借金取りたちを千代(杉咲花)に近づけさせないために暴れるテルヲ(トータス松本)は逮捕。
釈放されるには身元引受人が必要だと言われるも、千代は頑なにこれを拒否します。
しかし、宗助(名倉潤)や一平(成田凌)からテルヲが自分たちにしたことの話を聞いた千代は、面会の場に行くことに…。
そこで語られる親子の会話とは…。
目次
朝ドラ『おちょやん』前回第15週73話のあらすじと振り返り
娘・千代(杉咲花)には人並みの幸せを得てほしいと思うテルヲ(トータス松本)は、大山鶴蔵(中村鴈治郎)や千之助(星田英利)の元へ行き、千代を芝居から遠ざけさせてほしいと頼みます。
しかし、女優・竹井千代の魅力に気づいていることから、鶴蔵も千之助もこれを断ります。
東京の演劇雑誌が鶴亀家庭劇の取材に来るという情報が入ると、テルヲは芝居を見たいと岡安へ懇願。
宗助(名倉潤)を助けてくれた恩を返すため、シズ(篠原涼子)はこれを許可しました。
そして、千代が住む家へと戻ると、一平(成田凌)がカメラをいじっているのを見て写真を撮ってくれと言います。
カメラの前で笑えと言われて笑う一平。
そして、千代のことを頼むと、テルヲは一平に娘のことを託します。
もうテルヲとは血のつながりなどないと言い切った千代ですが、心の中では揺れ動くものが…。
気持ちの整理ができないまま、雑誌の取材に応じる千代。
外ではテルヲが様子を見ていたのですが、テルヲが逃げ回っている借金取りの男たちがやってきてしまいます。
父親はもう長くないということで、娘の千代から取り立てようとやって来た男達。
しかし、娘の大事な瞬間を邪魔させまいと、テルヲは彼らの前に立ちふさがるのでした。
【ネタバレ】朝ドラ『おちょやん』第15週74話あらすじ・感想
身を挺して娘を守ったテルヲ(トータス松本)は警察に連れられ…
取材中の家庭劇に乗り込もうとした男達を止めるため、テルヲ(トータス松本)はそこに置いてあった木の椅子で一人を殴り倒します。
「あいつに指一本触れてみろ!全員、あの世へ道連れや!怖いもんなんかあらへん!」と言って男取っ組み合いに!
頭をかじられ、頭突きをされて血を流すテルヲ。
そして、熊田(西川忠志)が警察を連れて戻ってきました。
取り押さえられる借金取りとテルヲ。
居ても立っても居られない千代(杉咲花)は席を立ち、「テルヲ!」と言って彼を呼び止めます。
身内かと警察に言われる千代。
するとテルヲがこれを否定するのです。
あの人は女優。あんなべっぴんさんが身内なわけがないだろうと言うテルヲを、千代は黙って見送ることしかできませんでした。
KAMUI
テルヲ(トータス松本)の身元引受人を拒む千代(杉咲花)
テルヲが逮捕されて3日後のことです。
傷害罪をかけられたテルヲですが、相手が相手。
そう長く牢屋に入ることはありませんが、身元引受人が必要だと千之助(星田英利)が言います。
千代に言ったらどうだ?と言いますが「うちには関係あらしまへん」と意地を張ります。
宗助(名倉潤)のお見舞いへ行った千代は、彼の中にあった結石が無事に取れたことを喜びます。
宗助は「これもすべてテルヲのおかげだ」と言います。
そんなこと考えたらまた結石ができますよと千代が笑うと、宗助はテルヲの手によって病院に運ばれた時のことを思い出し、彼女に語ります。
死にそうなくらいの痛みに苦しんでいた時「あんたが死んだら千代が悲しむ」と言って肩を貸してくれたテルヲ。
しかし、彼の方がよっぽどしんどいはずだったのにと…。
死ぬんじゃないぞと言って必死に宗助をおんぶするテルヲ。
「彼はずっと千代を心配していたんだ」と優しく訴えかけるのでした。
その夜、ご飯をよそう千代の前に、一平(成田凌)は現像できたテルヲの写真を差し出します。
なんでこんなに笑っているんだと腹を立てると、「いらんのなら捨ててええで」と言われる千代。
その翌日、千代はテルヲの元へ面会に行くのでした。
苦しみを訴える千代(杉咲花)と頭を下げ続けるテルヲ(トータス松本)
面会室にやって来たテルヲは「どちらさんですか?」と他人のふりをしてみますが、千代は動じません。
「テルヲに守ってもらわなくても自分ひとりで生きていける。自分だけ満足して死ぬなんて虫が良すぎる」と辛辣な言葉を浴びせます。
せめて最後くらい千代の力になりたかったテルヲは、最後だけ言わせてほしいと自分の想いを告げます。
「わいと、サエの元に生まれてきてくれてホンマおおきにな」
生まれた頃の千代を触ると汚れてしまうのではと思って触れなかった過去。
でも可愛くてかわいくて仕方がなかったという思い。
そして、千代のことを放ってしまったことにより、何もかもうまくいかなくなったと後悔をしたと話します。
千代を奉公に出した時のことを悔い、自分が許せなかったと語るテルヲは、最後にどうか幸せになってくれと言います。
テルヲから背を向けて涙を流す千代。
今までしてきたことを謝れるが、どのことだと問い詰めます。
毎日お酒を飲んでいたことか、栗子(宮澤エマ)を連れてきたことか、流星丸を売りに行って鳴きマネをさせたことか、捨てたことか、お金を全部持ち逃げしたことかと尽きません。
恨まれたまま死ぬ方が悲しませずに済んだが、それができなかったテルヲは、さらにヨシヲに会ったらすまんかったと言ってほしいと言うのですが、これがまた千代の感情を揺さぶるのです。
再会したヨシヲ(倉悠貴)がテルヲだけじゃなく自分のことも恨んでいた事実。
全部あんたのせいやと訴えると、「堪忍してくれ千代」とテルヲは頭を下げます。
どれだけ言っても尽きない怒り。頭を下げ続けるテルヲ。
千代は1人心の中でどうしたらいいのかと亡き母に訴えるのでした。
KAMUI
朝ドラ『おちょやん』第15週74話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
千代ちゃん。悔いを残さへんように。#杉咲花 #朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/nN2O3iZJzZ
— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) March 17, 2021
周囲からあんなに言われたら、そりゃ面会にも行きますよね。
そして、会えばこうやって頭を下げられ続けることも千代はわかっていたのではないでしょうか?
これが今生の別れだと思えば思うほど、もどかしさを感じます。
74話でここまで畳みかけられると、次の75話でテルヲの最期なのかなぁと思ってしまいます。
今までは千代を利用しまくったテルヲでしたが、最後の最後はきちんと千代のため。
テルヲは悔いなく旅立てるのでしょうか。そして千代も…。
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