『ポイズンドーター・ホーリーマザー』第4話あらすじ・ネタバレ感想!醜い女の嫉妬、繋がるポイズンワールド

ドラマ『ポイズンドーター・ホーリーマザー』第4話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『ポイズンドーター・ホーリーマザー』公式ページ

第4話は中村ゆりさん主演の『ベスト・フレンド』。

夢を追いかける女の妬みや嫉妬が全開でした!

しかし、意外と共感できるこの感情…。

ストーリーの随所に挟まれるネットに書き込まれた毒感情が印象的な第4話。

やっぱり、ラストは切ないんですね~!

『ポイズンドーター・ホーリーマザー』第4話あらすじ

ドラマ『ポイズンドーター・ホーリーマザー』第4話あらすじ

涼香(中村ゆり)は、おしぼり工場で働きながら脚本家を目指していたが中々芽が出ない。

そこへ、新人シナリオ大賞入賞の連絡が入る。喜び勇んで授賞式に向かった涼香は、大賞受賞者の薫子(山田真歩)に出会った。

地味で不器用な薫子のことを内心ばかにしていた涼香だが、薫子が次第に世間で認められていく一方で、自分はプロデューサーにいいように使われるばかり。

涼香は次第に焦りを募らせる。
出典:『ポイズンドーター・ホーリーマザー』公式ページ

『ポイズンドーター・ホーリーマザー』を視聴できる動画配信サービス

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  • 動画の配信情報は2019年7月28日時点のモノです。
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ご覧のとおり2019年7月28日現在はどこのビデオ・オン・デマンドでも配信開始となっておりません。

『ポイズンドーター・ホーリーマザー』はWOWOW独占放送されています。

【ネタバレ】『ポイズンドーター・ホーリーマザー』第4話の感想

この世から消えて欲しい女

漣涼香(中村ゆり)は脚本家を目指す女性ですが、この度『月より遠い愛』がパールテレビ新人シナリオ大賞の優秀賞に決まりました!

授賞式には脚本家の卵が3名集まりました。

この新人シナリオ大賞で最優秀賞を取ったのは、大豆生田 薫子まみゅうだ かおるこ(山田真歩)という女性。

授賞式で出会った薫子は冴えないスーツに身を包んだ小柄の冴え合いメガネ女子で、涼香はそんな外見から薫子という自分よりも評価された女性を、完全に上から見ています。

涼香と同じ優秀賞にはもう一人、男性の直下未来(尾上寛之)が。

この授賞式で、涼香はプライドをズタズタに引き裂かれるような悔しい思いをすることになります。

それは涼香も尊敬する有名な脚本家・野上浩二(小宮孝泰)が、薫子の作品をベタ褒めし、他の2名の審査員は涼香の作品を最優秀賞に押していたにも関わらず、「自分が駄々をこねて薫子を押した」とコメントをしたからです!

つまり涼香は多数決では勝っていた…。

こんなことを自分の尊敬する大先生に公式にコメントされたら私だってハンカチ噛み締めちゃうよ…。

薫子の最優秀賞のシナリオは、亡くなった薫子の夫と自分をモデルにした作品で、ドラマ化されることが決定しています。

「自分の話って誰にでも書ける話だから、コンクールに応募するべきじゃないって聞いたけど」

直下は冷ややかに涼香に耳打ちします。

涼香は薫子のことを“この世界に向いていない子”と嫉妬が入り混じった視線を送ります。

パールテレビのドラマ担当プロデューサーである郷(和田正人)からの誘いで、新人3名はお祝いの飲み会へ。

話下手で人見知りの薫子は、田舎者で終電があると言って不格好なスーツで花束を持って走って帰っていきました。

郷から、「漣さんのセンス僕好きなんだよ。水たまりの月をすくうシーンは映像で見たかったなぁ…」と嬉しいコメントをもらい、喜ぶ涼香。

郷は、薫子よりも涼香を買ってくれている様子です。

しかしその後、薫子のシナリオ『なにもない島』の脚本を読んで、不覚にも泣いてしまった涼香。

“難病ものはテーマが明確な分、内容がうざい”

しかし、ネットへの書き込みはもはやただの悪口なのでした。

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繋がり始める“ポイズンワールド”

脚本を描く夢を追いかけるあまり、会社では孤立している涼香。

飲み会を断って仲間から白い目で見られます。

涼香の私はこんな所にいるべき人間じゃないんです感が節々に滲み出ちゃってるんですね~。

真剣にこの仕事をしている人には、失礼極まりない態度ですよね。

その後、テレビ局で勉強会が開かれました。

他の人が持ってくるアイディアを腹の中で酷評し、“みんな分かっていない”と笑う涼香。

その日、郷と食事に行き、郷にちょっとした仕事をもらって大喜びします。

しかし、この郷さんがなんか胡散臭いんですよね~。

その日のブログのコメントには、“田舎者はさっさとあきらめろ”

怖い!

薫子のシナリオがドラマ化され、それを観て「コント?」と笑う涼香。

しかし、薫子にメールを送ります。

「なにもない島、とっても良かったです。10回書き直しただけあって深みが出ていました。」

イヤミ炸裂ですね(笑)

“大豆生田 薫子、オワタ。始まってもなかったけどね”

涼香の新作は『愛の奴隷』に負けた、と郷から言われます。

『愛の奴隷』は第1話で女優の弓香(足立梨花)が主演のオファーがきた映画!

ポイズンワールドが少しずつ繋がってきましたね。

郷から、アルバイトと両立して大変なんじゃない?彼氏とかも…と心配している風に彼氏いないかリサーチをされます。

これにまんまと引っかかって、涼香は郷に惚れちゃいます。

ある日、ニュースにてショッピングモールで少年が刃物で次々と無差別殺人を犯した事件(=第3話の正幸の事件)が報道されました。

これを見た涼香は、薫子にトラップメールを送りつけます。

「冒頭から死体が出まくる、そんな感じのストーリーとかどうですか?」

これは、郷が涼香に漏らした直下のダメストーリーそのままですね!

しかし、ほんとに薫子は涼香のアドバイスからヒントを得て、新たな新作を書き始めます。

“企画書の書き方がわかんないとか、脚本家、なめてんの?”

薫子は努力家の涼香と違って、ポッと出の天才タイプ。脚

本のこともほとんど何も知らずに苦労をしていると耳にし、薫子を小馬鹿にしています。

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涼香(中村ゆり)のシナリオがついにドラマ化!しかし…

郷から連絡が入り、涼香のシナリオがドラマ化されるという嬉しい知らせが!

しかし、ネームバリューがないと…ということで脚本は野上浩二の名前が使われるようです。

ですが、ほとんど書いているのは涼香…。

名前をデカデカと出してデビューした薫子との違いに歯ぎしりものですね。

“大豆生田さん、生きてる?”

“大豆生田は精神鑑定受けろ”

ネットの書き込みは、だんだん過激になっていきます。

そんなある日、ドラマを見ると、涼香がアドバイスしたストーリー、冒頭から死体だらけの…ってやつが放送されているのを発見します。

自分は名前も出ない言わばゴーストライターとしてしか書かせてもらえないのに、薫子はどんどん名前が売れて行きます。

その野上浩二のゴーストライターとして書いていたドラマは、夏ドラマの最下位の視聴率を叩き出し…回を重ねるごとに視聴率は下がっていきます。

そして、打ち切りが決定してしまいました。

最後の回の脚本を徹夜で書いた後、家で涼香が泣いていると…。

酔っ払った郷が訪ねてきます。

「俺、ドラマ制作から外されるかもしれない…」

そう言って涼香に抱きつき、ふたりは一夜を共にします。

そしてその日を最後に、郷からの連絡は途絶えました。

悪い男が毎話出てくる、それがポイズンワールド(笑)

その後、郷は酒に酔ってタクシー運転手に暴行して地方に飛ばされたそうな…。

さらに妻子持ちだったことも明らかになります。

郷がいなくなり、涼香は業界と縁が切れてしまいます。

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精神崩壊

会社の後輩が結婚することになって、またまた先を越され、何だか全てがダメな方向へ転がって行ってしまう涼香。

後輩から映画のチケットをもらって観に行った映画は…これまた薫子の作品でした。

とても良い映画だったようで、涼香は映画館で涙を流しますが、

“薮内監督の演出は素晴らしかったが、脚本は最悪”

ネットのコメントには痛烈批判!

さらに追い打ちをかけるように、ニュースには薫子と映画監督の結婚のニュースが!

ニュースに出ていた薫子は、かなり垢ぬけていてすっかり業界人に。

あの場所にふさわしいのは大豆生田じゃない!私だ!

“大豆生田 薫子に消えてほしい。業界からではなくこの世から。”

そしてある日、仕事中にミスをしてありえないほど罵声を浴びせられ、みんなの前で土下座までさせられた涼香は精神崩壊寸前…。

怪我をした血だらけの指でパソコンのキーボードを打ちまくります。

どうしてアンタがそこにいんのよ!

“大豆生田薫子を消す”

ナポリ映画祭で最高賞の銀の鈴賞を獲得したのは、薫子脚本の『ホーリーマザー』。

会見のため帰国する薫子と夫の薮内監督を、報道人が空港で待ち構えています。

空港には涼香の姿も…。

涼香は薫子に近づき…。

薫子は刺され、倒れます!

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3ヶ月後

空港での事件から3か月後…。

インタビューを受けている薫子が、涼香のことを話します。

薫子は生きていました!

漣さんとは脚本賞の授賞式で初めて出会いました。

同じ志を持つ仲間に出会えて、とても嬉しかったのを覚えています。

漣さんは器用な分、利用されてしまう人だと思っていました。

漣さんから来るメールは、いつも私への嫉妬が滲み出ていました。

ある時、薫子は自分の悪口が書かれているブログを見つけ、それが涼香のブログであると確信します。

ブログの内容は次第に過激になっていき、殺害予告とも取れるメッセージが最後となっていました。

空港に涼香が現われる気がした、と言う薫子。

そして涼香を見つけます。

涼香は薫子に近づき、薫子に緊張が走ります。

「しかし、私は大きな思い違いをしていたんです。」

刺したのは、あのブログを書いていたのは、涼香ではありませんでした。

なんと、ブログを書いたのも、薫子を空港で刺そうとしたのも、もう一人の新人賞を受賞した直下だったんです!

直下が薫子に襲い掛かかった時、身を呈して庇い、刺されたのは涼香でした。

そして、涼香は亡くなってしまいました。

「薮内の次回作で、漣さんの脚本を映画化しようと思います。」

涼香の日記には、薫子のことがこう書かれていました。

この悔しさが私を脚本の世界に留めてくれる

夢を諦めるなと

誰よりも強く語りかけてくれるのは大豆生田薫子なのだ

親友とはこのような存在のことを言うのではないか

親友を得たことを心の底から幸せに思う

この想いを伝えるために彼女話に花を届けよう

そして彼女に言うのだ、出会ってくれてありがとう、と

涼香の薫子への悔しさ、嫉妬は本物だったのでしょうが、この想いで頑張ってこれたんですね。

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『ポイズンドーター・ホーリーマザー』第4話まとめ

涼香も直下も、薫子という才能に憧れ嫉妬していましたが、涼香はその想いを作品への想いに反転させることができたんですね。

しかし、直下はそのまま薫子への憎しみへと変換させてしまった。

嫉妬や妬みという感情は、自分を上手くコントロールできさえすれば、成長する糧にもなってくれます。

ですが、直下のようにその感情に支配されてしまえば、自分の成長はない。

自分が成長できなければ、相手を引きずり降ろすことでしか順番は回ってきませんからね~。

涼香が亡くなってしまったのは残念でしたが、やられた~!と想像を裏切るラストが良かったです。

次回、第5話は『優しい人』。

ドラマWではお馴染みヒロイン・倉科カナさん主演です!

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