必死に声をかけ、圭輔(阿久津慶人)を起こすことに成功した百音(清原果耶)。
彼を眠らせないように、彼女はとあるものを取り出します。
無事下山すると、百音や佐々木(浜野謙太)、圭輔の両親がお互いに謝罪。
そしてサヤカ(夏木マリ)も…。
また翌朝、朝岡(西島秀俊)からの電話をとると、百音は心に響く言葉を言われるのです。
目次
朝ドラ『おかえりモネ』前回第2週9話のあらすじと振り返り
雷雨轟く森の中では佐々木(浜野謙太)たちとはぐれてしまった百音(清原果耶)と圭輔(阿久津慶人)。
身を屈めながらも地面に手をつかず、木やお互いから距離を離しながらも身動きが取れず、どうしたらいいかわからない状況に陥ります。
低気圧になると喘息などの症状が出るという言葉を思い出した百音は朝岡(西島秀俊)に電話し、雷はいつ鳴りやむかと聞きます。
場所や天候をヒヤリングし、レーダーで天候を調べる朝岡は、低い木の茂みに身を潜め、風の音が変わった瞬間に早急に小屋に移動するように指示し、百音はこれに従います。
耳をすませ、木と木の間を通る風の音が変わった瞬間に、百音は圭輔を背負って小屋へと移動。
これで安心かと思いきや、眠る圭輔をこのままにして置けば、低体温症を引き起こして死んでしまう可能性があると菅波(坂口健太郎)に言われた百音は、濡れた服を脱がし、ストーブを点け、圭輔の身体を揺すり、声をかけるのでした。
【ネタバレ】朝ドラ『おかえりモネ』第2週10話あらすじ・感想
圭輔(阿久津慶人)が眠らないように、百音(清原果耶)が取り出したものは…
圭輔(阿久津慶人)の意識を回復させようと、何度も何度も声をかけ、体を揺さぶり、暖炉や彼の体を温めた結果、やっと意識を取り戻させることに成功した百音(清原果耶)。
震えてはいますが、それは体が体温を上げようとしている兆しなので問題なし。
あとは眠らないように声をかけ続けるよう菅波(坂口健太郎)に言われます。
水筒の飲み物を鍋に入れて温め、これを圭輔に飲ませると、彼はまたウトウトとしてしまいます。
必死に目を覚ませようとする百音。
そんな彼女がポケットの中から見つけたのは、父・耕治(内野聖陽)が去り際にくれた笛でした。
これを思いきり吹くと、変な音が鳴り、圭輔は驚いて耳を塞ぎます。
そして、寝たらこれを吹くよといって、百音はなんとか圭輔を眠らせないよう奮闘し続けるのでした。
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感謝されても安易に受け取ってはいけない
百音たちが無事山を下りると、組合には保護者の人たちが集まります。
圭輔が菅波の診断を受けていると、彼の父がやってきて「一歩間違えていたら大変なことになっていたんだぞ」といって、息子を叱りました。
父は息子が迷惑をかけたと謝り、百音や佐々木(浜野謙太)は自分たちが気を付けていればこんなことにはならなかったと謝ります。
そしてサヤカ(夏木マリ)は圭輔の父を含め、子供の迎えにやってきた保護者に対して深く頭を下げるのです。
山は本当に怖い。今日は特に天候の悪化が激しかった。無事だったからこそお互いに頭を下げ合うことができたが、万が一があった時はそれもできない。今後はこのようなことがないように、と…彼女は静かに言いました。
担架が到着したことで病院に運ばれる圭輔。
百音は彼を追いかけ、竹とんぼを手渡します。
これが原因で今回の問題が引き起こされたのですが、弟のために持って帰りたいという圭輔の意思を知っていた百音が「帰ったらプレゼントしてあげてね」と、これを差し出したのです。
そして彼女は、圭輔の弟はまだ生まれておらず、母が切迫出産で入院をしていることをここで知ります。
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「あなたのおかげで息子が助かりました」と感謝をされた百音でしたが、その言葉は麻薬だと菅波は言います。
百音が今回やったことは、知り合いの天気予報士と医者の知識を借りただけで、彼女自身は何もやっていないと言う菅波は続けて、ちゃんとプロになるように言います。
さらに、組合の職員として正式採用になって、それでもまだ何かを見つけたいというのは他の人たちに失礼だ、悪びれずに父親に啖呵を切ることも自分にはできない。百音は甘えていると言って、菅波は去っていくのでした。
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朝岡(西島秀俊)の言葉を聞き、百音(清原果耶)は空に興味を持つ
翌朝、朝岡(西島秀俊)からの電話に出ると、百音は宮城県の天気の検証をしたいと、昨日の森での天気についていろいろと聞かれます。
いきなりの雨は目も明けられないほどのものだったと話すと、朝岡は独り言で考察を始めました。
あとから確かめたりするんですねと百音がいうと、これは次につなげるためだと説明されます。
とはいっても外れることもある。怖くはないのかと聞くと、朝岡は素直に怖いと言います。
自然相手なので絶対はない。しかし、少しでも確かな情報があれば人間は動ける。そして、空と水は繋がっていて面白いと、朝岡は言うのです。
「永浦さんは海を知り、山のことを知ろうとしているなら、空のことも知るべきです」
朝岡にそう言われた百音は、本屋へ行って「気象予報士」の参考書を手に取ります。
合格率がわずか5%と超難関であると記載されていたのを見て、一度は本棚に戻そうとしますが、百音はもう一度本を開きます。
そして「気象予報士は、命を守る仕事です」という文を見つけると、百音はこの本をパラパラとめくり始めるのでした。
KAMUI
朝ドラ『おかえりモネ』第2週10話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
「永浦さんは海で育って海のことを知っている人ですし、山のことも知ろうとしている。
なら空のことも知るべきです。」朝岡さんの言葉を聞いて、モネは何かを見つけたみたいです。#おかえりモネ #朝ドラ#清原果耶 pic.twitter.com/zsXj2kj6RL
— 「おかえりモネ」5/17スタート! (@asadora_nhk) May 28, 2021
ついに百音が気象予報士になる一歩を踏み出したようですね。
海も知り、山も知り、空のことも知るべきという言葉はグッときますね。
そうやって自然を知ろうという姿勢、そして命を守る仕事というところが、百音の心に一番ピンと来たのでしょう。
しかし、気象予報士になるのはそう簡単ではないということは、5%という数字を見るだけでも良くわかりますね。
これからも百音に期待です。
そして、もう菅波先生に言われっぱなしな状態を回避してほしいものです。
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