今回のスパイダーマンの主人公は、なんと高校生!
ファン待望のMCU参戦が決まり、設定も新しくなった『スパイダーマン:ホームカミング』について取り上げます。
- 新生スパイダーマンを演じる「全世界の孫」トム・ホランドがかわいい!
- 単なるヒーローものではない、若者の青春物語。
- MCUファン必見!なんとアイアンマンも登場するぞ!
それではさっそく『スパイダーマン:ホームカミング』をネタバレありでレビューしたいと思います。
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目次
『スパイダーマン:ホームカミング』作品情報
作品名 | スパイダーマン:ホームカミング |
公開日 | 2017年8月11日 |
上映時間 | 133分 |
監督 | ジョン・ワッツ |
脚本 | ジョナサン・ゴールドスタイン ジョン・フランシス・デイリー ジョン・ワッツ クリストファー・フォード クリス・マッケナ エリック・ソマーズ |
原作 | スタン・リー スティーヴ・ディッコ |
出演者 | トム・ホランド マイケル・キートン ジョン・ファヴロー ゼンデイヤ ドナルド・グローヴァー タイン・デイリー マリサ・トメイ ロバート・ダウニー・Jr |
音楽 | マイケル・ジアッチーノ |
【ネタバレ】『スパイダーマン:ホームカミング』あらすじ・感想
若きピーター・パーカーのヒーロー成長記!
アベンジャーズのニューヨーク決戦後、街はその残骸で溢れており、その中には宇宙からやってきた敵・チタウリの武器もありました。
後に「ヴァルチャー」となるエイドリアンは、その残骸を片づける会社の経営者でした。
しかし、トニーがアメリカ政府と共同で組織した「ダメージ・コントロール局」の介入で失業してしまうのです。
そのことからエイドリアンはトニーに対して恨みを持っており、社員や家族を食わせるためではありましたが、現場で見つけたチタウリの武器を政府に提出せず、自分で改造し、闇でその武器を取引し始めたのです…。
それから数年後、高校生のピーターは、『シビル・ウォー』の後に、トニーに託されたハイテクスーツを身にまとい、ふたたび地元クイーンズの人々を助けるために自警活動をしていました。
しかし、本人の希望はアイアンマンのようにアベンジャーズとして第一線で活動すること。
いつ招集があっても良いように、トニーの運転手であるハッピーに毎日活動を報告していたのです。
学力は優秀でも、学校でも冴えない存在のピーターは、想いを寄せるリズをホームカミングパーティーに誘い出すことに成功しますが、パーティーでの居場所がなく、スパイダーマンスーツを着て登場しようとしますが、遠くに不自然な発光を目にします。
そして、偶然チタウリの武器の取引現場を見てしまうのです…。
犯人を捉えようとしたピーターでしたが、突如飛来したヴァルチャーの攻撃を受け上空から落とされてしまうのでした。
湖に落ちたピーターをトニーが遠隔操作したアイアンマンのスーツ「マーク47」が助けに来ますが、事態の収拾をまったく聞いてもらえません。
トニーの対応に苛立ちを隠せないピーターは、独力で事件を解決しようとするのですが…。
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」
ピーターはこのことを身をもって知ることになるのです。
トム・ホランド、ゼンデイヤ…など多くの若手俳優を起用!
今までのMCU作品から一転して、今作はアベンジャーズ史上最年少となる、高校生のピーター・パーカーが「スパイダーマン」として大活躍します。
主人公に選ばれたのは、今や「全世界の」孫として有名なイギリスの俳優トム・ホランド。
高校生であるピーターの、若さゆえの危なっかしい行動や、Youtubeに動画をすぐ上げたがる行動など、若者の心を等身大で演じています!
トム・ホランドは1996年生まれで、早くから子役として活躍していましたが、2016年に『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で鮮烈なデビューを飾りました。
もはや、スパイダーマンが彼をスターダムに押し上げたといっても過言ではありません。
そして、もうひとり注目の若手俳優が「MJ」を演じるゼンデイヤです。
同じく1996年生まれの彼女は、女優、シンガー・ソングライター、ダンサーなどマルチな才能の持ち主です。
歌やダンス、その実力は大ヒット映画『グレイテスト・ショーマン』のアン役で確認することができますね!
MJといえば、『スパイダーマン』シリーズのヒロイン役ではありますが、今作に登場する「MJ」は、一匹狼タイプで不思議ちゃんという、ちょっと変わった雰囲気の持ち主です。
ピーターと恋愛関係になるには程遠い存在にあります。
しかし、それが逆に二人が恋愛関係に発展するのか否か、というのが今作のみどころとして捉えることもできる関係になっています。
これからブレイクするであろう、若手俳優をいち早く起用したのが、この『スパイダーマン:ホームカミング』になるといっても過言ではないでしょう。
若者が共感できる青春ストーリー
『スパイダーマン:ホームカミング』は、ヒーロー映画でもありながら、学園モノ、青春モノなど、色々な要素が含まれる作品です。
主人公が高校生であるからこそ、同世代の若者が共感できるストーリーになっていると思います。
高校生でありながらも「スパイダーマン」というヒーローとしての責任を負う運命を受け入れなければならないピーターの葛藤も、本当にうまく描かれています。
今までは地元の困った人たちを助けていたピーターですが、『シビル・ウォー』でトニーにスカウトされ、ベルリンの空港で戦ったことで、さらなる承認欲求が彼の中で生まれたのだと思います。
アベンジャーズに入ることを夢とするピーターは、毎日地元での活動報告を、頼まれてもいないのにトニーの部下であるハッピーにメールで送り続けるのです。
自分が「認められたい」がために無茶をし続けた挙げ句、人々を危険にさらしてしまうことも。
また、想いを寄せる同級生・リズとの恋物語も描かれています。
ピーターと一緒にホームカミングパーティーに出席するなど、恋の行方が気になるところですが、リズの父親の正体が今回の敵となるヴァルチャーなので、二人の恋に障害が生まれます。
ヴァルチャーですが、今作の最後で刑務所に収監されます。
ふたたびピーターの前に姿を表すことになるのかは今はまだ不明です。
トニー・スタークも成長した
今作では、“アイアンマン”ことトニー・スタークが、ピーターの師匠的な存在で出演します。
人手が足りなかった『シビル・ウォー』では、ピーターに手伝ってもらうしかありませんでしたが、最終的には自分が作ったスパイダーマンスーツをピーターに託して、地元での活動を続けるよう忠告します。
ピーターのような若者を派手な戦場に誘ってしまったことは自分の責任にある、と感じていることもあるようです。
今作では、スパイダーマンとしての活躍を続けることで、どこか思い上がったピーターをキツく叱責するような大人の表情を見せる一面も伺えます。
それは、アイアンマンとして歴戦を繰り広げた、トニー自らの経験でもありました。
ピーターは、もしかしたらトニーの若いころを想像させたのかもしれませんね。
トニーは、両親がいないピーターを気にかけている”父親的な存在”とも捉えることができます。
続編『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』について
『アベンジャーズ/エンドゲーム』でも、その復活が期待されますが、新しく公開が決まっている『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の公開が決定しています。
時系列が『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後だとすると、ピーターが復活する可能性が大なのです!
予告編では、ピーター、ネッド、MJらが、夏休みにヨーロッパ旅行を楽しんでいる様子が…。
しかし、そこに現れたのはニック・フューリー!
どうやらフューリーから新たな司令が下される模様で、ピーターは「夏休みを支配される!」とそれを嫌がります。
しかし、敵がピーターたちを襲い、また新たな使命に目覚めるピーターが描かれることでしょう。
ニック・フューリーとピーターの絡みは、シリーズを通して初めてです。
また、予告でも確認できますが、スパイダーマンのスーツが数種類あります。
赤×黒のものや全身黒色のものなど、どのスーツにどんな機能があるのか楽しみです!
そして注目は、敵か味方かわからない、水晶のような頭部をしたミステリオでしょう。
ジェイク・ギレンホールが演じるミステリオは、コミックでは敵ですが、映画では「良いやつ」であり、スパイダーマンの味方であるというウワサもあります。
その真意を確かめるのも面白いですね!
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『スパイダーマン:ホームカミング』まとめ
以上、映画『スパイダーマン:ホームカミング』についてネタバレありで紹介させていただきました。
- 高校生のピーター・パーカーが、ヒーローとして成長する姿を、学園ドラマも交えつつ描いている作品。
- スパイダーマンに注目の若手俳優トム・ホランドを起用し、俳優と役をリンクさせる形でも、今後の成長がもっとも楽しみなヒーロー映画。
- 今までのスパイダーマン作品とは一線を画し、新しいスパイダーマン像を作り上げた革新的な作品で、今後のMCUシリーズを盛り上げる主力キャラとなっている。
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