鶴亀撮影所の助監督・小暮(若葉竜也)に連れられ、所長の片上平八(六角精児)と映画監督のジョージ本田(川島潤哉)の2人から面接を受けることになった千代(杉咲花)はあっさりと合格を決め、女優の仲間入りを果たします。
しかし、撮影所は食うか食われるかの戦場。
大部屋に通された千代が見たものは…。
目次
『おちょやん』前回第6週29話のあらすじと振り返り
千代(杉咲花)のとっさのアドリブで結末がアレンジされた『正チャンの冒険』は人気を呼び、1週間の延長が決定。
おかげで、山村千鳥一座は劇場から追い出されるというピンチを回避しました。
しかし、千代の演技と『正チャンの冒険』の結末に心を動かされた千鳥(若村麻由美)は、自分が憎んできた人種に自分もなっていたことに気づき、全国を回って修行し直すことを決意。
千代を含めた座員の紹介状を各撮影所に出し、一座を解散することを決意するのでした。
役者をやっていることを岡安にも伝えた千代は、鶴亀撮影所へ。
また守屋(渋谷天外)と一悶着あるのではと思いましたが、彼はすんなり門を開けて千代を迎えてくれたのです。
こうして、千代はやっと撮影所に一歩足を踏み入れたのでした。
【ネタバレ】『おちょやん』第6週30話あらすじ・感想
夢へ一歩踏み出した千代(杉咲花)
「女優の竹井千代さんですね」
鶴亀撮影所で助監督をしている小暮(若葉竜也)に声をかけられ、「女優」と呼ばれたことに喜びを感じる千代(杉咲花)。
そして、彼女は小暮に連れられ撮影所の中へ。
千代にとっては目に映るものがみんな目新しく、撮影をしている雰囲気を見ては「すごい」「夢の中みたいや」といって心を踊らせます。
この光景を見てより一層気合いが入った千代は、小暮に面接試験頑張りますと、意気込みを伝えるのでした。
KAMUI
洋子(阿部純子)は語る、撮影所とは…
鶴亀撮影所の所長・片上平八(六角精児)は股間からモノがはみ出ると縁起がいいと喜ぶ、通称「片金所長」と呼ばれる人物。
そんな彼と共に千代の面接をするのは、映画監督のジョージ本田(川島潤哉)。
ハリウッド帰り…というか、住んでいただけで肩書が映画監督になっていたという男。
「ちどりんから話は聞いている。女優志望ってことやな」
「ちどりん…」
KAMUI
席に着くなり、じっと千代を見つめる平八。
その後、言われるままに立って、右向いて、左向いて、ぐるーっと回って…なんとこれだけで合格を言い渡されたのでした。
せっかくなら芸名を付けようということになったのですが、ジョージ本田は「竹井千代」という名前から「バンブーベロニカ」と命名。
「ええやないか」と平八は同意しましたが、千代は「本名で」と2人に告げるのでした。
千代は「偉い人は見る目あるわ~」と上機嫌で撮影所へと向かいますが、その頃、平八と本田は「無理だね」「一生大部屋からは出られへんか」と、話していました。
KAMUI
その頃カフェー・キネマでは、真理(吉川愛)が千代を心配しています。
しかし洋子(阿部純子)は、「山村千鳥の紹介なら、まず落とされることはないが、ホンマに大変なのはこれから」と語り出しました。
「撮影所は、食うか食われるかの戦場や」
戦場に足を踏み入れた千代(杉咲花)を待っていたものとは
大部屋へ案内された千代は、さっそく他の役者さんに挨拶をしますが、誰もこっちを向いてくれません。
空いている席に座ろうとしたところ、大部屋女優の1人・遠山弥生(木月あかり)に腕を掴まれ「そこは準幹部の席や。あんたみたいな新人は入り口の一番側や」と言われます。
準幹部、つまり、高城百合子(井川遥)が座るところなのかと考えますが、彼女は大幹部の看板女優。
大部屋になどいません。
「高城百合子は素質があるからなあ」と言われ「うちも、はよそうなりたい」と目を輝かせて言うも、「素質の前に、自分の座る場所探したら?」と言われ、千代から笑顔が消えます。
さらには、小柳歌子(三原悠里)という女優から「あなたの席、ないわよ」と笑顔で告げられ、千代はきょとーん。
別の女優からはうちの席が空いたら10円で貸してあげるとクスクス笑われます。
それでも大部屋の中では笑顔の千代ですが、一歩外に出ると怒り爆発。
大部屋に向かって「このスカタン!」と怒鳴り、姿を消します。
KAMUI
千代(杉咲花)が得意のアドリブをするとジョージ本田(川島潤哉)が激怒
大部屋を飛び出した千代は、小暮に美髪部、衣装部と連れ回されます。
その後、女中役の子が腹痛を起こし、その代わりを千代がやることに。
荷物を渡されて「歩いて」と言われるのですが、それではつまらないと思った千代は勝手に設定を作り、道の途中にあった団子屋にお饅頭を買いに行く演技をしてしまったのです。
おかげで主役にダダかぶり。
これにジョージ本田は激怒します。
「勝手に設定を作るんじゃない。ただ歩けばいい」と言われますが、「女中ならお使いの帰りにお饅頭を買いますし、同僚の分も買う優しい子に設定したんです」と言い返したことで、千代は女中の役を外されてしまったのでした。
「なんで!?」
千代はなぜ外されたのか理解できず、ただそこに立ち尽くします。
KAMUI
『おちょやん』第6週30話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
【#おちょやんハイライト🍵】
第6週はこんなことがありました。赤い正チャン帽をかぶった清子さんに千代ちゃん、そして進太郎くん。みんなかわいかったですね😊
正チャン帽、欲しいな〜▼見逃しちゃった方は「見逃し配信」をどうぞhttps://t.co/JRMjUeeuBm#矢部太郎 #朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/5bU0YoCoSF
— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) January 14, 2021
戦場というか…魔窟にやって来たような気持ちです。
どうしてもこういうマウント合戦や理不尽なことは起きますよね。
しかし、その中でも上手に立ち回って生きていけるのが竹井千代!
来週からどんな展開が待っているのか、より一層楽しみになります。
ついに、女優への道ですよ!
ジョージ本田とまた衝突するならそれも楽しみなんですが…クビになるなんて展開ないよね?ちょっとそこが不安です。
また、高城百合子とも再会してほしいものです。
期待が高まります!
▼次回第7週31話も続けて読む▼