週刊少年ジャンプで連載され「このマンガがすごい!2018」で1位を獲得した白井カウイ、出水ぽすかによる『約束のネバーランド』を実写映画化。
原作の第1部ともいえるGFハウス脱獄編がベースのストーリーになっています。
主演には浜辺美波、城桧吏、板垣李光人、渡辺直美、そして浜辺美波とは3度目の共演となる北川景子ら豪華キャストが集結しました。
- 最もジャンプらしくないと言われたダークファンタジーの完全映画化
- 孤児院の子供たち全員を1度に脱獄させようとする頭脳戦が展開!
- 浜辺美波、城桧吏、板垣李光人と言った若手キャストの熱演と北川景子の抜群の存在感
それでは映画『約束のネバーランド』をネタバレなしでご紹介いたします。
目次
『約束のネバーランド』作品情報
作品名 | 約束のネバーランド |
公開日 | 2020年12月18日 |
上映時間 | 118分 |
監督 | 平川雄一朗 |
脚本 | 後藤法子 |
出演者 | 浜辺美波 城桧吏 板垣李光人 渡辺直美 北川景子 |
音楽 | 得田真裕 |
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『約束のネバーランド』あらすじ【ネタバレなし】
色々な孤児が集まる「孤児院」グレイス=フィールド(GF)ハウス。
孤児院のシスターで“ママ”と呼ばれ慕われるイザベラ(北川景子)のもとで暮らす子供たちは、血縁関係はないものの家族同然の関係を築き幸せに暮らしていました。
GFハウスでは、赤ん坊のころに預けられた子供を、特殊な勉強とテストにより育てあげ6歳から16歳までの間に里親の元へと送り出していました。
まもなく16歳になるエマ(浜辺美波)、ノーマン(板垣李光人)、レイ(城桧吏)は頭脳明晰で身体能力にも恵まれていて、年下の子供たちを世話しイザベラを支えています。
ある晩、少女・コニーの里親が見つかり急遽外の世界に出ることになりました。
ところがコニーが大好きだったぬいぐるみを置き忘れたのに気がついたエマとノーマンはそれを届けようと後を追います。
2人が向かったのはGFハウスの敷地と外の世界を繋げる“門”。
しかし“門”には近づくことを禁じられていました。
あとで叱られようと決めて後を追った2人。
そこでコニーが“鬼”と呼ばれる怪物に食肉として出荷される瞬間を目撃してしまいます。
立ち会っていたイザベラの対応は慣れた様子で事務的なものを感じさせその姿を見たエマたちは、今までこの“門”を通過していった家族たちがことごとく食肉として出荷されていたことを察しました。
GFハウスの真相とイザベラの正体を知った2人は、レイに真実を告げて子供たち全員を1度に脱走させる計画を練り始めます。
もはや2人にはGFハウスは家族の憩いの場ではなく監獄・人間飼育場のようにしか見えません。
コニーの引き渡しの場でぬいぐるみを見つけたイザベラは子供たちの誰かが真相に近づいたと考え、追加の監視者としてシスターのクローネ(渡辺直美)を迎え入れます。
クローネはイザベラに忠誠を誓うふりを見せながら、その一方でイサベラを追い落とすことを考えていました。
子供たちが脱獄を考えていることを知ったクローネは子供たちと協力関係を築き、子供たちの耳に発信機が埋め込まれているなど情報を提供しますがイザベラに狙いが読まれ出荷されてしまいます。
さらにレイがイザベラのスパイであったことが発覚!
幼児の頃からの記憶のあるレイは仕組みを知っていて、口外せずイザベラに協力することを条件に出荷を免れていました。
レイの裏切りにショックを受けるエマとノーマン。
しかし、ノーマンはそのさらに裏を読み、“レイは真の意味で仲間となり脱獄計画を推し進められる者を求め続けていた”という真意を探り当てます。
年長の子供たちを仲間に引き入れ計画を進めるエマたちですが、イザベラにも脱獄の下見が見つかってしまい、計画を封じるためエマは足を折られさらにノーマンの出荷が告げられてしまいました。
エマとレイは、ノーマンの発信器を無効化し全員の脱獄敢行までハウスの外に潜伏させる作戦を立てます。
しかし、ノーマンは残される子供たちの脱獄に支障が出ることを恐れ、発信機を生かしたまま下見を強行し、終えるとGFハウスに戻ってきてしまいます。
得られる情報の全てをエマとレイ、仲間たちに伝えたノーマンは出荷されていきます。
見送ることしかできず、無力感にさいなまれるエマとレイ。
イザベラは運命には逆らえないということを強烈に突きつけます。
果たしてエマたちは脱出できるのでしょうか。
『約束のネバーランド』感想
徹底的に再現された世界観
主に子供たちのメインキャストの関係で、GFハウスに出荷される期限が12歳から16歳に変更されましたが、それ以外は原作にかなり忠実に作られています。
村松 健太郎
原作改変をほぼ行わず、全国津々浦々を巡って、GFハウスに相応しい建物、世界を創り上げる森を見つけ出し風格の漂うGFハウスには福島県にある国の重要文化財の天鏡閣の外観と丁寧に作りこんだ内部セットを使い分けて対応。
森は長野の高原を探し出し、撮影が行われました。
村松 健太郎
座長の風格・浜辺美波の存在感
孤児院が舞台ということもあって、子役が多い現場をまとめ、引っ張っていったのは主演の浜辺美波。
ブレイク作で、北川景子との初共演作品となった2017年の『君の膵臓をたべたい』から3年。
村松 健太郎
今回の映画『約束のネバーランド』でも陽性でポジティブなヒロイン・エマを好演!
原作の熱烈なファンだったということですが、その原作愛を原動力にこの突飛な世界観にリアリティと説得力を与えています。
村松 健太郎
大抜擢に応えた城桧吏と板垣李光人と圧倒的な存在感の北川景子
浜辺美波演じるエマと共に脱獄計画を練る2人の少年のレイ役とノーマン役に抜擢されたのは城桧吏と板垣李光人の2人。
城桧吏はあの『万引き家族』でオーディションを勝ち抜き長男役を勝ち取った14歳の期待の新人。
一方の板垣李光人はモデルからキャリアを始め2018年の『仮面ライダージオウ』にレギュラー出演して注目を浴びた18歳です。
村松 健太郎
存在感ということで“ママ”ことイザベラを演じる北川景子はやはり抜群の存在感です。
『ドクター・デスの遺産 BLACK FILE』『ファーストラヴ』と主演として作品を引っ張り続けていますが、“裏主役”ともいうべきイザベラ役に回った今回の『約束のネバーランド』では若手キャストを受け止める側に回って抜群の存在感を見せています。
村松 健太郎
『約束のネバーランド』あらすじ・感想まとめ
グレイス=フィールドハウスの
一日のタイムテーブルを公開☝️さらに壁には、こんな目標まで🗓
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⠀ 今月の目標
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✔︎ 1日5時間以上勉強してみよう
✔︎ たくさん本を読もう
✔︎ 掃除当番を助け合おう#映画約ネバ#12月18日脱獄開始 pic.twitter.com/mayuXLRGEU— 『約束のネバーランド』公式 (@yakuneba_staff) November 22, 2020
以上ここまで『約束のネバーランド』をレビューしてきました。
- ファンタジックな世界観を実写作品として成り立たせた
- 主演として若手キャストを引っ張る、浜辺美波の演技
- 圧倒的な存在感で子供たちを迎える北川景子