『ストロボ・エッジ』『アオハライド』と並び咲坂伊緒の“青春三部作”とされる人気コミック「思い、思われ、ふり、ふられ」が実写映画化。
村松 健太郎
主人公となる4人の男女には『君の膵臓をたべたい』以来の共演となる浜辺美波と北村匠海、そして第8回東宝シンデレラグランプリの福本莉子、仮面ライダー出身の赤楚衛二。
それぞれ、互いを思うがゆえに一方通行になってしまう想いを抱え合う高校生たちを演じます。
監督は『アオハライド』に続いて咲坂作品を手掛ける三木孝浩。
主題歌としてOfficial髭男dismが『115万キロのフィルム』を提供しているのも注目です。
村松 健太郎
目次
映画『思い、思われ、ふり、ふられ』作品情報
作品名 | 思い、思われ、ふり、ふられ |
公開日 | 2020年8月14日 |
上映時間 | 125分 |
監督 | 三木孝浩 |
脚本 | 三木孝浩 米内山陽子 |
原作 | 咲坂伊緒 |
出演者 | 浜辺美波 北村匠海 福本莉子 赤楚衛二 上村海成 三船海斗 古川雄輝 戸田菜穂 |
音楽 | 伊藤ゴロー |
映画『思い、思われ、ふり、ふられ』あらすじ【ネタバレなし】
内向的な性格の由奈は高校生になっても周囲に馴染めずにいました。
そんな彼女に周りと分け隔てなく接するのは高校入学に合わせて引っ越してきた朱里です。
ある日、由奈は運命的な出逢いをします。
初恋の人だった絵本の挿絵の男の子にそっくりな男子を見かけたのでした。
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勉強のために朱里の家を訪ねた由奈を、例の運命の相手が出迎えます。
彼の名前は理央。
朱里との関係が分からず戸惑う由奈に、朱里は「弟」だと紹介します。
由奈が二卵性の双子なのか?などとあれこれ考えていると、朱里が理央とは互いの親の再婚で姉弟になったのだと説明します。
理央を見て、表情が一変した由奈を見た朱里は、由奈の言っていた相手が理央だと気が付き、とっさに言い訳を作って買い物に出て二人きりにします。
会話の糸口がなく戸惑っている由奈は理央がカバンから他校の女子からもらったというラブレターを無造作に取り出すのを見て、もっとしっかりと気持ちに向き合った方がいいのでは?と問いかけます。
すると理央は思いを告げられる恋なら大変なことではない、自分の場合とは違うと答えます。
理央の場合という意味が分からない由奈、そこに朱里が帰ってきます。
その時、ふと理央が朱里を見つめる表情を見た由奈は、理央が朱里に思いを抱いていることを知ってしまいます。
両親の再婚によってある日から姉と弟になった朱里と理央。
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中学の頃から友人関係にあった朱里と理央、理央は密かに思いを募らせ、ある雨の日告白しようと朱里を呼び出します。
しかし、朱里とは連絡が付かず、代わりにかかってきた父親の電話から朱里の声が聞こえてきました。
理央は朱里に告白しようとしたその日に、互いの親が結婚を決めていること、朱里とは姉弟になるという現実を突き付けられたのでした。
理央の朱里への気持ちを知った由奈はちゃんとフラれたうえで、悩みを聞く友人になろうと理央に告白をします。
理央は由奈の思いとやさしさに感謝しながら、由奈の告白を断ります。
一方、朱里と理央は由奈を介して、由奈の幼馴染で同学年の乾和臣と親しくなります。
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朱里と和臣は由奈と理央をくっつけさせるためにたびたび4人組のもう一方のペアになることがあり、互いを意識するようになります。
夏祭りの日、女性陣が浴衣姿を披露したこともあって、いつも以上に楽しい集まりとなった中で、朱里は軽い口調で和臣に付き合ってみないか?と問いかけます。
和臣は戸惑うような表情を見せて、朱里の告白を断ります。
朱里はなんとなく気が合うので軽い気持ちで言っただけと言い訳をしますが、いたたまれなくなり一人で先に帰ってしまいます。
二つの告白がそれぞれ叶わずに終わったのち、4人の中に少し距離ができてしまいます。
そんな中で、いつの間にか理央は由奈を目で追い、和臣は朱里を意識することが増えていきました。
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『思い、思われ、ふり、ふられ』キャスト
浜辺美波 / 役:山本朱里
- 現実的な恋愛観の持ち主。
- 中学時代からの友人だった理央と親の再婚によって姉弟になることに。
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北村匠海 / 役:山本理央
- 中学時代から思いを寄せていた朱里と義理の姉弟になり、複雑な思いを抱えている。
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福本莉子 / 役:市原由奈
- 自分に自信の持てない女子高生。
- 朱里や理央との出会いから徐々に積極的な性格に。
- 初恋の人にそっくりな理央に思いを寄せる。
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赤楚衛二 / 役:乾和臣
- 天然で捉えどころのないタイプの男子。
- 映画に関わる仕事につきたいと思っているものの、両親からのプレッシャーもあってあきらめの気持ちも抱いている。
- ある秘密を目撃してしまい、自分の心に蓋をします。
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他にもクラスメイト役で上村海成、朱里の元彼役で三船海斗、秀臣の兄役で古川雄輝が出演しています。
『思い、思われ、ふり、ふられ』感想
映画『思い、思われ、ふり、ふられ』の三木孝浩監督は2010年に『ソラニン』で長編デビューして以降『アオハライド』や『青空エール』など若者たちの恋愛劇を描き続けてきました。
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本作の岸田プロデューサーは『アオハライド』『ストロボ・エッジ』を手掛けていることもあって、この題材には最適な布陣が揃いました。
2017年に大ヒットした『君の膵臓をたべたい』以来の共演となる浜辺美波と北村匠海も大きく成長した姿を見せてくれます。
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また、東宝シンデレラでは浜辺美波(同期には上白石萌音・上白石萌歌姉妹がいます)の一期後輩になる福本莉子は本作で大きな注目を浴びることになるでしょう。
世代的には一世代に上になる赤楚衛二も意外に天然系の高校生役をうまく演じています。
映画『思い、思われ、ふり、ふられ』あらすじ・キャスト・感想まとめ
以上、ここまで『思い、思われ、ふり、ふられ』についてまとめてきました。
『思い、思われ、ふり、ふられ』は2020年9月に長編アニメーション版も公開予定と言うことですが、今回の実写版と見比べてみるのも楽しいのではないでしょうか?
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