千代(杉咲花)にとって、初めての舞台稽古がスタート。
順調に稽古は進み、千代は他の人のセリフまで覚えているのですが、演技が…。
楽しい雰囲気で稽古は進んでいきますが、これを横目で見ている千鳥(若村麻由美)。
彼女は一体、何を思うのでしょうか?
そして、稽古は順調に進んでいくのですが、とんでもないトラブルも…。
目次
『おちょやん』前回第6週26話のあらすじと振り返り
月日が経ち、千鳥(若村麻由美)の理不尽さにも慣れてきた千代(杉咲花)。
しかし、客足がどんどん減ってきたことにより、劇場側からあと半月しか上演ができないと言い渡されてしまいます。
この状況を打破するため、清子(映美くらら)をはじめとした座員たちは『正チャンの冒険』をやらせてくれと言います。
このままでは、千鳥のやりたい芝居もできなくなると千代に言われたことで、彼女は「あんたたちで勝手にやりなさい」と上演を許可しました。
そして、ついに千代も役をもらい、役者デビューが決まったのですが、その役はネズミ。
しかも、稽古が始まると、誰もが唖然とするほどに下手で…。
役者の卵・竹井千代はさらなる進化を遂げられるのでしょうか!?
【ネタバレ】『おちょやん』第6週27話あらすじ・感想
高城百合子(井川遥)は太陽、千鳥(若村麻由美)は夜の闇
『正チャンの冒険』の舞台稽古がスタート。
芝居は下手ですが、人のセリフまで覚えている千代(杉咲花)は、他の役者さんがセリフを忘れた時、静かに背後からセリフを教えてあげるようになりました。
和気藹々と、稽古をする一座。
時々、千鳥(若村麻由美)が様子を人知れず見に来ますが、彼女は何も言わずに去っていきます。
雑用をするため、千鳥の元へとやってきた千代ですが「ちゃんと稽古しなさい」と怒られてしまいました。
雑用をした上で芝居をするって約束だからと言いますが、「他の人からどう思われようと、あなただけはあなたの役を愛しなさい。初めて勝ち取った役なんでしょ?大切な役なんじゃないの?」と言われたことで、危機感を感じた千代。
千代は古に行きたいと言い出しますが、千鳥にダメと言われてしまいます。
その日の夜、千代は千鳥に初めてやった役はどんなものだったかと聞きました。
一生忘れられない大切な役だろうと思いきや、千鳥はスッと出てきませんでした。
さらに千代は、どうして役者になろうと思ったのかと千鳥に質問。
千代が自分は高城百合子(井川遥)に出会い、彼女のようになりたいと思って役者を目指し始めたと言うと、千鳥は「やっぱりあなたとは気が合わないわ」と言います。
そして、千鳥は自身の生い立ちについて語り始めました。
偉い政治家の妾の子として産まれた千鳥は、小さい頃から薙刀や鎖鎌、舞踊などあらゆる稽古事をやらされていました。
嫁ぐことが決まった時、母は大いに喜んでくれましたが、嫁ぎ先からは介護を押し付けられ、実の母が倒れた時も会えなかったと語ります。
さらに、いつの間にか家には別の女がやってきて、その女のお腹が大きくなり、千鳥はお役御免に…。
そして、彼女は「まったく別の人間になりたくて役者になろうと思った」と語るのでした。
自分を見下した世の中を見返すため、役者になったのです。
そのせいか、千鳥には高城百合子が眩しすぎたと語りました。
千鳥が「高城百合子が太陽なら、自分は夜の闇だ。」と言うと千代の目には涙が浮かびます。
しかし、千代が流したのは哀れみの涙ではなく、過去の自分の生い立ちを思い出してのものでした。
KAMUI
芝居が観たいから帰りたくないとごねる進太郎(又野暁仁)の真意は…
カフェー・キネマに戻ると、進太郎(又野暁仁)が広島に帰りたくないとごねていました。
洋子(阿部純子)が「見られないのだから仕方がないでしょ」と言っても「いやや」の一点張り。
洋子は「勝手にしい」と突き放しますが、そこで千代は一言。
「お芝居を見たいのは、口実に過ぎないのでは?」と言うのです。
本当は、もっと洋子と一緒にいたい。
幼い頃の千代にも、同じ母との思い出があるからこそ分かったのです。
真意を付かれたことで、進太郎は「お母ちゃんといたいと言ったらお父ちゃんが困る」と言って、泣きだしてしまいました。
息子の本音を聞いた洋子は、別れた夫と話し、もう少しの間、ここにいれるように交渉すると言ってくれます。
KAMUI
まもなく上演『正チャンの冒険』そんな中で、あるトラブルが発生!
稽古も進み、一座は町の真ん中で大々的に告知をします。
『正チャンの冒険』を楽しみにしているお客さんのおかげで、次々と予約が入り、前評判は上々。
そして、千代も新聞の誤字脱字のチェックが早くなり、勉強になったとお礼を言いますが、千鳥は嫌がらせだと言います。
こんなやりとりをしていると、緊急事態発生。
清子(映美くらら)が足をくじいてしまったのです。
飛んできた千鳥は、清子の足を見て眉をひそめます。
しかし、次の瞬間には高笑いして舞台に上がり「こうなる運命だったのよ。さあ「松風村雨」に変えなさい」と言い出します。
前売りを買ってくれたお客さんのため、それはできないと誰もが思いました。
公演は明日。
清子は座員に代役をしてもらうことを考えますが、その白羽の矢が立ったのは…。
「千代、あたしのセリフ覚えてる?」
「ええ。…でも」
「正チャン、あんたがやって!」
「ええ!?」
KAMUI
『おちょやん』第6週27話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
「彼女が太陽なら、さしずめ私は夜の暗闇ね」
千鳥さんのことを、深く知っていく千代ちゃんです…#若村麻由美 #朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/02QWE89mXo
— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) January 12, 2021
千鳥の過去、清子の母としての一面が垣間見えた、なんだか新鮮な回でした。
そして、ついに本番!
千代の初舞台はどうなるのでしょう?
ネズミを演じると思いきや、ここでまさかの主人公の代役に!?
さすがの千鳥もギョッとしますよね。
岡安の舞台では、大事な役ではありましたが、主演ではありませんでした。
しかし、本番になればグッと観客の心を揺さぶってくれると信じています!
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