テレビ東京の有名なバラエティ番組に出演のため、暴露する秘密を考えることになった安達さん(安達祐実)。
すると、夢の中に出てきたのは安達さんの秘密を知っているという給与明細(じろう/シソンヌ)でした。
しかも、その秘密は誰かに狙われていると言います。
給与明細は安達さんが20代の時に少しだけしていたアルバイトの時のものでした。
黒歴史ではないけれど、当時を思い出したくなかったのか、安達さんはそのことを完全に忘れていました。
当時、安達さんは同僚に「目が死んでる」と言われ、安達さんは夢の中でその時に感じた思いを吐露し始めます。
目次
『捨ててよ、安達さん。』前回第9話のあらすじと振り返り
安達さん(安達祐実)は、朝から家事分担ができない夫に対してイライラしていました。
そんな時、失恋をきっかけに金髪にした西村マネージャー(西村晋弥)からドラマのために前髪を5㎜切って欲しいと言われます。
その夜、安達さんは夢の中でも荒れていました。
そんな安達さんの目の前に、娘の姿をした『10年前の自分』(新井美羽)が現れました。
仕事がなくて落ち込む10年前の自分と共に、『みんなの安達祐実のイメージを壊そう!』と盛り上がる安達さんの前に、もう一人現れたのは北村匠海の姿をした西村マネージャーでした。
マネージャーは夢の中でも髪を切ってはダメだと言います。
翌朝、思い切ってバッサリショートにしてやろうと美容院に駆け込む安達さんですが、そこでもまたマネージャーに止められ「安達祐実役のドラマが決まった」と報告を受け、安達さんは泣き顔で前髪を5ミリだけ切ったのでした。
【ネタバレ】『捨ててよ、安達さん。』第10話あらすじ・感想
ゴッドタンに出演
安達さんにテレビ東京の深夜バラエティ『ゴッドタン』への出演オファーが来ました。
知る人ぞ知る深夜バラエティの出演に、テンションが上がる安達さん。
企画は『有名人の秘密をぶっちゃける』というもの。
西村マネージャー(西村晋弥)は大したことを話さなくてもいいと言いますが、安達さんはみんな身体を張っているのだから、そんなぬるい考えではいけないと張り切っています。
「今夜考えよ~」
moyoko
その夜、安達さんは家事を済ませてからビールを飲みながら企画書に目を通します。
しかし、とんでもない眠気が襲ってきて全く事が進みません。
安達さんは仕方がないのでベッドに入り、すぐに撃沈しました。
moyoko
見知らぬおじさん
「待ってました!ゴッドタン!」
少女(川上凛子)はゴッドタン出演に喜んでいます。
2人はよくある女優がバラエティに出演した時に、秘密をぶっちゃけると言って「そんなことかよ」という展開にならないように、でも事務所からOKが出るような秘密を考えますが、なかなか浮かんできません。
「みんなの安達祐実を守るつもりなら、ゴッドタン諦めな!」と少女は言います。
moyoko
「あるだろ!あんたの最大の秘密が!」
突然、見知らぬおじさん(じろう/シソンヌ)が割って入ってきました。
「悪いな、安達さん。俺もおとなしくしているつもりだったが、そうもいかなくなってきた」
なんでも、ある人物が彼の周辺を嗅ぎまわっている言うのです。
このままでは安達さんの秘密が公になってしまいます。
アルバイトの給与明細
しかし、安達さんはおじさんが誰だか見当がつきません。
思い出そうとしても思い出せないのです。
「聞いて驚くなよ。俺は安達さんの給与明細なんだ」
少女はみすぼらしい給与明細に、サンミュージックも夢がないとガッカリしています。
しかし、明細はそっちのではないと言って、愛嬌を振りまきながら踊ってみせます。
それを見た安達さんは途端に焦り始めました。
「やめて!言わないで!」
しかし、明細は秘密をぶっちゃけます。
「安達さんは20代の頃アルバイトをしていた時期があるんだ」
moyoko
周りにとって大したことない秘密でも、安達さんにとってはそのバイト歴は一大事なのです。
パンダの着ぐるみのバイト
安達さんは20代の頃、少しだけパンダの着ぐるみを着て風船を配る派遣のリアルバイトをしていました。
忘れようもない経験のはずですが、今まですっかり忘れていました。
「ていうか、忘れたかったのかな?」
明細は、バイトをしたことを後悔しているのか、自分のことは黒歴史なのかと安達さんに尋ねます。
しかし、安達さんは黒歴史だとは思っていないと言います。
かといって、なぜ隠すのかは安達さんにもわかりません。
その頃、仕事がない時期が続き、これがずっと続くのかと思うと怖くなってしまった安達さん。
芸能界でしか仕事をしたことがない彼女にとって、芸能界での仕事がなくなったらどうやって生きて行けばいいのかと不安になってしまったのです。
それで、全然関係ない仕事に挑戦してみようと、バイトを始めました。
moyoko
死んだ目をしている
しかし、バイトをしていた頃、着ぐるみを着ても着ていなくても、その人が安達祐実だと気がつく人は誰もいませんでした。
「誰も、大人になった私に気づかないの」
やってくるのは着ぐるみにつられた子供たち。
大人は寄ってきません。
「人のこと、いつまで子供だと思っているんだろうね…」
moyoko
「私だって、一生懸命大人になったんだよ!」と泣きながら叫ぶ安達さんに、じゃあ一生懸命パンダをやれと言ったおじさんがいました。
「あんた、目が死んでんだよ」
笑顔で取り繕おうが、着ぐるみをかぶろうが、その死んだ目は隠せない。それは仕事にも出るのだとおじさんは言いました。
それから安達さんは仕事に対する意識が変わっていったと言います。
尊い労働を恥ずかしがるな。
でも、今の安達さんの目は死んでなんかいません。
生き生きとした目で仕事に取り組んでいます。
moyoko
明細は、実は娘が安達さんの部屋の書類ケースを漁っていて、自分が見つかるのも時間の問題なのだと言います。
明細が見られたら恥ずかしいと焦る安達さん。
「尊い労働のどこが恥ずかしいんだよ!」
少女は明細と安達さんを正座させ、説教を始めます。
少女は、お母さんにも昔一生懸命もがいていた時期があると、そうやって生き抜いてきたから美羽ちゃんに会えたのだと説明してやれと言います。
ごもっとも。と、明細と安達さんは頭を下げます。
娘はきっと、お母さんに興味があるのです。
だから、書類ケースを探っているのでしょう。
「さぁ、どうする?安達さん」
「わかった。捨てよう」
安達さんは、すんなり捨てることを決めました。
moyoko
安達さんのお母さんですよね?
安達さんは目覚めてすぐ給与明細を探し出し、娘の部屋に向かいました。
迎えに来た西村マネージャーは、安達さんがバイトをしていた過去を知ってビックリ。
バイト先のおじさんに目が死んでると言われたと安達さんが言いますが、実は西村氏はその話を聞いたことがありました。
でも…。
「目が死んでるって話聞いたことありますけど、それ言ったの安達さんのお母さんですよね?」
moyoko
安達さんは親が娘にそんなこと言うわけないと一笑し、給与明細を証拠として見せます。
「この話、ゴッドタンで喋っていい?」
「上に相談してから…」
「そんな大問題なの?」
明細は、会社でシュレッダーにかけられました。
『捨ててよ、安達さん。』第10話まとめ
#捨ててよ安達さん
今夜は、第10話です。
あっという間ですね…#シソンヌじろう さんが給与明細( ¨̮ )深夜0:52から、ご覧ください( .. )#安達祐実 https://t.co/f0f1EcN4UN pic.twitter.com/E0JJk5NUeY
— 捨ててよ、安達さん。🗑テレ東ドラマ毎週金曜深夜0:52放送中 (@suteteyo_adachi) June 19, 2020
今回は『目が死んでる』と言ったのはバイト先のおじさんなのか?お母さんなのか?というふわっと謎を残したまま終了しました。気になりますね。
「一生懸命大人になったんだよ!」という言葉はほとんどの大人にグッと来たセリフだったのではないでしょうか。
安達さんがその話をしているシーンでは、例のテレビの下のゴミ箱が映っていました。
安達さんが抱える大人になった自分を見て欲しいという思いと、ゴミ箱に何か関係があるのでしょうか?
さて、前回の締めでこの第10話が最終回と書きましたが、正しくは全12回でした。
残りはあと2話です。申し訳ありませんでした。
次回は、長年着続けているパジャマが安達さんの元に現れます。
しかし、安達さんは捨てる気がないと言います。
どんな展開になるのか、楽しみにしていましょう!
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