一平(成田凌)と結婚した千代(杉咲花)は、一つ屋根の下で仲睦まじく生活をするかと思いきや、待ち受けていたのは連日座員が家に押しかけて遅くまで飲んだくれ、朝は千代が怒鳴ってみんなを起こす日々。
何一つ2人きりの時間がないことに苛立つ思いを千代が岡安でぶちまけると、シズ(篠原涼子)から驚きの言葉が!
そして、世界の喜劇王と呼ばれたあの男の来日が新聞で話題に。
これをきっかけに、物語はまた大きな山場へ向かいます。
目次
朝ドラ『おちょやん』前回第13週65話のあらすじと振り返り
2代目天海天海を襲名したら、役者を辞めようと考えていた一平(成田凌)。
しかし、千代(杉咲花)の口から父・天海天海(茂山宗彦)の話を聞かされます。
夕(板谷由夏)が出て行った時に天海も役者を辞めようとしていたが、一平が母の化粧道具で顔を塗りたくっているのを見て、天海は大笑いし、一平のためにも役者を続けようと決意したというのです。
千代から天海天海の名前を継いでほしい、一平に役者を続けてほしいと思っているのは他の誰でもなく天海天海なのではと言われ、一平の目に涙が。
自分はもう一人ぼっちだと思っていた一平ですが、千代はそんな彼を優しく抱きしめて、自分がいるよと言ってくれます。
そうして迎えた襲名披露公演。
多くのお客さんに見守られながら、一平は無事に2代目天海天海を襲名。
さらには、千代との結婚の報告もするのでした。
【ネタバレ】朝ドラ『おちょやん』第14週66話あらすじ・感想
三日、四日、いや日課
2代目天海天海を襲名した一平(成田凌)と結婚をした千代(杉咲花)は、彼の家で一緒に暮らすことになったのですが、夫婦生活は順調とは程遠いものに…。
朝から千代がご飯を作ろうとするも、居間に転がっているのは一平ではなく千之助(星田英利)を除く座員の男たち。
毎晩家に押しかけてきては、酒を飲んで大騒ぎをしているのです。
芝居の話をしていると言いますが、千代の耳に入ってくるのは美人女優の話題ばかり。
そして、朝になるとこの飲んだくれたちを叩き起こすのが、千代の仕事になっています。
そうした日々が週に3日、4日、いや日課となっているのです。
KAMUI
家庭劇の面々を追い出し、一平と朝食を食べようと思っても、一平は目覚めるとすぐに机に向かい、思いついた台本のネタを書いているのです。
ご飯は?と聞いても、先に食べていてと言われる始末。
そんな日々に、千代は静かに苛立ちを募らせていくのでした。
女の苦労は女にしかわからない
天海天海襲名公演を見届けてすぐ、70年の生涯に幕を引いたハナ(宮田圭子)。
彼女の月命日に、千代は岡安へ手を合わせに行きます。
本当は一平も一緒に来る予定でしたが、脚本を書くのに忙しく、結果千代は1人で来ました。
家庭劇の評判はうなぎのぼり。家事に仕事にと大忙しの千代のイライラは、宗助(名倉潤)やシズ(篠原涼子)の目から見ても一目瞭然です。
心配する2人に仕事が忙しいだけで喧嘩なんてしていないと千代がいうと、シズは突然「離縁し」と言い出しました。
一平は昔から芝居のことしか考えない。だから千代が苦労をするのは当然。
子供のいないうちに離縁をすれば、一平も目が覚めるだろうというのです。
慌てた宗助はその言葉を撤回させようとしましたが、それを聞いた千代はシズに対し、一平へのストレスをぶちまけ始めるのでした。
色んな店で飲み歩き、飲み足りなければ座員を呼んで遅くまで騒いで、気が済んだら自分は先に書斎へ行き、後は全部自分任せ。
食事の支度をはじめ何から何までやって、終わったらもう真夜中、自分はいつ寝れるんだと。
台本が書けるのは誰のおかげだ!と、洗いざらい思っていたことを口にすると、千代は急にスッキリした様子。
シズはそれを見て、クスリと笑います。
福富に嫁いだみつえ(東野絢香)も、こうしてシズに家のストレスをぶちまけに来るとのこと。
シズは千代に対してもいつでも弱音を吐きにきて、一平を支えたらいいと言ってくれるのでした。
本気で離縁しろという意味じゃなかったことで、ホッと胸をなでおろす宗助。
男には女の苦労はわからないから、期待してはいけないと、シズは千代にそっと助言します。
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世界の喜劇王チャップリン来日でざわつく道頓堀で兄弟喧嘩の幕が上がる
岡安で愚痴をぶちまけた足で、みつえのいる福富へとやって来た千代。
シズから聞いた話をするとみつえは、自分は息子の一福(竹林遼)を両親に会わせに言っているだけだと反論します。
幼くしてすでに要領が良い一福。
菊とシズ、どちらが好き?という質問を投げかけられると、菊(いしのようこ)の前では「菊ちゃん」と答え、シズの前では「シズちゃん」と答え、祖母たちを喜ばせるのです。
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みつえからは、劇団と結婚をしたわけじゃないのだから、子供を作ることも考えないとと言われますが、千代には今はそんなことを考える暇などありません。
そこに福助(井上拓哉)がバンド演奏から帰ってきて、世界の喜劇王・チャップリンが来日することを知らせます。
福助は演奏を聴かせて気に入ってもらおうと、千代は家庭劇の喜劇を気に入ってもらいたいと夢を見ているのを見て、みつえはため息をつくのでした。
そして、この話はもちろん大山鶴蔵(中村鴈治郎)の元にも届いており、チャップリンは道頓堀で一番面白い劇団の芝居だけを見るという情報を入手しています。
そこで大山鶴蔵は、次の興行で最も多くの動員を獲得した劇団をチャップリンに見てもらおうと考えます。
対象の劇団は鶴亀家庭劇と、須賀廼家万太郎一座。
ついにここで家庭劇は、万太郎一座と一騎打ちをすることとなったのです。
さらに、大山鶴蔵は劇団にこう伝言を残しました。
「派手な兄弟喧嘩を存分に楽しませてもらう」
相手は須賀廼家万太郎(板尾創路)。
千之助は須賀廼家兄弟として舞台に立っていた過去を思い出しながら、今度の芝居は自分が台本を書き、主演をやるから足を引っ張るなと一平に言い出すのでした。
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朝ドラ『おちょやん』第14週66話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
「ほんまにそれでええんか? あんた劇団と結婚したんとちゃうんやで」 直球の助言は親友ならでは。
千代ちゃん心強いなぁ〜福助くんのトランペットはますますええ音🎺
そして、えらいオシャレさんになりましたね? #杉咲花 #東野絢香 #井上拓哉 #朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/B10Chm0W6H— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) March 8, 2021
万太郎の名前が出てきたら、千之助の目の色が変わるのは当然。
これはまた一平が頭を悩ませる展開になりそうな…大山鶴蔵だってきっとそれはわかっていたでしょう。
ズルい人ですわ。
ここでそろそろ、万太郎と千之助の過去に何があったのか、なぜ仲違いしたのかがわかるのではと期待が高まります。
家庭劇は万太郎一座よりも動員を集めることができるのでしょうか。
そして、千之助と万太郎の兄弟喧嘩のゆくえはいかに!
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