恋のすったもんだが超リアルと評判のアニメ『イエスタデイをうたって』第8話のタイトルは「イノセント・ブルー」。
純潔に触れそうになった夜、無邪気な少女を傷つけてしまった夜…幾つもの切ないブルーな夜が描かれます。
恋のいじわるな所がギュッと詰まったストーリーにハッとさせられます!
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目次
『イエスタデイをうたって』前回第7話のあらすじと振り返り
受験まであと1年。浪は、煮え切らない片思い中の恋と停滞気味の受験勉強に悩んでいました。
何かアクションを…と焦る青少年は、勇気を出して榀子をデートに誘います。
しかし、「ちゃんと見てるよ」と一線を引かれて誤魔化され、浪は歯がゆい思いに苦しみます。
ある日、ふと浪の腕を見た榀子は“今は亡き湧の面影”を浪に感じてしまいます。
涙が抑えられず、その場を逃げ出す彼女を追いかけた浪。
後ろから抱きしめ「兄貴の代わりになる!」と自分のポリシーまで曲げて寄り添う覚悟を榀子にぶつけます。
一方、写真スタジオバイトをはじめたリクオも“プロカメラマンを目指す覚悟”を求められ、悩んでいました。
そんなリクオの元へ、浪から逃げ出してきた榀子がやって来ます。
浪との距離感に苦しむ彼女を優しく家まで送り、帰ろうとしたリクオを呼び止めた榀子。
「(リクオに)浪くんみたいな強引さがあれば…」と言った後、「うち来る?」と思いがけない言葉がリクオに放たれます。
【ネタバレ】『イエスタデイをうたって』第8話あらすじ・感想
スタートから心臓ドキドキ…ついに、榀子とリクオが一線を越える!?
「うち来る?」
頬を赤らめて言った榀子の唐突な誘いに、ビクッと肩を強張らすリクオ。
答えを聞かずに歩き出した彼女に続いて、マンションに入っていきます。
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部屋の前の廊下を無言で歩く2人、ついに榀子の家の前に辿り着きます。
鍵を取り出した榀子を照れて直視できず、目をそらすリクオ。
鍵穴に鍵を差し込む直前、時が止まったように榀子の動きが一旦停止します。
「あの…ごめん。やっぱり…ごめん。」
絞り出すような声で、怖気づいてしまった榀子が謝ってきます。
完全に察したリクオは「無理しないでいいよ…榀子、今日は不安定みたいだし。ゆっくり休んだ方がいい。俺、帰るから…」と踵を返して帰っていきます。
その背中を見送った榀子が浅くて長いため息をつきます。
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“TREE HOUSE BAR”で同僚の杜田に「リクオに相談してるうちに心細くなって引き留めてしまった…」と話を聞いてもらう榀子。
対して、リクオも新婚福田宅にて頭を抱え中。
缶ビール片手に容赦ない福田は「いるんだよ…チャンスをものにできない奴。二度とない貴重なチャンスをさ」とリクオを責めます。
呆れ顔をした杜田&福田が「ありえない…」と同じ言葉を吐き、言われた榀子&リクオも同じようにバツの悪い表情をします。
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「結局何もなかった。次からどんな顔をして会えばいいのか…先生ならどうします?」
「罪なことする…何で悩む必要が?付き合っちゃえばいい!」とサラッと言われ、立ち上がって「何でそうなるんですか!?」と抗議する榀子。
杜田は「相談事をするのはその人を信頼しているってこと。好きでもなきゃ“うち来る?”って台詞出てこないよ」と穏やかに恋愛初心者・榀子を諭します。
パワーが違う10代の恋VS大学時代から続くじれったい恋
榀子は好きと明言せず、リクオを“いい人”と述べます。
煮え切らない彼女に「踏みきれないのは亡くなった彼と比べてるから?」と杜田が核心を突きます。
ハッとして振り向くと、すかさず警告されます。
「ダメだよ、10代の恋と比べちゃ。パワーが違うんだからさ!それに、きっと美化されてる…その位、わかってるよね?」
この言葉が刺さった榀子は<わかってる。だから私は答えを出さないようにしてた…>と。
浪に後ろから抱きしめられたとき、背中から伝わってきた10代の浪の半端ない熱量が思い出されます。
家に帰るとベッドに突っ伏した榀子が「私…馬鹿みたい」と後悔します。
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福田に「もう、チャンスはない!」と言われ、リクオは「まだあるわい!」とムキになります。
「その場の勢いってやつ…そういう乙女心の隙間にうまく入れないから、キミはモテないの!!」と正論を突きつけられ反論できず。
話に参加してきた福田の妻・梢が“リクオの大学時代から続くじれったい片思いの恋バナ”を聞いて「素敵!」と絶賛します。
話は少し変わって、結婚式でリクオが撮ったウェディングフォトの話題へ…梢が「みんな大喜び!仲のいい友達だから切りとれる表情とか、素敵な写真だって」と評判が良かったことを伝えます。
「そう、俺と魚住は仲良し!」
完全に酔った福田が照れるリクオに絡みます。
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梢は紛れていたと言って数枚返却…それは、盗み撮りした榀子の写真でした。
「綺麗な人…片思いの相手ですか?」と梢が微笑むとリクオは照れます。
帰るリクオに「ひるまず、押しまくれ!ここが正念場だぞ!!」と福田が励ましが飛んできます。
苦笑いするリクオの脳内では<どうしていいか…一瞬でも遠くにあったものに手が届きかけたんだから、本当ならもっと浮かれていい状況。それなのに、なんでこんなモヤッとした気分に?>と考えを巡らせていました。
リクオは榀子が急ブレーキをかけたあのとき、確かにホッとしてしまったのです。
以前、福田に言われたあの言葉が蘇ってきます。
「お前の榀子に対する遠慮って仕事に自信を持てば無くなるんじゃねーの?」
リクオは決心したように歩きだします。
仕事に没頭しまくったリクオが、正社員昇格!
リクオをアパートの前で待っていたハル。
MILK HALLで評判の良い新商品バウムクーヘンをお裾分けに来たとリクオに紙袋を渡します。
「リクオんちで一緒に食べる?」
頬を赤くしながら提案してきたハルに「なんでだよ!危ないからこんな時間に出歩いてんじゃねーよ!」とリクオ。
結構待っていたのに秒で断られてしまったハルは少し拗ねます。
ため息をついたリクオが「家まで送ってやる…世話やかすんじゃねーよ」と帰ってきた道をまた引き返します。
すぐ機嫌が直ったハルは、嬉しそうに駆け寄ります。
ハルと歩くリクオはとても複雑な顔をしていました。
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福田の言葉を肝に銘じ、仕事に励みまくるリクオ。
写真スタジオでは、雑用だけでなく実際にカメラを触らせてもらえるようになりました。
日々仕事に没頭するあまり、あっという間に時が過ぎていきます。
会えない間、ハルはMILK HALLの窓から空を眺めてはリクオを想います。
榀子もまた、ふとした時にリクオのことを考えていました。
そんな折、スタジオの総務に呼ばれたリクオが大きな封筒を抱えて出てきます。
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「正社員になれてよかったじゃん!まさか、同じ日にバイト辞めるとはね…最近ハルちゃんと会ってんの?」
ドーナツを頬張りながら木ノ下が聞きます。
ハルの名前が出てきまりが悪い顔をしたリクオは、仕事に没頭したくて会っていないと話します。
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結婚式の帰りに、リクオが榀子に言いかけた大事なことは?
杜田と榀子はTREE HOUSE BARで女子会。
「それで、おあずけ食らわせた彼とはどうなの?」
「何もない…そもそも気まずくてあれから会ってないです。」
榀子の返答に信じられないという表情をした杜田が「彼を試してるの?」と問います。
「そんなつもりは…向こうからも連絡ない。それに…」と榀子が言葉を濁します。
杜田がもごもごする榀子の頬を人差し指でツンツンしながら「後悔しないようにね!」と優しく助言します。
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アドバイスが響いた榀子の足は自然とリクオの働くコンビニへ。
同じタイミングで来たハルに声をかけられます。
「リクオ、最近いない。辞めたのかな…」とハル。
この時、榀子もリクオとしばらく連絡をとっていないことを知ってハルは驚きます。
「忙しいみたいで、私も全然。でも、リクオらしいか…」
微笑みながら語るハルの話に、榀子が興味を持ちます。
「なんていうか…決めるまでは散々悩んでるんだけど、決めたら人の意見とか聞かずに行動するじゃないですか。」
榀子が「…そうね」と頷きます。
ハルが「写真スタジオだけでやっていけるのかな?」と心配していると、榀子が「その確信ができたのかも」と。
この時、榀子は自分で言った“確信”という言葉にハッとします。
福田の結婚式の帰り、リクオが榀子に言いかけたのは仕事のことだったのかもと考えます。
<このまま会わなくなってしまうのは嫌だな…>
そう思う榀子の瞳が揺れます。
諦めたハルが帰り、榀子は1人でリクオのアパートに向かいます。
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榀子&リクオ、2度目のチャンス到来か…!?
アパートの前で佇んでいた榀子は、ちょうど帰ってきたリクオに「どうしたの?」と声をかけられます。
焦りながら「近くまで来たからちょっと…」と答える榀子。
ビッグチャンスを逃した夜以来の2人、ちょっと気まずい雰囲気が流れます。
同時に「あのっ!」と声を出してしまうリクオと榀子…場の空気が少し和みます。
「あの…コンビニ寄ったらいなかったから辞めちゃったのかなって思って。」
榀子の言葉を受けて、リクオが「ごめん…言わなくて」と謝ります。
「じゃあ、写真スタジオのバイトに専念するのね?」
「…つい最近、正社員になったんだ。打診されたとき、正直自信なかったんだけどさ。先輩たちが技術はおいおい身につくからって。」
榀子が「すごいじゃない!」と駆け寄ります。
「バイトしててわかったんだ…俺、カメラいじるの単純に好きなんだなって。」
「よかったね!魚住くんは、こうって決めたら突き進むタイプだから!って、野…」
ビシッと人差し指をリクオに向けながら得意気に“野中さんがそう言ってたよ”と言いかけて、何かに気づいた榀子が言うのをやめます。
目の前には「そうか?」と照れ笑いする嬉しそうなリクオがいます。
<あれ?なんで私…>
榀子が自分に問う声が聞こえてきます。
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榀子を家まで送ったリクオは、帰りながら<福田の言った通り、やはり2度目はなかったのだ…>と肩を落とします。
家に鍵を差す直前、榀子はさっきのことを思い出します。
<野中さんがそう話してたよって言うつもりだったのに>
ハルに宣戦布告された日、彼女は「一方的でもコソコソするの嫌だから!」と榀子に言いました。
あの時の真っ直ぐこっちを見て宣言したハルが浮かび、ふと疑問がわきます。
<野中さんは魚住くんのことが好き。魚住くんは彼女のこと、どう思ってるのかな?>
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無邪気なハルが悟った恋の終わり…リクオからの遠回しな“待つな宣言”
翌日、すっきりと家事をこなした榀子。
残すところは“買い物”です。
「浪くんの所にもずっと行ってないな…逃げてばかりいてもしょうがない。」
浪の父いわく、浪は最近遅くまで絵を描いているらしい…浪の帰宅が遅いと知った榀子は少しホッとしてしまいます。
それでも逃げずに帰りを待った榀子のいる我が家へ、浪が帰宅します。
「おかえり!」と浪に微笑む榀子がいました。
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その頃、写真スタジオ前にはリクオを待つカンスケとハルの姿。
夕飯を済ませたリクオが出てくると、ハルは「一緒に帰れさえすればいい」と隣を歩きます。
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報告なしにコンビニを辞めたことに対する謝罪代わりに「家まで送ってくれる?」と笑顔で要求します。
途中、リクオに缶コーヒーを奢ってもらうと「サンキュー正社員!」とハル。
「なんで辞めたの言ってくれなかったの?私のこと、避けてない?」
「言いそびれただけ…」とリクオがハルに背中を向けたまま言います。
「よかったね!」と正社員昇格を喜ぶハルに、辛そうに「サンキュ…」と絞り出すリクオ。
「今まで通り応援してる…話し相手でも、出前でも、何かあったらいつでも呼んで!」
ハルが言い終える前に振り向いたリクオは「あのさ…無理して会いに来ることないぞ。夜遅くなると危ねぇし…」と目を逸らしながら告げます。
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「待ってるのも楽しい…会える回数減っちゃってさ。自己満足だから気にしないで。」
察していてもハルは食い下がろうとします。
「…って言っても無駄か。こういうの重いんだよね?以後、気をつけます!」
おどけて敬礼したハルは、そのまま走って帰っていきました。
『イエスタデイをうたって』第8話まとめ
\#イエスタデイをうたって 第8話 放送終了/
*本日は配信限定episodeはありません《第8話ーイノセント・ブルーー》いかがだったでしょうか?押すか引くか踏みとどまるか。…皆さんならどうしますか?
次回、第9話は…恋人たちのあの季節がやってきて?🎄
予告は水曜公開予定㊙️ pic.twitter.com/tzdwuNrDz2— アニメ『イエスタデイをうたって』公式| 4月4日放送開始! (@anime_yesterday) May 23, 2020
ハルに“俺のことを待つな宣告”をし、ため息をついたリクオ。
このまま榀子との恋に邁進するのでしょうか?
誰も傷つかない恋なんて存在しないということを実感…四角関係がこのままでは終われないのを理解しつつも、いつまでも決着がついて欲しくない思いが次第に強くなっています。
なのに続きが気になって仕方ありません。
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