に戻れるのでしょうか?

アニメ『天地創造デザイン部』第10話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

いかがだったでしょうか。

基本的に各話完結型の作品なので、次回に続く展開は久しぶりですね。

ラストスパートということで、どんな第11話になるのか楽しみです。

次回への期待が高まります!

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