千代(杉咲花)たちが京都で芝居をしている時、大阪大空襲により、道頓堀も被害に遭ってしまいました。
シズ(篠原涼子)の行方を捜していると、町はずれの安置所にいると耳にします。
そこで千代たちが見たものは…。
そして、寛治(前田旺志郎)にも心境の変化が訪れますが…。
目次
朝ドラ『おちょやん』前回第17週85話のあらすじと振り返り
後ろ盾がなくなっても、1人になっても芝居を続けると決意した千代(杉咲花)は、「鶴亀家庭劇」から鶴亀の文字を消し、「家庭劇」として再開。
1人稽古場を掃除していたのですが、そこに寛治(前田旺志郎)がやってきて、2人で芝居を始めることに…。
『手違い噺』の台本を2人で読み合わせしていると、家庭劇を離れたはずのルリ子(明日海りお)や天晴(渋谷天笑)、座員たちがどんどん戻ってきたうえ、一平(成田凌)は京都の劇場を一日抑えて戻ってきました。
こうして家庭劇は再び集結して再始動したのですが、千代たちが京都で興行をしている間に大阪は空襲に遭い、道頓堀が焼け野原になってしまいました。
【ネタバレ】朝ドラ『おちょやん』第18週86話あらすじ・感想
大阪大空襲で焼け野原になった道頓堀の安置所で千代(杉咲花)が見たものは
大阪大空襲の死者は4,000人。
千代(杉咲花)たちが京都から戻ってくると、道頓堀は焼け野原となり、すっかり姿を変えてしまっていました。
シズ(篠原涼子)の行方を捜すため、道行く人に聞き込みを始めると、町はずれの安置所にいると言われます。
シズやみつえ(東野絢香)、宗助(名倉潤)は無事だったのですが、菊(いしのようこ)と福松(岡嶋秀昭)の2人は空襲の被害に遭って亡くなってしまいました。
疎開先の荷物を整理している時、芝居茶屋・福富の暖簾を取に戻った菊と福松は、そこで空襲に遭い、福松は菊を守るようにして死んでいたのです。
シズはのれんを守ろうとしたからだと嘆きながらも、千代の視線に気づくと「だんない」と返します。
いなくなったら張り合いがない、死んでしまったらお終いだと連日自分に言い続けてきた菊が亡くなって、シズは涙を流します。
「諦めてなかったら何がなんでも生き延びろと偉そうに言ったのに…あほ!あほ!」と自身の想いを叫びつつも、福富と岡安、二つの芝居茶屋が道頓堀にあったことを語り継いでいくと決意するのでした。
家を失くしたみつえ(東野絢香)は一福(歳内王太)と共に千代(杉咲花)たちの家へ
千代と一平(成田凌)の家は、道頓堀から少し離れたところにあったため、空襲の被害に遭うことはありませんでした。
みつえと一福(歳内王太)は千代の家に居候をすることとなり、昔のように一緒に食卓を囲むことができて、千代は少しだけ喜びます。
そしてみつえは、居候だった千代と一平の居候になるなんて思いもよらなかったと言うのでした。
KAMUI
寛治(前田旺志郎)の決意に反対の意を述べる一平(成田凌)
空襲により稽古場も焼けてしまい、使える状況ではなくなっていることを知った千代。
また、京都から戻ってくる間に座員たちとはバラバラになってしまい、連絡を取ることもできない状態になってしまいました。
しかし、みんなはしぶといからと言って、余計な不安を持たない千代。
そして、世の中が暗くなっているこんな時だからこそ芝居で人を笑わせることが必要だと考えた千代は、一平に対し、自分と一平、寛治(前田旺志郎)の3人でできる台本を書けと言い出します。
なんという無茶をと呆れる一平。
すると寛治は突然箸を置き、満州に言って慰問団に志願しようとしていると話し始めます。
知り合いの役者に誘われていたものの、家庭劇があるからと断っていた寛治。
しかし、今も国が軍隊を慰問する役者を集めているなら悪くないと思い、このことを告げたのですが、一平も千代も反対します。
家庭劇を抜けることを許さないと言われるも、芝居で兵隊さんを励ますことができるしお給金ももらえると返す寛治。
みつえと一福が千代と一平の元にいるからこそ、安心して志願できると寛治は語ります。
が、それでも一平は反対します。
食事の席が終わると、一平は寛治に新聞を見せ、今の戦争の現状を伝えます。
東京、名古屋、神戸、大阪、次々と大きな都市が空襲に遭っている。
満州が安全なら日本にこれだけ空襲がくるはずがない。つまり、満州がどうなるかわかったもんじゃないと、一平は寛治の説得を続けるのでした。
KAMUI
朝ドラ『おちょやん』第18週86話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
一平くんには分かっています。
この戦争、たぶん日本は負ける。#成田凌 #前田旺志郎 #朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/HVIZauq6Cj— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) April 4, 2021
道頓堀に居続けるとこだわったシズをなんとか説得したというのに…菊さんが先に逝ってしまうなんて…。
福松が菊を守るようにして亡くなったのも悲しいです。
あとはせめて、福助(井上拓哉)が無事に帰ってきてくれることを願いたいのですが…。
そして、もう戦争なんてこりごりだと誰もが思っているであろうこの時に、寛治が満州で兵隊さんのために芝居をしたいという考え。
お国のためにと思うのでしょうが、それよりもそれぞれの命です。
一平や千代の言葉で、寛治の心は変わるのでしょうか。
そして、家庭劇の面々は、もう一度芝居ができるのか…。
ここからどう立ち直るかを見届けていきたいです。
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