2007年にクエンティン・タランティーノ監督の『デス・プルーフ in グラインドハウス』と共に公開された『プラネット・テラー in グラインドハウス』。
クエンティン・タランティーノ、ロバート・ロドリゲス、2人の監督作品から成るアンソロジーで「グラインドハウス」という、主にB級映画を上映する映画館や作品へのオマージュが込められています。
- ゾンビ、バイオレンス、お色気満載のロバート・ロドリゲス監督の世界観が炸裂!
- ローズ・マッゴーワンの強さと完璧なルックスに思わずため息…
- クエンティン・タランティーノ監督同様、グラインドハウスへのオマージュも満載
マルコヤマモト
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目次
『プラネット・テラー in グラインドハウス』作品情報
作品名 | プラネット・テラー in グラインドハウス |
公開日 | 2007年9月22日 |
上映時間 | 105分 |
監督 | ロバート・ロドリゲス |
脚本 | ロバート・ロドリゲス |
出演者 | ローズ・マッゴーワン ブルース・ウィリス ジョシュ・ブローリン フレディ・ロドリゲス マーリー・シェルトン ジェフ・フェイヒー トム・サヴィーニ |
音楽 | グレーム・レヴェル カール・ティール |
【ネタバレ】『プラネット・テラー in グラインドハウス』あらすじ
毒ガス噴出でゾンビ?が出現!
GOGOダンサーのチェリー(ローズ・マッゴーワン)は仕事をやめたいと思いながらも毎回踊り続け、毎晩涙を流していました。
ある夜、チェリーが帰路へつく最中に軍の車に遭遇し怪我を負ってしまいます。
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その頃、軍の基地ではマルドゥーン中尉(ブルース・ウィリス)と科学者アビー(ナヴィーン・アンドリュース)と取引をしていました。
中東での作戦中に偶然遭遇したオサマ・ビンラディンを暗殺したマルドゥーンと彼の部隊は、作戦外の行動をしたために、口止めとして上層部に有毒ガス「DC-2」を浴びせられたのです。
マルドゥーンたちは、DC-2を吸い続けなければ生きられない体になっていました。
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マルドゥーンは解毒剤を求めてアビーと取引をしていましたが、アビーに隠し事があったため、DC-2の入ったタンクに銃を向け爆発させると、ガスが街中に拡散されていきました。
同じ頃、女医のダコタ(マーリー・シェルトン)は勤務後に夫のウィリアム(ジョシュ・ブローリン)に秘密で、恋人に会いに行く予定でした。
息子のトニーを双子のベビーシッターに預けて出勤します。
ガスの拡散により、感染した街の人々が次々に凶暴化して人を襲い始めました。
病院ではウィリアムが何かに噛まれたという患者を診察していましたが、その感染能力の速さに驚いていました。
さらに、ダコタが会うはずだった恋人の女性もガスにより凶暴化した人に襲われ、無脳の状態で病院に運び込まれてきたのです…!
チェリーは馴染みのJT(ジェフ・フェイヒー)の店で、元恋人で解体屋のエル・レイ(フレディ・ロドリゲス)と再会し、レイのトラックで店を出たところでガスの感染者に襲われます。
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片脚を失ったチェリー
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病院には次々と死体が運ばれてきて、ウィリアムが対応に追われています。
そのさなか、ウィリアムはダコタの恋人の持ち物から携帯電話を見つけ、彼女とダコタのメールの履歴を見ていました。
ダコタの浮気を確信したウィリアムは、ダコタを追い詰め部屋に閉じ込めてしまいます。
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その後ダコタは部屋を脱出し、息子のトニーを連れてレンジャーである父親・アール(マイケル・パークス)に助けを求めに車を走らせますが、トニーが護身用に持たせた銃を誤射して死んでしまい途方に暮れます。
レイは保安官のヘイグ(マイケル・ビーン)に取り調べを受けますが、保安官たちは街で起こっている惨状について全く信じませんでした。
その時、間抜けな保安官のトロ(トム・サヴィーニ)が、感染者に指を噛まれたと言って部屋に入ってきました。
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レイはヘイグとともに病院にいるチェリーを救出に向かい、チェリーの病室にたどり着きます。
そして「どんなときでも強く居てくれ」と涙を流すチェリーを励まし、彼女のなくした右脚にテーブルの脚を装着して歩かせ、病院からの脱出に成功しました。
感染者からの脱出劇始まる!
皆がJTの店に集合しました。
JTは感染者に襲われて気絶していたようですが、その際に新しいBBQソースのレシピを思いつたようです。
レイはチェリーが持っていった自分の上着のポケットの中に、指輪が入っていると告白すると、JTの「ヤリ部屋」で結ばれます。
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なんやかんやあって、突然JTの店が大炎上している場面に戻ります。
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ダコタやアール、ベビーシッターの双子らも合流し、感染者に囲まれ炎上する店からの脱出劇が繰り広げられます。
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街から逃げ出そうとするレイたちの前方に、感染者の群れが現れました。
すると突然の銃声とともに、マルドゥーン中尉が現れ群れを一掃した後、レイたちを捕らえたのです。
軍事基地の地下牢には、科学者のアビーたちも捕らえられていました。
しかし、レイたちが脱出を試みたため、牢屋には見張りが付けられ、チェリーとダコタが兵士に連行されてしまいました。
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兵士に閉じ込められたチェリーは踊を強要されましたが、テーブルの脚を兵士の目、めがけて突き刺しました。
それでも襲ってくる兵士に、すかさずダコタが隠し持っていた麻酔注射を発射してひるませます。
レイとアビーも牢屋からの脱出に成功しチェリーとダコタを救出、チェリーの脚に機関銃を装着したのです!
闘いの末のチェリーたちの未来は…?
レイたちによる、ヘリコプターを使っての軍事基地からの脱出作戦が決行されます。
チェリーが脚につけた機関銃で次々と敵を突破!
そして、怪我をしてしまったJTとヘイグ兄弟は夢を語り合いながら、仕掛けた爆弾で軍事基地を爆破させました。
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しかし、ヘリに向かう最中にチェリーを救うために銃弾を受けたレイが命を落としてしまいます。
ダコタはヘリにたどり着いたものの、ヘリの中に隠れていたウィリアムに襲われそうになりますが、アールが一撃を食らわせ助かりました。
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レイに最後の別れを告げ、涙ぐむチェリーの頭上にダコタがロープを下ろすと、チェリーはそれを掴み、空へ上がっていきました。
そして、レイに言われたとおり海辺を目指してヘリは旅立ったのです…。
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安住の地を求めて人々を先導するチェリーの姿がありました。
そして、彼女の背中にはレイとの間にできた可愛らしい赤ん坊の姿も。
人々は海辺に新天地を見つけて、そこでの暮らしが始まります。
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『プラネット・テラー in グラインドハウス』感想:美女が強ければそれで良い
やりたい放題のストーリーや演出が爽快&愛を感じる
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B級を代表するようなゾンビという存在と、皮膚が溶けてしまうような超グロテスクな描写…。
そして派手な爆発や炎上シーン、ありえないアクションなど、ロバート・ロドリゲス監督のやりたい放題が炸裂して超爽快です。
中盤チェリーとエル・レイのラブシーンでは良いところで映像が切れ、フィルムが1巻焼失した旨のお詫びが入るなどの演出も抜群。
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そんな演出も、グラインドハウスを愛してやまないロバート・ロドリゲス監督だからこそできたもの。
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ただ、グロテスクな描写があったり、ストーリーがぶっ飛んでいるので、性癖に刺さる人とそうでない人がはっきり分かれる作品です。
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ローズ・マッゴーワンとマーリー・シェルトンが強すぎて最高
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さらに、マーリー・シェルトン演じるダコタが太ももにベルトを巻いて注射器を武器に戦う姿を観て、「カッコイイ~」と涙していました。
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さらに、クエンティン・タランティーノ監督の『デス・プルーフ in グラインドハウス』を後に鑑賞して、男達に負けないくらい女性を強く美しく描くことに対して、ロバート・ロドリゲス監督もクエンティン・タランティーノ監督も非常に長けているなと感じました。
女性を美しく撮れる監督は素晴らしいと思います。
さらに、『グラインドハウス』シリーズ両作に出演しているローズ・マッゴーワンの魅力。
この2作品はローズ・マッゴーワンのプロモーション・ビデオじゃないのか…とすら思ってしまうほどフューチャーされていましたね。
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SNSでのみんなの感想・評判
プラネット・テラー in グラインドハウス、観了。良くも悪くも下品でグロテスクな映画なんである。その下品でグロなところを楽しめるかで、好嫌いかが分かれると思うのだ。僕はやっぱりこの世界は好きである。とにかくトム・サヴィーニが可愛いんだ。まぁ一人でこっそり楽しむ映画だよねぇ… pic.twitter.com/8IIuyupNV2
— Kanokoyama (@yama_tt) May 16, 2020
『プラネット・テラー in グラインドハウス』2007 ロバート・ロドリゲス監督 ローズ・マッゴーワン、ブルース・ウィリス、クエンティン・タランティーノ、ジョシュ・ブローリン、フレディ・ロドリゲス他 豪華キャストなのに…もうめちゃくちゃ過ぎて🤣🤣💦 pic.twitter.com/F1HKERQfNw
— chiyomi★映画&ドラマ垢 (@chiyomik1) February 25, 2020
プラネット・テラーinグラインドハウス
セクシーなチャンネーとハリウッドスター達が暴れまわる衝撃作!
映画を上映する映画とかいう謎の構成と、フィルム上映のような映像がB級感を加速させる!
多分脚に銃を着けた女性を撮りたかっただけ!
ところで脚に着けた銃、どうやって引き金引いてるんです? pic.twitter.com/YlOKN1reBn— ヒロ (@KOKORO21355419) December 25, 2019
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さらに、今見返すと、ブルース・ウィリス、ジョシュ・ブローリンなどたしかに豪華キャストが集結していましたね。
ちょっと間抜けな警官、トロを演じているトム・サヴィーニは、ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』への出演&特殊メイクを担当しています。
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『プラネット・テラー in グラインドハウス』まとめ:ぜひ2作品を一緒に楽しんで!
2007年に公開された、ロバート・ロドリゲス監督の『プラネット・テラー in グラインドハウス』についてご紹介しました!
- ゾンビ・グロテスク・お色気などB級映画好機にはたまらない内容!
- フィルム焼失などの演出も凝っていて、ロバート・ロドリゲス監督のグラインドハウス愛が感じられる
- 『デス・プルーフ in グラインドハウス』と合わせて鑑賞しよう
マルコヤマモト
ロバート・ロドリゲス監督のやりたいことが全部詰まっていて、さらにグラインドハウスへの愛も炸裂。
いい場面でのフィルム焼失の演出は、きっと本当に経験したことがある人にしかできないアイデアだと思いました。
マルコヤマモト
なんにせよ、ロバート・ロドリゲスとクエンティン・タランティーノ、気が合う2人だからこそできた最高の企画!
もともと2本立てで上映されていた『デス・プルーフ in グラインドハウス』『プラネット・テラー in グラインドハウス』、ぜひ併せて鑑賞して下さい。
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