『正しいロックバンドの作り方』第9話あらすじ・ネタバレ感想!元バンドメンバーのキヨヒコ現る!

『正しいロックバンドの作り方』第9話

出典:『正しいロックバンドの作り方』公式ページ

ついに『電撃ロックフェス』の最終審査の日が迫ってきました。

メンバーはみんな気合い十分です。

しかし、シズマ(藤井流星)は偶然テツ(神山智洋)が友人と話しているところに遭遇し、テツが内定を貰い「やりたい仕事が見つかった」と言っているのを聞いてしまいます。

テツがバンドを辞めるつもりなのだと考えたメンバーは、テツに真相を聞くことができないまま最終審査の当日を迎えます。

そんな時、『悲しみの向こう側』の元メンバー・キヨヒコ(板橋駿谷)がメンバーの前に現れます。

久しぶりにドラムを触ったキヨヒコはテンションが上がり、昔の関係が蘇ったようでした。

それを見たテツは不機嫌になり、シズマは今までの我慢が爆発してしまいます。

テツは、本当にバンドを辞めるつもりなのでしょうか?

『正しいロックバンドの作り方』前回第8話のあらすじと振り返り

『電撃ロックフェス』の二次審査の結果発表の日がやってきました。

『悲しみの向こう側』メンバーは、シズマ(藤井流星)とテツ(神山智洋)の家で事務局から電話がかかってくるのを待っています。

120%の力で挑んだ自信作なので、メンバーは合格を確信しています。

電話はシズマの代わりに母・麦子(ふせえり)が取り、結果を聞いてしまいました。

電話の相手が言うには、『落選だ』ということ。

息子たちになかなか本当のことが言えない麦子は、夫の幸野さんと共に結果を伝える方法を考えます。

それを偶然知ってしまったシズマは落ち込みますが、実は麦子が受けた電話は麦子が応募した川柳コンテストのもので、悲しみの向こう側は無事二次審査を通過していたのでした。

【ネタバレ】『正しいロックバンドの作り方』第9話あらすじ・感想


やりたい仕事が見つかった

「ついにここまで来ちゃったな~」

『電撃ロックフェス』の最終審査を翌日に控えた悲しみの向こう側メンバーは、意気揚々とリハーサルに臨みます。

他メンバーが見つかるまでの期間限定メンバーだったテツ(神山智洋)も、最近ではやる気を見せており、もう腰掛けという感じではありません。

このまま4人で走っていけたら…そう思うシズマ(藤井流星)ですが、肝心のテツがスタジオに現れません。

シズマは外に出てテツを迎えに行きますが、そこでテツが同級生と話しているところに遭遇します。

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第8話のラストでテツが何か大きな秘密を抱えているということが明かされました。テツは一体何を隠しているのでしょうか?

就活の状況を聞かれたテツは、実は内定をもらっていて、やりたい仕事が見つかったと話していました。

衝撃の言葉を聞いたシズマは、呆然と立ちすくみます。

トラウマ再び

シズマはテツに話を聞けないまま、最終審査を迎えてしまいます。

コバ(吉田健悟)とオギノ(栗原類)も、シズマから話を聞いてテツに聞くに聞けない状態。

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3人はテツの様子が気になってギクシャクしています。出番前にハッキリさせた方がいいと思いますが…。

「テツ、俺たちに何か話すことはないか?」

「別にないけど」

テツは相変わらずのクールを装ってトイレに立ちます。

しかし、メンバーはテツが少し動揺したのがわかりました。

「トラウマ再びって感じだな」

バンドの前ドラマーは「やりたい仕事が見つかった」と言ってバンドを脱退しました。

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テツも元々は就職が決まるまでという約束で参加をしていたので、辞めるというのも仕方がないのかもしれませんが、果たして…。

テツが辞めるつもりなのだとしたら、今日の審査が最後の演奏になるかもしれません。

前ドラマー・キヨヒコ(板橋駿谷)

重い空気の楽屋に、エプロンをした1人の男が現れます。

なんと、3年前「やりたい仕事が見つかった」と言って辞めていった前ドラマーのキヨヒコ(板橋駿谷)でした。

キヨヒコは現在は屋台コーヒー屋を経営していて、たまたまコーヒーのデリバリーで審査会場に来たと言うのです。

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キヨヒコはコバ以上のおちゃらけキャラで、むしろウザさ満点。テツとは正反対のキャラクターです。

キヨヒコはテツのドラムパッドを懐かしそうに叩きます。

楽しそうなキヨヒコに、3人も思わず盛り上がります。

コバに至っては「こんなに叩けるならうちのバンド戻ってきたら?」などと言っています。

そこへ、トイレからテツが戻ってきてコバの言葉を聞いてしまいました。

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なんともタイミングが悪いですね!テツはトイレでなんとか緊張を解こうとしていたようです。そんな時に4人が盛り上がっているのを見て、テツは心を閉ざしてしまいました。

僕はもう必要ない

テツは動揺を隠すように、キヨヒコを紹介されてもぶっきらぼうに返答するだけで不機嫌にスマホに目を落とします。

「いい加減にしろよ!なんでこんな大事な日にお前の機嫌に振り回されなきゃいけないんだよ!」

とうとうシズマは怒りを爆発させてしまいます。

シズマたちは期間限定メンバーだからと、ゲスト的な感じで少なからずテツに気を遣っていたのだと言います。

しかし、それももう面倒くさいとシズマ。

「バンドにかける情熱がそもそも違うんだろうな!」

これにはさすがのオギノも言いすぎだ、とシズマをたしなめます。

テツだって自分なりに真剣にバンドに取り組んできたつもりなので、シズマの言葉はショックでした。

「だからキヨヒコさんがここにいるのか。僕はもう必要ないね!」

テツは飛び出して行ってしまいました。

シズマも後に引けず、止めるなと言っています。

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バンド最大のピンチが訪れてしまいました。テツは審査さえも受けないつもりでしょうか?どうなる!?悲しみの向こう側!

母からのメール

メンバー内には諦めムードが漂っています。

そんな時、シズマのところに母・麦子(ふせえり)からメールが入りました。

それによると、麦子は昨晩、テツから「就職はしないで本気でバンドをやる」と言われたが、息子たちのことは応援するとのこと。

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シズマの話とテツの話が食い違っています。一体どういうことでしょうか?

「あのさ、本人に直接確認したか?」

今まで黙ってやりとりを聞いていたキヨヒコが口を開きます。

キヨヒコから見れば、テツが辞めたいと思っているようには見えません。

「彼は本気でバンドをやりたいんじゃないかな」

3人は急いでテツを探しに行きます。

まさか、本当に帰ってしまったのでしょうか?

諦めかけた時、3人のそばをテツが通りかかります。

3人は慌ててテツを呼び止めます。

「お前の本当の気持ちを聞かせてくれ!」

「やりたい仕事を見つけたってどういうこと?」

moyoko

テツは頭にクエスチョンマークが浮かんでいます。それもそのはず、お互い完全にすれ違っているのですから、わかるはずがありません。

テツ(神山智洋)の本心

シズマは、テツがバンドを抜けるつもりなのではないかと思っていたことを明かします。

でも、母はテツが本気でバンドをやると言っているといいます。

「どういうことなのか、お前の口から聞かせてくれ」

テツはゆっくり口を開きます。

「もともと、このバンドに入ったのは兄貴の夢を応援したかったから」

テツは小さいころ、テツが寂しくないようにとシズマが死んだ父のギターを引っ張り出して歌を歌ってくれたことが嬉しく、大人になって音楽の道を選んだ兄を応援したい、恩返ししたいと考えていました。

それから、突っ走るくせに不安になったり、自信満々の割に傷ついたりするシズマのことが心配だったのです。

moyoko

なんという兄弟愛でしょう。テツの態度からは全くその思いは伝わりませんでした!ただ、テツが家族思いの良い子だということはわかっていましたよ!

一緒に夢を追いたい

兄を放っておけなくてバンドに加入したテツですが、そこでわかったことがあります。

このバンドには、シズマを信じて一緒に夢を追ってくれるコバとオギノという心強いメンバーがいるので、何も心配いらなかったのです。

それでテツも一緒に夢を追い続けたいと思うようになったと言います。

「僕がやりたい仕事は、このバンドのことです」

内定を貰ったと友達に言っていたのは、あの場ではそう言わないと収まらないと思ってのことでした。

シズマとコバとオギノは、テツの本心を知って心底ホッとしました。

「これで最終審査に間に合った!」

moyoko

しかし、なんとここにきて、まさかのどんでん返しが起きます!

無事に最終審査に挑めることになって喜ぶ3人ですが、テツはまだ暗い表情を浮かべています。

テツは、キヨヒコの姿を見た時、正直ホッとしたと言います。

自分の代わりに叩いてくれれば、逃げられると思ったと言うのです。

「ごめん、やっぱり僕、今日の審査に出られない」

『正しいロックバンドの作り方』第9話まとめ

いよいよ最終審査というところに来て、テツから衝撃の発言が飛び出しました。

テツの中では、まだ何か秘めた思いが隠されているようです。

一難去ってまた一難。

いかにも『悲しみの向こう側』らしく、そう簡単に最終審査まで行けるはずもありませんね。

次回は最終回。『正しい審査の臨み方』です。

テツが最終的に下すのはどんな決断なのか?

悲しみの向こう側は電撃ロックフェスに出場できるのか?そもそも審査は受けられるのか?

最後まで目が離せません!

▼次回第10話も続けて読む▼