『レンタルなんもしない人』第3話あらすじ・ネタバレ感想!誕生日を祝ってほしいという女子大生の依頼に応える

『レンタルなんもしない人』第3話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『レンタルなんもしない人』公式ページ

今回、レンタルさん(増田貴久)が受けた依頼は、自分のニオイを確認して欲しいという人と、自分の誕生日を祝って欲しいというもの。

女子大生の香奈(福原遥)は、友達に気を遣いすぎて、約束していた日が誕生日だと言い出せず、だけど1人で誕生日を過ごすのは寂しいとレンタルさんに頼んでカウントダウンを一緒にすることになりました。

香奈が21歳になると聞き「21歳は特別な歳です」と言うレンタルさん。

そこには、レンタルさんの家族にまつわる事情が隠されていました。

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『レンタルなんもしない人』前回第2話のあらすじと振り返り

レンタルさんが受けた依頼は焼肉食べ放題に一緒に行くことと、会社に行きたくないので出社について行くというもの。

ウェブディレクターの城戸(岡山天音)は仕事で失敗をしてしまい、会社に行くことが怖くなってしまいました。

会社に行くのを付き合ったレンタルさん(増田貴久)は、自分が会社員だった時のことを思い出し、“簡単な受け答え”以上のことを城戸に話します。

自分だったらどうするかと問われ「自分だったら会社には行かない」と言ったレンタルさんの言葉に、城戸は会社を辞める方がよっぽど勇気のいることだと考え、彼は出社することを決めるのでした。

次は一体どんな依頼が舞い込んでくるのでしょうか?

【ネタバレ】『レンタルなんもしない人』第3話あらすじ・感想


においを確認して欲しい

レンタルさん(増田貴久)は、とある中年男性の顔の周りを嗅ぎまわっています。

「自分のニオイを嗅いで、どれくらい臭いのか教えて欲しい」という依頼です。

依頼主は「自分が今臭そう!」と感じたタイミングでレンタルさんを呼び出し、自分を嗅がせました。

「臭くないというか、何も臭わないです」

「正直に言ってください!」

レンタルさんは帽子のつばが当たるくらい近づいて嗅いでみましたが、むしろさわやかな感じでした。

例えるなら、コケのような植物系の爽やかさです。

男性は、安心して帰っていきました。

moyoko

人の悩みは様々です。確かに他人が感じる自分のニオイに関しては気になりますが、ニオイの感じ方は人によるのでは?と思ってしまいます。でもレンタルさんに言ってもらうことで安心できるならそれもアリですね。

誕生日を祝って欲しい

女子大生の香奈(福原遥)は、明後日に映画を観に行く約束を友達にキャンセルされてしまいました。

明後日は自分の誕生日。

でも、それを自分で言い出すことはできずにいました。

なぜなら祝ってほしいアピールをしているように見えるからです。

映画の約束をドタキャンされてしまったことで、香奈は誕生日を一人で過ごすことに。

「明後日どうしよう…」

おもむろにTwitterを開いてみると、先ほどレンタルさんがつぶやいたニオイの確認についての投稿が目に入りました。

こういう依頼もアリなんだと、香奈はレンタルさんに依頼をしてみることにしました。

「23時くらいに家に来てもらって、日付変わったら祝って欲しいです。」

「了解です」

moyoko

女子大生ならさすがに1人で誕生日を過ごすのはハードルが高いことですね。でも、わざわざ見ず知らずのおじさんとも言える男性を呼ぶとは、かなり勇気ある行動だと思います。

21歳の誕生日

レンタルさんは23時ピッタリに香奈の家を訪れます。

「レンタルさんって実在の人物なんですね」

「たまに言われます」

レンタルさんはスマホの充電を香奈に頼みます。

「なんもしないのに、スマホの充電はするんですね」

香奈は、友達には明日が誕生日だとは言いづらく、でも1人でいるのは寂しいからレンタルさんを呼んだと説明します。

「21歳でしたよね」

年齢のことをレンタルさんが覚えているので、香奈は驚きました。

「21歳は特別な年です」

レンタルさんはそう言いますが、香奈にとってはなんだか中途半端な歳に感じます。

moyoko

確かに、本格的な20代の突入という歳ではありますが、20歳と比べるとそれほど特別な感じはしません。レンタルさんにとっては特別ということみたいですが、どういうことでしょうか?

人付き合いって難しい

香奈がレンタルさんの21歳の時は何をしていたかを尋ねると、レンタルさんは大学で地震学を学んでいたと言います。

しかし、学んでいくうちに地震の予知をするのはかなり難しいことに気がつき、その道に進む気が失せてしまいました。

そんな時に香奈の大学の友達のグループLINEにメッセージが入ります。

香奈はそれを見てため息をつきます。

「グループLINEの返信って難しいですよね」

自分の個性を前面に出さず、でもみんなとは少し違うというコメントを返さないといけないからです。

レンタルさんは大学時代に友達がいなかったと言うと、香奈はそれが少し羨ましいと言います。

香奈は、友達に合わせて付き合っていることに少し疲れていました。

「私が気を遣いすぎかもしれないけど」

せっかく遊びに行った場所も写真を撮るだけで終わって、なんだかスタンプラリーみたいと思っていました。

moyoko

20歳前後の子がいかにも陥りそうな悩みです。たまについていけない時もあるけど、だからといって友達を切るほど合わないわけでもないし、一匹狼になるほど強くもない。難しいところですね。

寂しい気持ち

去年のクリスマスは3人で過ごそうと約束をしたので、バイトを入れていた香奈は色んな人に頼み込んで、代わりに正月には出るからと交換条件まで出してその日を開けました。

しかし、当日になって1人は彼氏に誘われたから、1人はスノボ帰りで渋滞にはまって間に合わないとドタキャンをしてきました。

香奈は、せっかくバイトを休んだのにと言えませんでした。

クリスマスに恋人を優先したい気持ちもわかるし、渋滞も仕方がない。

でも、もう少し早く言ってくれれば…そう考えるものの、それを直接本人たちに伝えることができません。

香奈は、友達といても時々とてつもなく寂しくなる時があります。

それでもみんなTwitterやLINEで繋がりたがります。

「みんな、寂しいんですかね?」

レンタルさんは、自分の寂しさと他人の寂しさは比較できないと返します。

moyoko

これはさすがにちゃんと言った方が良かったと思います!自分さえ我慢すればいいと思うのは違います。なぜならまぁいいかと思えていないからです。でも、いつでも連絡ができるようになった現代、このようなドタキャンは至る所であってみんなモヤモヤを抱えているのでしょう。

誕生日おめでとうございます

そこへ、アラームが鳴りました。23時59分30秒です。

レンタルさんの心配りに、香奈は笑顔になります。

「誕生日おめでとうございます」

0時を過ぎてから、香奈が自分で奮発したホールケーキを出します。

写真を撮ってもらうと、レンタルさんの指が入っていました。

でも、香奈はそれが誰かといる感じが出て良いなと思いました。

その写真をSNSにアップしようと思いましたが、一瞬躊躇します。

レンタルさんに誕生日のことを投稿するか聞いてみると、レンタルさんはすると言います。

「割と誰かがお祝いしてくれるので」

少し前は知らない誰かがオンラインギフト券をプレゼントしてくれました。

その番号を画像付きでツイートした時、誰かに使われてしまいましたが。

でも、そんなラッキーがあるかもしれないので、レンタルさんはそれを期待していると言います。

それを聞いて、香奈も棚ぼたを狙って投稿することにしました。

moyoko

SNSで発信できる時代ならではの考え方ですね。でも、香奈の悩みは女子特有のリア充アピールをするべきか…という本質に違いがあります。実際よりも背伸びしたいのが女子です。

自由人・金田

ケーキを食べた後、終電が迫ったレンタルさんは急いで香奈の家を後にしました。

レンタルさんを見送った後、自分の名前入りのチョコレートプレートをかじっていると、大学の友達からお祝いのメッセージが入ってきました。

「就活頑張ろう!」

「画像に彼氏らしき人の指が入ってる!報告求む!」

それだけで香奈の気持ちはちょっぴり晴れるのでした。

レンタルさんは、いつも勝手に雑誌を売りつけてくる自由人・金田(古舘寛治)に今日も声を掛けられますが、金田が誕生日だというので最新号を買うことにしました。

その後、意識高い系営業マン・神林(葉山奨之)が最新号を求めて金田の元にやってきましたが、時すでに遅しでした。

金田は、前々号を神林に売りつけました。

moyoko

レンタルさんと神林が金田のところでニアミスしました。神林は彼女が好きなバンドのインタビューが載っているとして、方々で雑誌を探していました。これが、今後の2人の関係に何か関わってくるのでしょうか?

レンタルさん(増田貴久)の姉

レンタルさんは妻の沙紀(比嘉愛未)に今夜のことを報告します。

「君のお姉さんも21歳だったよね」

「どう過ごしていたんだろうって少し考えちゃった」

レンタルさんには姉がいました。

姉がいたと過去形なのは、彼女はもうこの世にいないからです。

21歳の時、就職活動など様々なことが精神的に負担になり、自ら命を断ちました。

就活がうまくいかないことで、自分の能力を社会的な評価軸にあてはめて過小評価をしてしまったのかもしれません。

しかし、レンタルさんにとっては姉はただ存在しているだけで価値があったのです。

レンタルさんはスヤスヤ眠る、いるだけで可愛い息子を見つめて言います。

「みんな赤ちゃんみたいでいいのにな」

沙紀は、君がそう生きてればいいんじゃない?と返します。

「今日は遅いし、もう寝よう。寝れば朝が来る!」

『レンタルなんもしない人』第3話まとめ

友達との付き合い方に悩み、息苦しさを感じる女子大生が今回の依頼人でした。

寂しさは人それぞれ、気にする部分は人それぞれですが、みんながみんな「そこにいてくれるだけでいい」と感じてくれたらそれが一番ですよね。

今回はレンタルさんの姉について、なかなか衝撃的な過去が明かされました。

前回第2話と今回で、彼はなんもしたくなくてなんもしないわけではなく、色々と事情があってなんもしていないんだということがわかりました。

これは、レンタルを依頼した人が救われる物語でもありますが、レンタルさん本人が階段を一つずつ上っていく物語でもあります。

今後の活動に注目したいです。

次回は『離婚届の提出に同行して欲しい』という依頼にこたえます!

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▼次回第4話も続けて読む▼