グランプリファイナルも、残すは戌尾ノ台高校の滑走となりました。
聖クラヴィス学院高校が圧倒的な演技を見せたなか、絢晴だけは余裕さえ感じられる表情です。
絢晴が笑っているのは、「面白くなってきた」というワクワク感なのか、圧倒されて思わず出た笑いなのか…さあ、泣いても笑ってもいよいよ最後のプログラムです。
いよいよ優勝者が決まるグランプリファイナル。
さっそく第12話のあらすじを見てみましょう。
目次
アニメ『スケートリーディング☆スターズ』前回第11話のあらすじと振り返り
グランプリファイナルはショートプログラムの後、フリーでの演技前半が終わろうとしていました。
高いユニゾン性が武器の中帝大付属上前津高校は、136.96という自己ベスト更新により後半3校にプレッシャーを与えます。
姫川が所属する狐ヶ原高校は、エースの姫川がワンリードという編成で、姫川がポイントゲッター、周りが基礎点を稼ぐのが目的です。
ただ、着実に加点できたとしても、大きく加点できるチャンスに欠けることから大幅な自己ベスト更新は難しいと誰もが思っていました。
しかし姫川の全力に周囲がついていくことで139.53と、自己ベスト更新を達成します。
聖クラヴィス学院高校も周囲がリードの怜鳳についていくことで、全員でのコンビネーション技も見事に成功し、140.84という大会史上最高得点を叩き出します。
誰かひとりでもミスをすれば崩れる状況でノーミスを達成した聖クラヴィス学院高校を前に、ライバル校たちは圧倒されますが、ただ1人、絢晴は笑みを浮かべているのでした。
【ネタバレ】アニメ『スケートリーディング☆スターズ』第12話(最終回)あらすじ・感想
挑戦者でいることを選んだ戌尾ノ台高校
聖クラヴィス学院高校の演技後、観客は誰もが「あんな演技を見せられたらさすがに無理」「2位でも十分でしょう」「相手が悪かった」と、戌尾ノ台高校の逆転優勝はないと思っていました。
田中泉
最終滑走を前にした戌尾ノ台高校に迫られたのは、「手堅く攻めて2位を確実にする」か、「果敢に挑戦して1位を狙う」かの2択です。
部員たちは「あんな点数を出されたら割り切るしかない」「笑うしかない」とどこか開き直りつつも、どこかその表情は晴れやかでした。
そんな部員たちにあらためて作戦会議を行おうと持ちかけた隼人は、絢晴に「気分がのったら好きに滑れ」と伝えます。
いよいよ、戌尾ノ台高校の滑走が始まります。
攻撃的なスタイルが持ち味の戌尾ノ台高校は、いきなりトリプルアクセルを決めます。
攻めた姿勢で挑むことに「準優勝を捨てた」と呆れる声もありましたが、それは「一つもミスできない」「誰か1人でも緊張やプレッシャーに耐えられなくなったら、全てが終わる」という極限状態に近い状況によるものでした。
戌尾ノ台高校は当初の構成に比べ、技の難度を上げていました。
しかし無理をするのではなく、あくまでも「いけると思った時」のみ。
各自が「これはできる」という技を出し切ることで、加点を狙おうとします。
田中泉
スケートリーディングは久遠寺のように楽しさを追求するタイプもいれば、怜鳳のように完璧な演技を追求するタイプもいます。
しかし、絢晴たち戌尾ノ台高校のように挑戦をし続けるタイプもまた、観客の心を大きく動かすのだと、監督は思うのでした。
誰もがプレッシャーと全力を出し切る極限状態の中、背中を押された絢晴は監督に伝授してもらった大技に挑みます。
見事に成功し、演技を終えた戌尾ノ台高校は、会場中の観客から大きな拍手を送られるのでした。
点数発表を前に、自分の最大限の力を出し切った絢晴は、リンクの袖に座り込んで立つことができません。
そんな絢晴の前に、怜鳳がやってきます。
「僕を倒すといった人はたくさんいたが、それまでだった」と話す怜鳳は、「自由でおおらかな君は点数は低かったかもしれないけど、僕は君から表現を学んだ」「超えるべきなのは他人であり、君は過去の自分を超えた」と声をかけます。
田中泉
そうして怜鳳は絢晴を支えながら、リンクに戻ります。
果たして戌尾ノ台高校の結果は…?
グランプリファイナル後、それぞれの進路
時は流れ、グランプリファイナル後。
寺内と桐山は大学への推薦が決まり、雪光は一般入試を控えています。
寺内と桐山は卒業後も同じチームで滑ることになり。戌尾ノ台高校のリンクで引き続き練習することとなりました。
田中泉
戌尾ノ台高校の監督を務めていた安達は競技者に戻ることに。
その背景には腰の故障が治っただけでなく、怜鳳や氷室たちプラチナ世代のために道を作ろうとする思いがありました。
全国3位に選ばれた姫川、寺内と桐山もナショナルチームの一員に選出され、練習に合流することに。
グランプリファイナルを終え、それぞれが新たな道に進もうとしていました。
あの日の怜鳳の言葉の意味
絢晴は、グランプリファイナルで見せた大技ができなくなったことから、隼人とリンクを借りて練習に励んでいました。
そんな時に、怜鳳がただ1人でやってきます。
怜鳳はナショナルチームに絢晴が呼ばれなかったことについて切り出しますが、絢晴は「まだまだ他にもやることがある」と、悔しさは見せません。
それどころか、小学生の時の怜鳳の「僕には一生勝てない」という発言を取り消すよう求めます。
怜鳳はまったく覚えていなかったものの、その言葉には「両親が亡くなって環境が変わったことから怜鳳に勝つって言い出した絢晴に対し、勝負優先で小さくまとまってほしくない」という思いからあえて突き放したという背景がありました。
田中泉
怜鳳は絢晴のグランプリファイナルの演技を褒めつつも、「僕ならもっと上手く滑られる」「完成にはほど遠い」と言い放ちます。
演技をめぐって揉め出した絢晴と怜鳳を見た隼人はその場を離れ、寺内から絢晴を氷上に戻してくれたことを感謝されつつ、次を託したいと言われていたことを思い出します。
あまり気乗りしない隼人の前に、後からやってきた絢晴は「半分やる」と金メダルを差し出すのでした。
田中泉
金メダルは割れないことから、気持ちだけ半分やるという絢晴は、隼人に「誘ってくれたから氷に戻れた」と感謝を述べます。
差し出された金メダルに大笑いしながら、隼人はそのメダルを掴みます。
アニメ『スケートリーディング☆スターズ』第12話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想まとめ
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— TVアニメ「スケートリーディング☆スターズ」 (@Skate_Leading) March 28, 2021
架空の競技、スケートリーディングを題材にしたアニメ、『スケートリーディング☆スターズ』は、戌尾ノ台高校が全国制覇、絢晴と隼人にとって因縁の相手だった怜鳳に勝つという目標を達成して幕を閉じました。
ただ、戌尾ノ台高校は全国制覇の効果もあってか、20人を超える入部希望者が募っている…というセリフもありましたが、安達が監督を辞めた後、隼人が監督となる展開もありそうです。
また、絢晴は選ばれなかったものの、ナショナルチームに選ばれたメンバーの活躍も気になる方も多いのではないでしょうか。
これはぜひ2期も期待したいところですね!
また、『スケートリーディング☆スターズ』は舞台化も発表されました。
コミカライズもされており、『スケートリーディング☆スターズ』はまだまだ終わらないようです。
ぜひ、アニメ以外のメディアミックス作品に触れてみるのもおすすめです。