アニメ『約束のネバーランド』第12話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!思いがけないママの真実…エマたちの脱走は?

出典:『約束のネバーランド』公式ページ

今回がついに『約束のネバーランド』最終回です。

前回の第11話では、エマ、レイの作戦でハウスに火事をつけてママの目を盗み、子供たち全員を連れて崖まで辿り着いたところで終わりました。

しかし、レイは子供たちの数が少ないことに気づいたのです。

ママの裾を掴むフィルを映して終わっています。

そして運命の最終回。どうなっていくのでしょうか?

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『約束のネバーランド』前回第11話のあらすじと振り返り

ノーマンの死を無駄にしないために、エマとレイがついに動き出します。

ママの目を年少者から離す必要があるため、レイは「ハウスに火を付ける」と打ち明けます。

エマは反対しますが、制しむなしく「バイバイ、エマ」と言いながらレイは自ら火を放ってしまうのでした。

イザベラが慌ててエマの元に駆け寄ると、エマは涙を浮かべながら中にレイがいることを伝えます。

焦ったママは、せめてレイの脳だけでも守りたいと一心不乱に消火活動を行いますが、いつの間にかエマが消えていることに気がつきます。

コンパクトで居場所を確認し、エマがいるであろう元へ立ち寄るとバケツの中に切り落とされた耳が…。

すべては脱獄計画だと悟ったママ。

レイの死も偽装で、エマと合流後にノーマンからの手紙を読むのでした。

【ネタバレ】『約束のネバーランド』第12話(最終回)あらすじ・感想


エマの下した決断

「4歳以下がいない」

ロープをつたい、崖を登る子供たちを見て、そう言ったのはレイでした。

「4歳以下は、ここに残す」

エマがそう答えると、シーンはノーマンが出荷された後のエマ、ドン、ギルダで作戦会議をしているところへ移ります。

5歳以上の子供たちには事情を話し、納得をしてもらっていました。

ですが、4歳以下の子供たちには事情を話しても納得してもらえるのだろうか、ということを考えていた3人。

ドンがエマに対して話すかどうかを聞くと、エマが答えるより先にギルダが話し出します。

「崖、冬、行く道も分からない。この過酷な条件に連れ出すことですぐに死なせる可能性もある。」

ギルダはそう答えます。

ドンは連れていかなくても死なせることになるんだから、と連れていく意見の様子です。

2人の話を聞いて、エマは「誰も置いていかない」という決断をします。

ミルトモ 編集部

それがハウスへの愛が1番あるエマの意見でした。

「全員で逃げよう」とエマが言うと、ギルダが下を俯き「全員…」と乗り気じゃない様子。

ギルダが全員という言葉に引っかかったのは、他のプラントの子供たちの存在でした。

ミルトモ 編集部

見たこともないけど、そこには確かに同じ境遇の子供たちがいます。心優しいギルダならではの意見でした。

エマもドンもそれを聞き、言葉を失い黙りこくってしまいました。

そして、沈黙を破るようにエマが言います。

「フィルを呼んで」

エマから全ての事情を聞いたフィルの反応は意外なものでした。

「やっぱり、そうだったんだね」

  • 第3話でシスターとの鬼ごっこの際、フィルはシスターの口から収穫という言葉を聞いていました。
  • 第7話では、シスターが物証となるものを見つけるために、レイの引き出しを開けていたところを見ています。
  • 第10話では、ノーマンの別れの時に、ママに対して異様に怯えていたエマを見て異変を感じていたと言います。

ミルトモ 編集部

4歳の中でもハイスコアを出し、本の蔵書票のモールス符号に気づいてしまうフィルだからこそ気づいてしまったのですね。

異変が確信に変わると、出荷されていった兄弟を思い出して泣いてしまうフィル。

エマがそっと抱きしめます。

「今、2つの道で迷ってる」

フィルの肩に手を置き、エマが話し出します。

  • 赤ちゃんを含め4歳以下も連れていく
  • 4歳以下を置いていく

そして、もし4歳以下を置いていった場合の話をエマは続けます。

子供は6歳以上からじゃないと出荷されない、一番誕生日の早い子がすぐに出荷されてもあと2年は余裕はある。

「待てるよ、ボク。だから置いて行って!」

エマの次の言葉を予測して、フィルが答えを返します。

エマの決断は、フィルを含め現在4歳以下の子供たち、そして他4つの全プラントの子供たちを、2年以内にハウスに取り戻しに来るというものでした。

ミルトモ 編集部

全てを見捨てないエマの決断はブレませんね。

年少者たちに「今、エマたちを連れてくるからここで待っててね」と言い、森に行くイザベラ。

「こちら第3プラントです、脱走です」

手持ち型のトランシーバーのようなものでイザベラは本部に連絡します。

そしてその情報はすぐに伝わり、塀の上を走るエマたちはサイレンを聞いて、脱走がバレたことを知ります。

ここからがエマたちの本当の勝負です。

みんなでつないだロープ

「ここから渡る」

崖を指さし、エマはそう言います。

これは、ノーマンから渡された手紙に書かれていたことでした。

「鬼たちは橋から渡ってくると予想するから、その裏を取り崖を渡る」

ノーマンが下見の際に、塀と崖の地形が良い場所を探し、記してくれていたのでした。

ミルトモ 編集部

その崖を渡る方法とは、どんなものなのでしょうか?

レイは作戦を知らないので、どうやって渡るのかまったく予想がつきません。

それにエマ、ノーマン、レイで最後に話していた時は、橋から渡るという作戦だったのでした。

ドンがロープの先に石をくくりつけ、崖の対岸の木に投げると、枝にからまったロープは石の重みで遠心力で回り、枝に固定されます。

そして、こちら側のロープをピンと張らせて木に縛り付けると、公園などにあるターザンロープのようなものができあがりました。

続いて、ハンガーをロープに引っ掛け、1番にドンが滑り下っていきます。

ミルトモ 編集部

ドンが活躍するシーンを作ってくれて個人的に嬉しいです。

「次は俺たち!」と、トーマとラニオンが威勢よく立ち上がり、ペットボトルで作られたロケットを発射させます。

ロケットは対岸にいるドンの手元に着地し、ペットボトルにくくられているロープをドンが結ぶと、3本の滑車するためのロープができあがりました。

エマやドンとギルダが、そして他の子供たちが、ノーマンがいなくなった後にロープを投げる練習をし、子供たちはロープで下る練習をし、ロケットを作り飛ばし、試行錯誤し、レイの気づかない間に準備してきたのです。

続々とハンガーで降りていく子供たちを見て驚くレイは、ノーマンと会話をします。

それはそこにノーマンがいたら話しているであろう会話です。

「見て、僕らが有り得ないと思っていた光景」

「あぁ、俺は全員なんて有り得ないと思っていた」

「エマだからみんな信じてついてきてくれるんだ。諦めてなくてもいいんだよ、レイ」

最初はレイもノーマンもエマさえも、全員を連れて行くなんて作戦は無謀だと感じました。

しかし、ノーマンの作戦とエマの行動によって、それは確かに実現されようとしてるのです。

レイは驚かされた自分の顔を見て、浸り顔のノーマンを想像するのです。

「俺の負けだ。ノーマン」

本部からの橋での発見の報告がいつまで経っても来ないことに違和感を感じたイザベラが塀の方へ走ります。

そして、エマを残し全員が対岸へ渡りました。

最後にエマが渡ろうとすると、少し離れた隣にはイザベラがいたのです。

ママ

エマは火事で燃えている家とママを見て、心の中で別れの言葉を告げ、降りていってしまいました。

ミルトモ 編集部

イザベラの「行かないでエマ」という言葉も聞かずに…。

そして3本のロープは、その場の緊張感の張りつめた糸が切れたかのようにダラッとするのです。

イザベラは、ただただその光景を眺めることしかできませんでした。

そして、自分の過去を思い出すのです。

  • 初めて塀の上に立ち、崖を見た日のこと
  • ハウスでギターを弾いていた素敵な男の子がいたこと
  • その素敵な男の子がハウスを出て行った日のこと
  • それにひどく悲しみ泣いた日のこと
  • 12歳満期となり、ママになる道を選んだ日のこと
  • 子供を孕まされたこと
  • 第3プラントを任された日のこと

ミルトモ 編集部

イザベラもシスター・クローネと同じだったんですね。

そして、その男の子が弾いていたギターの旋律は、イザベラの記憶にこびりついていたのでした。

第3プラントのママになったイザベラは、ある少年に出会うのです。

その少年は木にもたれかかりながら本を読み、イザベラにとって馴染みのある旋律を歌っていたのです。

「レイ、その歌どこで…」

グッと涙をこらえイザベラが聞くと、本に落としていた視線をこちらに向けてレイは言うのです。

「ねぇ、ママ。どうして僕を産んだの?」

「それはね、生き延びるためよ。誰よりも長く」

シーンは子供たちが走っていた森の奥へ視線を向けるイザベラへ戻ります。

独り言でこう呟きます。

「でも、もういいか。行ってらっしゃい、気を付けてね。」

そこにいるのは以前の恐ろしい表情のイザベラではなく、とても穏やかな顔をしたママでした。

お腹の中にいるレイに子守歌のように、イザベラはその歌を歌っていたんですね。

そして、レイはそのことを覚えていたのです。

ミルトモ 編集部

まさかレイがイザベラの子供だったのは意外でしたが、この話からレイが小さい頃からイザベラのスパイをやっていたことや、以前イザベラがレイに「あなたは、私を殺させないわ」と言っていたのも理解できましたね。

イザベラは帰るとフィルに言うのです。

「安心なさい、無事に逃げていったわ」

それを、とても穏やかな表情で言うのでした。

森を走る子供たちを迎える朝日が昇ります。

「今日が私たちの第一歩、最初の朝だ」

そのエマの言葉で、約束のネバーランドはエンディングを迎えます。

『約束のネバーランド』第12話(最終回)まとめ

とうとう、終わってしまいましたね。

ロープをくくりつけ崖を渡るなど、最終話まで驚かしてもらいました。

そして最後は、本当の意味でママに戻るイザベラに、私は涙を流さずにはいられませんでした。

途中、2年後までには、ハウスに戻ることなど先のストーリーについてエマが話していましたね。

そしてそして、エンディング後にはそんなエマの話を思い出させてくれるお知らせがありました。

じゃーん!2020年に『約束のネバーランド』第2期の放送が決定したようです。

エマたちが4歳以下の子供たちを迎えにくるストーリーなのは間違いありません!

今から、待ち遠しくて仕方ありませんね!

ミルトモ 編集部

私はたぶん我慢できないので、漫画を読んでしまうと思いますが…。
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