「おちゃのじかんにきたとら」など、シンプルで味わいのあるイラストで世界中の⼦供や⼤⼈も夢中にしてきた世界的絵本作家、ジュディス・カー。
惜しくも2019年5⽉に95歳で亡くなった彼⼥が⾃⾝の少⼥時代の体験をもとに書いた⾃伝的⼩説「ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ」を原作に映画化した『ヒトラーに盗られたうさぎ』の公開日が11月27日(金)に公開が決定しました!
そして公開に向けて映画の本編映像が解禁されました。
『ヒトラーに盗られたうさぎ』本編映像解禁!
今回解禁されたシーンは、ナチスからの迫害を逃れるため、ドイツからスイスへと家族と共に急遽出国することになったアンナ。
出国前夜、近所の人たちに出国がばれないよう「持っていけるものは本2冊とおもちゃは一個」と母親から告げられた彼女が“どのおもちゃを1つ持っていくか”を真剣に悩む様子から映像は始まります。
最近買ってもらったぬいぐるみのテリーか、それとも⻑い間ずっと一緒にすごしたピンク色のウサギか。
「色鉛筆を諦めれば2つでも」と兄は告げるが、絵を描くことが大好きなアンナにとってはもちろんその選択肢はありません。
一体自分はどうしたらいいのか。
仲の良い友人にも出国することを告げられず、そして、友達同然の大好きなぬいぐるみたちと離れなければならなくなったアンナが、ため息をつきながら一緒に出国する“1つのぬいぐるみを選ぶ”ために真剣に思い悩むけなげなその姿は、見ている人も思わず胸が詰まりそうになるシーンとなっております。
『ヒトラーに盗られたうさぎ』作品情報
監督:カロリーヌ・リンク(『名もなきアフリカの地で』)
脚本:カロリーヌ・リンク、アナ・ブリュッゲマン
出演:リーヴァ・クリマロフスキ、オリヴァー・マスッチ、カーラ・ジュリ、ユストゥス・フォン・ドホナーニ、マリヌス・ホーマン
2019年/ドイツ/ドイツ語/カラー/スコープサイズ/5.1chステレオ/119分/映倫G
原題:When Hitler Stole Pink Rabbit
後援:ゲーテ・インスティトゥート東京
配給:彩プロ
主役である9歳のアンナ役は1,000⼈ものスカウトから⾒出された新⼈のリーヴァ・クリマロフスキが、どんなに過酷な状況に出会ってもまっすぐに前を向く少⼥を瑞々しい感性で演じきりました。
アンナの⽗はオリヴァー・マスッチ(『帰ってきたヒトラー』(15)でヒトラー役)が、⺟はカーラ・ジュリ(『ブレードランナー 2049』(17))が。
アンナとその家族を常に気に掛ける⼼優しいユリウスおじさんはユストゥス・フォン・ドホナーニ(『お名前はアドルフ?』(18))、そして、アンナの兄マックスはマリヌス・ホーマン(『はじめてのおもてなし』(16))が演じています。
あらすじ
1933年、ヒトラーの台頭によってナチスが政権を握る直前にその迫害から逃れるために家族とともに故郷ドイツを出国、スイス、フランスを経て1936 年にイギリスへと渡ったジュディス・カー自身の少女時代の過酷な逃亡生活の体験をもとに “9歳の少女アンナ”が貧困や差別などの困難を乗り越えながら家族との絆を深めていく。
Gallery
『ヒトラーに盗られたうさぎ』は2020年11月27日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開!
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