『歌舞伎町シャーロック』第22話あらすじ・ネタバレ感想!我を失ったシャーロックが殺人を犯す!?

『歌舞伎町シャーロック』第22話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『歌舞伎町シャーロック』公式ページ

ラスト5秒…言葉を失う衝撃が待っているアニメ『歌舞伎町シャーロック』第22話。

區庁舎ビルから笑顔で投身自殺したモリアーティ。

大切な存在モリアーティを亡くし正気を失ったシャーロックに待っていたのは、助手ワトソンの失踪&自らが加害者となってしまう恐ろしい事件でした…。

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『歌舞伎町シャーロック』前回第21話のあらすじと振り返り

モリアーティことジェームズ・モランが、父である新宿區長(セバスチャン・モラン)を射殺…。

さらにモラン邸の使用人たちの命も奪った惨い大量殺人事件から1週間。

犯行後、未だ逃走中のモリアーティからシャーロックにクリスマスパーティの招待状が渡されます。

指定された“區庁舎ビル”の入り口でシャーロックを待っていたのはワトソン…2人一緒に上層階へ。

待っていたモリアーティは、苦しそうに心情を吐露します。

「俺はもうやり直せない。心の穴がどんどん広がって“壊したくて殺したい気持ち”をもう止められない…。」

ワトソンを殺せと詰め寄るモリアーティ、止まらない彼をシャーロックは殺すことで止めようとしますが…殺せず。

その様子を見たモリアーティは気づきます。

「間違ってた…シャーロックにとってワトソンより“大切なもの”は、“俺”だ!」

シャーロックにとって“自分自身が大切な存在”と悟ったモリアーティは、笑顔でビルから飛び降りたのでした。

ラスト15秒の衝撃に足がすくんだ第21話

第22話では“心の支え”を失い憔悴するシャーロックが、我を失ってしまうヤバい事件が起こってしまいます…。

今回もラスト5秒に震える展開が待っています!

【ネタバレ】『歌舞伎町シャーロック』第22話あらすじ・感想


ユーザー注目の“旅する元パン職人(助手)がイースト菌について語るぞ”のスレ主は“ワトソン”

1ヶ月前のクリスマス。

モリアーティが區庁舎ビルから投身自殺したあの日からワトソンは探偵長屋から姿を消し、みんな心配しています。

そんな中、3.5ちゃんねる内で“旅する元パン職人(助手)がイースト菌について語るぞ”のスレッドが立ち、スレ主がユーザーに話しかけます。

<お前ら、俺の話を聞いてくれ…俺がパン工場を旅立った時のことを書くぞ>

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実はこのスレ主、旅する元パン職人(助手)はワトソン。

ワトソンは特定されないために、探偵長屋=パン工場、探偵たち=パン職人、漫才パン職人シャンピー=シャーロック、森林=モリアーティ…と置き換えて話します。

ワトソン自身は“漫才パン職人シャンピーの助手”という設定で事件のことを語ります。

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ワトソンの話を欲しがるユーザー達。ワトソンは、ポンコツと童貞とデカくずれの3探偵たちがシャーロックの指示で爆弾魔を撃破した話を投稿。

このスレを発見した呼び込みのディランは、BARパイプキャットに行ってハドソン夫人と小林寅太郎に見せます。

「これ…もしかして、ワトソンさん?」

「散々心配させといて…でも、元気ならよかったわ。」

夫人が涙を指でぬぐいながら安堵の表情を浮かべます。

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ワトソンの投稿には長屋を去った理由が記載されています。

<俺は、パン工場に戻らず旅に出た。なぜなら、俺のせいで森林が…俺が2人の間に割り込んだからあんなことに。>

ワトソンが、シャーロックとモリアーティの間に割って入ってしまったことに強い罪悪感を感じてしまう訳は、彼の生い立ちにあります。

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ワトソンのこれまでの人生物語が切ないのです…

サークルクラッシャー・ワトソンの“ウンコな人生”が切なすぎる。

ユーザー達は気ままに旅するワトソンに“自由で羨ましい”と羨むコメントばかり。

<いやいや、俺の人生ウンコだぞ!>

①お茶畑事件

ワトソンの実家は静岡のお茶農家。

率先してお手伝いする超絶いい子ちゃんの幼いワトソンは「気が利く子!」と評判でした。

ある日、納屋でプロレスをする父を見たワトソンは痛くない様にとマットレスを家から持ち出します。

母に伝えて一緒に納屋に向かうと…息を荒くした父さんはプロレスではなく不倫相手とエッチの最中でした。

これにより、一家離散…最後に聞いた父からの台詞は「お前のせいで…家族はぐちゃぐちゃだ…」でした。

②給食事件

給食を残すことを許さない担任のクラスだったワトソン。

優しい彼は1人だけ食べきれず困っている女子の給食を食べる手伝いをします。

その何気ない行動が発端でクラスの担任への不満が放出!

給食をゴミ箱に捨て“学級崩壊”を招きます。

ワトソンは担任教師から「お前が、このクラスを崩壊させたんだ…」と罵られます。

③病原菌事件

新人医師時代のスタートは仕事もプライベートも順調…女性からモテはじめ、人生イチのモテ期を迎えます。

これが災いとなり、ワトソンを巡って女性たちが取っ組み合いするまでに…院内に険悪なムードが漂います。

ワトソンは院長に「君は…病原菌だ。」と冷たく言われます。

<俺はいつも悪意がなく周囲の関係を壊してしまう…。>

ワトソンの寂しげな心の呟き。

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そして、第21話で起きたパン工場事件(モリアーティ投身自殺)の映像が流れます。

<俺はまたやってしまった…結局俺はどこに行っても同じ、根っからのサークルクラッシャーなんだ。俺はいなくなった方がいい。だから旅に出た。>

モリアーティの死、そして消息不明のワトソン。心の支えを完全に失ったシャーロックは…

喪失感に苛まれたシャーロックはというと、あれから巨大ご飯ジャーを傍らに置いて裸のままひたすら白米を食べ続けています。

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シャーロックは魂が抜けたよう…

馴染みの訪問セールスおばちゃんが、シャーロックの股間にヌルヌルのローション化粧水を塗りたくってもされるがまま…。

そこへアイリーン・アドラーが夫人からのSOSを受けて会いに来ました。

彼女が話しかけても無反応。

今度は化粧水の水たまりですべって転んだシャーロックが“生まれたての小鹿”のようにわなわなして立てなくなり…それを見てアイリーンは頭を抱えます。

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心ここにあらず…小鹿シャーロックには爆笑でしたw

「あれ以来、みんなお店に寄り付かなくて…長屋はバラバラ。」

夫人が嘆き、アイリーンが溜め息をつきます。

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飛び降りたモリアーティの遺体は未だに発見されていないらしい。

重い空気のお店に、号泣しながら常連オネエのチンキル・ますみが駆け込んできます。

どうやら仲良しオネエのダイアナ・オールドイーニが事件に巻き込まれたようです。

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この事件が後々思わぬ方向へと波紋を広げることに…

「モリアーティは生きている…」諦めきれないシャーロックと“ダイアナ連れ去り事件”

シャーロック部屋では、アイリーンが無限に白米を頬張り続けるシャーロックに向かって“ダイアナが連れ去られた事件”について概要を説明しています。

【ダイアナ連れ去り事件概要】

昨日、2人組の男にナンパされたダイアナとちんきるは、そのままホテルへ。

すると、部屋に警察官が突入してきます。

実はこの男たち、性行為中に相手を殺害する連続殺人犯の2人組でした!

しかも、その2人…カール・ジャクソンと南部彰恒は第七刑務所の脱走犯!

その場から逃げ出したカールはダイアナを連れて逃亡…警察はカールとダイアナを探すも手がかりもなく捜査は難航中。

逮捕できた南部も連行中に「8020463840!」と唱えた後、舌を噛み切って自殺したと言うのです。

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残りの第七刑務所集団脱獄犯は3人…カール・ジャクソンと南部彰恒はその中の2人です。

この情報を伝えられたシャーロックは動揺。

そして「モリアーティは生きている…」と呟くと、全裸のまま外へ飛び出します。

「待てコラ!息子をしまえー!!」

警察官に追いかけられ、裸で泥だらけのシャーロックが行きついた先は…モリアーティと初めて出会った公園でした。

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あの時と同じように滑り台の上にちょこんと座り、“生きている小平次”を話し出します。

「いるかい?わかっているんだぜ。…ったく、ご隠居は人が悪いな。オイッ奥で聞いてるんだろう?出てこい!」

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まるでモリアーティに語りかけているかのような言葉。胸がギュッとなります。

「帰ろう…シャーロック。」

心持ちを察したアイリーンが優しく諭します。

正気を失ったシャーロックを救うため、アイリーンがワトソンを見つけだす。意外な居場所とは?

「“生きている小平次”?テンポ、リズム…俺は好きだよ、あんたの落語。」

「探偵やれば?それ…すなわち“推理落語”なり。」

アイリーンに汚れた体を洗ってもらいながら、シャーロックは推理探偵に導いてくれたモリアーティの言葉をか細い声で繰り返し呟きます。

「モリアーティは、もう死んだのよ。」

アイリーンが言っても、シャーロックは狂ったように笑うだけ。

「私じゃ駄目なのね…」と感じたアイリーンは、夫人グッズの発信機を使いワトソンを見つけだします。

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なんとワトソンがいたのは漫画喫茶…旅なんてしていませんでした!

「現実逃避の妄想旅行に浸ってんじゃないわよ!シャーロックを助けたい…手を貸して。彼を正気に戻せるのは、あなたしかいないの!」

「帰って。僕には何もできない!」

ワトソンの脳裏に「その度を超えた“お人好し”がシャーロックを惑わしてる」とモリアーティの言葉が蘇ってきます。

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サークルクラッシャーと言われ続けたワトソンには突き刺さった一言。

「見損なったわ!」と吐き捨てるように言ったアイリーンはその場を去ります。

シャーロック&アイリーンが事件捜査開始。寅太郎の聞き込み情報を横取り!

「納得いくまで捜査すればいいわ!」

全裸対策として、アイリーンはシャーロックの白ブリーフにサスペンダーを装着。

捜査の際に息子丸出しにならないように策を講じます。

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シャーロックに正気を取り戻そうと事件に関わらせたアイリーンの努力が、この後悲劇を生んでしまいます。

神社で聞き込み調査をしていた寅太郎は「3丁目の高架下でカールを見た!」という情報を得ます。

それを通りかかったシャーロック&アイリーンが小耳にはさみ…寅太郎はシャーロックに縛られ、捜査妨害されます。

目撃情報通り、ダイアナを連れ去ったカールは高架下に潜んでいました。

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この時シャーロック&アイリーンを隠れて見張っている警察官が…レストレイド警部が手配した部下です。

「そのまま監視しろ!」と警部が指示。

すると「なぜさっさと捕まえない!?」とマイクロフト・ホームズ(シャーロックの兄)が語気強めに食ってかかります。

「いくらモリアーティと接触していたとはいえ、シャーロックはまだ何もしていませんし…。」

警部がずれたカツラを整えながら言います。

一方、アイリーンとの騒動で漫画喫茶にいられなくなったワトソン。

行く当てもなく歌舞伎町を彷徨い歩きます。

<助手になってからの毎日は変人ばかりに囲まれた騒々しい日々だったけど、俺が病原菌でサークルクラッシャーだってことを忘れさせてくれた。でも、俺はやっぱり周りやシャーロックをおかしくしちまった。そのせいでモリアーティは…。これ以上シャーロックに迷惑をかけたくない。>

ワトソンは歩きながらスレに本音を投稿します。

シャーロックが殺人!?名探偵の助手に戻ろうと決めたワトソンが見た衝撃の光景!!

とぼとぼ歩くワトソンに声をかけてきた歌舞伎町のドン・兼古の親分。

「シャーロックを見捨てんでやってくれ…あの偏屈野郎も先生が来て相当変わった。落語好きのロボットが、落語好きの悪がきになった。」

兼古の親分はワトソンに頭を下げます。

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シャーロックを変え、彼に“心”を教えたのはワトソン。

その頃、どうしようもない変人シャーロックは岐路に立たされていました。

必死にカールを追うシャーロック。

アイリーンは人ごみではぐれてしまします。

<このままじゃシャーロックはモリアーティになってしまう…シャーロックには助手が必要なの>

ワトソンのスレに、愛梨ver0.0(アイリーン)からコメントが届きます。

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歩きながら助手として過ごした日々を思い出すワトソン。彼の目からとめどなく涙が溢れてきます。

<俺はモリアーティとシャーロックの間を壊してしまったけれど…ただ、シャーロックをこの世界につなぎとめたのも俺かもしれない。>

涙を力強く拭ったワトソンは、心を決めて走り出します。

「俺を信じてくれたシャーロックは友達。だから、俺もシャーロックを信じる!」

ワトソンにもう迷いはありません。

「絶対助ける!…俺は“旅する元パン職人(助手)じゃなくて、名探偵シャーロック・ホームズの助手だ!」

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発信機を辿って、シャーロックの元へ駆けつけたワトソンが見たものは…?

血の滴る包丁を握ってカールの遺体の傍で不気味に笑うシャーロックの姿でした…。

『歌舞伎町シャーロック』第22話まとめ

3.5ちゃんねるスレを使った秀逸なストーリー!

いつも前向きなワトソンが人知れず抱えていた“辛さ”がよく理解できました。

ラスト5秒で震えが走った第22話。

まさか、シャーロックまでもが殺人を…信じたくないです。

次回第23話のタイトルは「8時、全員集合だよ」。

まだモリアーティが生きていると信じているシャーロック。

果たしてタイトルの示す“全員”の中にモリアーティは含まれているのか…見逃せません!

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