『Re:ゼロから始める異世界生活 第2期』第29話あらすじ・ネタバレ感想!明らかになるスバルの不登校時代

『Re:ゼロから始める異世界生活 第2期』第29話あらすじ・ネタバレ感想!明らかになるスバルの不登校時代

出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』公式ページ

スバルはかつて生活していた自分の部屋で目を覚まし、両親と毎日と何も変わらぬ日常を過ごします。

しかしその中で違和感や痛みを覚えるスバル。

スバルは父に何を語るのか。

そして母の愛に触れたスバルは何を思うのか。

自分自身の過去と向き合い、自分を見つめ直します。

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『Re:ゼロから始める異世界生活 第2期』前回第28話のあらすじと振り返り

聖域に辿り着くことのできたスバルとエミリアでしたが、そこは強欲の魔女・エキドナの墓場だったのです。

そして聖域は特殊な結界に守られており、その影響で混血は一度入ると外に出ることはできません。

ただ一つ外に出る方法は、試練を受けることでした。

エミリアは自分やスバル、ロズワール、ラム、アーラム村の村民と帰るために、試練に挑みます。

しかしすぐに異変が起こります。

エミリアを案じたスバルは、その後を追いかけて試練の遺跡へと走ります。

そこでスバルが見たものとは…?

【ネタバレ】『Re:ゼロから始める異世界生活 第2期』第29話あらすじ・感想

スバルの転生前の日常

スバルを起こしに来た父と寝技を掛け合った後、母と3人で朝食につきます。

食卓にはトーストと味噌汁の和洋折衷メニュー。

母はスバルのために頑張ったといいますが、食卓には山盛りのグリンピース。

好き嫌いはいけないと思った母がスバルに用意したのものです。

スバル、父、母とぐるぐる回るグリンピース。

母も父も含めて家族全員グリンピース嫌いだったのです。

ピラフに混ぜて何とか完食し、父は一緒に学校までと促しますが、スバルは「昼まで寝る」といって部屋に戻ります。

その瞬間、頭に強烈な痛みが走りました。

時計を見つめるスバルは、8時になるまでじっと待ちます。

8時を過ぎたらもう学校には間に合いません。

だから仕方ない、と自分に言い聞かせているのです。

しかしまたもや激しい痛みが走ります。

いつもは8時を過ぎれば落ち着くはずなのに…。

meriko

スバルのお父さんは元気ハツラツだし、お母さんは天然!

スバルを連れ出して

スバルの部屋に入ってきた父は、スバルに「好きな子いる?」と明るく切り出し、スバルを散歩に連れ出します。

行く場所行く場所で失業中の父は町の人たちに話しかけられます。

その様子を見ると、スバルの父は多くの人に慕われていることが見て取れます。

すると、父を「賢坊」と呼ぶ老人に出会います。

月曜日なのにどうしてこんなところにいるのかと不思議そうに言う老人の言葉を聞いた瞬間、スバルは頭痛に苦しみます。

二人を置いて先に歩いて行ってしまうスバルに対して、老人はすまないことを言ったと気にする素振りを見せますが、父は「あとはあいつの問題なんだから」と呟きます。

meriko

スバルは、出来の良い父親がプレッシャーになってるんですね。

好きな子

ベンチに座って休んでいるスバルの元に、父が追いつきます。

未だスバルの頭痛は治まりません。

父は本日2回目となる「好きな子いる?」という質問を投げかけスバルは呆れますが、頭の中に「スバル」と呼ぶエミリアの声が聞こえてきます。

しかしこの時のスバルにはそれが誰の声なのかわかっていません。

話題はスバルが何故学校に行かないのかに移ります。

スバルは両親には悪いと思っているようですが、父は学校に行かないスバルを悪いとも思っていなければ、責める気もありません。

スバルにまた激しい痛みが走ると、再びエミリアの声が聞こえてきます。

誰なんだ、と考えるスバルに止めどなくエミリアの声が流れてきて、ついにははっきりとその姿が見えます。

エミリアの存在を思い出したスバルは、涙を拭って父に向き合い、晴れ晴れとした顔でこういいます。

「好きな子、できたよ。だから、俺はもう大丈夫だ」

meriko

エミリアの存在があまりにも大きすぎる…!

スバルの子供時代

何にビビっていたのかも何に閉じこもっていたのかも、知ってて見ないフリをしていたスバル。

どうしようもなくダメな自分を両親に叩きつけて欲しかった、そして諦めさせて欲しかった、と心のうちを話し始めます。

スバルは幼いころから勉強も運動も小器用にこなせる部分がありました。

一番をとった時にスバルが周りに言われた言葉は「やっぱりあの人の子だな」でした。

しかしいつからか、一番がとれなくなっていたのです。

そのことをおかしいと考え始めるようになりました。

勉強を頑張ったり足が速いことよりも、人を笑わせることのほうが凄いし強いと考えてスバルは友達を連れて馬鹿なことをしました。

自分と一緒じゃなければこんなに楽しいことはできないのだと驕っていたスバル。

そうしていくうちに、周りはどんどん離れていってしまいます。

気が付いたときにはスバルは一人になっていました。

自分は特別な人間なんかではないのだと理解したスバルは自分の殻にこもっていってしまいます。

そして「やっぱりあの人の子だな」という言葉がスバルにとって呪いの言葉になっていくのでした。

meriko

スバルは幼くして焦燥感に駆られながら生きていたんですね。

スバルを救ったもう一人の女の子

それからはひたすら目立たずに済むように中学校生活を乗り切ったスバル。

高校デビューは失敗。

小・中とまともに人間関係を築いて来なかったスバルには、いきなりうまくやるのは難しく、空回りして浮いてしまったのです。

そんな時に、学校に行きたくないとふと思うようになりました。

最初は週1のサボりが段々とスパンが短くなり、いつしか完全に学校に足が運べなくなってしまったのです。

どんなにスバルがみっともなくなっていっても、父も母も変わらず接してくれました。

でもスバルにとってはそれが一番怖かったのです。

「お前なんか愛してない、お前なんか大っ嫌いだ、お前なんか俺の子じゃない。そう言って俺を投げ捨てて欲しかった。俺を諦めさせて欲しかった」

そう言い放ったスバルに聞こえてきたのはレムの声です。

「諦めるのは簡単です。でも、スバルくんには似合わない」

レムがスバルに与えてくれた言葉たちが蘇ります。

meriko

レムのことを思うと私は正気でいられません。早く目を覚ましてくれー!

ナツキスバル

目の輝きを取り戻したスバルに父はファザーヘッドと称した踵落としをお見舞いしてやります。

meriko

スバルが自分の殻にこもったくらいでスバルを見捨てるはずがないのです。

スバルの腐った性根を叩きなおしてやりたいところですが、父はそうするまでもなくスバルはへし折られて立ち直った後だということに気づいています。

スバルはエミリアとレムの前では、菜月賢一の息子ではなくナツキスバルとして見られてます。

でもスバルは、本当は誰の前でもナツキスバルだったということにようやく気づきました。

父は申し訳ないと思う気持ちがあるならこれから時間をかけて恩返ししてくれればいいと言います。

しかしスバルは、涙を流して「ごめんなさい」と繰り返します。

スバルは転生してしまってもうこの世界にはいないから、二人にも会うことはできないのです。

父は最後に「頑張れよ、期待してるぜ、息子」とスバルに投げかけます。

それに対してスバルは、人差し指を天に向けてポーズを取ります。

「任せとけ、父ちゃん。俺の名前はナツキスバル。菜月賢一の息子だ。だから何だってやれるし何だってやってやる。あんたの息子すげえんだぜ」

スバルかっこいい!転生後、エミリアたちによくやっていたポーズですね。

子供のことはなんでもお見通し

父と別れて先に帰宅したスバルは、制服に着替えて学校へ向かう決心をします。

台所に立つ母と少し話をしてから家を出ると、母も「そこのコンビニまで」とスバルと共に出てきました。

「なんでもかんでもお父さんみたいにやるのはやめたってことね。スバルは昔から頑張り屋さんでなまじ色々とできたもんねえ。父がむやみに多趣味なせいで色々な機会もあったし、疲れちゃうよねえ」

悩んできたことを言い当てられたスバルは、母はどこまで自分のことをわかっていてくれているのだろうと疑問に思います。

母はスバルのことよく見ています。

学校に行かなくなった理由をわかっていても、母が何かしてもダメになってしまいそうだったからこれまで干渉してこなかったのです。

meriko

言葉にしてわざわざ伝えなくてもわかってくれるお母さんって理想のお母さんすぎる!

スバルは、父と母とスバルでできている

母は、自分でも父でもない誰かが何とかしてくれたということにも気づいていました。

スバルは、自分を救ってくれたエミリアとレムのことをすごく良い子たちなんだと母に話します。

そして誰かに取られるくらいなら釣り合わなくても自分のものにして、それから自分の価値を積み上げる、と情熱的な想いを宣言します。

「やっぱりあの人の子だね」と言う母に、スバルはちゃんとあの人の子供をやれているか不安になります。

でも母は、優しく「大丈夫」と言ってこう続けます。

「だってスバルの半分はお母さんなんだから。お父さんの半分までかっこよくなったらノルマ達成じゃない。お父さんの半分かっこよくなって、残り半分スバルになったらいいんじゃない」

スバルはその言葉にハッとします。

meriko

いいお母さんすぎて私のお母さんにもなってほしいです。

母と別れ、学校へ向かったスバルは…

母との別れ際、向こうの世界に戻らなくてはいけないスバルは、最後に母と父への自分の想いをぶつけます。

母は「お母さんはスバルのお母さんなんだから」と、言葉にしなくてもスバルの気持ちをわかっています。

そんな母の偉大さにスバルは涙します。

大事なのは最初でも途中でもなく最後だと言う母に対して、スバルは「結果良ければオールオーケーってこと?」と繰り返します。

でも母はそういう受け取り方とは違うと言って、スバルへの宿題にしました。

歩き出したスバルに、「いってらっしゃい」と声をかける母。

スバルが転生する前、最後に聞いた母の言葉も「いってらっしゃい」でした。

そのときはスバルは何も答えられませんでしたが、今回は大きな声で「いってきます」と笑顔を見せました。

学校についたスバルが教室を開けると、そこには学生服を着たエキドナの姿が。

「ようこそ。自分の過去と向き合う時間は君に何をもたらしたかな?」

meriko

過去と向き合い前に進むことができたスバル。ここでもエミリアとレムがスバルを救ってくれましたね。

『Re:ゼロから始める異世界生活 第2期』第29話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

スバルの転生前の話や家族については今まで深く触れられていませんでした。

スバルの両親はスバルを何よりも大事に想う、素敵な親でしたね。

今回、スバルの不登校の原因やスバルの抱えていた心の闇が明らかとなりました。

殻に閉じこもってしまったスバルに前を向かせ歩き出させたのは、まぎれもなくエミリアとレムです。

その二人のために、スバルはこれからも戦います。

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