『おちょやん』第3週12話あらすじ・ネタバレ感想!鶴亀座から逃げる百合子は、千代に手を引かれて岡安へ

『おちょやん』第3週12話あらすじ・ネタバレ感想!鶴亀座から逃げる百合子は、千代に手を引かれて岡安へ

出典:『おちょやん』公式ページ

ボロをかぶり物乞いに混じる百合子(井川遥)は何者かから逃げている様子。

そこで千代(杉咲花)は岡安へ彼女を連れてきて匿うことにします。

仕事をしながらも、憧れの女優である百合子がどこかに行ってしまわないかと不安を抱く千代。

一体百合子は誰から、そしてなぜ逃げているのでしょう。

また、早川延四郎(片岡松十郎)とシズ(篠原涼子)の間にも何かが!?

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『おちょやん』前回第3週11話のあらすじと振り返り

8年という年月が経ち、岡安の立派なお茶子さんになった千代(杉咲花)。

ライバル茶屋・福富のお茶子から嫌味を言われても、笑って返すほどの器量持ちになっていました。

あと1年経てば年季明けとなり、千代の奉公が終わるという時、シズ(篠原涼子)は今後どうするかを自分なりにきちんと考えなさいと千代に言います。

今までは生きることに必死だった千代には考えたことのないことだったため、1人悩み続けます。

仕事の合間に芝居を覗き見し、残ったお弁当は物乞いに分けるという日々を過ごす千代。

ある時、物乞いの中に混じった憧れの女優・高城百合子(井川遥)を発見し…。

【ネタバレ】『おちょやん』第3週12話あらすじ・感想

憧れの女優・高城百合子(井川遥)は千代(杉咲花)に手を引かれて岡安へ

人の目を避けているという高城百合子(井川遥)を匿うため、ボロをかぶってもらい、岡安へと連れていく千代(杉咲花)。

途中福富のお茶子さんたちに出会い、それは新しいお茶子かと言われます。

千代は連れが高城百合子であることを隠すためにこれを肯定。

忙しいから人手が欲しくてと言って、彼女らから離れます。

無事に百合子を岡安へと連れてきた千代ですが、かめ(楠見薫)は彼女を知らず、誰?という顔をしました。

しかしハナ(宮田圭子)が百合子を知っていたおかげで、彼女は2階のとある一室で休むことに…。

仕事の合間も、百合子がどこかに行ってしまったらどうしようと思いながらせっせと働く千代。

急いで座布団を持って帰ってきて、百合子のいる部屋へと入ると、そこには一ミリもポーズを変えず、空を眺める百合子の姿がありました。

KAMUI

何時間経っても全くポーズが変わらないというのも面白い話です。

やっと動き出したかと思えば、お腹が空いたと訴える百合子。

そこで千代が食事を持ってくると、百合子はどんどん箸を伸ばします。

そして、その光景を見た千代は、女優さんってみんなこんな感じなのだろうかと心の中で思うのでした。

KAMUI

物乞いとして施しは受けないとお弁当は断ったけど、お腹はしっかり空いていたんですね。

百合子(井川遥)の演技を見た千代(杉咲花)はまたも心を揺るがされる

鶴亀座では高城百合子がいなくなったと大騒ぎ。

しかし千代は彼らに百合子の居所を知っているとは言いませんでした。

食事を堪能する百合子は、千代に「どうしてお茶子になろうと思ったの?」と聞きます。

それしか道がなかったと返す千代。

百合子は千代と同じように頼るツテがなくここまで生きてきたからこそ、心の中で自分がやれと訴えるお芝居をやっていると言います。

それを聞いた千代は昔もらった「人形の家」の台本を、百合子に差し出しました。

この作品をみて心を動かされたと語る千代が台本の中のセリフを口にすると、百合子は自分の言葉のようにセリフを読み上げ、そのまま演技を始めます。

その見事な演技に千代はもちろん、部屋の外で見ていた他のお茶子も魅了されていくのでした。

実は百合子は、鶴亀座に舞台女優から映画女優に転向するよう言い渡されていたのです。

そこは自分の生きる場所ではないと思って逃げ出したのですが、目を輝かせながら自分を見つめる千代と、久しぶりに演じた「人形の家」の役に背中を押され、百合子は自分の生きる場所へと戻る決意をするのでした。

去り際、百合子は舞台の上ではないにしろ一緒にお芝居をした千代に対し、「そんなに好きならやってみたら?」と言葉を残します。

KAMUI

この言葉はだいぶ千代の心に響いた気がしますね。これから自分の進むべき道を考える時に「芝居」という選択肢が出てくるでしょう。

屋台で賑わう夜に20年ぶりの再会を果たす2人

屋台が並ぶ夜。

シズ、宗助(名倉潤)、みつえ(東野絢香)の3人が家族揃って歩いていると、みつえが髪留めが欲しいと言い出します。

疲れたシズは宗助とみつえの2人に買いに行かせ、自分は少し休むことに。

すると、向こう側から人気歌舞伎役者・早川延四郎(片岡松十郎)が女性2人とともにやってきました。

遠くにシズの姿を見つけた延四郎は女性たちにお金をやってどこかに行かせます。

「20年ぶりに再会しても、お互いにわかるものだな」と驚く縁四郎。

「ずっと手紙を送っていたのだが」と話すと、シズはすべて読まずに捨てたと答えます。

KAMUI

捨ててはないですね。引き出しに全部しまっています。

そして延四郎は、明日の千秋楽が終わったらまたここで待ってると言いますが、シズの答えは…。

KAMUI

ここで終わり!もしかして、恋仲でした?タイミングよく宗助が去っていったところを見るとそんな可能性もありますね。

『おちょやん』第3週12話あらすじ・ネタバレ感想

千代がこれから進む道は、一区切りといってもいいでしょう。

といっても、本格的に芝居の道に突き進むにはまだかかりそうですが。

一方、ここで盛り上がって来たのが早川延四郎とシズの関係ですね。

一体この2人の過去にどんなことがあったのか、そしてなんとなく延四郎はまだシズを引きずっているように見えるんですよね。

シズももしかしたら…これがまた別の火種を生みそうな気もしています。

次回はどんな展開が待っているのか、楽しみです。

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