『スローターハウス・ルールズ』あらすじ・ネタバレ感想!イギリスの学園を舞台にしたモンスターパニック!

『スローターハウス・ルールズ』

出典:U-NEXT

『スローターハウス・ルールズ』は、イギリスの若手俳優&有名コメディ俳優が集結した学園モンスターパニック!

イギリスで2018年に公開されましたが、なんと日本劇場未公開のレアな作品です。

ポイント
  • サイモン・ペッグ&ニック・フロストが設立した映画会社の第1弾作品
  • エイサ・バターフィールドやフィン・コールらイギリスの次世代を担う若手俳優が集結
  • 学園もの×モンスターパニックという意外な組み合わせが面白い作品

マルコヤマモト

この記事では、イギリスの注目若手俳優が主演を務めた『スローターハウス・ルールズ』について、ネタバレありでご紹介しています。

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『スローターハウス・ルールズ』作品情報

『スローターハウス・ルールズ』

出典:IMDB

作品名 スローターハウス・ルールズ
公開日 日本劇場未公開
上映時間 103分
監督 クリスピアン・ミルズ
脚本 クリスピアン・ミルズ
ヘンリー・フィッツハーバート
出演者 エイサ・バターフィールド
フィン・コール
ハーマイオニー・コフィールド
ニック・フロスト
サイモン・ペッグ
マーゴット・ロビー
マイケル・シーン
音楽 ヨン・エクストランド

【ネタバレ】『スローターハウス・ルールズ』あらすじ


イギリスの名門校「スローターハウス」の秘密

父親を亡くしたドン(フィン・コール)は、母の勧めもありイギリスの名門寄宿学校スローターハウスに入学。

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ちなみにタイトルからしてフリなのですが、Slaughterには虐殺・屠殺・殺戮など恐ろしい意味があります。そんな学校名だったら普通行きたくないというのが当たり前なのですが、親孝行をしたいのか、ドンは入学を決意。えらい…のか?
『スローターハウス・ルールズ』

出典:IMDB

全寮制のスローターハウスは規律にとても厳しく、生徒たちは厳格なスクールカーストのもとに学校生活を送っていました。

ドンは4つある寮のうちの最下層である「スパルタ寮」に配属されてしまいます。

監督生と呼ばれる厳しい上級生たちからのしごきにめげそうになりがらも、ドンはルームメイトのウィル(エイサ・バターフィールド)と打ち解け、学園のマドンナである上級生のクレムジー(ハーマイオニー・コフィールド)に一目惚れをするなどそれなりの楽しみも見つけていきました。

『スローターハウス・ルールズ』

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作品に漂う『ハリー・ポッター』感。寄宿学校はイギリスではエリートが通う学校。豆知識ですが、エディ・レッドメインやベネディクト・カンバーバッチも超有名高の出身です!日本では紗栄子さんが息子さんを入学させたことでも話題になりましたね。

そんななか、学校の広大な敷地内に発見されたシェールガスの採掘が始まります。

学校長であるバット(マイケル・シーン)は、ガスの利益で学校の経営が盤石になると考えていましたが、その時採掘業者が地下を写すモニター上に動く影を見つけたのです…。

ドンとウィルは監督生からの命令で行っていたランニングから帰る途中、立ち入り禁止の森の中で採掘業者が掘った大きな穴を見つけます。

穴の中からは異臭がし、ガスが吹き出ていました。

学校へ戻る途中、ドンとウィルは採掘作業に反対するグループのリーダーの男、ウディ・チャップマン(ニック・フロスト)と出会います。

『スローターハウス・ルールズ』

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そしてチャップマンから、あの穴は地獄へと繋がるポータルであるという話を聞かされました…。

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さらに、ドンは学校の地下にはモンスターの巣があり、その上に伯爵が家を建てたという学校にまつわる伝説を耳にしたのです。

『スローターハウス・ルールズ』の結末

ドンたちの心配は的中。

夜になり採掘現場の大きな穴からモンスターたちが現れました。

学校が停電になり、ドンとウィルはクレムジーと親友のケイ(イザベラ・ラフランド)は森の中に様子を見にやってきました。

クレムジーがモンスターの赤ちゃんらしきものを発見しますが噛み付かれ、逆に殺します。

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この辺りから作品の雰囲気が「あれれ?」という方向に変わっていくのでご注目ください。

校長のバットに危険であることを申し出たドンたちに、さらに大きなモンスターが襲ってきました。

『スローターハウス・ルールズ』

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バットに車を運転するように命令し、学校の脱出を試みようとしたドンたちでしたが、バットがもたもたしているうちにモンスターに襲われ、首が切断された状態で飛んできます。

車を使ってなんとかモンスターを退治したドンたちでしたが、モンスターの存在は1匹だけではないようです。

クレムジーが上級生のパーティーに参加している自分の兄を助けたいと申し出たため、パーティー会場に向かったドンたちでしたが、そこで開かれていたのはなんと昔の衣装を着てラテン語を話すことが決まりというなんとも狂った乱交パーティー。

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その現場にもモンスターが現れ、楽しいパーティーが一瞬で阿鼻叫喚の世界に変わります。

なんとかクレムジーの兄を救い出したドンたちは、この騒ぎにも関わらず寝ていたというスパルタ寮の担当教師・メレディス(サイモン・ペッグ)と遭遇し、ともに行動することに。

モンスターに立ち向かうべく、武装をするために学校の武器庫へ向かったドンたちは、監督生のクレッグ(トム・リース・ハリーズ)に襲われますが、クレッグがモンスターに襲われ死亡。

『スローターハウス・ルールズ』

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子供たちを守ろうとした教師のメレディスもモンスターに襲われます。

モンスターの巣でもある学校の地下に迷い込んだドンたちは、窮地に立たされますが採掘反対グループのリーダー、ウディと再会し出口を導いてもらいます。

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ウディは実はスローターハウスの卒業生で、弟とともにモンスターに立ち向かった経験の持ち主だったのです。しかし、その時弟を亡くし、ウディもモンスターに立ち向かおうとして命を落としました。

激しい攻防の末、ガスが充満するモンスターの巣の中にライターを投げ込み脱出。

その後、名門校スローターハウスの歴史は、大爆発とともに歴史を閉じたのです…。

『スローターハウス・ルールズ』

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燃え上がる学校を背に歩くドンたちの姿を映して、物語は終わります。

【ネタバレ】『スローターハウス・ルールズ』感想

期待外れ感も後半の展開でしっかりカバー!

『スローターハウス・ルールズ』は、日本でも以前Netflixで配信されており、人気を集めていたイギリス映画です。

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残念ながら日本劇場未公開だったのですが、この度再びNetflixを含む動画配信サービスで観られるようになったということで鑑賞!

イギリスの私立寄宿学校を舞台にした作品ということで、歴史ある荘厳な建物や寮が分かれていたりする設定は『ハリー・ポッター』シリーズを彷彿させるものがありました。

『スローターハウス・ルールズ』

出典:IMDB

そんななか主人公のドンが配属されたのはスクールカースト最下層の「スパルタ寮」ということで、落ちこぼれたちが奮闘する物語なのかなぁとも思わせてくれます。

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イカれた上級生や学園のマドンナの登場など押さえるところはしっかり押さえている気もしますが、なんだか余計なところが多かったような気がしないでもないかも。正直それがなくても物語は進むよねという設定がいくつかあった気がします。
『スローターハウス・ルールズ』

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製作に携わっているからサービスで出演したような感じなので、今作でのサイモン・ペッグとニック・フロストの活躍を期待していた人はがっかりするかもしれませんが、主役はあくまでも学生たち。

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サイモン・ペッグ演じるメレディスの恋人役で出演しているマーゴット・ロビーも豪華。だけど遠距離という設定なので登場はリモートだけ。

なんだかよくわからないなぁと思いながら観ていた前半も、モンスターが登場してからの後半〜学校が爆発するエンディングで「OK!」という気分に。

前半のシリアス?な展開から後半いきなりグロ描写ありのモンスターバトルになるので、ギャップがありすぎですが、それがこの映画の「らしさ」なのだと思います。

『スローターハウス・ルールズ』

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後半の超展開といえば、サイモン・ペッグ&ニック・フロスト作品『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』や『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!』にも共通することですね!

「は?」と思う方もいらっしゃると思いますが、後半は『ストレンジャー・シングス 未知の世界』と『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』と『ショーン・オブ・ザ・デッド』を足したような感じで、その手の作品が好きな方なら楽しめます。

マルコヤマモト

まぁ、あのデカい学校が豪快に爆発すればそれはそれでスカッとしたので、結果オーライです!

SNSでのみんなの感想・評判

「学園もの」というジャンルは世界中どこにも存在しますが、国が変わればこれだけ作るものが変わるということも驚き。

マルコヤマモト

イギリス映画の学園ものといえば、ゾンビ×ミュージカルを組み込んだ『アナと世界の終わり』も面白かったです!

『スローターハウス・ルールズ』のように学園ものに+αの突拍子もない要素を組み込むアイデアも必要だと思います。

『スローターハウス・ルールズ』

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マルコヤマモト

最近の邦画は漫画原作の映画が多く、恋愛ものかホラー、コメディなど組み込まれるジャンルも決まっているような気がしますが、そろそろもう少し尖がった学園ものが現れてもいいのでは?と思ってしまいました。できればオリジナル作品で!

『スローターハウス・ルールズ』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

マルコヤマモト

2018年にイギリスで公開された『スローターハウス・ルールズ』についてご紹介しました。
要点まとめ
  • ティーン向け映画としては面白いジャンル!物足りなさも後半でカバー!
  • ブロマンス好きな方におすすめ。妄想のし甲斐あり
  • サイモン・ペッグ&ニック・フロストの新たな門出に期待

マルコヤマモト

『スローターハウス・ルールズ』についてはまずまずだったのではないでしょうか?

しかしながらイギリスの若手俳優陣のこれからの成長が楽しみです。

またサイモン・ペッグ&ニック・フロストの映画会社Stolen Picturesが設立されたということで、これからの2人の活躍がますます楽しみに。

『スローターハウス・ルールズ』

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さらに、イギリスのAmazonプライム・ビデオでは、彼らの新作ホラー・コメディ『トゥルース・シーカーズ』(原題)について報じられています。

マルコヤマモト

仲良しな2人には永遠に好きなことをやり続けて欲しい!という私の願いが叶うかも…最高すぎる!

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