主人公のルフィが海賊王になるために、ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を探す海洋冒険ロマン『ワンピース』。
多彩なバトルアクションや仲間との友情、感動シーンなど少年漫画の王道であるストーリーが大人気の漫画です。
1997年に週刊少年ジャンプにて連載が開始され、単行本の国内の発行部数は4億部を突破しており「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」のギネス世界記録に認定されています。
ルフィたちは航海をしていく中でいろいろな人と出会い仲間になり成長していき、時には勝負に負けますが、その度にさらに強くなり、見る者を勇気づけてくれます。
そんな感動シーンがたくさんあり、とても勇気づけられる『ワンピース』の泣ける名場面をランキング形式で紹介します!
アニメ『ワンピース』の泣ける名シーン&名言ランキングTOP10
10位:チョッパー、ドクターくれはとの別れ アニメ第90話
『行っといでバカ息子…』
ルフィたちはドラム王国を捨てた王ワポル一団を倒し、チョッパーを仲間に誘います。
チョッパーは麦わらの一味に入ることを育ての親のドクターくれはに言いますが、ドクターくれはは反対します。
それでもチョッパーは海へ出たいという気持ちが勝って、くれはの反対を押し切り海へ出ることを決意します。
しかし、ドクターくれははそんなチョッパーの気持ちに気づいていました。
涙を見せて別れるのが嫌だったのです。
そうして別れ際、ドクターくれはは岩山の山頂で夜空にピンク色のチリをまき散らし、盛大にライトアップします。
ミルトモ 編集部
これは、チョッパーの恩人“ヒルルク”が行っていた桜の研究の実験だったのです。
チョッパーはドクターくれはの思いに号泣します。
そして立派な医者になるため、ルフィたちとともに海へ出ていくのでした。
ミルトモ 編集部
9位:ベルメールが見せた母親の姿 アニメ第36話
『生まれてきたこの時代を憎まないで…生き抜けば必ず楽しいことが…たくさん起こるから…!』
ベルメールは、ノジコとナミの三人で暮らしていました。
ナミはこのころから、本を盗んだり、男の子と喧嘩したりするおてんばな女の子。
ベルメールとナミは血がつながっていませんでした。
ある日そのことでノジコと喧嘩し、ナミは家を出ていきます。
その直後、ココヤシ村は突如現れた魚人のアーロン率いるアーロン一味によって支配されてしまうのです。
ミルトモ 編集部
ベルメールの家は貧乏で、三人分のお金を払う余裕はありませんでした。
しかし、ノジコとナミは血がつながっていなかったのでアーロン一味に存在を知られていませんでした。
ベルメール一人分のお金だけ払えばよかったのです。
しかし、ベルメールはお金を払った後に、それは娘たち二人分のお金だといいます。
「たとえ命を落としても…口先だけでも親になりたい、あいつら…私の子でしょ?」
そう言ってベルメールはアーロンに殺されてしまうのでした。
ミルトモ 編集部
8位:コラソンとロー アニメ第706話
『愛してるぜ!!』
ドンキホーテファミリーの最高幹部・二代目の“コラソン”こと、七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴの弟ドンキホーテ・ロシナンテは海軍本部中佐としてドンキホーテファミリーに潜入していました。
そこで、コラソンと幼いころのトラファルガー・ローは出会います。
ローは幼いころから珀鉛病を患っており、コラソンはそれを直すために病院を訪ね歩きますが、珀鉛病を直すことのできる病院はありませんでした。
そんな時ドフラミンゴから珀鉛病を直せる”オペオペの実“の情報を手に入れ、その実を奪うことに成功します。
しかし、その実を奪ったことにより、ドフラミンゴに自分が海軍であることがばれて追われることになってしまいました。
コラソンはドフラミンゴに追い詰められ逃げ切れないと思い、自身のナギナギの実の能力でローを宝箱の中に隠します。
「愛してるぜ!!」
そう言い残し、ロシナンテはドフラミンゴに殺されてしまいます。
ローは箱の中で大声で泣き叫ぶのですが、その泣き声は誰にも聞こえないのでした。
ミルトモ 編集部
7位:スリラーバークで見せたゾロの男気 アニメ第377話
『何も…!!ながった…!!!』
スリラーバークで七武海ゲッコー・モリアを倒した後、さらに七武海バーソロミュー・くまがルフィの首を取ろうと現れますが、誰もくまと戦う力は残っていませんでした。
そこでゾロは、ルフィの代わりに自分の首を差し出すと言い出します。
くまはそんなゾロの男気に感心し、自らのニキュニキュの実の能力でルフィに蓄積しているダメージをくみ取りゾロの前にはじき出したのです。
ミルトモ 編集部
そのダメージをすべて受け切れば、ゾロの命はないとくまは言います。
しかし、ゾロはそのダメージの塊に向かっていくのです。
その後、モリアを倒してから一晩たった後、サンジはゾロを探していました。
サンジはゾロと一緒にくまと遭遇していたのですが、ゾロによって気絶させられていました。
そして、サンジは血まみれで立っているゾロを見つけます。
何があったとゾロに尋ねますが、ゾロは
「何も…!!ながった…!!!」
とだけ言い残します。
ミルトモ 編集部
6位:ルフィを立ち直らせたジンベエの言葉 アニメ第505話
『失ったものばかり数えるな!!!無いものは無い!!!確認せい!!お前にまだ残っておるものは何じゃ!!!』
王下七武海にも名を連ねた“海峡のジンベエ”は、インペルダウンにてルフィと出会います。
そして、ルフィの兄・エースを救うためのマリンフォードでの頂上決戦時にも、ルフィとともに戦います。
そして頂上決戦の最中、ルフィは目の前でエースが殺され、精神崩壊の状態になってしまいます。
ジンベエはそんなルフィを連れて、マリンフォードから脱出しルフィを匿いました。
しかしルフィは、エースを守れず失ったことに後悔し、強く責任を負い打ちひしがれます。
ミルトモ 編集部
ジンベエはそんなルフィに問いかけます。
「お前にまだ残っておるものは何じゃ!!」
ルフィはそんなジンベエの問いかけに、これまでともに航海をしてきた麦わらの一味の顔を思い浮かべます。
「仲間がいるよ!!」
ミルトモ 編集部
5位:ビビとの別れ アニメ第129話
『いつかまた会えたら!!もう一度…仲間と呼んでくれますか!!!』
アラバスタ王国の王女ビビは七武海クロコダイルから国を救うために、麦わらの一味と共に航海をしていました。
そして死闘の末、ルフィはクロコダイルを倒しアラバスタ王国の平和を取り戻します。
ビビはルフィたちとともにこれからも海へ出るか、王女として国を見守るかの選択を迫られました。
悩んでいるビビに対して、ナミは「一度だけ東の港に寄るから、船に乗るならそれが最後のチャンスだ」といいます。
ビビは悩みますが、王女としてアラバスタ王国に残ることを決めました。
ビビは東の港に行き、ルフィたちに最後の別れを告げます。
しかし、近くには麦わらの一味を追ってきている海軍がいたため、彼らはビビに直接感謝を伝えることができませんでした。
ビビはそれでも、拡声器を使って叫びます。
「私はここに残るけど…いつかまた会えたら!!もう一度仲間と呼んでくれますか!!!」
そう叫ぶビビに対して、ルフィたちは×印のついた左腕を突き上げます。
その×印はボン・クレ―のマネマネの実の能力対策として、使ったものでした。
「これから何が起こっても、左腕のこれが仲間の印だ」
ミルトモ 編集部
4位:ロビンのエニエスロビーでの叫び アニメ第278話
『生ぎたいっ!!!』
ロビンは生い立ちの特殊さゆえに、いつも命を狙われ身近にいる人間を危険にさらしてきました。
そのため、叶えたい夢もあきらめてしまっています。
そして、ロビンはCP9に捕まり、エニエスロビーにて処刑されることを選ぶのです。
ルフィたちはロビンを助けるためにエニエスロビーへと乗り込み、ロビンを見つけます。
しかし、ロビンは来るなとルフィたちをあしらいました。
ルフィはロビンの言葉を無視し、ウソップに世界政府の旗を撃ち抜かせます。
ミルトモ 編集部
旗を撃ち抜いた後、ルフィは言います。
「生きたいと言えェ!!!」
ロビンはルフィたちの行動、言葉に感動し、顔をくしゃくしゃにして叫びます。
「生ぎたいっ!!!」
ミルトモ 編集部
3位:サンジとゼフの別れ アニメ第30話
『風邪ひくなよ』
コックのサンジは、ルフィの仲間として海上レストラン“バラティエ”を出るかどうか迷っていました。
そして迷った結果、バラティエに残ろうとしたのです。
しかし、バラティエのみんなは、本当はサンジがルフィたちと一緒に海に出たいと思っていることに気づいていました。
そのため、バラティエの船員たちは、サンジに対していやがらせをするようにします。
ミルトモ 編集部
サンジはそんなみんなからの気持ちに気づき、海へ出ることを決めます。
そして、いざ船に乗り込もうとした時、オーナーのゼフが「風邪ひくなよ」と言います。
サンジにとってゼフは、命を救ってくれたかけがえのない恩人でした。
そんなゼフからの不器用でもありながらまっすぐな言葉に愛情を感じ、ボロボロと泣き出してしまいます。
そして、ゼフに対して感謝の気持ちを述べるのです。
『長い間クソお世話になりました!!!』
ミルトモ 編集部
2位:メリー号との別れ アニメ第312話
『僕は本当に幸せだった』
イーストブルーから麦わらの一味と航海をともにしてきたゴーイング・メリー号は、エニエスロビーに着く時にはすでにボロボロになっていました。
船大工の街として有名なウォーターセブンでも、メリー号は寿命を告げられています。
そんな中でも、メリー号はエニエスロビーでルフィたちの危機を救ってくれるのです。
まだまだメリー号は航海できるんだ!
そう思った矢先、メリー号は少しずつ崩れてしまいます。
それを見たルフィたちは、メリー号と分かれることを決めました。
そして、麦わらの一味全員でメリー号が燃えていくのを見守ります。
その時、メリー号から声が聞こえてきます。
「ごめんね…もっとみんなを遠くまで運んであげたかった…今まで大切にしてくれてどうもありがとう…僕は本当に幸せだった…」
ミルトモ 編集部
1位:エースの最後 アニメ第483話
『愛してくれて…ありがとう!!!』
マリンフォードでの頂上戦争で、海軍に処刑されそうになっていたエースは無事ルフィによって救出されます。
あとは逃げるだけとなった矢先、エースの前に海軍大将の赤犬が現れます。
赤犬は、白ひげやエース自身をののしりました。
そんな挑発に、エースは乗ってしまうのです。
エースだけなら赤犬と十分に戦えましたが、そこにはルフィがいました。
エースはルフィの盾となって赤犬のマグマの攻撃をまともに受け、致命傷を負ってしまうのです。
エースは海賊王ゴールド・ロジャーの息子で、小さいころから蔑まれ生きてきました。
しかし、ルフィや白ひげ海賊団はエースを家族のように思い、愛してくれたのです。
エースは最後の力を振り絞って、ルフィや白ひげ海賊団に向けて言います。
「今までこんな俺を、この鬼の地を引く俺を…愛してくれて…ありがとう!!!」
ミルトモ 編集部
アニメ『ワンピース』の泣ける名シーン&名言ランキングTOP10:まとめ
以上、ここまで『ワンピース』の泣けるシーンランキングTOP10を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
自分のお気に入りのシーンは入っていたでしょうか。
このような様々な感動のシーンがルフィたちを強くし、強敵に向かう原動力となっているのです。
『ワンピース』は2021年現在もなお連載が続いており、これからもたくさんの感動シーンが登場するでしょう。
とても楽しみですね!
『ワンピース』には今回紹介したシーン以外にも、感動できるシーンはたくさんあるので、ぜひ漫画を読んだりアニメを見て、自分が一番感動できるシーンを探してみてください!
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