『レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星 シーズン1』第3話が2021年4月9日(金)に公開されました。
第3話では子供たちの間で続々と体調不良者が現れ、それをマザーのせいだと思った子供たちはマザーのもとからの脱走を計画します。
ミトラ教徒の子供たちに影響されたキャンピオンも、これまでのマザーの行動から、自分は騙されていたのだと思い、子供たちと一緒に逃げ出すことに…。
マザーの側にいることは、子供たちにとって危険なのでしょうか!?
- マザーに騙されて殺される…!?子供たちは脱走を計画する
- ミトラ教徒の生き残りと合流したマーカスは、子供たちをマザーから取り戻そうとする
- 五角形の予言、何もない土地にいる親のいない子供が、平和な街を造る。“親のいない子供”とは誰?
それでは『レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星 シーズン1』第3話のレビューをしていきたいと思います!
目次
『レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星 シーズン1』キャラクター相関図
『レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星』前回第1話&第2話のあらすじと振り返り
- 惑星ケプラー22bで人間の子供たちを育てるアンドロイドのマザーとファーザー
- 次々と子供たちは死に、キャンピオンしか残っていない
- ミトラ教徒たちとコンタクトを取ってキャンピオンを引き合わせようとするファーザーは怒ったマザーに停止させられる
- マザーは、ミトラ教徒の船を乗っ取り箱舟襲撃、5人の子供たちを拉致して連れて帰ってくる
- ミトラ教徒の1人、マーカスは世界大戦中にミトラ教徒の顔を乗っ取った無神論派の兵士の1人だった
- ファーザーを再起動し、再び子育てを始めるマザー
- 信仰と化学の間で揺れるキャンピオン
- マーカスは他の箱舟のミトラ教徒に助け出される
アンドロイドのマザーとファーザーに目的としてプログラムされたのは、“信仰のない新しい世界を造ること”。
しかし人間がキャンピオンだけになってしまった時、目的が同じはずだったマザーとファーザーの意見は分かれ、別々の考えを持ち始めてしまいます。
暴走し理解不能の数々の行動の結果、箱舟の一つを墜落させて皆殺しにしたマザーは、箱舟にいた5人の子供を誘拐して連れて帰っります。
一方、ミトラ教徒のフリをしていることが発覚したマーカス。
1人だけ生き残り、第2話の間中ずっとヘビの穴の前で寝ている、というこれも良く分からない行動でした。
救出されたマーカスは、他のミトラ教徒と一緒に攫われた子供たちを奪還しに来るのでしょうか?
【ネタバレ】『レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星 シーズン1』第3話あらすじ・感想
子育てに悪戦苦闘するマザー
マザーにさらわれた5人の子供たちは怯えてなかなかマザーの言うことを聞かず、さらにこの5人に感化されたキャンピオンの反抗期がピークに。
妊娠している女の子、テンペストがせき込んで血を吐いているのをはじめ、他の子供たちの体調が悪化。
子供たちは自分たちの体調不良はマザーから毒を盛られているせいで、動物も怖がらせて閉じ込めておくための幻だと思い、マザーの元から脱出する計画を立て始めてしまいます。
一方のマザーも自分が子供たちの命を脅かす存在なのではと不安になり、「もしそうだったとしたら自分の破壊を手伝って欲しい」とファーザーに頼みます。
そして、変身して飛び立ったマザーは、恐竜のような鳴き声をあげます。
つんざくような鳴き声に耳を塞ぎ、ミトラ教徒たちは、箱舟の墜落でできた穴の奥へと逃げ込みます。
マザーは、放射能の影響を中和させる薬オムニバイオティクスを探していました。
三匹の子豚
マザーが嫌がる子供たちに臨場感たっぷりに話して聞かせたお話“三匹の子豚”。
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— Bobby Berk (@bobbyberk) October 2, 2020
YUKI
三匹の子供たちに襲い掛かるオオカミはマザー。
More Mother is always a good thing. https://t.co/IqPRfMapfn pic.twitter.com/QSB3XUxMCt
— Raised by Wolves on HBO Max (@RaisedWolvesMAX) September 17, 2020
マザーは現実では子供たちを守ろうとしているんですが、このお話は子供たちをより怖がらせ、マザーへの不信感を募らせる結果になってしまいます。
子供たちを助けに行きたいマーカス
マーカスを助け出したのは墜落させられた箱舟の乗客の生き残り、ということであんな大爆発を起こした箱舟には生存者がいたようです。
連れ去られたポールや他の子供たちの救出に向かいたいと申し出ますが、死者の埋葬や食料の確保が優先だと許可は下りません。
指導者の生き残りの中の一番偉いアンブローズとマーカスはかなり折り合いが悪いようですね。
子供たちの捜索をめぐり、何度も言い争いを繰り広げます。
子供たちにはロケーター(追跡装置)が組み込まれていて、どこにいるかは分かっているようです。
YUKI
そしてマーカスたちが殺した、本物のポールの両親はそんなにイイ人じゃなかったのでしょうか。
マーカスとスーがポールと一緒に過ごそうとしているのに、ポールが驚いていました。
YUKI
マーカスの少年兵時代
さらにマーカスの子供時代の回想シーンがありました。
世界大戦下、無神論者側の少年兵として戦ったマーカス(本名はケイレブ)は、当時の出来事でかなりのトラウマを負っているようでした。
YUKI
そして、ポールや他の子供たちに自分のような思いを絶対にさせない、と固く心に誓っているんですね~。
YUKI
五角形の予言
「何もない土地にいる親のいない子供がミトラ教徒を導き、平和街を作ってくれる」という五角形の予言なるものが存在し、ミトラ教徒たちはこの人物を探しています。
YUKI
初めてマーカスたちがキャンピオンを見た時、「あの子が救世主かも」と言っていたのは、この予言に基づいていたのかも知れません。
何もない土地=惑星ケプラー22bだとすれば、親のいない子供=アンドロイドに育てられた子で説明がつきます。
脱走した子供たちを探す
子供たちはネズミがいなくなったと騒いでファーザーを誘導し、小屋の一つに監禁!
その隙に脱走してしまいます。
しかし逃げたネズミを追いかけるのに夢中になったポールは、他の子供たちとはぐれてしまいます。
そして子供たちのいない家に帰ってきたマザーには朗報が!
放射能はマザーから放たれていたのではなく、食料のイモの種でした。
YUKI
第一世代の子供たちが長く生きたのは、生まれてからすぐに放射能にさらされて耐性がついていたためで、耐性のない箱舟から来た子供たちはマザーのもとでイモを食べるようになって次々と体調不良になってしまったようです。
She will complete her mission… No matter what. pic.twitter.com/dPZ6oDReDy
— Raised by Wolves on HBO Max (@RaisedWolvesMAX) September 8, 2020
生まれてからずっとイモを食べているにも関わらず、キャンピオンだけは放射能の影響が全くなくピンピンしていて、それはファーザー曰く、「キャンピオンが特別な子だから」だそうですが。
「君は素晴らしい母親だよ」ってファーザーが言ってくれて、マザーはちょっと元気に!
この時子供たちがポールだけはぐれていることが追跡装置で分かった2人は、マザーがポールを、ファーザーが他の子供たちを追いかけ、ポール以外の子供たちは即効で捕まります。
ファーザーがキャンピオンに「病気はマザーのせいじゃない」と伝えると、キャンピオンも「ごめん、マザー…」と。
ファーザーの「私をバカにした。もし私が子供たちの世話を適切にできないのなら、私は家族にとって無駄だ。私には使い道が必要なんだ」と怒ります。
YUKI
穴に落ちたポール
まだ見つかっていないポールは子供の影を追っているうちに、穴に落ちてしまいました!
ポールは幻にような子供に「ピーター!」と声をかけていましたが…ピーターとは五角形の予言の子だとポールが思っている上級神官の両親を持つミトラ教徒の子供ですよね。
YUKI
一方、マーカスの説得がようやく通じ、子供たちの捜索の許可が下ります。
マーカスは恐らくポールの場所に向かうだろうから、そこでマザーと鉢合わせてしまうかも…!
マザーはなんでネクロマンサーなの?
ミトラ教徒たちがマザーのことをネクロマンサーと呼ぶのは、目的を見失ったアンドロイドだから、ですよね?
マザーのことを良く知りもしないのに、なぜ目的を見失ったと断言するのか不思議でした。
実際のところ、マザーとファーザーの目的は子供たちを守りこの惑星で平和な新世界を造ることであり、そのために行動しているマザーは目的を見失ってなどいないように私には見えます。
YUKI
そのうちの2体、マザーとファーザーが何者かの手によって密かに目的を変更されている、そんなことはもちろんミトラ教徒側は知る由もないから、マザーのことをネクロマンサーと呼んでいるのかな?というところです。
The devoted have spoken. Praise Sol. pic.twitter.com/UbxC3gmsdQ
— Raised by Wolves on HBO Max (@RaisedWolvesMAX) September 29, 2020
YUKI
『レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星 シーズン1』第3話あらすじ・感想まとめ
According to his humor programming, timing is everything. pic.twitter.com/Wv9PSJwVol
— Raised by Wolves on HBO Max (@RaisedWolvesMAX) September 25, 2020
ファーザーの親父ギャグがマザーによって封印されてしまった第3話。
早くファーザーにも、自信を取り戻して元気になって欲しいですね。
YUKI
『レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星』は公開から2週間ほどでシーズン2の制作が決定しているとのことで、事態はますます複雑化してきそうです。
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