『パレートの誤算』第5話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!山川は悪人だった!?いよいよ全てが明らかに!

ドラマ『パレートの誤算~ケースワーカー殺人事件』第5話

出典:WOWOW公式Twitter

『パレートの誤算~ケースワーカー殺人事件』も第5話で最終回です。

第4話のラストで攫われた聡美は無事なのでしょうか!?

いよいよ黒幕が明かされる最終話。

それでは『パレートの誤算~ケースワーカー殺人事件』第5話(最終回)もネタバレありでレビューしていきたいと思います。

『パレートの誤算~ケースワーカー殺人事件』前回第4話のあらすじと振り返り

ドラマ『パレートの誤算』

出典:WOWOW公式Twitter

聡美(橋本愛)の周りで不信な事件が相次ぎはじめた第4話

まず刑事の若林(北村有起哉)の部下の谷が何者かに襲われ意識不明の重体となります。谷は、この時津道会の金の流れを追っていました。

生活保護受給者の安西さん(松本まりか)の通院記録が無くなっていることに気付いた聡美は、安西さんから直接「津川菅野病院」に通っていると聞き、自宅から遠く離れた津川菅野病院を選ぶことに違和感を覚えます。

さらに安西さん以外にも通院記録が無くなっている生活保護受給者は23名にものぼり、23名全員が津川菅野病院に通院していたのです。

そんな中、聡美の携帯に非通知で行方不明の良太(那須雄登)から電話が入ります。

「お前はもう首を突っ込むな」と警告された聡美。良太に「明日の15時に駅前広場で待っている」と言い、電話は切れてしまいます。

翌日、待ち合わせ場所に向かうも良太は現れず、さらに翌日若林から「金田の遺体が見つかった」と聞きます。

落ち込む聡美の元に山川(和田正人)の妻が現れ、山川が聡美のことを心配していたこと、そして自分に何かあったら聡美に伝えて欲しいと言われた言葉があると聞きます。

「ピクルス忘れないで」

聡美は、市役所へ戻るとPCの開かなかったファイルに「PICKLES」と打ち込むとロックが解除されます。

そのデータを持って若林に会いに行く途中、黒いバンが聡美の目の前に現れ、複数の男によって拉致されてしまいます!

【ネタバレ】『パレートの誤算~ケースワーカー殺人事件』第5話(最終回)あらすじ・感想

聡美(橋本愛)の異変に気付いた若林(北村有起哉)

聡美(橋本愛)が拉致されている頃…電話に出なかった若林(北村有起哉)は病院で後輩の谷をお見舞い中でした。

病院を出た若林に安西さん(松本まりか)から電話が入り「牧野さんを守って欲しい」と言います。

若林は聡美からの着信に気付き、電話を掛けますが繋がらず。淳一(増田貴久)にも電話しますが、電話に出ません。

市役所に電話をすると聡美が外出中であり、どこに行ったかは分からないと言われれた若林は、聡美の身に何かあったと勘付き、津道会のガサ入れをすることを上司に掛け合います。

あまり乗り気ではない上層部。

しかし若林も脅しにも似た必死の説得で、渋々津道会へのガサ入れが決定します。

その頃聡美は津道会の組員に倉庫に監禁されていました。

聡美の持っていたデータを調べた組員は、ファイルのパスワードを聞かれますが「知らない」とシラをきります。

YUKI

「痛いのと、気持ちいいのとどっちが良い?」とナイフをチラつかされ、かなり危ないのです~!

安西さんは全てから手を引くため、津道会の組員の男の車を奪って逃亡しました。

役所の黒幕判明…その人物とは!?

淳一は聡美が若林の元に行っていないと知り、市役所の美央に電話を掛け、聡美が山川(和田正人)のファイルを持ち出したことを誰かに話していないか聞きます。

YUKI

淳一以外にそのことを知る人物は美央だけ。美央が話した相手が聡美が警察へ行ったと津道会に知らせた人物に違いない!

そしてそれは猪俣課長(尾美としのり)でした。

その頃猪俣は町を出ようとしている安西さんの元へ…。

生活保護受給者の徳田に津道会が監禁場所に使っている場所を聞き出した若林。

なかなか言わない徳田ですが…津道会にさらわれたのが聡美だと聞き、監禁場所を教えてくれるのでした!

YUKI

徳田とは、前に聡美が1万円貸した人!

「津川大橋に津道会の車が止まっている」と通報した安西さん。車の中に猪俣だけを残し、町を出ます。

その頃、監禁されている聡美。

ロックの開かないファイルに業を煮やした組員は「もう(聡美を)殺して沈めちゃおうか…」と相談し始めます。

「ごめんね。痛いの一瞬だから」と鉄パイプで殴られそうになったその時、警察が到着!

YUKI

若林が間に合いました~!

安心して号泣する聡美。

救急車で運ばれる寸前、聡美は警察に駆け付けた淳一のことを、

「この人が私を誘拐させたんです!」と言い、淳一は「話、聞こうか」と警察に連行されてしまいます(笑)

YUKI

これまで色々怪しかった淳一ですが、現在は潔白は証明されています。だけど聡美からしてみれば、自分が若林に会いに行ったことを知る人物は淳一だけだったので、淳一の関与を疑ったのでしょうね。

猪俣(尾美としのり)が不正に関与した理由

車に一人取り残された猪俣課長も警察に逮捕されます。

なぜ猪俣がこれに関与していたのか、の経緯を語り始めた猪俣。

家族の旅行中に魔が差した猪俣は、風俗店で「かすみ」という女性を指名します。

かすみは安西さんの源氏名でした。

かすみからプラス1万円で「本番」を提案され、欲求に抗えずに追加で1万円を支払いかすみと関係を持った猪俣。

それをネタに津道会の組員から脅された猪俣は、生活保護申請が通らなかった人の申請を通してしまいます。

それからはなし崩しに…猪俣が不正に生活保護申請を通した人数は52名。

津道会に年間で3,000万円もの金が流れたそうです。

そして猪俣の不正を知った山川。

中村アパートは、猪俣と津道会の密会の場所でした。

山川の動きを知った猪俣は中村アパートで山川を待ち伏せし「警察に黙っていて欲しい」と懇願しますが、「自首してくれ」と言われた猪俣は山川を殺害します。

殺された山川の遺体は、津道会の使いっぱしりだった良太が山川の遺体を隠ぺいするため、中村アパートに火を付けます。

良太が殺されたワケはまだ分かりませんが、おそらく自分のしたことに怖くなり、逃げ出そうとしたところを見つかり殺されたのではないか、という若林。

そして「退院祝い」と言って若林が差し出したのは、2,000円。

YUKI

これは徳田からでした。「全部は返せないけど…」しかし、この2,000円は聡美にとって重い。

パレートの“誤算”

退院した聡美の実家には、一時的に犯人だと思われていた淳一がお見舞いにやってきます。

淳一が津川菅野病院で聡美に難色を示したワケは、美央から自宅に来るように言われた時、市長選に出る美央の父を手伝って欲しいと言われたと言います。

スポーツや医療、カジノ色んな要素を融合した施設を建てる計画を立てているそうで、そのメンバーにいた菅野医院長を見つけた淳一。

菅野の不正を暴いてしまうと、この市民にとっての計画がとん挫してしまうのではないかと思ってしまった、と言います。

だけど、「ゴールが良くてもそれまでにパス回してる人間がファールしていたらダメだよね。俺がバカだった」と反省します。

菅野は点数稼ぎのため、不要な手術を繰り返すなどの他にも色々な不正が発覚し、逮捕されました。菅野の逮捕で施設の計画は一旦中止となったそうです。

YUKI

そう言えば、淳一が「母親の自覚を持ってください」と言って家から追い出されたシングルマザーの人。パートの時間の合間に勉強して、介護士の資格を取ったそうです!

淳一を見返してやりたいと思ったと言います。これで「そのうち生活保護から卒業できるかな」そして「トモキがあんたとサッカー出来て喜んでる」と言ってぶっきらぼうに市役所を出ていきます。

「人はやり直せる」支えてくれる人がいれば。

そしてこの町で淳一はその支える人になりたい、と決意を新たにします!

「パレートの誤算」と聡美が呟きます。

世の中の役に立っているのは2割だけど、残りの8割は決して無価値ではない。

だけど役に立つ2割の人が、何かがキッカケで8割の方になってしまうこともある。

「パレートの法則」はナマケモノを決めつけるための言葉だと思われている。

それはパレートにとっては誤算なんだ、と。

そして聡美は、市役所正規社員になるための試験を受け、見事に合格!

YUKI

これからもケースワーカーとして働くことに決めたんですね~!若林に「アンタ、イイよ」と気に入られ、警察になれと言われれていましたが、市役所に残ることを決めました。コロッケのおじさんに報告して、ラストです!

『パレートの誤算~ケースワーカー殺人事件』第5話(最終話)まとめ

ということで『パレートの誤算~ケースワーカー殺人事件』最終話が終了しました!

増田さんは、『ボイス 110緊急指令室』に引き続きまさか黒幕役なのか!?と最後まで怪しかったですが、ただの真面目なスポ根青年だった…。ということで良かったですよね~!

私的には山川さんも不正には関わっていなかったことも嬉しかったですね。

不正受給と社会の闇。

その全ては一人だけの力では変えられないけれど、一人一人がしっかりとした目の前のやるべきことをやる。

正しいことをしたい、誰かの支えになりたいと思う、そんな聡美や淳一のような人が必ずいる。

それが世の中の何割の人かは分かりませんが、それは必ず大きな力になるはずですよね!

YUKI

「世の中の」役に立つ2割の人間ではなくても、「何かの」役に立つ人間であればそれでいいのではないか、そして「そうでありたい」と思うことが一番大事なんだと思います。素晴らしいドラマをありがとうございました!

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