『スカーレット』第14週(第83話)あらすじ・ネタバレ感想!喜美子と八郎の仲に少しずつ亀裂が…

朝ドラ『スカーレット』第14週(第83話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『スカーレット』公式Twitter

夫婦ノートを取り返してくれたことにより、喜美子(戸田恵梨香)からも八郎(松下洸平)に対し、三津(黒島結菜)を弟子にするようお願いしたことで、ついに八郎が折れました。

住み込みで弟子になった三津は、掃除をしながら物の位置を覚えるのですが、どうしても八郎の作品作りに口を出します。

そして、その気持ちは喜美子も同じで「新しいものを作るためには壊していかないと」と言うと、「僕と喜美子は別の人間だ」と言われ、距離を取られてしまいます。

新しいものを作れずに悩む八郎が喜美子の言葉にさえ耳を貸さなくなっていく…関係がひび割れていく音がしてくる展開です。

『スカーレット』前回第14週82話のあらすじと振り返り

川原工房に泥棒が入ったことで、マツ(富田靖子)は大騒ぎ。

警察までやってくる事態となりました。

畑山(田中亭)と稲葉(永沼伊久也)が八郎(松下洸平)の釉薬の研究ノートを盗みに来たことはすぐに予想がついたのですが、実際に2人が盗んでいったのは喜美子(戸田恵梨香)と八郎の夫婦ノート。

これを取り返した三津(黒島結菜)も驚きです。

夫婦の仲の良さを見せつけられた三津は、別れた彼氏の話をし始めるのですが…。

未だに弟子になることを断れる三津。

果たしてここからどうなっていくのでしょうか。

朝ドラ『スカーレット』第14週(第82話)あらすじ・ネタバレ感想!川原工房に泥棒!弟子達が盗んだノートとは!?

【ネタバレ】『スカーレット』第14週(第83話)あらすじと感想

行き場のない三津(黒島結菜)を弟子に!喜美子(戸田恵梨香)からも直談判

今の八郎(松下洸平)は、喜美子(戸田恵梨香)から見ても作品作りで困っている様子。

そのため、三津(黒島結菜)のように新しい可能性を与えてくれる存在は大事だと考えます。

全ては陶芸家・川原八郎のためと思い、喜美子は三津を弟子にするように頭を下げるのでした。

2人から何度もお願いされた末、八郎もついには折れ、三津は晴れて八郎の弟子となったのです。

KAMUI

これで喜美子も満足といった状況。しかし、この判断が後に悲しい結末に繋がると思うと、選択を誤ったー!としか思えません。

芸術家一家の娘であることもここで発覚した三津。もう完全に渦中の人になっていくのがわかります。

信作(林遣都)の言葉に百合子(福田麻由子)が明らかにキュンとした!

百合子(福田麻由子)は、三津が住み込みの弟子になったことを楽しそうに信作(林遣都)に話します。

しかし信作としてはそれどころではなく、おみくじの結果が悪くて凹んでいるのでした。

試しにもう一度引いてみるように言われて引きますが、またも悪い。

「大事なものを失う」と描かれていたのです。

信兄ぃにとって大事なものってなに?と百合子が軽いノリで聞いてみると、信作はかっこつけることもなく、サラッと言ったのです!

「今やったら百合子やな」

それを言われた百合子は言葉を失い、どこか嬉しそうでした。

KAMUI

信作ー!今のはかなり効いたと思うぞ!百合子もキュンとしたでしょうけど、世の女性もだいぶのたうち回ったと思われます!

八郎浮気フラグがあるせいか、今は信作株が急上昇しているところ。信作、このままきちんと百合子と距離を縮めてほしいですね。

ポリシーに固執して進めないなら壊せ。喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)に亀裂が生まれる

掃除を覚えながらも、三津は必死に八郎の仕事を見続けます。

そうしているうちに、八郎がどんなものを作ろうとしているのかわかったのです。

KAMUI

喜美子は気づくことができなかったのに三津はできた。三津の方が八郎をよく見ている証拠です。と言っても、喜美子は他にもいろいろやっているから気づけと言っても難しいこと。

しかし、ここでリードされている感を見せつけられるのは見ていて悔しい!

八郎が作ろうとしているのは、深野(イッセー尾形)が年賀状に描いたようなもの。

しかし、その色を表現するためには信楽の土では無理だと、三津は断言するのです。

八郎は口を出すなと言って三津を遠ざけますが、喜美子も同意見。

しかし、そうした2人の言葉はすでに柴田(中村育二)からも言われており、それでも自分は信楽の土にこだわろうとします。

そのポリシーこそが、新しい作品を作れない原因だと指摘する喜美子は自分の作品を壊そうとします。

前に進むためには壊さないといけない。

自分なら平気で過去の作品を壊すことができると、喜美子は断言するのです。

それでも八郎は喜美子の言葉に動かされず、「僕と喜美子は別だ」と言い、彼女を突き放すのでした。

KAMUI

あぁ、2人の絆が音を立てて崩れていくようです。革新なくして新しいものは生み出せない。

八郎が作ったものと似たようなものはすでに世の中にたくさん出てきていて、彼の作品にはもう新鮮味も感動もない。だからこそ変えていかなくてはならないのに…こだわりが邪魔をしているのでしょう。

これから作品が変わっていくとしたら、そのきっかけは喜美子ではなく三津になりそうな予感。八郎、生きにくそう。

『スカーレット』第14週(第83話)まとめ

第14週も次回でラスト。

八郎が前に進むためには、今あるものを壊さなくてはなりません。

しかし、それが夫婦関係なのかと思うとなんとも悲しいです。

そして、陶芸家として進化してほしい喜美子の想いも痛いほどわかります。

ここからどうなっていくのかがとても気になるところですね。

日に日に良い雰囲気になっている百合子と信作もどうなっていくのかももちろん注目。

むしろ、喜美子たちの状況が見ていて苦しいからこっちに逃げたい気持ちも…。それでも私は明日も見ます。

※『スカーレット』次回第84話も続けて読みたい方はこちら

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