小山田(曾我廼家寛太郎)が万太郎一座の台本を盗もうとして大騒動になっていたところ、万太郎(板尾創路)は、今度の公演で行う演目の台本を千代(杉咲花)と小山田に見せます。
万太郎は、どうせ勝てるわけがないのだから、好きなだけ見ろと言うのでした。
他にも知りたいことがあれば遠慮なく聞けと言うので、千代は過去に千之助(星田英利)と何があったのかを万太郎に直接聞きます。
ついに明かされる須賀廼家兄弟決別の真実。
これを聞いた千代は…?
目次
朝ドラ『おちょやん』前回第14週67話のあらすじと振り返り
万太郎(板尾創路)に勝つため、自分が台本を書いて主役をやると言い出した千之助(星田英利)は、女優はいらないと言って、香里(松本妃代)とルリ子(明日海りお)を怒らせてしまいます。
一平(成田凌)が彼を制しようとしますが、聞く耳など持ってくれません。
そもそも、どうして一緒に喜劇というジャンルを確立させた須賀廼家兄弟が、こんな不仲になってしまったのかと千代(杉咲花)は元天海天海一座の面々に聞きますが、誰もその真実を知る者はいないのです。
その後、千之助が書いた台本が完成しますが、家庭劇の誰の心にも響きません。
すると、千之助は「できないのなら出ていけ」と全員を遠ざけてしまいます。
そんな中、チャップリンに会いたいがために千之助に協力すると豪語した小山田(曾我廼家寛太郎)が、「相手の動向を探れ」という千之助の言葉をうのみにして、万太郎一座の台本を盗もうとしてしまいます。
おかげで、万太郎一座に追われる小山田。
千代が止めようとしますが、一座の苛立ちは収まりません。
まもなくして万太郎本人が登場。
千代と2度目の対面を果たすのでした。
【ネタバレ】朝ドラ『おちょやん』第14週68話あらすじ・感想
万太郎(板尾創路)の十八番
騒動を聞きつけた万太郎(板尾創路)。
鶴亀家庭劇が台本を盗み出そうとしていたことを聞くと、「こないなもの、好きなだけ見たらええやん」と言い出します。
小山田(曾我廼家寛太郎)が盗もうとしたのは1冊。
しかし、小山田と千代(杉咲花)の前に出てきたのは18冊の台本。
日替わりで台本を変えると言い出した万太郎は、どうせ見られたって鶴亀家庭劇には負けないという自信があるのです。
他にも聞きたいことがあれば何でも教えてやると言う万太郎は、またも鶴亀家庭劇では、うちの劇団には勝てないと豪語します。
「何でですか?」と千代が尋ねると、万太郎は「鶴亀“勝てん”劇…やからな」と答えて、千代に生卵を差し出すのでした。
KAMUI
ついに語られる千之助(星田英利)と万太郎(板尾創路)のしょうもない因縁
付き人の百久利(阪口涼太郎)は千之助(星田英利)に対し、あの台本は面白くないと直談判します。
激怒する千之助に対し、百久利は何度も何度も「千さんらしくない」と訴えるのです。
KAMUI
その頃、千代は万太郎を追いかけ、千之助と何があったのか聞き出そうと試みます。
めんどくさいから嫌だと万太郎が断ると、「嘘つき」と言い出す千代。
さっきは何でも聞けと言っただろうと指摘すると、万太郎は渋々過去を語り始めるのでした。
千之助という使えない役者を切り捨てただけのことだと語る万太郎。
遡ること20年前。
須賀廼家兄弟一座として大盛況を起こしていた2人は、兄弟のように息がぴったりでした。
道頓堀も大盛況になり、大山鶴蔵(中村鴈治郎)も大満足。
全てが順風満帆かと思っていたある日のことです。
配役を発表する時、万太郎が千之助に役を渡さなかったのです。
冗談だと思った千之助は笑いますが、万太郎は視線を合わせません。
「おもろない。お前と芝居をしていても退屈や」
「必要ない」
「須賀廼家兄弟の千之助についているだけで、須賀廼家千之助自身には客はついていない。千之助に合わせていたがもう限界だ」と万太郎は言うのです。
そう言われた千之助は、自分抜きでおもろい芝居を作ってみろと激怒。
さらに、本番当日になると、自分の代役の役者に圧力をかけ、やっぱり自分がやると言い出しました。
「しょうがないなあ」と言い、万太郎は千之助にかつらを渡します。
千之助は上機嫌でかつらを被るのですが、そこには生卵が仕込まれていました。
かつらの中から流れる生卵。
これで大爆笑間違いなしやと笑う万太郎に腹を立てた千之助は、ついに劇団を出ていくのでした。
KAMUI
期待外れと言い続ける万太郎(板尾創路)に千代(杉咲花)が一言申す!
千之助の芝居は期待外れだという万太郎。
こうして2人の因縁が生まれたことを知った千代は、確かにしょうもない理由だと思うのですが、それ以上に万太郎の根性がしょうもないと言います。
確かに千之助は好き勝手しますが、芝居に対しては真剣です。
なのに、どうしてそんな切り捨て方をしたのかと千代が聞くと、万太郎から返って来たのは「おもろいからや」の一言。
「相変わらず期待外れだと千之助に言っておいてくれ」と、万太郎が千代に言うと、彼女はこう返しました。
「うちも一言、失礼を承知で言わせていただきます。鶴亀家庭劇は万太郎一座に負けしまへん。絶対に!」
「無理やな」と返されますが、千代はそれでも万太郎から視線を外しませんでした。
そして、千之助は1人台本を破り捨てると荷物を持ってどこかへ向かいます…。
KAMUI
朝ドラ『おちょやん』第14週68話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
「鶴亀家庭劇は万太郎一座には負けしまへん、ぜったいに」
千之助さんをひどく傷つけて切り捨てた万太郎さん、許すまじ。
千代ちゃん、そんな気持ちで言ったのかな…#杉咲花 #板尾創路 #朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/ehoYmkUvXb— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) March 9, 2021
千之助の孤立は、因果応報だなと思えてしまうところが…。
千之助自身に人気はついていないって、家庭劇の女優に千之助が言った言葉じゃないですか。
そして、自分を慕っていた百久利にもあんな風に言われたら、どれだけ芝居が好きな千之助でも心が折れるでしょう。
とにかく、勝ち誇っている万太郎の唖然とする顔が見たい!
千代ちゃんどうする?
次回へ続く!
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